ドイツといえばオーガニック食品の先進国。なぜ普及した?

日本でも、オーガニック食品はたくさんあり、関心を持っている方も多くいるのではないでしょうか?

オーガニックは、体にも環境にも優しいため、意図的に買われている方もいると思います。

ドイツでは、オーガニックに力を入れているため、オーガニックの先進国とも呼ばれています。

なぜドイツは、オーガニック食品が普及したかを、ご紹介します。

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オーガニック食品とは?

まず、オーガニック食品とは、日本語に略すと有機栽培のことです。

有機栽培は農薬や化学肥料に頼らずに、太陽・水・土地などの自然の恵みを生かした栽培方法です。

実は、科学的な農薬は使えませんが、JAS認定の31種類の農薬は使っても大丈夫です。

日本では、有機JASマークがないと、オーガニックと表示することができず、JAS規格に適合した生産が行われている、生産者のみに付けられます。

日本ではオーガニックは一般のものより高いが、健康に良いイメージがあるため、徐々に関心が高まっています。

海外では日本よりもオーガニックの関心が高く、その中でも、ドイツはオーガニックの先進国と言われています。

補足ですが、JAS認定されていないと有機・オーガニックと商品に書くことはできないです。
しかし、チラシ・ホームページなどの広告に表記するときは、認定されていなくても有機栽培であれば、表記することができます。

オーガニック食品とよく比較されるのが、無農薬です。

栽培してる期間に農薬を使わないものが、無農薬ですが、無農薬と表示して販売することは禁止されています。

ドイツと日本のオーガニック食品の違い

オーガニックと聞けば、健康に良いイメージですが、国によってオーガニックの認定基準が大きく違います。

ヨーロッパは全体的に基準が高いですが、その中でもドイツは一番基準が高く、日本は世界的に見ても基準が低いです。

では、どのくらい違いがあるのでしょうか?

日本の場合は、農林水産省が務める『有機JAS規格』が代表的です。

ヨーロッパでは、これよりもさらに厳しい認定基準があります。

ヨーロッパでは、認定基準を統一し、その基準を満たすためには、農作物が栽培される土壌から製品まで、全ての工程でオーガニック認定を受ける必要があります。

さらに、生産・流通・販売に至るまで厳しい基準がありますが、ドイツでは、国内にこれ以外のオーガニック認定基準も存在します。

日本は、厳格な認定基準や、第三者による認定機関が少ないため、ヨーロッパに比べると、基準が低めです。

なぜドイツではオーガニック食品が人気?

日本よりも、海外の方がオーガニックの関心は高いですが、なぜドイツはオーガニック食品が、人気なのでしょうか?

多くのドイツ人が、オーガニック食品を買う理由として挙げているのは、主に以下の理由です。

・家畜が正当な扱いをされているため
・できるだけ体に有害な物質を避け、健康的な食生活を送るため
・環境保護のため

オーガニック食品を買うことが、環境保護につながるという意識がドイツにはあるのでしょう。

ドイツでは、オーガニック食品を取り扱う専門店・チェーン店が増えたため、価格競争が起こりました。

そのため、価格の面で買えなかった消費者の心を掴んだことが、オーガニック食品が普及した理由のひとつでしょう。

専門店だけでなく、以前はオーガニック食品を取り扱っていなかった、一般のスーパーでも並ぶようになりました。

このように、ドイツにはオーガニック食品を買いやすい環境があるため、身近なものとして生活に取り入れられているのでしょう。

ドイツのオーガニック認定機関の紹介

オーガニック認定機関と言っても、1つだけではありません。

世界共通の認定機関と、ドイツにある代表的なオーガニック認定機関をご紹介します。

☆世界共通

・ISO14001(環境ISO)

環境マネジメントシステムに関する、国際規格。

組織の活動や製品、サービスによる環境リスクを低減し、継続的に改善していくためのものです。

・フェアトレード団体(WFTO)

発展途上国の立場の弱い人の自立と、生活環境の改善を目指す組織です。

1989年に結成された、国際的なネットワークです。

☆ドイツ

・ドイツ化粧品医薬商工連盟(BDIH)

世界で初めて、自然化粧品の認定を行った団体です。

以下に関する基準を定めています。
・石油由来原料に関する基準
・植物由来原料に関する基準
・動物由来原料に関する基準
・その他の基準

BDIHで評価された医療品・化粧品は、安全性の高いものとして、世界でも高く評価されています。

・デメター(demeter)

ドイツで最も古い民間の機関で、オーガニック食品を認定・推奨する団体。

天体の動きに合わせて、種を播く時期や収穫時期を決める「バイオダイナミック農法」という農法を推奨しています。

また、運搬・加工・流通・販売などについても厳しい条件が設けられているため、デメターの認定は、厳しいものとなっています。

・エココントロール(ECO CONTROL)

ドイツのオーガニック認定機関で、第三者による品質審査団体です。

一部の認定基準をご紹介します。

・殺傷した動物から得た成分は使用不可
・無害である限り鉱物原料は基本的に使用可
・乳化剤と界面活性剤は制限のもとであれば使用可
・保存料は植物性原料より製造していること
・効果が皮膚科学的に確証されていること

上記のような厳しい条件をクリアしたものが、エココントロール製品として認定されます。

・ノイフォルム(NEUFORM)

1930年に設立。

ドイツの法定基準より、さらに厳しい独自の基準を定め、その基準をクリアした企業のみがなれる、反自然破壊団体です。

ドイツのおすすめオーガニック食品メーカー

オーガニックに力を入れているドイツには、ドイツ人のほとんどが知っている、オーガニック食品メーカーがありますのでご紹介します。

☆ザイテンバッハ

ザイテンバッハは、ドイツ国内での認知度99%の、自然食品を取り扱う食品メーカーです。

一切の外部委託をせずに、原材料の加工から全ての生産工程を、自社で行っています。

生産物は全て、クリーンフードを徹底し、

・原材料は全て公開

・人工的な添加物は使わない

・原材料は100%自然由来

・遺伝子組み換え食物は使わない

・健康を促進するような食品

上記5点を徹底して守っています。

☆ビオ・カンパニー

ベルリンを中心に展開するスーパーマーケットです。

環境に配慮した食品を販売し、地元でとれた食材も多く並んでいます。

☆アルナチュラ

ドイツではじめてのオーガニック専門店と言われています。

自社のオーガニック製品のみを取り扱い、ドイツを中心に、スイスを含めて100店以上展開しています。

商品のラインナップが豊富で、1200種類もの品揃えがあります。

このようにドイツでは、当たり前にオーガニック食品が置いているスーパーが多くあります。

オーガニックに力を入れているドイツの食事

ドイツでは、オーガニック食品が当たり前のようにありますが、食事も当然オーガニック食品を食べているのでしょうか?

一般的なドイツ人の食卓風景をご紹介します。

まず、ドイツ人の食卓の例をご紹介すると

・朝食:シリアルやパンなどに、ジャムを添えたもの
・昼食:カロリーが高い温かい食事で、主に前菜と主菜
・夕食:カルトエッセンと呼ばれる、パンの上にチーズやハムを乗せたもので、火を使わない料理

このように日本とは大きく違います。

日本では、夜ごはんがメインですが、ドイツ人は夜は寝るだけのため、軽めのごはんです。

これでは、栄養が偏ってしまうと思う方もいると思いますが、その分サプリメントで補っているため栄養はしっかりと摂っています。

ドイツのサプリメントは、世界から見ても、トップクラスの厳しい基準で作られています。

ドイツは、自然療法やサプリメントに関心のある方が多いため、一般的なドラッグストアにも、サプリメントやハーブなどの商品が多くあります。

ドイツと日本の違い

同じオーガニック食品でも、国によって大きく基準が違います。

基準が高い国では、オーガニックの関心も違い、関心が高いほど良い商品が当たり前のように店頭に並びます。

色々な国の食生活を取り入れている国は、日本以外にはなかなかありません。

グルメな日本こそオーガニック食品を取り入れて、健康的な生活をしていきましょう。