人参はβカロテンが豊富、他にも豊富な栄養を持っています。
人間の体に必要な栄養が豊富に含まれている人参をジュースにして飲むと多くの栄養を効率よく摂ることが出来ます。
そんな人参ジュースに含まれる豊富な栄養や効果について紹介します。
また、朝にミキサーやジューサーでジュースやスムージーを作るとき、どっちが良いのかについてもお話します。
朝ミキサーで人参ジュースを手作り!人参ジュースに含まれる豊富な栄養
人参は多くの栄養を含み、朝、ミキサーでジュースにすることで手軽にその栄養を摂ることのできる野菜です。
まずはじめに、人参に含まれる栄養について解説します。
人間が必要とする栄養のほとんどが人参に含まれています。
約30種のビタミン、約100種のミネラル、多数のファイトケミカルが含まれています。
人参に特に含まれているのがβカロテンです。
人参に含まれているβカロテンを換算するとビタミンA100g中4100IUもあり、成人男性1日の必要量の2倍以上です。
βカロテンの最大の健康効果は「抗酸化作用」と「抗がん作用」です。
たばこやお酒をよく飲む人やがん患者は血中にβカロテンが少なく、そのような人もβカロテンを多く摂るとがんが縮小し、白血球が活性化することが報告されています。
βカロテンの他、ビタミンA、B1、B2、B12、C、D、Pや、ヨード、カルシウム、マグネシウム、硫黄、塩素などのミネラルは体内の有害物質や老廃物を体外に排出する解毒作用があります。
人参の健康効果については後ほど詳しく述べたいと思います。
人参ジュースにプラスするオススメのフルーツは?
最初に人参に含まれる栄養について述べましたが、ここでは人参ジュースに加えるオススメの果物を紹介します。
人参ジュースは朝、ミキサーで簡単に作ることが出来て、多くの栄養を摂ることが出来る優れた食品ですが、人参の臭みがあって飲みきれないという人も多いと思います。
そのような時、人参ジュースに加える果物としてオススメなのが、リンゴです。
リンゴはビタミン、ミネラルの他に健康に効果のある成分を豊富に含んでいます。
ポリフェノールはリンゴに含まれる栄養成分で、抗酸化作用があり、体内の有害な物質を除去する働きがあります。
また、リンゴのポリフェノールには先ほど述べた人参のβカロテンと同じ抗がん作用もあります。
そして人参とリンゴはカリウムを豊富に含んでいるので、体内の余分な塩分を排出して血圧を下げる働きがあります。
この他にも、コレステロールを下げる働きや、リンゴに含まれるクエン酸によって疲労を回復させる働きなどもあります。
人参ジュースには美肌効果やがん予防!?
前項では、人参に含まれる栄養について解説しました。
次は人参ジュースには美肌効果やがん予防効果があることについて紹介します。
人参に含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変わります。
このビタミンAが肌の細胞を修復する働きをしてくれるのです。
また、ビタミンAは皮膚の免疫力をアップして肌に潤いと柔らかさをもたらしてもくれますね。
βカロテンも抗酸化作用があるので肌の老化を防ぐ働きがあります。
βカロテンは発がん物質の作用を抑える働きもあります。
がん予防にはミキサーで作った人参ジュースを朝から何杯も飲む「ゲルソン療法」という食事療法があります。
これは、ドイツの医学博士マックス・ゲルソンが考案した方法で、人間が本来持っている自然治癒能力を高める方法です。
ゲルソン療法はかなり厳格な決まりに従わなければならず、実行に移すには難しいかもしれません。
しかし、ゲルソン療法のポイントの1つ「人参ジュースを毎朝飲むこと」は比較的実践しやすいのでオススメの方法といえるでしょう。
ミキサーで作る簡単人参ジュースのレシピを紹介!
人参ジュースを飲むことで美肌効果やがんを抑える効果を得られることは先に説明しました。
それでは朝、ミキサーで作る簡単な特製人参ジュースのレシピを紹介していきましょう。
【材料】
・人参1本
・水少々
・リンゴ2分の1
・レモン汁少々
・ヨーグルトお好みで
【作り方】
すべ他の材料をミキサーにかけたら出来上がりです。
優しい甘みとレモンの酸っぱさが良く合う人参ジュースです。
人参の苦みが強かったり土っぽさが気になったりして飲みづらい人は、さらにほかの果物を加えても良いでしょう。
人参ジュースを作る上での注意点としては、人参にはビタミンCの機能を低下させる働きがあることです。
この働きは人参を加熱処理するかレモン汁をかけることで抑えられます。
レモンを絞るのが面倒な場合はスーパーなどで市販されているレモン果汁で代用できます。
人参ジュースを飲むことでがん予防効果や美肌効果が得られることは先に述べた通りです。
女性は高価な化粧品を買うよりも身体の内側から改善して、美肌を得られる良い機会だと思います。
是非とも普段の生活に人参ジュースを飲む習慣を取り入れることをオススメします。
朝ジュースを作るときはジューサーとミキサーどっちがいいの?
先ほど簡単な特製人参ジュースの作り方を紹介しました。
では、朝、人参をジュースにするにはジューサーとミキサー、どちらを使った方がいいのか考えてみましょう。
まず、ミキサーとジューサーそれぞれを比較してみたいと思います。
・ミキサー
高速で回転する刃で野菜や果物を細かく砕きます。
出来上がったものは繊維質を多く含む食感のあるスムージーになります。
味には癖があり、材料によっては「えぐみ」があるので苦手な人も多いと思います。
野菜の苦みやえぐみが苦手な場合は果物を多く入れて甘みを増すと飲みやすくなります。
野菜の栄養素を残らず摂りたい人や便秘を解消したい人は、ミキサーを使ったスムージーがオススメです。
・ジューサー
低速で食材をすりおろし、水分を絞り出して繊維質を分離します。
出来上がったものは繊維質を含まないジュースになります。
多くの種類の野菜だけで作っても、苦みなどを感じにくいので飲みやすくなります。
ミキサーは機械が摩擦熱を持つので、熱に弱い野菜や果物の酵素が壊れてしまいますが、ジューサーは酵素を残したジュースを作ることが出来ます。
野菜の酵素を摂りたい人や野菜の苦みが苦手な人は、ジューサーを使ったジュースがオススメです。
朝はミキサーで作るジュース(スムージー)よりフレッシュジュースが良い?
ミキサーとジューサーの違いについてお分かりいただけたと思います。
次に野菜ジュースを作るとき、朝と夜でジューサーとミキサーのどちらを使った方が良いかも考えてみましょう。
・朝はジューサーで作ったジュースがオススメ
朝は生体リズムでは老廃物を出すサイクルです。
この時間にたくさんの量を食べると体は消化に集中し、余分な老廃物をため込んでしまいます。
すると体重が増加したり、ニキビなどの肌荒れが起こったりします。
そのため、朝は消化に負担をかけないジューサーで作ったジュースがオススメです。
朝の食事に気をつけることで、ダイエットにもなり、美容や健康にも効果があります。
・夜はミキサーで作ったスムージーがオススメ
夜は生体リズムでは栄養を吸収するサイクルです。
午後8時以降は栄養を吸収しやすくなっているので、栄養素をそのまま含むミキサーで作ったスムージーがオススメです。
また、作ったスムージーやジュースは食前に飲みましょう。
スムージーやジュースは消化のスピードが早いため、食前に飲むと前に入っている食物を押し流し腐敗させてしまう作用があります。
食物が腐敗すると皮下脂肪として蓄えられたり、有害物質に変わったりして健康に害を及ぼすことがあります。
また、食前に飲むと次に入ってきた食物を効率よく消化する酵素として働きます。
酵素は腸内の宿便や老廃物を洗い流す効果があります。
人参ジュースで健康を維持しましょう
人参ジュースの栄養と効果はとても魅力的ですよね。
既に人参ジュース愛飲者の方も多いとは思いますが、是非絞りたての人参ジュースを摂取するようにしましょう。
女性にはうれしい栄養がたっぷりの人参ジュース。
是非毎日摂取して、健康と美容の維持に役立てましょう。