卵や砂糖はお菓子作りには欠かせないものですよね。
そんな卵や砂糖は、お菓子作りでどのような役割を果たしているかご存知ですか?
卵、砂糖、小麦粉があればシンプルなパンケーキに変身します!
また、卵はとても万能で、卵+○○で簡単なのにとても素敵なお菓子に変身しますので紹介しましょう。
卵の栄養・効能について
卵はコレステロールが高くダイエットをするにあたって、避けている人はいませんか。
しかし、卵はダイエットに摂ると良いのです。
そこで、卵の栄養・効能についてお話ししたいと思います。
卵には「メチオニン」という抗酸化作用を持つ必須アミノ酸が含まれています。
メチオニンをもとに体内で作られた抗酸化物質は、老廃物の排出を促し、代謝を高める働きをするため、老化防止や、生活習慣病の予防にも繋がります。
また、卵黄にも強い抗酸化作用のある「カロチノイド」という物質も含まれています。
三大栄養素の1つともされる、たんぱく質。
たんぱく質は、筋肉や骨、髪、皮膚などのもとになるため、私たちの体には必要不可欠な栄養素です。
特にダイエット中の人や体を鍛えている人などは積極的に摂りたい栄養素でもあります。
卵を2個食べるだけでたんぱく質の1日の必要量の約1/3も摂ることができます。
そんな卵は、食パンと砂糖と牛乳を使ってフレンチトーストにするのはいかがでしょうか。
避けられがちな砂糖が持つ効能は?
なぜ卵と牛乳と砂糖と食パンでフレンチトーストかというと、砂糖も実は体に良いからなのです。
疲れた時、甘いものが欲しくなる時はありませんか?
それは脳からの「甘いものを食べたい」という命令です。
疲労というのは、エネルギーを消費しすぎて、肝臓に貯蔵していたグリコーゲンが底をつき血液に糖分を補給できなくなり、血糖値が著しく下がった状態です。
ひどい疲れを解消するには、まず血糖値を正常に戻す必要があります。
ところが、一般の食品では食べてから血糖値が上がるまでに時間がかかります。
しかし砂糖なら消化吸収が早く、素早くブドウ糖と果糖となり血液中に摂り込まれるのです。
摂り込まれたブドウ糖と供に果糖もブドウ糖となって全身の筋肉に運ばれ、エネルギー源となります。
砂糖はまさに、疲れた時の特効薬なのです。
ですから、疲れがすぐに回復します。
砂糖には、体のエネルギー源になるだけではなく、脳内の神経物質に働きかけることでリラックスさせる効果があります。
避けられていた砂糖にはこんな力があるのに驚きませんか?
あくまで過剰摂取がいけないということなのです。
お菓子作りに欠かせない「卵」と「砂糖」の役割とは?
フレンチトーストを作る時の材料は、卵、食パン、牛乳、砂糖ですね。
そもそもお菓子を作ろうとすれば、必ずと言って良いほど卵と砂糖を使います。
実はお菓子づくりに欠かせないのには卵のある役割があるからです。
それは卵を使うことによって、卵に含まれる動物性たんぱく質特有のコクや旨味が加わるからです。
また生地をふんわりさせるには卵を泡立てますよね。
卵が泡立ちふわふわになるのは、気泡をたくさん含む性質があるからです。
これが生地をふんわりさせます。
また、色をキレイにする役割も果たしています。
その役割が果たされているのがカステラです。
また、生地の滑らかさ、しっとり感を出す油分と水分を乳化させる効果が、卵黄にはあります。
それから砂糖の役割については 味(甘み)を調整することです。
砂糖の量でお菓子の味の半分は決まるのではないでしょうか。
「甘すぎなくて美味しい」も砂糖の量次第です。
どんな種類の砂糖を使うのがベストでしょうか?
通常お菓子作りにおける砂糖とは上白糖のことです。
グラニュー糖は上白糖を更に精製したものです。
上白糖をグラニュー糖に代えても全く問題はありませんが、砂糖自体の持つ味がやや淡白です。
精製によって、とてもピュアな、甘みだけが残るのです。
なので、あっさりしているのが好みならグラニュー糖を使っても良いのではないでしょうか?
あと、グラニュー糖は上白糖よりも「溶けやすい」という長所も持っています。
パンと卵と砂糖を使って簡単フレンチトースト!
ここまでで卵と砂糖の特徴を押さえられたと思いますので、この2つを使ったフレンチトーストを作ってみましょう。
甘くないフレンチトースト
【材料】(2人分)
・食パン(4枚切り)2枚
・卵3個
・牛乳180cc
・砂糖大さじ3
・バニラエッセンス(あれば) 適量
・バター適量
【作り方】
1)材料はの卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスをボウルに入れて混ぜ,卵液を作ります。
2)卵液ができたら、食パンは耳をとって,半分に切るとより卵液が染みこみやすくなります。
3)お皿に卵液を入れて食パンをひたします。
500wの電子レンジで片面1分温め、ひっくり返してまた1分温めてください。
4)そうしたら、食パンが卵液を吸収します。
卵液が余ったら,食パンの耳を入れて有効利用しましょう。
5)フライパンにバターを乗せ、極弱火で温めます。
6)パンを入れ、蓋をして5分間蒸し焼きしてください。
極弱火でじっくりとがふわふわにするコツです。
7)好みの焦げ目がついたら、裏返してもう5分。
蓋をするのを忘れずに。
8)出来上がったら、お好みで粉砂糖やメイプルシロップなどをかけて盛りつけし完成です。
卵、砂糖、小麦粉でシンプルパンケーキ
次のレシピは卵、砂糖、小麦粉で作るシンプルパンケーキです。
【材料】(1~2人分)
・小麦粉1/2カップ
・卵2個
・砂糖大さじ1
・水または牛乳25cc
・サラダ油少々
【作り方】
1)はじめに、卵白と卵黄を分けます。
卵白は泡立て用のボウルに、卵黄はカップなどに入れておきましょう。
2)卵の白身の入ったボウルには砂糖を入れます。
それから卵の黄身を入れたボウルには牛乳、または水を入れてください。
3)卵の白身を泡立てます。
ポイントは器の跡が残るぐらいまで泡立ててください。
4)跡が残るくらいにあわだてた卵の白身と、卵の黄身に牛乳または水を加えてください。そして泡立て器で全体が黄色くなじむようになるまで混ぜてください。
5)小麦粉を振り入れます。
そして、へらでざっくり空気を入れながらゆっくり混ぜます。
これで生地の完成です。
6)油をフライパンに敷きます。
ボウルの中身を入れて焼いてください。
火の加減は弱火でゆっくり焦げないように、中までしっかり火が通るように焼きます。
7)そうするとだんだん周りが固まってきます。
その時フライ返しで焼いた面の色や焦げ目をチェックしてください。
フライ返しでうまく返せそうなタイミングを見計らってから返します。
ここが一番難しいところです。
8)真ん中を竹串か箸などで刺してみましょう。
どろっとした生地が竹串や橋につかなければ焼き上がりの合図です。
☆コツ・ポイント
卵の白をしっかり泡立てて弱火で焼くことです。
中火などにしてしまえば焦げてしまいます。
フライパンは18センチだと厚目の仕上がりになります。
21センチだと薄めの仕上がりになります。
材料2つ!?卵と○○でパンケーキやガトーショコラが?
このレシピも美味しいのでオススメです。
バナナと卵のもちもちパンケーキ
【材料】(2人分)
・バナナ2本
・卵2個
・メイプルシロップ(はちみつ)お好みで
・シナモンお好みで
・粉糖お好みで
【作り方】
1)バナナはトッピング用に1/4量を輪切りにします。
残ったバナナはボウルに入れてフォークで潰してください。
2)1の潰したバナナをボウルに入れ、卵を割り入れます。
菜箸やフォークで空気を入れるようによくかき混ぜてください。
3)卵をかき混ぜたら、フライパンに薄くサラダ油を敷きます。
2を流し入れて両面を中火で1~2分ずつ焼いてください。
(薄めの玉子焼きを焼くような感じで中までじっくり火が通るように)
4) 3を器に盛り付けてください。
1で切った輪切りバナナをのせてください。
お好みでメイプルシロップやはちみつ、ホイップクリーム、粉糖、シナモンなどをかけても美味しいです。
☆コツ・ポイント
皮の色が黒くなってしまったよく熟したバナナを使用してしっかり形がなくなるまで潰してください。
炊飯器ガトーショコラ
【材料】(5合炊きのもの)
・板チョコ(ミルク、ビターお好みで) 2枚
・卵3個
【作り方】
1)卵を卵の黄身と、卵の白身に分けてください。
卵の殻を上手に使うのがポイントです。
2)卵の白身を使ってふわふわのメレンゲを作ります。
卵の黄身はすこし白っぽくなるまで十分混ぜてください。
3)板チョコをレンジで溶かします。
こまめに時間を設定しながら溶かします。
溶けたら卵の黄身と混ぜてください。
4)最後にメレンゲを加えます。
メレンゲの泡が消えてしまわないようにサックリ混ぜましょう。
5)炊飯器に流し入れます。
スイッチオンそして、早炊きに設定してください。
炊きあがってもまだ生っぽかったら早炊きで調整してください。
卵と砂糖はお菓子作りで欠かせない材料
いかがでしたか。
卵と砂糖はお菓子作りでは絶対に欠かせない材料ですよね。
それぞれの役割についても、お菓子作りには大切な役割を果たしています。
卵はさまざまなお菓子作りで利用しますし、たくさんのお菓子に変身することができます。
卵は常備されているご家庭は多いですよね。
急にお菓子作りがしたいけど材料がない場合は、家にある材料だけでお菓子作りができないか挑戦してみるのも面白いですよね。