よく朝食は食べないという方、いらっしゃいますよね。
しかし、朝食抜きは血糖値が上昇しやすいってご存知でしたか?
朝食抜きのデメリットは血糖値の上昇以外にもたくさんありますので、お話していきたいと思います。
また、朝食を摂る際に血糖値の上昇を抑える朝食の摂り方は皆さんご存知でしょうか?
そのことについてもお話していきたいと思います。
朝食抜きは血糖値が上昇しやすい!?朝食抜きのデメリットとは
1日の食事の中で朝食は一番重要であるというのに、忙しい現代人の中には、朝食抜きで出かけて行く人も多いのが現状です。
朝食を抜くことはいいことは何一つないのでしょうか?
朝食を抜くと肥満や心臓病のリクスが高くなるほか、昼食を食べた時に一気に栄養を体の中に摂取しようと体が無意識のうちにしてしまい、脂肪などを体の中にため込んでしまう傾向があります。
また、朝食を抜いて飢餓状態の体にいきなり食べ物が入り、血糖値が一気に上昇していく状態も身体にとって良くありません。
また、昼食を食べるまで、頭はぼおーっとしてしまい、つまるところ集中力が午前中ずっと低下している状態が続いているのです。
さらにお腹が空いている状態が長いですから、怒りっぽくなったり、いらいらしてしまうことも多いです。
このように、いつもいつも朝食を抜くのが習慣化してしまっている人は、自律神経や代謝作用をも乱してしまい、病気になりやすくなってしまいます。
朝食抜きは不健康?朝食で血糖値が上がりにくいご飯の食べ方とは?
いつも朝食を抜くことは、結構不健康なことだと感じられましたか?
しかし、間違った情報のまま、ダイエットのために摂取カロリーを抑えようと朝食抜きをしてしまう人も多くいるのが現実です。
前日の夜に食べ過ぎた、飲み過ぎた場合、胃腸を休めるために朝食を抜くのは基本ありです。
食事と食事の間が12時間以上空けることができれば、胃腸が休むことができるからです。
この理由でなければ、朝食を抜くという行為は止めたほうがいいでしょう。
抜くのではなく、食事法を変えるだけで大丈夫です。
それでは朝食で血糖値が上がりにくいご飯の食べ方を紹介いたします。
お米は糖質の塊のような食物ですよね。
このお米ですが、冷やして食べると、実は血糖値が上がりにくくなるのはご存知ですか?
ご飯を冷やして食べることによって、消化しにくいでんぷんが増え、お腹の中で緩やかに消化していくようになり、血糖値が一気に上がるのを防ぐことができるのです。
炊きたてのご飯は要注意で、温かくてとても柔らかく、とても消化されやすい状態にあると言えます。
ですから、一度この炊きたてのご飯を冷やしてから召し上がってみてください。
あるいは、山芋をかけて食べるのもまた、血糖値が一気に上がるのを抑えてくれます。
ポイントは山芋のネバネバ成分です。
このネバネバには、食物繊維がたくさん含まれていて、このネバネバ成分がご飯を包み胃の中で消化しにくい状態を作ってくれます。
このネバネバ成分は、山芋以外にも、納豆やおくらにも含まれていますね。
朝食での味噌汁の工夫とメインのおかずでも血糖値の上昇を抑えることができる
朝食抜きは健康に良くありませんが、塩分の多い朝食を食べることもまた良くありません。
朝食でご飯と共に一緒に食べられる確率の高いお味噌汁ですが、お味噌汁も、工夫次第で血糖値の上昇を抑えることができます。
ポイントはお味噌汁を良く噛んで食べるということ。
ですから、お味噌汁の具材はかなり大きめに切って用意します。
具材が大きいと、自然と良く噛んで小さく砕いてから飲み込むことになり、食べるのに時間もかかります。
ということは、消化のスピードも抑えることができますよね。
もともと、早く食べることは良くありませんから、お味噌汁に限らず、なんでもゆっくり何度も噛んで食べることを習慣にしてみてください。
また、お味噌汁の塩分の摂り過ぎから血糖値を上げてしまう原因になる可能性があります。
ですから、だしを使うことによって、塩分を抑えるようにしてください。
目指すは、野菜たっぷり塩分控え目のお味噌汁をゆっくり良く噛んで食べることです。
また朝食に焼き魚を加えることで、魚に含まれるDHA、EPAが血糖値の上昇を抑える役目をしてくれますのでオススメですね。
現代では、ベーコンエッグというような洋風の朝食が流行っていますが、やはり昔ながらの和風の朝食を食べるのは、体にも良いことなのです。
さらに朝食で食べるご飯を玄米にすると血糖値の上昇が穏やかになる!
続けて、朝食の食べ方を工夫することで血糖値の上昇を抑える方法を紹介いたします。
それは朝食で食べるご飯を玄米にするだけで、血糖値の上昇が緩やかにする方法。
もともと、玄米は白米に比べ、ビタミン、ミネラル、さらには食物繊維など身体に必要な栄養素がたくさん含まれていますから、白米の代わりに玄米を食べることは、いろいろな意味で良いです。
食物繊維をたくさん摂ることは、腸内環境を整え、お通じも良くなりダイエット効果もあります。
このように玄米には、デトックス効果もあるのですね。
厚労省が推奨している日本人が1日に必要な食物繊維の摂取量は女性で17gと言われていますが、どうしても不足しがちです。
しかし玄米を摂取することでこの不足分を簡単に補うことができるのです。
また玄米に多く含まれているビタミンB1は通称「若返りのビタミン」とも呼ばれていて、抗酸化作用もあります。
このように、毎日の朝食の白米を玄米に置き替えるだけで、あなたの食生活はかなり豊かになるでしょう。
もし、あなたが毎日朝食抜きをしているとしたら、まずは朝食をしっかりと摂ることから始めてみてください。
朝食抜きをやめて玄米を食べると5つの効果が!?
朝食抜きをやめて玄米を食べるようになると、5つのうれしい効果が現れます。
まず、玄米の胚芽部分に含まれてるフィチン酸にはデトックス効果があります。
ですから、体の不要物などを排出して健康な体を保ってくれます。
また、玄米には食物繊維が豊富に含まれていますから、腸内環境を整え、快便を促してくれるので、便秘知らずの体になります。
そして、玄米は胃の中で消化されにくいので、体に吸収されるのに時間がかかります。
ですから、血糖値がいっきに上昇するのを抑えることができます。
さらに、玄米は白米と比べて硬いですから、しっかり何度も噛んでから飲む込まなければなりません。
そのため小量でも満腹感を得ることができ、食べ過ぎを防ぐことができます。
それから玄米は美容にも効果があり、玄米に含まれるたんぱく質がコラーゲンの元になり、弾力のあるふっくらとしたきめ細やかな女性があこがれるような肌を手に入れることができます。
このように、朝食に玄米を摂り入れていただきたい理由はたくさんあるのです。
玄米は消化に悪い!?朝食での玄米の食べ方や消化しやすくする炊き方
玄米はたしかに栄養価が高く、健康に良いとされています。
また、朝食抜きをやめて玄米を食べるようになると、血糖値も上がりにくく良いと言われています。
しかし、食べ方に注意しなければ、かえって胃に負担がかかったり、便秘になったりしてしまうこともあるので注意が必要です。
玄米を白米のようにあまり良く噛まずに食べていると、胃の中で消化不良を起こしてしまい、逆に便秘につながったりしてしまいます。
ですから、胃腸の発達が十分でない子供や、胃腸が弱っているお年寄りが玄米を食べる時は注意が必要なのです。
急に白米から玄米に変えるのではなく、少しずつ少しずつ体が玄米に慣れるように、白米に玄米を混ぜる量を増やしながら、ゆっくり切り替えていくようにしてください。
消化不良を防ぐためにも、玄米は良く何度も噛んでから飲みこむようにしなければなりません。
早食いが習慣化されている人は、かなり辛い行為かもしれませんが、がんばって行ってください。
また、玄米を炊く前にしっかりと玄米を洗って、表面に傷をつけ、水をしっかり吸わせて、できるだけ柔らかい玄米を炊くという方法もあります。
この方法ですと、良く噛むことを忘れたとしても、消化不良を防ぐことになりますね。
バランスの良い食事を心掛けましょう
現代人は朝食を摂らないという方も多くいらっしゃいますが、朝食を摂らないデメリットはたくさんありますし、血糖値が上昇しやすいのでなるべく朝食を摂るように心掛けましょう。
朝食の摂り方でも、血糖値の上昇を抑えることができるので工夫してみましょう。