実家にいるときは、何も言わないでもご飯の準備ができていましたよね。
しかし、実家を離れて一人暮らししてみると、食事の用意が、こんなにも大変なことだったのかと気付かされます。
めんどくさい食事の準備を、無理なく簡単にする方法はあるのでしょうか。
一人暮らしの食事を助ける、おつとめ品
実家と違い、家賃・食費・光熱費など、生活するためにかかる費用を、全て自分でどうにかしないといけなくなります。
洋服や遊びに行くのにも、お金はかかりますから、なるべく節約したいですよね。
そこで、節約のしやすい食費から、見直してみましょう。
食事にかかる費用を抑えるためには、スーパーの値引きシールの張られたおつとめ品を狙ってみましょう。
一人暮らしの人や、お年寄りの人向けに、少量パックに詰められている惣菜もありますよ。
料理するのが、めんどくさいときも、惣菜やお弁当は便利ですよね。
そんな便利なおつとめ品の狙い目は、閉店する1~2時間前です。
賞味期限が迫っている商品から、値引きシールが貼られていきます。
閉店ギリギリになれば、もっとお得に買えますが、商品が残っていなかったり、食べたいものがないこともあるので気を付けましょう。
惣菜だけでは、偏った食事になってしまい、体調を崩しやすくなってしまいます。
一人暮らしで体調を崩してしまっては、困りますよね。
肉や魚、野菜など、栄養のバランスも考えて買い物しましょう。
めんどくさいときは一人鍋!
食費の最大の節約と言えば、自炊することです。
先ほどご紹介したスーパーの惣菜は、いつでも安く買えるとは限らないし、毎日食べるとなると、やはり栄養面が心配です。
しかし、一人暮らしで自炊することは、めんどくさいと感じてしまいますよね。
そんなときは、鍋にしませんか?
一人用の土鍋も販売されていますし、食事の栄養バランスも抜群です。
土鍋で作って食べれば、洗いものも少なく済みます。
★さっぱり塩鍋
【材料 1人分】
・豚バラ肉(鶏もも肉でも)
・野菜
(白菜、ニラ、もやし、春菊など)
・キノコ
(シイタケ、シメジ、エノキなど)
・豆腐
※具材や分量は、お好みでどうぞ
<スープ>
・水 1カップ
・鶏ガラスープの素 4.5g
・塩 小さじ1/2
【作り方】
①肉と野菜を、食べやすい大きさに切ります。
②土鍋に、スープの材料を入れて火にかけます。
沸騰したら、固い野菜から入れていき、肉も入れましょう。
③蓋をして、野菜に火が通ったら、完成です。
シメにうどんを入れたり、ご飯と溶き卵を入れて、おじやにすれば、お腹いっぱい食べられます。
冷蔵庫に余っている食材も、鍋に入れてしまえば、無駄なく消費できます。
めんどくさい下ごしらえをして、冷凍保存
一人暮らしだと、1食分の食事を作るのは、めんどくさいですよね。
料理本を見ても、2人分からと、作りづらいこともあります。
そんなときは、作れるときにまとめて作って、冷凍保存してみましょう。
では、おかずを冷凍するポイントを見ていきましょう。
◎肉と野菜は交互に入れる
肉と野菜を交互に重なるように保存袋入れると、肉が固まるのを防いでくれます。
味付けである調味料を入れたら、袋を傾けながら、調味料を全体に行き渡るようになじませましょう。
袋は、お使いのフライパンに入るくらいの大きさを用意してください。
◎空気を抜く
保存袋のチャックを半分閉め、水をはったボウルに入れます。
袋の中の空気を、押し出すようにして空気を抜き、密閉します。
水圧を使うことで、しっかり空気を抜くことができます。
◎平らにならす
調理の際、均一に加熱できるように、平らにならしてから冷凍しましょう。
金属製のバットをお持ちの方は、バットの上に保存袋を乗せると、急速に冷凍することができるので、試してみてください。
◎そのまま調理する
使うときに、保存袋の表面を水でぬらすと、中身が取り出しやすくなります。
フライパンなどに、袋から取り出した凍ったままの、おかずを入れて蓋をして解凍していきましょう。
◎保存期間
冷凍する前に、作った日付を袋に書いておきましょう。
そして、2週間以内を目安に食べきりましょう。
一人暮らしでもバランスの良い食事を心がけよう
では、冷凍できるおかずを、作っていきましょう。
一人暮らしだと、食事のバランスを考えるのはめんどくさいですが、このレシピなら肉も野菜も食べられます。
1食分に分けて、袋に入れておくと便利です。
★プルコギ
【材料 2人分】
・牛薄切り肉 120g
・ピーマン 1個
・玉ねぎ 60g
・キャベツ 100g
・鶏がらスープ 小さじ1
◎砂糖 小さじ1
◎醤油 小さじ2
◎ゴマ油 小さじ2
◎ニンニクのすりおろし 1/2片分
◎すり白ゴマ 小さじ1
◎コショウ 少々
【作り方】
①牛肉は長さ5cmに切り、キャベツは5cmの長さで幅2cmに切ります。
ピーマンと玉ねぎは1.5cmに切ります。
②ボウルに、鶏がらスープと◎を入れて混ぜ合わせます。
③冷凍保存用袋に、野菜と牛肉を交互に重ねていくように入れて、②を加えます。
④袋の中の空気を抜いて閉じ、味をなじませて、冷凍庫で冷凍します。
【食べるとき】
①フライパンに冷凍のままのプルコギをあけて、蓋をして中火にかけます。
②1分半経過したら、裏返して、さらに1分半加熱しましょう。
③ほぐれてきたら蓋を取って、全体に火が通るまでほぐしながら、中火で炒めれば完成です。
一人暮らしの食事を助ける冷凍食品
ご自宅の冷凍庫に余裕がありそうなら、冷凍食品を活用してみてはいかがでしょうか。
冷凍食品は保存もききますし、半額セールをしているスーパーなども多いので、節約にもなりますよ。
★冷凍唐揚げチキンライス
フライパンを使わないので、めんどくさい洗いものが少ないです。
また、一人暮らしの食事で不足になりがちな野菜も、ミックスベジタブルで解消です。
【材料 1人分】
・ご飯 150g
・冷凍唐揚げ 2個
・冷凍ミックスベジタブル 1/2カップ
・バターorオリーブオイル 4g
・トマトケチャップ 大さじ1
・塩コショウ 少々
【作り方】
①大きめの耐熱ボウルに、鶏の唐揚げ、ミックスベジタブルを入れます。
袋の表記にしたがって、解凍しましょう。
②解凍したら、唐揚げは4等分に切っておきましょう。
③ ①に、ご飯とトマトケチャップ、塩コショウを混ぜ合わせれば完成です。
茹でたり切ったり、めんどくさいときは、冷凍野菜
もう一品、冷凍食品を使ったレシピをご紹介します。
★冷凍ポテトとナゲットのチーズ焼き
もちろん、そのまま食べても美味しいですが、ミネラルやビタミンである、ほうれん草とチーズを合わせれば、バランスの良い食事に変身します。
ほうれん草は、一度茹でなくてはならないのでめんどくさいですが、冷凍のほうれん草を使えば、茹でる必要がないので便利です。
また、使う分だけ使えるので、一人暮らしに便利です。
【材料 1人分】
・冷凍チキンナゲット 3個
・冷凍皮付きポテト 6本
・冷凍ほうれん草 1/2カップ
・ピザ用チーズ 1/4カップ
・サラダ油 小さじ1
・塩コショウ 少々
【作り方】
①袋の表記にしたがって、冷凍チキンナゲットを解凍して、半分に切っておきます。
②フライパンに油を引き、凍ったままのポテトと、ほうれん草を入れて炒め、塩コショウで味を整えてください。
③ ②に①を加えたら、グラタン皿に盛り付けます。
チーズを乗せて、電子レンジで1分温めて、チーズが溶けていれば出来上がりです。
めんどうなことも、工夫次第
いかがでしょうか。
少し工夫するだけで、食事の栄養バランスが良くなり、おまけに節約もできます。
仕事で帰りが遅く、作るのがめんどうなときと感じたら、休みの日に作り置きしておくことをオススメします。