何かと忙しい朝は、時計の針が3倍で動いているのではないかと思うくらい時間が経つのが早いですよね。
特に朝のお弁当作りは1分1秒でも時短したい・・・そう願っている方も多いと思います。
でも、野菜もちゃんと使って、彩りや栄養バランスもおろそかにしたくないですよね。
今回は、お弁当作りの時短に役立つキャベツなどの冷凍野菜と冷凍おかずのレシピについてご紹介します。
お弁当作りの時短のポイントは冷凍おかず?
毎日のお弁当作りって本当に大変ですよね。
ここでは、お弁当作りの時短技の「冷凍おかず」についてお話します。
市販されているシリコンカップを使って、おかずを冷凍しておけば、朝は凍ったままお弁当箱に詰めるだけです。
食べる時には、ちょうど良く解凍されています。
冷凍保存のポイントを押さえておきましょう。
1)シリコンカップは熱湯消毒しておき、冷ましたおかずを清潔なスプーンを使って入れます。
2)密閉しておく容器も、雑菌がうつらないように熱湯消毒しておき、そこにカップのおかずを並べます。
3)可能な限り短時間で冷凍できるように、ステンレスなどのバットにのせて、蓋をしたら冷凍庫に入れましょう。
シールなどを使って、冷凍した日付を書いて容器に貼っておくと良いでしょう。
☆冷凍可能なおかずの例
・ごぼうとニンジンのきんぴら 冷凍の保存期間は1~2週間
・炒り豆腐 冷凍の保存期間は1~2週間
・卵焼き 冷凍の保存期間は1週間
次は、お弁当のおかず作りにキャベツをヘビーローテーションで使いたいけど、長期保存するためにキャベツは生のまま冷凍可能なのかについて調べてみました。
キャベツも大丈夫?生のまま冷凍可能な野菜とは!?
先ほどご紹介した「冷凍おかず」を使えば、お弁当作りの時短も可能で便利ですよね。
おかず作りには野菜が欠かせませんよね。
しかし、野菜は傷みやすく、冷蔵室保存だと長持ちしません。
野菜を生のまま冷凍できたら便利ですよね。
ここでは、生のまま冷凍できる野菜をご紹介します。
☆キャベツ
調理しやすいサイズにカットして、保存袋に入れて冷凍します。
使う時は電子レンジで少し解凍して、水気を絞ってからサラダなどに使います。
炒めたり、スープの具として使用する際は、完全に凍った状態のまま使えます。
☆ピーマン
半分にカットして、ヘタや種を取って冷凍します。
凍ったままの状態で食べやすいサイズにカットして、炒め物などに使いましょう。
☆タマネギ
みじん切りや千切りにして冷凍すると、とても便利です。
保存袋に入れて、平らにして冷凍させます。
使う時は凍ったままの状態で炒めたり、スープの具にします。
切って保存することで色々な調理に使用できるうえに、冷凍させることでタマネギの繊維が破壊されているので、加熱すると甘みが増して美味しくなりますよ。
冷凍保存もできるキャベツの栄養・効能
生のまま冷凍できる野菜の中でもキャベツは、よくお弁当のおかず作りにも使われますよね。
ここで、キャベツの栄養と効能について知っておきましょう。
主な栄養成分は、ビタミンC・カルシウム・ビタミンK・ビタミンU・レッドキャベツに含まれるアントシアニンです。
風邪の予防や美容に良い効果が期待できるビタミンCや、骨を丈夫にするカルシウムを多く含んでいます。
ビタミンKは、血液を凝固させたり、骨にカルシウムを沈着させる働きもあります。
さらに、キャベツには胃の粘膜を修復したり、胃潰瘍予防などに効果的とされているビタミンUも含まれています。
レッドキャベツにおいては、アントシアニンが含まれていて、視力の回復や活性酸素の除去に効果が期待できます。
☆美味しいキャベツの見分け方
葉がしっかりとした緑色で、艶と張りがあり、切り口が白いものが新鮮のあかしです。
春キャベツは軽くて、外側の巻きがゆったりとしているもの、冬キャベツは重みがあり、しっかりと葉が巻かれているものが良いでしょう。
冷凍して作り置き!お弁当用ロールキャベツの作り方
ここからは、キャベツを使ったお弁当のおかずの作り方をご紹介していきます。
<お弁当用のロールキャベツの作り方>
ウインナーを使うことで面倒なタネ作りは必要ありません。
広いお弁当箱の面積も、しっかり埋めてくれる優れものです。
作り置きして冷凍しておけば、毎日のお弁当作りが楽になりますよ。
ぜひ、作ってみてください。
■材料(8個分)
・キャベツ大 4枚
・ウインナー 8本
△ケチャップ 大さじ3
△ソース 大さじ2
△赤ワインまたは酒 大さじ2
1)キャベツの葉と、ウインナーをゆでます。
2)キャベツの芯を取ったら、葉1枚を半分にカットします。
3)キャベツの葉を使って、ゆでたウインナーを巻きます。
巻き終わりは、ようじなどを使ってとめましょう。
4)△の調味料をフライパンで煮立たせ、3を絡めたら出来上がりです。
5)キッチンペーパーなどに一度とって、水気をよく切りましょう。
それから、おかずカップに詰めて、冷めたら冷凍しておきましょう。
※もし、使用するウインナーが太くてお弁当箱に入れにくい場合は、ウインナーを縦に2等分か4等分にカットしましょう。
冷凍野菜をお弁当のおかずに活用しよう!キャベツのピリ辛炒め
ここでは、冷凍しておいたキャベツを使ったお弁当のおかずの作り方をご紹介します。
<キャベツのピリ辛炒めの作り方>
豆板醤を使うので、ピリ辛な味付けになります。
大人向けのお弁当のおかずにピッタリです。
ご飯がどんどん進んじゃいますよ。
簡単に作れるので、お弁当のおかずに活用してくださいね。
<材料2~3人分>
・豚肉 200~250g
・冷凍しておいたキャベツ 1/4玉
・もやし 1袋
△創味シャンタンチューブ 4cm
△豆板醤小さじ 1/2
△にんにくチューブ 2cm
△オイスターソース 大さじ1
・塩胡椒 適量
・ごま油 適量
1)冷凍しておいたキャベツは、水につけて解凍しましょう。
その間に、△を調味料を混ぜておきます。
2)キャベツをフライパンに入れ、ごま油を全体に絡めてから火をつけましょう。
3)キャベツが熱せられてジュージューと音がしてきたら、もやしを加えて、しんなりするまで炒めます。
4)豚肉を加え、火が通って色が変わってきたら△を入れます。
5)全体に火が通り、味がなじんだら、塩胡椒で味を整えて完成です。
お弁当作りが楽に!冷凍餃子もオススメです
ゼロからおかずを準備するのは大変ですが、可能な限り手作りで、食べたら元気が出るようなお弁当を作りたいですよね。
ここでは、食べたら力がみなぎるような美味しい餃子の作り方をご紹介します。
<材料3~4人前>
・ひき肉 300g
・しょうが 1個
・ニラ 3束
・キャベツ 5枚
・にんにく お好みで
・ごま油 餃子に入れる小さじ2
・ごま油 焼く時に少し
1)しょうが・ニラ・キャベツを全てみじん切りにします。
2)ひき肉とみじん切りにしたニラ・しょうが・キャベツ・ごま油を加えて混ぜます。
3)作った餃子は、ラップを敷いたお皿の上にのせましょう。
1人前分作ったら、ラップでくるんでジップロックに入れて冷凍しましょう。
4)冷凍餃子を食べる時は、油をしいたフライパンに、いったん火を止めて餃子を並べ入れます。
5)餃子が半分以上浸かるようにお水を入れ、蓋をして2分焼きます。
6)お湯を捨て、ごま油を入れたら再度蓋をして2~3分焼いたら完成です。
自分のため、大事な人のために作るお弁当作り。
時短技を活用して心にゆとりを持って、楽しみながらできるといいですね。
冷凍することで得られるメリットが沢山ある
いかがでしたか。
野菜は、正しい方法で冷凍すれば、美味しさを保ちながら長期間の保存が可能です。
冷凍した野菜や、冷凍おかずを活用することで、毎日のお弁当作りの時短や材料の節約にも役立ちます。
冷凍を上手に活用しましょう。