牡蠣をおいしく料理しよう!味噌とバターで作れる料理は?

『海のミルク』と呼ばれる牡蠣。

身が白く、また牛乳と同じく栄養がたっぷりなので、そう呼ばれるようになったといわれています。

牡蠣はどんな栄養を含み、どんな効果があるのでしょうか。

さらに、牡蠣ととても合うといわれている味噌とバターを使ったさまざまなレシピをご紹介します。

牡蠣とは?牡蠣の栄養と効果について知ろう

牡蠣は、浅い海の岩につく二枚貝の一種です。

古くから世界中の沿岸地方で食用にされてきました。

日本で最も多く流通しているのが真牡蠣で、冬が旬です。

日本海側で養殖されている岩牡蠣は、夏が旬となります。

牡蠣にはどんな栄養があるのでしょうか?

牡蠣は低脂肪・高タンパクの優れた食品です。

ビタミン類、鉄、亜鉛、タウリン(アミノ酸の一種)、カルシウム、グリコーゲン(ブドウ糖)を含んでいます。

含まれるビタミンB12や鉄は貧血予防や慢性疲労予防の効果があります。

牡蠣の亜鉛の含有量は食品の中でも特に優れていて、免疫力アップや疲労回復、生活習慣病の予防効果もあります。

亜鉛には美肌効果や新陳代謝促進、体を生き生きと保つ効果などもあります。

タウリンは、乳酸が増えるのを防止し、スタミナを増やさせ、疲労回復、ストレス解消などの効果があります。

牡蠣の旨味のもとといわれるグリコーゲンは、肝臓の機能を高め、筋肉や脳の働きを高めます。

また、疲労回復にも即効性がありますよ。

こんなにも栄養に富んだ牡蠣をおいしく料理したいものですね。

次項からは、牡蠣と相性がピッタリの味噌とバターを使って、牡蠣をおいしく料理するレシピをご紹介します。

牡蠣の下処理方法をご紹介!牡蠣の味噌漬けを作ろう!

まずは牡蠣を下処理して、味噌漬けにしてみましょう。

味噌の味と牡蠣の風味のハーモニーをお楽しみください。

生ものなので、3日で食べきるようにしましょう。

【材料】

・生牡蠣 10個
・塩 小さじ2
・片栗粉 小さじ3
・水 600㏄
・味噌 50g
・みりんもしくは砂糖 大さじ2
・酒 小さじ2

【作り方】

①牡蠣の下処理をします。

牡蠣をボウルに入れ、塩、片栗粉を加えて軽く混ぜます。

揉んではいけません。

② ①に水を入れて、優しく混ぜて汚れを落とします。

水を捨て、きれいな水で何度かすすいだのち、水気をふき取ります。

③分量外の片栗粉を牡蠣にまぶし、沸騰したお湯で10秒ゆで、冷水にとります。

④味噌、みりん、酒を混ぜて容器に入れ、牡蠣を漬けます。

1日で漬かります。

食べるときは味噌を落として、食べましょう。

そのままでも、トースターで焼いてもおいしいですよ。

味噌漬け牡蠣はバターと相性が良いので、次項はバターを使ったアレンジレシピをご紹介します。

牡蠣の味噌漬けアレンジ!クリームソースパスタ

上の項で作った味噌漬け牡蠣のアレンジレシピです。

牡蠣でクリームパスタを作ってみましょう。

【材料 1人分】

・スパゲティ 100g
・味噌漬け牡蠣 4個
・玉ねぎ 半分
・しめじ 半袋 
・にんにく ひとかけ
・小麦粉 大さじ1
・牛乳(生クリームでも) 100cc
・塩コショウ 少々
・万能ねぎ 少々
・バター 大さじ1

【作り方】

①玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切り、しめじは石突を取って、ほぐします。

万能ねぎはみじん切りにします。

②スパゲティをゆでます。

たっぷりの水に少量の塩を入れて沸騰させ、袋に表示されている時間より短めにゆでます。

ゆであがったら、お湯を捨てます。

③フライパンにバターを熱し、にんにくを入れて香りを出し、玉ねぎを弱火でじっくり炒めます。

しめじも一緒に炒め合わせ、小麦粉をふりかけて全体を混ぜ、牛乳と味噌漬け牡蠣を加え、弱火で煮詰めてとろみを出します。

塩コショウで味を整えます。

④スパゲティを入れて、クリームソースと絡め、皿に盛りつけます。

最後に万能ねぎを散らします。

牡蠣と言えば鍋!味噌バター牡蠣鍋レシピをご紹介

コクがあるうえにあっさりして食べやすい牡蠣鍋レシピです。

味噌とバターの風味とともに牡蠣を楽しみましょう。

牡蠣はしっかり下処理をすると、プリプリ度が違います。

前の項でご紹介した牡蠣の味噌漬けレシピの下処理①~③までを参考にしてみてください。

【材料 2人分】

・だし汁 1L
・味噌 15g
・白菜 4枚
・春菊 適量
・ネギ 1本
・豆腐 半丁
・牡蠣(加熱用) 200g
・バター 15g

【作り方】

①白菜や春菊はよく洗って、食べやすい大きさに切ります。

ネギは斜めに切り、豆腐は8等分に切ります。

牡蠣を下処理します。

②鍋にだし汁と味噌を入れ、火にかけて味噌を溶かします。

白菜、ネギ、豆腐をきれいに並べながら入れます。

ある程度煮えたら、春菊、牡蠣の順に入れ、牡蠣の上にバターを落とします。

牡蠣がふっくらしたら、出来上がりです。

牡蠣入りグラタン!味噌バター風味で豪華に

牡蠣グラタンには味噌が合います。

味噌とバター風味の牡蠣グラタンで、至福の時をお楽しみください。

家族がうなることまちがいなしです。

このレシピは里芋入りですが、里芋にはカリウムやビタミンCや食物繊維が含まれています。

里芋独特のヌメリはガラクタンという粘性物質によるもので、ガラクタンは免疫力を高めてくれるので、ガンや潰瘍の予防に効果があるといわれています。

また、里芋は肝臓や腎臓が弱るのを防いでくれますし、老化防止の効果も期待できます。

グラタンに里芋は意外かもしれませんが、おいしいので試してみてください。

【材料】

・牡蠣 100g
・里芋 5個
・玉ねぎ 半分
・菜の花 4本
・塩コショウ 適量
・小麦粉 大さじ2
・牛乳 220cc
・バター 30g
・味噌 大さじ1
・とけるチーズ 適量

【作り方】

①里芋は皮をむいて、食べやすい大きさにきり、柔らかくなるまでゆでます。

玉ねぎは薄切りにします。

②菜の花はさっと塩ゆでし、水にさらして水気を絞り3cmの長さにカットします。

③バターで玉ねぎと小麦粉を炒め、塩コショウと味噌を入れます。

牛乳を加え、味噌を溶かしながら牡蠣と里芋を加え、弱火で1分煮ます。

④牡蠣に火が通ったら、グラタン皿に移し、菜の花をきれいに盛り、とけるチーズをかけます。

⑤220℃のオーブンで5分ほど焼き、チーズがとけたら出来上がりです。

プリプリがたまらない!牡蠣のバターソテー味噌風味

味噌だれが牡蠣によく絡む、バターソテーです。

ご飯がすすみますよ。

おつまみにもどうぞ。

調理の時は牡蠣をそっと扱い、破れないようにしましょう。

【材料】

・牡蠣 200g
・味噌 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 少々
・顆粒の和風だし 小さじ2分の1
・薄力粉 大さじ1
・片栗粉 大さじ1
・サラダ油 大さじ1
・バター 大さじ1

【作り方】

①ボウルに分量外の塩少々を入れ、牡蠣をその中で優しく振り洗いします。

そして、きれいな水でもう一度すすいで、ざるに上げておきましょう。

②皿に味噌とみりん、酒、和風だしを入れ、よく混ぜます。

③薄力粉と片栗粉を混ぜたものに、牡蠣をいれ、粉をよくまぶします。

ビニール袋の中に粉を入れて、牡蠣を入れて粉をまぶしてもいいですね。

④フライパンでサラダ油を熱し、弱火で牡蠣の表面をうっすらきつね色になるまで焼き、いったん皿に取り出しておきます。

⑤フライパンに、②を入れて中火にかけ、沸騰したら④の牡蠣を入れ、味噌だれを絡めます。

⑥水分が飛んだら、弱火にして牡蠣の両面を少し焦げ目がつくまで焼きます。

⑦火を止めた後、バターを入れ、バターを牡蠣に絡ませます。

お皿に盛って、出来上がりです。

牡蠣を味噌とバターでおいしく料理しよう

いかがでしたか?

牡蠣をおいしく食べるレシピをご紹介しました。

牡蠣は、鍋に入れたり、ソテーにしたり、味噌漬けにしたり、いろんな料理に変化することがわかりましたね。

ぜひ今回の記事を参考に、牡蠣をおいしく料理してくださいね。