一歳半の食事内容は?食べ過ぎていることはあるの?

各自治体で検診が行われるのが一歳半頃で、周りの子供との成長に差が出てくる頃でもあります。

特に毎日の食事は、たくさん食べる子、食べない子と、それぞれ心配の種になりますよね。

たくさん食べてくれるのも嬉しい反面、食べ過ぎでは?と心配になる方もいらっしゃると思います。

子供1人1人に合った理想の食事とは、いったいどんな内容なのでしょうか?

一歳半の平均的な身長と体重は?

赤ちゃんの頃から比べると、活発に動いたり歩きはじめていることから、一歳半頃になるとスリムな体型になってきます。

グングン伸びていた身長も、一歳を過ぎる頃になると落ち着いてくる頃ですよ。

☆男の子

・平均的な身長
75.6cm~85.9cmの間で平均は80.6cmです。

・平均的な体重
8.70kg~12.47kgの間で平均は10.35kgです。

☆女の子

・平均的な身長
73.9cm~84.2cmの間で平均は79.2cmです。

・平均的な体重
8.05kg~11.77kgの間で平均は9.73kgです。

身長も体重も個人差があり、平均の数値から外れていたとしても、あまり深刻に考える必要はありません。

しかし急な体重の減少や、食べ過ぎなほど食べていたのに食が細くなったり、食事を受け付けない場合など、何か少しでもおかしいと感じたら、検診前でも後でもすぐに医師に相談しましょう。

では、言葉の発達は、どのように変化していくのでしょうか。

一歳半ごろは、どのくらいの言葉が話せるの?

身長・体重と並んで、言葉の発達が気になる時期でもありますよね。

一歳半ぐらいになると、いくつかの言葉を話したり、大人の言う言葉を理解し始めたりする子もいます。

たくさん話す子の場合だと、意味のある言葉を10個ほど話せます。

ゆっくりの子は1つの言葉を覚えはじめ、言葉を発するスピードも、このように個人差が生じます。

大人の言う言葉を理解はしていても、2歳になるまで話さない子のいるので、あまり焦らないでくださいね。

それでも周りの子と比べてしまい、言語障害を疑ってしまいますよね。

言葉を発して欲しいと感じたら、周りの大人がたくさん子供に話しかけてください。
声かけをしているのと、していないのとでは、言葉の発達に影響してきます。

たくさんの言葉を聞かせることで言葉の意味を理解し、自ら言葉を発することが出来るようになります。

特別、意味のある言葉を話そうとしなくても、朝起きたら「おはよう」。
ご飯を食べる時は「いただきます」「おいしいね」と、積極的に語りかけてみてください。

ただ、たくさん言葉をかけていても、あまり言葉を発しない場合もあります。

早産だった場合や、未熟児で生まれた子は発達もゆっくりで、その他の子も言葉の理解が出来ていれば、ある程度心配する必要はありません。

中には発達障害が原因で言葉が出ない可能性もありますので、一歳半の検診で相談して、よく診察してもらいましょう。

一歳半では食事のむらが出る時期でのあり、食べ過ぎや食が細いことが悩みの親御さんも多いかと思います。

次では、食事の量についてお伝えしていきます。

食事をしっかりと食べるために、おやつの食べ過ぎに注意!

離乳食完了まで、あと少しの一歳半頃では、糸切り歯や奥歯が生え始めてくるので、少しずつ噛む練習もしていきましょう。

少し硬めに調整していくことで、噛む力もついてきます。

自分でやりたい、やってみたいという気持ちが強くなるので、散らかったり食べるのに時間がかかりますが、手づかみで食べさせたり、スプーンやフォークを持たせたりして、食事をする練習を始めていきましょう。

自分で食べることで、食事する意欲が出てきます。

食事の基本は1日3食として、足りなければ、そこにおやつを補給しましょう。

午前10時頃、午後3時頃を目安にしてあげると良いですよ。

おやつと言っても、足りない栄養素の補給が目的なので、甘いチョコレートやお菓子は控えて、小さなおにぎりやバナナ、蒸かしたイモなどをエネルギー補給として食べさせるようにしてみましょう。

しかし、おやつを食べ過ぎてしまうと3食の食事が食べられなくなってしまったら、おやつの目的とは正反対になってしまいます。

おやつの量は控えめにして、しっかりと食事が食べられるように調整してあげましょう。

一歳半の具体的な食事内容は?目安はあるの?

食が細いことも悩みの種ですが、反対に食べ過ぎではないかと、心配になることも悩みの1つですよね。

食べ過ぎ、太りすぎと判断するには、1つの目安として、体重(g)÷身長(cm)÷身長(cm)×10で計算をしてみて、20を超えなければ食事制限をする必要性は基本的にはありません。

身長も体重も異なる一歳半の子達の理想的な食事は、どんな内容になってくるのでしょうか。

(例)

朝食…おにぎり小2個、納豆1/2パック、具だくさんお味噌汁

午前10時のおやつ…蒸かしたイモ50g、牛乳100ml

昼食…うどん1/2玉、ほうれん草のお浸し50g、豆腐(冷ややっこ)50g

午後3時のおやつ…みかん1個、ヨーグルト1個

夕食…ご飯80g、魚1/2切れ、かぼちゃの煮物40g、温野菜20g

こちらはあくまでも目安ですが、参考にしてみてください。

大切なことは、量よりも質、食事の栄養バランスです。

甘いおやつを与えすぎていたりする食生活では、健康に良いとは言えないですよね。

たくさん食べているお子さんでも、元気にたくさん遊んでいれば、まず問題視することはありません。

一歳半の子供の食べ過ぎに効果的な方法はあるの?

ほかの子はスリムなのに、うちの子は少しぽっちゃりさんかな…ご飯も与えるだけ食べるし…。

たくさん食べることは良いとされていて、なかなか食べ過ぎているかもしれないといった悩みは、共感されにくいですよね。

私の子供も一歳半の時はぽっちゃり体型で、大人1人分は食べているのではないかと周囲を驚かせていました。

このままの食事で良いのかと心配になりますよね。
たくさん食べ過ぎる子の対処法は、あるのでしょうか。

☆噛む練習をする

ありがちなのが、丸のみして食事をしていること。

少し歯ごたえのある食事にしてみると噛む練習にもなりますし、よく噛むことで時間もかかるので、食べ過ぎの予防になりますよ。

☆かさ増し料理にしてみる

ハンバーグに木綿豆腐やキノコのみじん切りを混ぜてみたり、卵にキャベツのみじん切りや茹でたみじん切りの人参や玉ねぎを混ぜて卵焼きにしてみたりと、満腹かつ栄養も一緒に取れますよ。

☆おやつを果物にしてみる

市販のお菓子は、どうしても量が多く、カロリーも気になりますよね。

リンゴやバナナといった果物をおやつにすることで、自然の甘さで満腹感が得られますよ。

☆ポジティブな言葉をかける

もっと食べたいと言われると「もうダメ」と言ってしまいがちですが、逆効果になる場合もあります。

前向きな「また明日食べようね」「食べ終わったら何して遊ぼうか~」と食事の時間から遊ぶ時間へと気を散らしてあげるのも、効果的と言えますよ。

食事の食べ過ぎ?幼児の嘔吐で考えられる原因は?

赤ちゃんの頃は母乳やミルクを頻繁に嘔吐していましたが、幼児ともなると突然の嘔吐はビックリしますよね。
幼児になっても実は嘔吐しやすく、1番に考えられるのは食べ過ぎや飲みすぎによるものです。

嘔吐後、しばらくの間様子を見て、普段通りに過ごせているようなら心配する必要はありません。

食事して、すぐに激しい動きをすると嘔吐しやすくなります。

嘔吐を繰り返したり、他に下痢をしていたら食べ過ぎ・飲みすぎによるものではなく、ウイルス性による胃腸炎の場合があります。

熱が出ていない場合でも注意が必要ですので、医療機関を受診しましょう。

風邪を引いている時に、咳き込みながら嘔吐する場合もあります。
胃と食道を繋ぐ弁が一歳半ではまだ緩いので、咳き込むことで食べ物が逆流してしまうためです。

咳き込みが原因と考えられる場合は様子を見ながら、ぐったりしていて元気がない場合は医師に相談しましょう。

嘔吐をすると、体の中の水分が奪われてしまうので、必ず水分補給をしてください。

嘔吐が酷い時は、飲ませるたびに再び嘔吐してしまうので、少しずつこまめに時間を空けつつ飲ませるようにしてあげましょう。

子供の成長に合わせた食事にしましょう!

同じ時に生まれた赤ちゃんでも、成長過程で差が出るのは、ごく自然のことです。

急な体重の変化を除けば、お子さんの日常をよく観察しながら、食事の量はあまり気にしなくても問題はないかと思います。

その中で、栄養を考えたメニュ-にしてみてはいかがでしょうか。