子供が白米を食べない!その対策と楽になる考え方を紹介!

子供が白米を食べてくれないということに悩むママは多いようです。

栄養失調になってしまうのでは・・・と心配になりますよね。

ここでは、白米を食べない理由と、食べてもらうための工夫を紹介します。

また、「白米を食べてくれなくても、食事が楽になる考え方」もお伝えします。

子供が白米を食べない場合に考えられる理由①

最も大きな原因は空腹ではないということです。
これには誰でも納得いくのではないでしょうか。

大人の場合、お腹が空いてなくても食べることが出来ます。
しかし、子供は正直です。
お腹が空いていなければ口を開かないでしょう。

解決方法は、ずばり体を動かすことです。
運動量が少なく、カロリーを消費できないでいると、食事の時間になってもお腹がいっぱいで、白米はもちろんおかずも食べないでしょう。

お散歩や公園で遊ばせることでエネルギーを沢山消費させてお腹を空かせましょう。
子供の食欲が増して進んでご飯を食べてくれるはずです。

またお菓子の与え方にも注意が必要です。
味や食感が子供好みに作られているため、子供はお菓子を与えれば与えただけパクパク食べてしまいます。

しかしお菓子でお腹を満たしてご飯を食べないでいると、栄養面が心配になります。
一定の時間におやつタイムを設けて食事に影響を及ぼさない程度の量を与えましょう。

お菓子と同様に飲み物の与え方にも工夫をしましょう。
100%ジュースや牛乳など体に良さそうな飲み物だとしても、与えすぎるとやはりお腹がいっぱいになってご飯を食べたがらなくなります。
お菓子と同じく、時間と量を決めておきましょう。

子供が白米を食べない場合に考えられる理由②

また元から食が細い子は、お腹が空いていようがいまいが、白米もおかずも食べないことがあります。
ほとんどの子供達は、お腹が空けば、食べ物を口にします。
しかし少食の子達は、お腹が空いていることを気にしません。

離乳食の本やネットの情報に焦るママもいるでしょう。
しかし子供を叱ることは逆効果です。
無理に食べさせようとすると、食に対して拒絶感を与えてしまいます。

少食でも元気に遊べたらそれでOKと妥協も必要です。
ただ、おかずの種類を増やすなどして、栄養バランスだけは気にかけてあげましょう。

また時間が解決してくれる場合もあります。
保育園・幼稚園・小学校などにあがり、集団で給食を食べる機会が増えれば周りの子につられてパクパク食べられるようになるかもしれません。

また体を動かしエネルギーをどんどん消費するようになれば、自然と食べる量が増えてくるかもしれません。

病気がちでないなら、その子の個性と考え食べられるようになるまで待つことも必要です。

そして食事に対する良い印象を与えてあげましょう。
そうするためにはまず、大人が食事の時間を楽しみましょう。
大人が美味しそうに食べている姿を子供に見せてあげるだけで、意外と子供も食が進むものです。

量は少しずつでも、様々な食材に触れさせてあげて、食への興味が出てくるまで待っていてあげましょう。
そして重要なのは、少しでも食べられたら沢山褒めて、自信を持たせてあげることです。

子供は少しの工夫で、食べてくれることもある!

小さい子はよく、苦味イコール毒と認識して吐き出してしまいます。

また好き嫌いが出てくる時期でもあります。
解っていても、せっかく作った食事を吐き出されると、思わず叱りたくなりますよね。
そんな時は、主張が出来るくらい内面も成長してきたなと喜びましょう。

ただし、極端に好き嫌いが激しかったり、長い間1つの食材しか食べなかったりすると栄養が偏り、体調に悪影響を及ぼす可能性もあるので注意しましょう。

そんな時は環境にちょっとした変化を加えてみてはいかがでしょうか。

公園でお弁当を食べたり、家の中でピクニック気分でご飯を食べたり、お友達を呼んでプチパーティーを開いたり。
ちょっとした変化を与えて子供の食欲を刺激してみましょう。

また食材の置き換えも1つの手段です。
白米を食べない代わりにパンや麺類などの炭水化物で栄養を補っていたという家庭もあります。
朝とお昼は子供が好きなパンと麺類を主食にし、夜は食べる食べない関係なく白米の食事を用意。
食べないからと食卓から排除してしまわないことが重要です。

また普段は食べなくても、例えばカレーだったらご飯もおかわりしてくれるなど、子供にとって好物の組み合わせを見つけてみましょう。

また野菜やお肉を入れたお茶漬けなど、1度に様々な栄養が摂取できるメニューもオススメです。
栄養おやつもオススメ。
手作りのフライドポテトやご飯パンなどは白米を食べない子にもウケの良いおやつです。

どうやっても白米を食べない場合は、諦めるのもひとつの方法

次に紹介するのは、お子さんに白米を食べてもらおうと躍起になったあるお母さんの体験談です。

白米を食べない子の口を開かせようとあらゆる手段を講じました。
海苔でご飯を巻いてみたり、あんかけでご飯の味を変えてみたり、海苔で顔を書いたおにぎりを作ってみたり、公園におにぎりを持っていったり、食の絵本を読み聞かせたりと、ネットや育児書で紹介している方法を全部試してみましたが、全滅。

白米を食べない子に感情的になってしまい、嫌がる息子の口にご飯を押し込むなど、ひどいこともしてしまいました。

その心はポッキリと折れてしまい、思い切って白米を食べさせるのを辞めてみたそうです。
すると心が軽くなったようです。

そして、親である両親がまず、食事を楽しむことにしました。
そして息子が白米を食べるようになるまで、黙って待つことにしました。

子供は大人のことを見ていないようで、よく観察しています。
食事の時間に大人が楽しそうにしていたら、自然と子供も食に興味を持ってくれるはずです。

子供が全然食べないからといって叱るのは禁物。
もしかしたらあまりお腹が空いていないのかもしれない、気分が優れないのかもしれないなど食べたくない理由は人によって様々なのですから。

食べる食べないに関わらず、おかずやご飯メニューのバリエーションを豊かにし、息子が興味を持ってくれるメニューを増やしました。
そして少しでも食べられたら、息子を褒め、一緒に喜びました。

白米を食べてくれないと悩む必要はあまりない?

また次のような考え方もあります。

白米は絶対必要なのでしょうか?

炭水化物さえ摂れれば、白米に変わる主食はいくらでもあります。
大人になれば平気で白米を食べられるようになります。

それに白米ではなくても炊き込みご飯やふりかけご飯でもお米を食べていることに変わりはありません。
極端な偏食でないのなら、ふりかけでも海苔でも与えてもいいのではないでしょうか。

意地の張り合いで白米だけを与えてしまって、子供がお米自体に拒絶感を覚えてしまったら、元も子もありません。

それに毎日続く食事の時間は、楽しいものでありたいですよね。
食べないからと責めたりしたら、食べることが嫌になってしまうかもしれません。

また保育園や幼稚園、小学校に通う子で、給食やお弁当を食べてくれるなら、しばらくはお昼のご飯に栄養面は任せてみてはどうでしょうか。

それにちょっとしたきっかけで白米を食べられるようになるかもしれません。
白米が苦手だった我が家の子供に、ある日ふりかけや魚を混ぜないでって言われてびっくりしたことがあります。

もしくは、ふりかけやお茶漬け、海苔などをご褒美として与えてみたらどうでしょう?
はじめの1杯は白いご飯、おかわりからはふりかけOKと。
この時、1杯目のハードルを低くすることも大切です。

何より大切なのは、子供の気持ちに共感すること。
白米を食べたくない理由を聞いてみたり、食べる量を決めさせるというのもオススメです。
少しでも食べたら褒めてあげて、子供に自信を付けてあげましょう。

子供との食事は、好き嫌いを気にせず親子で楽しむことが大事!

「おかずばかり食べて、白米は全然食べてないわよ、好き嫌いはだめ!」「食事中にふざけないの、食べ物をこぼさないで!」「ダラダラ食べないで早く食べなさい!」など親からガミガミ言われながら食べてる子が意外と多いです。
怒られながら食べる食事は楽しくないでしょうし、美味しくもありません。

大人だって食欲が湧かない日があるように、子供も同じです。
なのに、子供にだけ「食べ物は残したらいけません。お皿をピカピカにしなさい」と怒られてはかわいそうです。

逆に 子供の食卓での様子を観察すれば、その子のコンディションを把握することができると考えてみてはどうでしょうか。
その日の体調を考慮せず、無理矢理食べさせていたら、子供の重要な変化を見過ごしてしまうかも知れません。

好き嫌い、食べ残し、食べこぼしなどある程度妥協しつつ、自ら成長できる機会を子供自身に与えてみてはいかがでしょうか。

食事のしつけやマナーはゆっくり身に付けていけばいいのです。
親として大切な役割は、栄養を考えたバリエーション豊かな食事を通して、様々な食に触れさせること、そして食卓を家族で楽しく囲み、食事の時間を楽しいものと子供たちに印象付けさせることです。

食事の時間が楽しくなることで、食べることへのストレスから開放されれば、親兄弟の食べているものに興味を示し、白米だけでなくいろいろなおかずにチャレンジしようと思えるかもしれませんね。

食べないことを心配するよりおおらかな気持ちで食事を楽しもう!

今回は、子供が白米を食べないことについてお伝えしました。

子供が白米を食べないのには理由があること、時期がくれば食べるようになることなどが分かりましたね。

工夫してもダメな時は無理強いせず、親子で笑いながら食べることにシフトするのがいいかもしれません。

好き嫌いを無くすことより、食事の楽しさを教えてあげてください。