生活の中で、大切な要素であるのは「食べる」ということです。
食べ物から体ができているのですから、何を食べるのか気を遣いたいですね。
今回は、体に良い食べ物を調査しました。
どれも名前を知っている物ばかりです。
ぜひご一覧になって、参考にみてください。
体に良い果物として名前が挙がった食べ物とは?
◎りんご
食物繊維・ビタミンC・ポリフェノールが豊富に含まれています。
食物繊維は、便秘の改善が期待できますので、朝に食べるのがおすすめです。
腸内環境を整えると、肌荒れ・冷え性・肩こり・むくみなど、さまざまな症状の改善につながります。
お通じの不調に悩んでいる人は、りんごを積極的に食べましょう。
ビタミンCは、強い抗酸化作用を持っていることで有名ですね。
体内にたくさんの活性酸素がある状態ですと、肌荒れや老化を招きます。
ガンの原因になるとも言われているんですよ。
抗酸化作用のある食べ物を食べて、体の酸化を防ぎましょう。
そういった意味で、ポリフェノールは優秀な栄養素です。
老化や動脈硬化、ガンの予防効果が期待できます。
りんごは皮の部分に多くのポリフェノールが含まれているので、皮ごと食べると良いですよ。
りんご以外に名前が挙がった体に良い果物一覧です。
◎バナナ
バナナにはポリフェノールが、赤ワイングラス1杯ほども含まれており、これは果物としては最も多い量です。
老化やガン、生活習慣病の予防が期待できます。
◎みかん
みかんなどの柑橘類は、免疫力を強くしたり、ストレスを和らげるビタミンCが豊富に含まれています。
◎グレープフルーツ
大きな特徴は、ビタミンCの含有量の豊富なことです。
ほかにも、疲労回復を助けてくれるクエン酸、ポリフェノールの一種・ナリンギンなどが含まれています。
体に良い野菜の名前!それは緑色のあの食べ物!
◎ブロッコリー
ブロッコリーの持つ健康効果は、近年注目されています。
ブロッコリーには体に良い、魅力的な栄養素がたくさん含まれています。
一覧でご紹介していきます。
・ビタミンC
・βカロテン
・ルテイン
上記の3つは、強力な抗酸化作用を持ちます。
この3つの成分は、ひとつだけでも十分に効果が期待できるのですが、その成分が3つもバランスよく含まれている、素晴らしい食べ物がブロッコリーなのです。
この強力な抗酸化作用は、ガン予防にも効果的と言われています。
・イソチアネート
発ガン性物質を解毒する効果があると言われています。
・ケルセチン
血管を丈夫にしてくれます。
抗酸化作用を持ち、老化防止が期待できます。
・スルフォラファン
ブロッコリースプラウトに含まれています。
ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーの新芽のことです。
スルフォラファンは、抗酸化作用の持続効果が長いことが特徴です。
持続力は、ビタミンCの20倍です。
さらに、胃の中のピロリ菌を減らしてくれるという働きも期待できます。
ちなみに、ブロッコリーは原産地がイタリアで、名前の意味は、「若芽」という意味のbroccoliです。
このイタリア語が英語を経由して、日本に入ってきました。
日本での歴史は浅く、昭和40年代以降に普及したと言われています。
体に良い食べ物一覧に必ず出てくる日本伝統の発酵食品
◎納豆
テレビでも多くの健康番組で取り上げられ、その健康効果は、日本ではとても有名ですね。
納豆についてお話しするうえで欠かせないのは、「ナットウキナーゼ」という酵素です。
納豆特有の酵素であるナットウキナーゼには、とても強い血栓融解作用があります。
血栓融解作用とは、血栓を溶かす作用のことです。
血栓によって引き起こされる代表的な病気は、脳こうそく・心筋こうそくなどです。
日本人の死亡原因でも大きな割合を締めているのが、心疾患と脳血管疾患です。
つまり、血管系の病気ですね。
その予防に効果的と言われているのが、ナットウキナーゼを含む食べ物、つまり納豆なのです。
納豆の持つ素晴らしい栄養成分は、他にもあります。
・コンドロイチン
サプリメントとして売られているので、名前を聞いたことがあると思います。
関節の老化は、コンドロイチンという成分が減ることによって、引き起こされます。
コンドロイチンとは、軟骨を構成する成分のひとつです。
そのため、減少すると関節の動きが悪くなり、関節の老化につながります。
納豆は、コンドロイチンが豊富に含まれています。
・トリプトファン
精神を安定させてくれる働きがあります。
幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」という物質を作る材料になっています。
セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患になりやすいと言われています。
そのため、トリプトファンをたくさん摂取すると、その分セロトニンが体内で多く作られることになり、うつ病予防にも効果的と言えます。
脳こうそく・心筋こうそく・関節の老化・うつ病と予防できる病気を一覧にしてみても、納豆の健康効果がスゴイというのがわかりますね。
世界各地で作られている発酵食品。その名前は
◎ヨーグルト
乳を発酵させた食べ物は、世界各地で古くから食べられてきました。
それぞれ独自の発展をしてきましたが、現在、日本でもよく食べられているのはヨーグルトですね。
体に良い食べ物と言えば、必ず名前が挙がります。
ヨーグルトと言えば、腸内環境を整えてくれることで有名です。
近年、「腸内フローラ」という言葉も定着してきましたね。
腸内フローラは「腸内のお花畑」という意味ですが、腸内の細菌が多種多様なお花が咲いているようであることからできた言葉です。
腸内環境が、さまざまな病気の発症に関わっていると言われています。
そのため、腸内環境を整えてくれるヨーグルトが体に良いと言われるのです。
素晴らしい健康効果を持つヨーグルトですが、食べ方には注意点があります。
・空腹時を避ける
空腹時は、胃酸がたくさん分泌されている状態です。
ヨーグルトの善玉菌が胃酸によって殺されてしまい、腸まで届きません。
生きたまま腸まで届けるために、食事中、もしくは食後にヨーグルトを食べるようにしましょう。
・食物繊維と食べ合わせる
ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌は、単体ではあまり活発に活動しません。
しかしながら、食物繊維と一緒だと、活発に働いてくれるのです。
そのため、食物繊維が多く含まれる食べ物と、一緒に食べるのがおすすめです。
せっかく毎日ヨーグルトを食べていても、腸内で活動してくれないのであれば、意味がありませんよね。
上記一覧の注意点に気を付けて食べると、より効果的ですよ。
体に良い食べ物一覧では常に上位の真っ赤な野菜
◎トマト
トマトは、ヨーグルト・納豆と並んで、体に良い食べ物と言えば、必ず名前が挙がる野菜のひとつです。
トマトに含まれる「リコピン」は、脳卒中や脳こうそくなどのリスクを、低下させてくれると言われています。
さらに、リコピンは、強力な抗酸化作用を持っています。
このリコピンの抗酸化作用が、生活習慣病の原因とされる活性酸素を除去してくれます。
また、悪玉コレステロールを排出し、善玉コレステロールを増やす働きも期待できます。
これらの作用から考えても、生活習慣病予防には最適の野菜なのです。
トマトの健康効果は、それだけではありません。
トマトには、「13オキトODA」という、抗肥満作用をもつ成分が含まれているのです。
中性脂肪が体内にたまるのを防いでくれますので、健康やダイエットが気になる人は、ぜひトマトを食べましょう。
まだまだあります。
〇ビタミンB6
消化を助けてくれますので、胃への負担を減らしてくれます。
〇ビタミンA・ビタミンB1・B2・ビタミンCなどのビタミン類
トマト1個で1日の必要量の約半分が摂れます。
〇クエン酸
カルシウムの吸収を促進してくれる働きがあります。
乳製品と一緒に摂ると、カルシウムの吸収率がグンとアップします。
〇カリウム
余分な塩分を排出してくれます。
この栄養成分一覧を見ただけで、トマトが体に良い食べ物ということがよくわかりますね。
ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらいです。
赤いトマトを食べていれば医者いらず、という意味ですね。
生のトマトを毎日というのは難しいと思いますので、無添加のトマトジュースで飲むのがおすすめですよ。
気を付けて!体に良くない食べ物一覧
体に良い食べ物についてお話してきました。
最後に、体に良くない食べ物についても触れておきます。
これらの食べ物は、すべて排除するのは難しいと思いますが、知っておいて注意するだけでも、体への影響が違ってきます。
これらの一覧に載っている食べ物の名前を覚えておきましょう。
・マーガリン
トランス脂肪酸を多く含んでいます。
多く食べると、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあります。
・肉加工品(ハム、ソーセージなど)
色を良く見せるために、亜硝酸ナトリウムが使われます。
塩分も多く含んでいます。
・インスタント食品
めん、スープ両方に塩分を多く含んでいます。
・清涼飲料水
糖分が多く含まれています。
・カロリーオフ飲料
甘味料として、アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムなどを多量に含みます。
・栄養ドリンク
保存料として安息香酸ナトリウムが、多くの栄養ドリンク剤に使われています。
・ファストフード
油分が多く、野菜が少ないため、栄養バランスが非常に悪いです。
よく考えてみると、これらの食べ物が体に良いとは思えませんよね。
コンビニで買い物をするときには、この食べ物一覧を思い出してみましょう。
体に良い食べ物を積極的に食べよう
体に良い食べ物は、どれも身近な食べ物でしたね。
身近な食べ物に、このような健康効果があるというのは、うれしい発見です。
反対に、体に良くない食べ物には気を付けましょう。
手軽に食べられるということは、添加物が多いということです。
毎日食べる物だからこそ、体に良い物を食べましょう。