プランターひとつ、小さなお庭があれば始められるのが家庭菜園です。
もし、少しでも興味があるのであれば、始めてみませんか。
何も育てたことがないという初心者でも、育てられる野菜はたくさんあります。
家庭菜園には、メリットがたくさんありますよ。
暑くなる夏の前、6月から始めてみましょう。
メリットたくさんの家庭菜園を始めよう!
近年、食の安全や、健康などへの関心が高まりつつありますね。
自分や家族が口にするのですから、安心安全なものを食べたいという思いがあるのは当然です。
そのような傾向からか、自分で野菜が育てられる家庭菜園にも注目が集まっています。
家庭菜園でしたら、自分で育てるのですから、安心安全ですよね。
家庭菜園のメリットは、無農薬の野菜を育てられるということです。
何が使われているのかわからないものを食べる不安がなく、安心です。
無農薬で栽培したハーブなら、豊かな香りそのまま、料理に使うこともできますよ。
また、家庭菜園は食費を助けるというメリットもあります。
プランターや庭で上手に育てられれば大量に収穫できるので、そのぶん食費が助かりますよね。
種は園芸店などで安く手に入りますから、うまくいけば無農薬のおいしい野菜が、安くたくさん手に入るということです。
家庭菜園をすることは、健康にもつながります。
土いじりをする、庭で作業をするということは、その分だけ運動する、体を動かす、ということです。
体の健康にも良く、しかも収穫すると食の安心にもなる家庭菜園を、ぜひ始めてみませんか。
初心者でも育てやすい野菜は、たくさんあります。
夏が始まる前の6月から始めてみましょう。
家庭菜園初心者はどんな野菜を選べば良い?
家庭菜園をこれから始めようというとき、初心者が悩むのが、何を育てたらよいのかという問題ですよね。
好きな野菜が育てられれば一番良いのですが、難易度が高かったり、環境が整わなかったりして、簡単にはいきません。
この野菜選びは、家庭菜園初心者にとっては大切なことです。
あまり難しい野菜を選んでしまうと、失敗する可能性が高くなります。
はじめての家庭菜園で失敗してしまうと、続ける気持ちもなんだか萎えてしまいますよね。
はじめは、育てやすい野菜から始めると良いですよ。
6月に植える育てやすい野菜についてお話ししますね。
家庭菜園を失敗しないためには、まず種まきの最適期をしっかり守ることです。
種まきの適期を守らないと、うまく育たず、収穫できないこともあります。
6月に植える野菜は、夏野菜の最後の植え付け期です。
特に6月は梅雨の真っただ中ですから、雨や湿度の影響を受けやすく、植え付ける野菜の選び方には注意が必要です。
季節に合わせた野菜を植えて、しっかり育てて収穫までたどり着きましょう。
6月の家庭菜園で気を付けること
6月に植え付ける野菜で、注意しなければならないことは、水やりです。
5月を過ぎると、30℃近い高温になる日も増えてきます。
6月になると、さらに気温が高くなってきます。
暑い日には、水やりに気を使わなければなりません。
早朝か、夕方以降に水やりを行いましょう。
日中に水やりをするのは、厳禁です。
一部例外の野菜もありますが、多くの野菜で日中の水やりはNGと言われています。
日中の高い気温の中で水やりをすると、水がすぐに温まってしまいます。
これでは、お湯をまいているのと同じです。
お湯は根に良くありませんし、土の中に染み込んだお湯は、サウナのような状態を作ってしまいます。
これでは、根腐れを起こしてしまいます。
かといって、冷たい水を与えるのもNGです。
暑い気温の中、冷たい水を与えられると、根の活動が止まってしまいます。
家庭菜園初心者が、犯しがちな間違いは、水のやりすぎです。
暑いから水をやりたいと思うかもしれませんが、我慢して、涼しい早朝か、気温が落ち着いた夕方に行うようにしましょう。
6月に植える初心者向け野菜【サツマイモ】
【サツマイモ】
6月に植える野菜でおすすめなのが、サツマイモです。
難易度が低く、丈夫で初心者向けの野菜です。
植え付けは、6月中旬までに行います。
焼きイモ・大学イモ・スイートポテトなど、甘くておいしいサツマイモは、収穫時期には子どもも大喜びですね。
焼きイモのイメージからか、冬の野菜というイメージがありますが、6月が植え付け時期になります。
育てる手間がほとんどなく、病害虫や暑さにも強いので、家庭菜園初心者でも失敗が少ない野菜です。
育て方は簡単ですが、土の養分を控え目にするのがポイントです。
養分が多いと、蔓ボケ(蔓や葉が育ちすぎて実が育たない状態)になってしまいます。
肥料は、控えめにしましょう。
酸性よりの土壌を好みますので、苦土石灰は控えめ、もしくは入れなくてもかまいません。
定期的に蔓を持ち上げて、不定根が張らないようにします。
収穫の時期は、試し掘りをして決めます。
収穫は、天気の良い日に行ってくださいね。
子どもと一緒に収穫すると、良い経験になりますね。
霜が降りると、イモが腐ってしまいます。
それまでに収穫は終わらせましょう。
6月に植える初心者向け野菜【小松菜・ルッコラ】
【小松菜】
小松菜の植え付けは6月に行いますが、生長が早く、種まきから1ヶ月程度で収穫できますので、1年中楽しめる野菜です。
育てるのも簡単で、家庭菜園初心者向けです。
青い野菜は、食卓に1品あると、うれしいですよね。
お浸し、味噌汁の具など、使い道が広い小松菜はコスパにも優れていて、ぜひ育ててほしい野菜のひとつです。
栽培のポイントは、肥料を控え目にすることです。
肥料が効きすぎてしまうと、食味が悪くなってしまいます。
小松菜は間引きが必要です。
8cm程度の間隔になるまで、株を間引きします。
間引きしすぎるともったいないので、たくさん育てたい場合は、1週間から2週間くらいずらして、種をまくのが良いですよ。
虫が付きやすいので、防虫ネットを使いましょう。
【ルッコラ】
ルッコラは、サラダなどによく使われるハーブのひとつです。
植え付けは6月に行い、長く収穫できるのでコスパの良い野菜です。
サラダだけでなく炒めものにも使えて、栄養も豊富、初心者にも育てやすい、うれしい野菜です。
栽培のポイントですが、連作障害を起こすので、続けて同じ場所に植えるのは避けてください。
1年以上あけて、植え付けましょう。
水不足、強い日差しに当たると、ルッコラの苦みが強くなってしまいます。
夏は、遮光ネットなどを使ってください。
草丈が15cm以上になったら収穫します。
丸ごと食べる場合は、株ごと引き抜きますが、外側の葉から摘み取ると長く収穫できます。
摘み取ったら、追肥をすると良いですよ。
6月から始める野菜は初心者におすすめばかり!
6月に植える初心者向け野菜は、他にもあります。
簡単にご紹介しますね。
◇ゴーヤ
5~6月が植え付け時期です。
夏のグリーンカーテンとして人気ですね。
育てやすいので、初心者にもおすすめです。
◇シシトウ
6月上旬までに植え付けます。
栽培が簡単で、1株でも大量に収穫できます。
◇水菜
小さなプランターでも育てやすい葉野菜です。
◇ミツバ
6月までに植え付けます。
プランターや植木鉢でも育てられます。
◇アイスプランツ
食べるとプチプチした食感の不思議な野菜で、最近人気です。
管理が楽で、育てやすい野菜です。
植え付け時期は年2回ありますが、春まきは6月中旬までに行います。
◇モロヘイヤ
5~6月に植え付けます。
生長が早く、7月には収穫できます。
うまく栽培できれば、11月くらいまで収穫できます。
◇落花生
植え付けは5~6月です。
収穫は10月頃と長い栽培になりますが、それほど手間がかからず、栽培しやすい野菜です。
家庭菜園では、まず手を出しやすいプランター栽培の野菜から始めると良いですよ。
初心者でもおいしい野菜が育てられる
家庭菜園初心者にとっては、野菜を育てるのはわからないことばかりだと思います。
しかし、それを乗り越えて収穫にたどり着いたときには、喜びは一段と大きくなるでしょう。
しっかり育てて、おいしい野菜が収穫できるよう頑張りましょう。