味噌スープは奥が深い!レシピを知ってあたたかい給食の味に

給食を食べたお子さんが、「味噌スープが美味しかった!」なんて言っていると、ご家庭でも作りたくなりますよね。

ですが、味噌汁のことだろうと思って作ると、「ママ、味が違う...。」と言われてしまうかもしれません。

味噌スープとはどんなスープのことなのか、レシピと一緒にご紹介しますので、参考にしてください。

味噌汁についての豆知識

「味噌汁が健康に良い」というのは、よく知られています。

毎日の食卓には欠かせない一品ですし、給食で美味しい味噌汁、味噌スープを子供たちに出しているというのもありがたいことですよね。

まずは、レシピをご紹介する前に、味噌汁についての豆知識をお伝えします。

・味噌汁が食べられるようになったのは鎌倉時代から

はじめは、武士など位の高い人しか食べられませんでした。

室町時代になってようやく、庶民の食卓にも並び始め、江戸時代には家庭の味として欠かせないものになります。

昔は、味噌は買わずにご家庭で手作りしていたんのですね。

・味噌汁の栄養は「飲む薬」

味噌汁には、必須アミノ酸の他、ビタミンB群、葉酸、パントテン酸やピオチン、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・リン・鉄...と豊富な栄養が含まれています。

また、味噌だけでも、食物繊維が含まれているのです。

そのため、腸内環境を整え、免疫力アップ、アンチエイジング効果が期待できます。

味噌汁は栄養たっぷり!味噌汁と味噌スープの使い分け

味噌汁の健康効果は、他にもたくさんあります。

生活習慣病の予防や、血圧の安定、糖尿病・骨粗鬆症の改善、疲労回復などです。

「最近、味噌汁を作っていないな」と思う方は、子供のリクエストをきっかけに、美味しい味噌汁の作り方を調べてみるのもいいと思います。

それでは、味噌スープとはどんなものを指すのか、考えてみましょう。

味噌スープのことを味噌汁だと思っている人は、意外と多いのではないでしょうか。

実は、味噌スープのことを味噌汁と呼んでいたり、味噌汁のことをスープと呼ぶ人もいますので、はっきりした定義はありません。

外国人が、味噌汁のことを味噌スープ、と呼ぶことも多いのです。

子供が味噌スープ、なんて言う時も、もしかしたら味噌汁のことかもしれません。

凝りに凝った味噌スープを作る前に、給食の献立表を見て、確認してみてください。

ですが、味噌汁を和風なもの、味噌スープを洋風なものとしてとらえるなら、違いは、どうやら出汁にあるようです。

お料理をされる方なら、だいたい想像はつくと思いますが、味噌汁は和風出汁、味噌スープはコンソメや中華スープ、もしくはお湯で作るレシピを指すことが多いです。

お湯から作る時は、野菜やキノコ類、肉などでじっくりと出汁を取り、味噌やクリームを加え、まろやかな味わいにすると美味しいものです。

いつもの味噌汁に飽きたなら、ぜひ一度作ってみましょう。

給食の味噌スープの再現!ポイントって?

給食で出る味噌スープのレシピは、たくさんの方が想像して作っていますし、実際に学校のHPで公開している場合もあります。

「給食のカレー」「給食の肉じゃが」「給食のマーボー豆腐」など、「給食の」が付くだけで懐かしい味を想像してしまうから不思議ですね。

ご家庭で、子供に好きな味を楽しんでもらいたい、という愛情も感じます。

また、子供の頃に食べていた味を思い出して、ノスタルジーに浸りたい、という人も多いのです。

味覚の基本は、子供のころに形作られるのかもしれませんね。

「給食の味噌スープ」のレシピの中で人気なのは、和風出汁の代わりに中華出汁を使ったレシピです。

中華出汁は市販のもので、粉よりは反練りのタイプがおすすめです。

具材はなんでもいいですが、ネギやもやし、にんじんなど、安い常備野菜を使うと給食の味に近づきます。

また、ひき肉を炒めて出汁をとってから水、野菜を入れて煮込むと子供も大好きな食べ応えのあるレシピになります。

味付けは、醤油と塩を少しずつで、後は味噌をしっかり入れましょう。

給食の味噌ラーメンレシピ

味噌スープ、と聞くと味噌ラーメンを思い出す人も多いのではないでしょうか。

給食にもラーメンを出している学校があり、もちろん人気メニューです。

では、給食の味噌ラーメンのレシピをご紹介しましょう。

〇子供も大人もほっこり!給食の味噌ラーメン

【材料】(4人分)

・豚もも細切れ肉 150g
・干ししいたけ  2枚
・たまねぎ    小1/2
・にんじん    1/3
・ホールコーン  40g
・もやし     1/3袋
・さやえんどう  6枚~
・長ネギ     1/2本
・にんにく、生姜 各1片
・油       小さじ1
・しょうゆ    大さじ1
・味噌      大さじ5強
・砂糖      小さじ1
・酒       大さじ1
・片栗粉     大さじ1,5
・ガラスープ   700cc
・中華麺     4玉
●しょうゆ    小さじ2
●生姜      少々

【作り方】

1.豚肉に●を合わせたもので、下味をつけておく

2.にんにくと生姜はみじん切りにし、野菜(玉ねぎ、にんじん、戻したしいたけ)は食べやすく切る

3.さやえんどうは、さっと茹でておく

4.油を鍋に熱し、にんにく、生姜、肉、野菜(もやし・ネギ・さやえんどう以外)の順に炒め、ガラスープを入れて火を通す

(中華麺も並行して茹でておく)

5.ガラスープに調味料を入れてもやしを加え、水溶き片栗粉でとろみをつける

6.ネギ、さやえんどうを加えて、中華麺を入れれば完成!

給食だけではない!大人気テーマパークの味噌スープレシピ

味噌スープは、給食だけで有名なわけではありません。

しかし、大人気テーマパークなどでも味噌スープがメニューにあったりします。

その中でも、みそクリームスープが人気があるので、テーマパークとまったく同じではないですが、美味しいみそクリームスープのレシピをご紹介しましょう。

〇まろやかクリームスープのレシピ

【材料】

・たまねぎ       1/6
・水          200cc
・ミルク        400cc
・コンソメ(キューブ) 1~1.5個
・味噌         小さじ1/2

【作り方】

1.たまねぎをみじん切りにし、フライパンに多めの油をひいて弱火で揚げ焼きする

2.飴色たまねぎができたら、フライパンから出し、油を切る(焦がさないように注意)

3.鍋に水を入れ、コンソメキューブでスープを作る

4.牛乳も入れて弱火にし、少したったら味噌を溶かし入れる

5.最後に揚げたたまねぎを入れて馴染ませて、完成

味噌スープにはパスタも合う!オリジナルのレシピを考えよう

味噌スープとはこういうもの、という定義はないのですが、給食風なら、なるべく身近な食材を使い、出汁を変えるだけでも、「味がいつもと違う!」と子供も喜ぶかもしれません。

また、大人気テーマパークの味の再現も楽しいですよね。

味噌汁があまり好きではない人も、味を変えてみれば、意外と飲めるかもしれません。

味噌は栄養たっぷりですので、出汁が違っても、その栄養効果は変わりません。

生クリームを少し加えてみたり、豆板醤で辛みをプラスしても美味しいですよ。

また、牛乳とコンソメベースの味噌スープなら、スープパスタとしても楽しめます。

その場合は、隠し味にバターがオススメです。

ぜひ、ご自分でいろいろと工夫して、オリジナルの味噌スープレシピを開発してみてください。

給食の味噌スープを作ってみよう!

今回は、さまざまな味噌スープについてご紹介しました。

給食の味を再現して、お子さんを「あっ」と言わせちゃいましょう。

レシピも、とても簡単です。

ただ、給食の場合は大人数分作るので、その分出汁が出て、なかなかご家庭ではたどり着けない味になるものです。

また、学友たちと楽しくおしゃべりしながら食べると、味わいが違うものです。

完全再現、とまではいかなくても、食卓に楽しい雰囲気が流れるような意識は持ちたいですね。