レモンのはちみつ漬けといえば、学生の頃、部活動のときによくつくってもらったという方も多いのではないでしょうか。
そんな懐かしいレモンのはちみつ漬けですが、実はレモンとはちみつにはたくさんの効果があるのをご存知ですか?
また、砂糖で作るより、なるべく自然甘味料がおすすめですので、今回ははちみつ以外の甘味料のご紹介もしたいと思います。
最後には、基本のレモンはちみつ漬けのレシピと保存方法についてもご紹介します。
レモンはちみつ漬けの効果は?
レモンのはちみつ漬けには、冷え性改善や風邪予防など殺菌効果があり、昔から咳止めが知られています。
レモンのはちみつ漬けには、細菌増加を抑制してくれる作用があるため、のどの調子が優れないときにはオススメです。
レモンには、免疫力を強くする効能があるため風邪などの感染症を防いでくれます。
また、レモンをはちみつ漬けにすることで、免疫力を高めてくれるだけではなく、血行促進や冷え性改善にもつながります。
疲れているときには、レモンのはちみつ漬けに砂糖を加えると疲れを取りやすくしてくれます。
レモンのはちみつ漬けをホットドリンクとして飲むと、血行促進作用が高まるため、さらに効果が得られるでしょう。
またレモンのはちみつ漬けには、デトックス効果があることも分かっています。
レモンには、食べたものの消化や吸収を手助けしてくれる酵素が含まれおり、肝臓の調子が悪いときにはうってつけなのです。
肝機能が持つ解毒作用を活発化にすることで、体内に溜まった老廃物や毒素を排出しやすくしてくれるので、デトックス効果があると言えます。
はちみつに含まれる酵素以外にもグルコン酸は、善玉菌の働きを活発化させ、腸に刺激を与えるので、腸内環境を整えることができます。
まだある!レモンはちみつ漬けの効果!
それだけではありません!
レモンとはちみつの効能はたくさんあります。
レモンとはちみつには先ほど紹介した効能だけではなく、他にも肌荒れ改善やストレス解消効果があります。
はちみつには、含まれるミネラルやビタミン類が肌荒れを改善し、レモンには強力な抗酸化作用があるため、しわやシミなどを減らしてくれます。
レモンに最も多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を手助けしてくれる成分なので、しわやシミを減らし、美白効果もあります。
はちみつの殺菌作用は古くから知られており、消炎作用、肌荒れ改善効果や保湿効果もあるので肌の乾燥を防ぎ、老化防止にも期待できます。
また、レモンに含まれるアミノ酸の一種・トリプトファンは脳内物質のセロトニン増加を促す効果があるので、ストレスを減らしてくれます。
そんなレモンのはちみつ漬けを簡単に摂取する方法として、砂糖を加えてお湯でホットドリンクにするのがオススメです。
しかし、注意点があります。
はちみつには乳児ボツリヌス中毒の危険性があるので、乳児(1歳未満)のお子さんには、体にいいからと言ってはちみつを与えてはいけません。
レモン漬けを作るときは、砂糖よりはちみつが良い理由
ここからはレモンを漬けるときは、砂糖よりもはちみつがいい理由を説明していきます。
白砂糖は、分類として食品添加物にあたり、主な原料はサトウキビ、ビート(大根)から作られています。
そのため、原料自体にはビタミン類やミネラル類が多く含まれているのですが、白砂糖を生産する過程で、ビタミン類やミネラル類を奪ってしまいます。
白砂糖の製造過程では、様々な種類の薬剤を使用し、本来ではありえない白色砂糖にしていきます。
これにより、サトウキビやビートに含まれるビタミンやミネラルが奪われてしまうため、砂糖は食品とは言えず、有害な食品添加物であると言えるのです。
白砂糖を摂りすぎてしまうと、砂糖中毒になる可能性があります。
砂糖中毒になってしまうと、甘いものを摂らないと落ち着かず、イライラしたり、ストレスを感じると甘いものが欲しくなり、手放せなくなってしまいます。
甘いものを過剰に摂りすぎてしまうと、頭痛やめまい、立ちくらみ、集中力の低下などの症状が現れ、朝起きるのが困難になるといった低血糖を示す症状が出てしまいます。
砂糖の代用ではちみつ以外でオススメの甘味料
先ほど、砂糖を摂りすぎてしまうと中毒になる可能性があるとお話ししました。
ここからは砂糖の代わりになるはちみつ以外のオススメ自然甘味料を紹介していきます。
レモンを漬ける時に試してみてはいかがですか?
①甜菜糖
甜菜糖は甜菜(砂糖大根、ビーツ)から作られる砂糖のことで、北海道などの寒い土地で栽培される砂糖なので、身体をぽかぽかと温める効能があります。
逆に、沖縄で作られる原料をサトウキビとした砂糖は、身体を冷やす効能があります。
また、甜菜糖には腸内のビフィズス菌の栄養となるオリゴ糖が多く含まれているので、ビフィズス菌を活性化し、腸内環境を整えてくれます。
白砂糖と比べると甘さは少ないですが、砂糖と同じように使用することができるので、砂糖を摂りすぎてしまう人にはオススメです。
②黒砂糖
サトウキビのしぼり汁によって作られる黒砂糖は、未精製の砂糖です。
白砂糖に比べて黒砂糖は、血糖値の上下がゆっくりなので、身体に負担をかけにくく、身体にいいとされています。
白砂糖と比べるとたんぱく質やカルシウム、リン、鉄などの成分を多く含んでいますが、含まれている栄養素は白砂糖と同様に微量です。
そのため、過剰に摂りすぎてしまうと体に悪影響を及ぼす可能性があります。
③米飴、甘酒
お米を原料として作られる甘味料で、米飴はつや出しに使われることが多いです。
料理では、煮物や料理の表面につやを出したいときに使われます。
砂糖の代用になるものは他にも!自分好みの甘味料を見つけましょう!
レモン漬けをする甘味料として、はちみつや白砂糖の代わりになるものは他にもたくさんあります。
④メープルシロップ
メープルシロップは、カエデの樹液から作られる甘味料です。
メープルシロップは白砂糖と比べて、大量のカルシウムやカリウム、ミネラルを含み、血糖値の上昇もゆるやかに上がっていくので、身体に負担をかけにくいです。
しかし、特有の香りがあり、甘みも強く値段を高いため、調味料として料理に使用するのは不向きです。
料理では、ホットケーキやワッフルなどのお菓子系と相性が抜群です。
⑤きび砂糖
きび砂糖は、作る途中で砂糖液を煮詰めることで完成する甘味料です。
白砂糖とは違い、煮詰めることでサトウキビに含まれるカルシウムやナトリウム、ミネラルが損なわれず、サトウキビ本来の風味を感じられます。
コクのある甘味なので煮物などに向いている甘味料です。
甜菜糖は甘味が少ないため、もっとも甘みがほしいという方にはきび砂糖がオススメです。
きび砂糖は、精製していない砂糖なので身体にいいミネラルやカルシウムが大量に含まれています。
最後に!基本のレモンはちみつ漬けの作り方と保存方法
最後にレモンのはちみつ漬けの作り方を紹介していきます。
1.好きなサイズにレモンをカットしていきます。
このときに、種も取っておきましょう。
2.輪切りにしたレモンをタッパなどの容器に移し、レモン全体が浸るようにはちみつを加えていきます。
3.蓋をして、冷蔵庫で一晩寝かせます。
もし、中身を確認してみて、はちみつが分離していた場合には、かき混ぜてレモンに馴染ませましょう。
4.寝かせておく時間が自由ですが、2日程度寝かせておくとレモンにはちみつが十分に浸透するので美味しく出来上がります。
レモンのはちみつ漬けは非常に簡単に作れることができますし、冷蔵庫であれば保存も効くので、風邪予防や栄養補給にはうってつけです。
はちみつには殺菌作用があるため、冷蔵庫に入れておけば長期間保存することも可能ですし、冬場はお湯で割ったり、夏場は砂糖を加えて冷水で割ると水分を補給することができるので、ぜひ試してみてください。
栄養価の非常に高いレモンのはちみつ漬け摂り入れましょう!
いかがでしたか。
学生時代のレモンのはちみつ漬け、とても懐かしいですよね。
何気なく食べていましたが、たくさんの効果があったのですね。
レモンのはちみつ漬けはとても簡単に作ることができます。
たくさんの効果を得ることができるので、是非ご家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。