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畑作りは土作りが命。土質別の土壌改良方法お伝えします

      2017/09/16

畑作りは土作りが命。土質別の土壌改良方法お伝えします

畑作りは、土作りが命と言ってもいいかもしれません。

そのくらい、作物を育てるのにおいて、土というのは大切になってきます。

お庭で家庭菜園を始めたいけれど、土が適していないというときは、土壌改良を考えてみましょう。

今回は、畑の土壌改良の方法についてお話します。

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畑で一番大切なのは土

畑を作るうえで一番大切なこと、それは土作りです。
まずは、良い土でなければ、良い作物は育ちません。

作物作りに適した土作りは、簡単ではありません。

土作りは園芸にとって基本ですが、奥が深いものなのです。

良い土壌とは、このような条件を指します。

・水はけが良い
・保水性が高い
・保肥性が高い
・ふかふかの土
・堆肥の栄養バランスが良い
・微生物のバランスが良い

この条件を整えてあげることを、土壌改良と言います。

水はけは、畑で作物を育てるとき、真っ先に整えたい条件です。

水はけが悪く、排水性も悪い土で作物を育てても根が伸びず、根腐れしてしまい、良い作物が育ちません。

しかし、畑には保水性も必要な要素です。

すぐに水分がなくなって、乾燥してしまうような土では作物は育ちません。

保水性を保ち、余分な水分は排水してくれるのが、理想的な土壌です。

水はけが良いのに保水性が必要というと、反対の意味に思いますよね。

その理想の土に、近づける方法があるのです。

畑作りでの理想の土

団粒状の土が、畑作りでは理想の土とされています。
団粒は、土壌の粒子が塊になった状態を言います。

この状態になると、団粒の中に保水・保肥し、それ以外の水は排水されることになりますので、保水と排水を両立することができます。

団粒同士の隙間に空気層ができるので、通気性も確保できます。

また、団粒の隙間に多様な微生物が棲みつき、土壌の微生物バランスを整えてくれます。
多様な微生物のおかげで、特定の生物が繁殖することもなく、病害虫も発生しにくくなります。

団粒状の土を作るには、ただ耕して土を柔らかくすれば良いというわけではありません。

団粒化は、土の中で多様な生物が活動することにより起こります。

そのような土を作るためには、堆肥などの有機物を投入し、土壌生物を増やしてあげることが必要です。

団粒状の土は、適度に空気を含み、ふかふかの土になります。
ふかふかの土は根が張りやすく、作物にとっても育ちやすい環境です。

団粒状の土にするために、まずは問題になる土壌の改良から始めていきましょう。

次の項からは、土質別の土壌改良方法についてお話します。

粘土質土の土壌改良方法

粘土質の畑では、土が硬いため根が張りにくく、作物が大きく育ちません。

改良方法は、とにかく土を柔らかくすることです。

ふかふかの土にしなければならないのですから、ふかふかのものを混ぜ込みます。

・腐葉土
・落ち葉
・ぼかし肥料
・牛糞堆肥

などです。

1㎡あたり、2キロほど散布して、すきこみましょう。

ご近所に牛や馬を飼っている酪農家さんがいれば、そこで牛糞堆肥など売っている場合もありますので、探してみてください。

堆肥と土壌改良材を加えるのであれば、堆肥とパーライトなどの多孔質の資材を、1㎡あたり5ℓ散布して、すきこみます。

時間が掛かっても良いのであれば、緑肥作物として、クローバー・レンゲ・エンバクなどの作物を作り、刈り込んでから細かくして、土にすきこむという方法もあります。

粘土質の土壌は、すぐにはふかふかになりません。

堆肥や肥料をすきこみ、耕し続けて数年でやっとふかふかになるという気持ちで、長いスパンで土壌を改良していきましょう。

焦ってよくわからない資材を使うよりも、ゆっくり安心できる土に変えていった方が、後々のことを考えても良いですよね。

砂質土の土壌改良方法

砂質の土の問題は、水はけが良すぎることです。

通気性も、良すぎるのです。

水はけが良く、通気性が良いということは、保水性がないということです。
保水性がないと、作物の生長に必要な水分を保つことができません。

砂漠で作物は育ちませんよね。
砂質土壌にも、同じようなことが言えます。

先ほどの粘土質土壌の改良と違い、今度は粘土質の土を混ぜ込むことで、畑の保水力を上げていきます。

堆肥を1㎡あたり4キロ、粘土質の土(赤土や黒土)を1㎡あたり2キロ畑にすきこみます。

砂質土と粘土質土を混ぜて、お互いの欠点を補いあうということです。

土壌改良材として、バーミキュライトやゼオライトなどを投入する方法もあります。
こちらも、保水力や保肥力を高めてくれます。

1㎡あたり1~2ℓを堆肥4キロと混ぜ合わせて、畑に散布してすきこみます。

マルチを使って、水分の蒸発を防ぐという方法もあります。

堆肥をマルチ代わりに作物の根本に敷き、栽培後、そのまま畑にすきこむということもできます。

畑のpHを調節・アルカリ性土の土壌改良方法

日本の土壌は酸性である場合が多く、アルカリ性の土壌は少ないと言われています。

しかし、化学肥料を使い続けたり、石灰を散布しすぎると、アルカリ性に傾いた土壌になってしまうそうです。

アルカリ性の土壌は、化学肥料の塩類を溜めたり、アンモニアガスを発生させることがあるので、改良する必要があります。

作物が成育するうえでの最適なpHは、弱酸性から中性ですので、そちらに傾くように緩和していきます。

時間が掛かりますが、畑でトウモロコシやホウレンソウを栽培するという方法があります。

トウモロコシは、アンモニアガスの元である塩類を吸収してくれます。

ホウレンソウは、アルカリ性資材である石灰分を吸収してくれます。

すぐに改良したいという場合には、酸性肥料を投入するという方法もあります。

硫安・塩安・硫酸カリ・塩化カリなどです。

アルカリ性を中和してくれる作用があります。

酸性肥料は、すぐにpHを中和してくれるのですが、中和されずに残った酸が塩類を生成し、作物に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

やはり、急激な土壌改良は、難しい部分があるということを覚えておかなければなりません。

酸性土の土壌改良方法

雨の多い日本では、土に含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けだし、土壌が酸性に傾きがちです。

作物の生育に適したpHは、弱酸性から中性です。

酸性が強すぎると、作物に必要不可欠な栄養素であるリン酸やミネラルが不溶化してしまい、作物が吸収できなくなってしまいます。

中和する方法として、アルカリ資材を混ぜ込んで、中和させるというのが一般的です。

アルカリ資材は、炭酸カルシウム・ケイ酸カルシウム・生石灰・消石灰などです。

種まきや苗の植え付けの、1ヶ月~2週間前までに作業します。

畑を深さ30cmほど掘り起こし、1㎡あたり、100~200gの石灰を散布します。

消石灰を使う場合は、中和作用が強いため、量を控え目にしましょう。

石灰だけを散布すると土が硬くなってしまいますので、堆肥も一緒に入れていきます。

石灰と土を、よく混ぜましょう。
pH値を確認しながら行うと完璧です。

目標の数値になるまで、石灰を散布します。

このとき、気を付けてほしいのが、窒素肥料と一緒に散布しないことです。
アンモニアガスが発生してしまいます。

畑のpHを急激に変えることは難しく、中和しても、再び酸性に戻ってしまうこともあります。

土壌改良は腰を据えて、ゆっくり行っていくものと考えておきましょう。

土作りは丁寧に

自宅のお庭の土壌が、どのような土質なのか、考えたこともないですよね。

どのような作物も、土によって育まれています。

良い土でないと、良い作物が育たないということは、お分かりいただけましたよね。

土作りは、一朝一夕でできるものではありません。

ゆっくりと作っていきましょう。

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