ブルガリアヨーグルトでおなじみだった、砂糖の添付が終了してしまいましたね。
確かに、添付されていた砂糖を使っていない人も、多かったのではないでしょうか。
ヨーグルトの好みは、無糖タイプと加糖タイプに分かれますよね。
小さい子どもや酸味が苦手な人のためにも、砂糖の代用可能な、別売りされている食品をご紹介します。
ブルガリアヨーグルトなどのヨーグルトの栄養について
私達が毎日朝食などで食べているヨーグルトは、沢山の種類のものが市販されています。
特に印象深いのは、トップブランドでもある「明治ブルガリアヨーグルト」ではないでしょうか。
無糖タイプなので、つい最近まで別売りではなく、砂糖が必ず添付されていましたよね。
しかしながら、ブルガリアヨーグルトのリニューアルに伴い、砂糖の添付が終了してしまいました。
昔から人気のあるヨーグルトは、牛乳に乳酸菌などを加えて発酵させたものです。
タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなどをバランスよく含んだ、とても栄養価の高い優れた食品です。
ヨーグルトに含まれる主な栄養素は、
☆糖質
脳や神経系のエネルギー源で、体温を維持してくれます。
☆タンパク質
血液や筋肉、臓器などの器官の構成材料で、生理機能を調整してくれます。
☆脂質
体を動かすためのエネルギー源です。
細胞膜や血液、ホルモンの材料になります。
☆ミネラル
体の機能を調整し、神経や筋肉などの機能を維持する役割があります。
ヨーグルトにはカルシウムが多く含まれ、乳酸と結びついて乳酸カルシウムへと変化することによって、体内に吸収されやすくなっています。
☆ビタミン
ヨーグルトには、皮膚や髪を健やかに保つビタミンB2、疲労回復・食欲増進にビタミンB1、アンチエイジング効果を期待できるビタミンEなどが沢山含まれています。
ブルガリアヨーグルトに添付されていたフロストシュガーなどの砂糖の種類
明治の調査結果で砂糖の重要性が、ヨーグルトの美味しさや価格、健康効果などと比較して、低いことが発表されています。
さらに、商品をまろやかにリニューアルし、色々な食べ方に対応させると同時に、砂糖の添付終了を決定したそうです。
ヘビーユーザーの中には、この決定にショックを受けた人も少なくないでしょう。
ブルガリアヨーグルトに、別売りではなく添付されていた砂糖は、いったいどんなものだったのでしょうか。
それは、フロストシュガーです。
粉砕したグラニュー糖に、水を加えて裏ごしします。
その後、顆粒状にしてから乾燥させて作られています。
溶けやすいのが、最大のメリットです。
お菓子作りや料理にも使えますが、卵白を泡立てたメレンゲへの使用は、泡立ちが悪くなる場合があるので、やめておきましょう。
フロストシュガー以外にも、以下のような砂糖の種類があります。
☆上白糖
日本で一番、消費されている砂糖です。
しっとりしていて、甘さが強いです。
☆グラニュー糖
サラサラで溶けやすく、あっさりとした甘みがあります。
世界で、最も多く消費されている砂糖です。
☆三温糖
三温糖とは、砂糖の精製において、上白糖・グラニュー糖を取りだした後に残る蜜で作られる、少し茶色がかった砂糖です。
☆黒砂糖
サトウキビのしぼり汁を、そのまま煮詰めだけの砂糖です。
ミネラルが多く、独特の風味と濃い甘さが特徴です。
砂糖の過剰摂取は危険
ヨーグルトの好みは人それぞれで、無糖タイプが好きな人や、加糖タイプが好きな人と分かれますよね。
甘いのが好きな人は、別売りされている砂糖を、ごっそり使って食べている場合もあります。
糖分に含まれるブドウ糖は、体と脳を動かすために絶対に必要なものです。
しかし、砂糖の過剰摂取は、以下の症状を引き起こす原因となるので、気をつけなければいけません。
☆肥満
糖分が体の中に残ってしまい、中性脂肪として蓄積されます。
それが続くと、肥満になってしまいます。
肥満症は、高血圧症などの生活習慣病の危険を高めます。
☆糖尿病
糖尿病は体に入ったブドウ糖がエネルギーとして、うまく取り入れられなくなり、色々な合併症を引き起こす病気です。
血糖値を下げてくれるインスリンが不足したり、それがしっかりと作用しないことが原因です。
インスリンがうまく作用しないと、筋肉や内臓がエネルギー不足になってしまうのです。
主な原因は、先ほどお伝えした肥満や、内臓脂肪だと考えられています。
☆低血糖症
低血糖症とは、血液中の糖分が低くなりすぎた状態を言います。
その症状は、空腹感・頭痛・動悸・手足の震えなどです。
恐ろしいことに、はっきりとした自覚症状が出ていなくても、潜在的な患者がかなり多いとされています。
ヨーグルトと相性抜群!別売りされている砂糖の代用食品とは
前項で、砂糖の過剰摂取がもたらす体への害について、お伝えしました。
砂糖の使い過ぎは良くないとわかっていても、甘い物が好きな人や、気分によっても甘みが欲しいときもありますよね。
そんな時に、ヨーグルトとも相性抜群で、ヨーグルトとは別売りされている、おすすめの食品をご紹介します。
☆ハチミツ
砂糖の代用食品として、ハチミツは定番ですよね。
ハチミツには、とてもまろやかでコクのある甘みがあるので、砂糖とはまた違った甘さが出ます。
ヨーグルトに入れると、優しい味わいになります。
また、ハチミツを入れたヨーグルトに、食べる直前にココアをかけて、ティラミス風にしても美味しいですよ。
ココアにはポリフェノールが含まれているので、美容効果も期待できます。
☆フルーツのジャム
言うまでもなく、イチゴジャムやブルーベリージャムがベストマッチです。
フルーツ系のジャムをヨーグルトに使えば、間違いなく美味しく食べられるでしょう。
また、ドライマンゴーを5~8mm幅に刻み、プレーンヨーグルトの中に入れてかき混ぜ、ラップなどして冷蔵庫に戻して食べるのもおすすめです。
ヨーグルトの水分でプリプリになったドライマンゴーは、生とも違う美味しさが味わえますよ。
別売りされているハチミツの効能
先ほども登場したハチミツは、昔から世界中で、健康増進のために力を発揮してきました。
ここでは、ヨーグルトとは別売りされている食品の「ハチミツの効能」について詳しくお話していきます。
まず、ハチミツに含まれる成分について見ていきましょう。
☆ビタミンA・B1・B2・B6・C・K・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン
☆カルシウム・カリウム・鉄・銅・亜鉛・マグネシウム・ナトリウム・マンガン・リン・硫黄・珪素・塩素
☆アミノ酸・有機酸・酵素・ポリフェノールなど
ハチミツの糖分は、ブドウ糖と果糖です。
ミツバチは、花蜜のショ糖を体内の酵素で分解して、ブドウ糖と果糖にしているのです。
ハチミツ独特のとろみと、複数の糖分が混ざっていることで、白砂糖よりも優しい甘さと味わいを作り出しています。
ハチミツのカロリーは、どのくらいなのでしょうか。
白砂糖が100g当たり384kcalに対し、ハチミツは294kcalとカロリーが低いです。
栄養豊富で体に良いうえに、低カロリーで白砂糖よりも甘さを感じやすいので、健康的に甘みが摂取できますね。
また、ハチミツのブドウ糖は、体にすぐに吸収され、エネルギーとして代謝されるのが早いという特徴があります。
さらに、私達の大事な脳への、エネルギー供給にも優れています。
ハチミツの主成分は体に素早く吸収され、脳を助け、エネルギー源にもなってくれるなんて、凄いですよね。
別売りしている砂糖は天然素材のものを選ぼう
市販されているヨーグルトには、ハチミツが別売りではなく、添付されているものもありますよね。
しかし、体に良い効能が期待できるとわかっていても、ハチミツは砂糖よりも価格が高いので、家庭に常備されている身近な食品とは言いがたいですよね。
やはり砂糖の方が、ヨーグルトだけでなく、日々の食生活には手軽に使えますね。
そこで最後に、ハチミツだけでなく、体に優しい砂糖についてもご紹介します。
砂糖の甘さを抽出するために、体に必要なミネラル成分が排除されているのをご存知ですか。
白砂糖・グラニュー糖・水飴・氷砂糖などの精製されている砂糖ほど、栄養がないのです。
<体に優しい砂糖>
☆黒砂糖
黒砂糖は、サトウキビの栄養そのものを凝縮して作られています。
ビタミンやカルシウムを多く含んでおり、糖の吸収を抑制する働きがあります。
☆テンサイ糖
テンサイ糖は、サトウダイコンが原料です。
オリゴ糖を多く含んでいるので、腸内のビフィズス菌の働きを助けてくれ、お腹に優しいです。
まろやかな甘さなので、あっさりとした甘さにしたい調理におすすめです。
☆きび糖
きび糖は、サトウキビが原料で、カルシウム、ナトリウムを多く含んでいます。
きび糖を調理に使うと、コクが出たり、風味が強くなります。
筑前煮、魚の照り焼きなどにおすすめです。
毎日の調理やデザートにも、以上のものを積極的に選んで使用するようにしましょう。
甘みが欲しいのなら天然素材のものを!
いかがでしたか。
無糖タイプのヨーグルトを、加糖タイプのヨーグルトと同じように甘くするには、かなりの砂糖が必要です。
砂糖は、悪玉菌のエサになると言われているので、できることならば無糖タイプのヨーグルトをそのまま食べましょう。
甘みが欲しい時は、天然素材のものを選んで使うと安心ですね。