鶏肉を冷凍保存すると賞味期限はどれくらい延びる?

比較的安価に手に入り、ヘルシーな鶏肉は、食卓に多く取り入れたい食材ですね。

しかし生のままですと、賞味期限はせいぜい数日です。
特売でたくさん買って冷凍保存したけど、いつまで使えるのか不安ですよね。

今回は鶏肉の賞味期限や冷凍方法についてまとめました。

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冷蔵保存は下味をつけて賞味期限を延ばす

鶏肉は水分を多く含んでいるため、牛肉や豚肉と比べて傷むのが早く、賞味期限が短いお肉です。

もも肉やむね肉、手羽元は2日~3日以内、ささみや鶏ひき肉は当日~1日以内が目安なので、賞味期限が短いお肉と言えます。

ただし、これはあくまでも目安ですので、基本的にはパックに記載されている賞味期限内で食べると良いでしょう。

鶏肉を冷凍保存ではなく冷蔵保存をする場合、購入した鶏肉はパックから出し、表面をキッチンペーパーなどで包んで水分を取ってから保存するのがコツです。
表面の水気を取る前に少量の醤油やみりん、お酒をふって下味をつけると保存性がさらに高まります。
その際は、下味をつけてから冷蔵保存をしても、下味をつけながら冷蔵保存をしても大丈夫ですが、下味をつけながらの保存の場合、鶏肉が辛くなることもあるので注意が必要です。

水気を取った後は、ラップやジップ付きの袋、密閉容器に入れて空気を遮断して保存するとなお良いです。
チルド室があれば、チルド室に入れることも大切です。

鶏肉の下味いろいろ

鶏肉のうち鶏もも肉は水分が多く、もっとも傷みやすいため、早く冷凍保存をすることをオススメします。

切り分けてから下味をつけると凍ったまま料理に使用でき、さらに味が染みてふっくらジューシーに仕上がります。

鶏もも肉大2枚であれば、脂肪を除いてから3cm角に切り、オイスターソース、しょうゆ各大さじ2、砂糖小さじ1を加えてもみ混ぜた後、ゴマ油大さじ1/2を加えてもみ混ぜると、美味しい味つけが出来ます。

その後冷凍保存をするときは、冷凍用保存袋2袋に調味液ごと等分にして入れ、薄く平らにして、口を閉じて冷凍しましょう。

パサつきがちな鶏むね肉も、下味をつけてから冷凍すれば、中まで味がしみてしっとりと美味しく仕上がります。

皮なし鶏胸肉2枚であれば、ひと口大の斜めそぎ切りにしてボウルに入れ、レモンの絞り汁大さじ1、塩大さじ1/2、コショウ少々を加えてもみ混ぜた後、オリーブオイル大さじ2を加えてさらにもみ混ぜると美味しいです。
こちらも、鶏もも肉と同じ方法で冷凍保存しましょう。

鶏手羽先のような骨つき肉は味が変化しにくいため、冷凍保存にオススメの食材です。
切り込みを入れると味が染み込みやすく、火の通りが早くなるため、時間短縮にもなります。

鶏手羽先12本であれば、骨に沿って1本切り込みを入れてボウルに入れ、しょうゆ、みりん各大さじ4、砂糖大さじ3を加えてもみ混ぜると美味しくなります。
こちらも、同様に冷凍用保存袋で保存しましょう。

冷凍保存の賞味期限とコツ

鶏肉を鮮度を重視して美味しく食べられるのはおよそ2週間ほどです。
それ以上保存すると、におい移りなどで味が落ちる可能性があります。
それでも良ければ1か月は冷凍保存することができます。

冷凍のコツのひとつは、新鮮な鶏肉を選ぶということです。
すでに品質が落ちているお肉は、冷凍しても美味しく食べることができません。
スーパーなどで買うときは、賞味期限なども参考にしながら新鮮なものを購入し、できるだけ新鮮なうちに冷凍することが大切です。

また、空気に触れると酸化してしまうため、なるべく真空になるようラップや保存袋などで包んで保存することも重要です。
豚肉、鶏肉、牛肉、ハムやソーセージなどの加工品でも、真空にして冷凍することで鮮度を保つことが出来ます。

さらに、ラップで包むときに、クッキングペーパーなどでお肉の水分を取り除いておくと、臭みを取ることができ、美味しく食べることができます。
また、厚みのあるお肉は凍るのに時間がかかるため、小さく薄く切って冷凍することもポイントです。
1回分ずつ小分けにすると料理に使いやすくなり、解凍にも時間がかからないので便利です。

鶏肉は急速冷凍しよう

賞味期限が早い鶏肉を品質がよい状態で冷凍するためには、すぐに冷凍することが重要です。

通常の冷凍方法だと凍るのに時間がかかるため、お肉内の水分が凍結するときに氷の結晶が大きくなり、細胞を破壊して旨み成分が流出してしまいます。

お肉を解凍させるときに赤い肉汁が出ますが、これがドリップという旨み成分です。
ドリップが出るほど美味しさが損なわれてしまうのです。

急速に冷凍することができれば、氷の結晶が小さいまま凍らせることができ、ドリップが出るのを抑えることができます。

実際、通常の冷凍方法のお肉と急速に冷凍させたお肉を比べると、急速に冷凍させたお肉は品質の良い状態を保持できており、旨み成分が逃げないためジューシーで美味しいことが分かります。

業務用では、冷凍機能に特化した急速冷凍機があり、鮮度や品質を落とさずに冷凍することができますが、ご家庭では金属トレーの上に乗せて冷却すると急速に冷凍することができます。

金属は熱伝導率が高いため、素早く熱を奪ってくれるのです。
特にアルミは熱伝導率が高いのでオススメです。

賞味期限が切れた鶏肉の見分け方

生の鶏肉の賞味期限を見分けるためには、まず色の違いに注意しましょう。

鮮度の良い鶏肉はピンクがかった肌色をしていますが、傷むにつれて次第に灰色に変わっていきます。

鶏肉の色が灰色に近づいてきたら、傷む前に使いましょう。
ピンクより灰色の部分が増えてしまったら、手遅れなので注意してください。

臭いも大きな特徴のひとつです。
傷んだ生の鶏肉からは、酸っぱい臭いやアンモニアの臭いのような嫌な臭いがします。
加熱中でも悪臭がすることがあるので、その場合は食べるのをやめたほうがいいでしょう。
また、鶏肉を水洗いした後でもヌルヌル感が残っていると、傷んでいる可能性もあるため、注意しましょう。

冷凍の鶏肉でも、傷みを見分けることができます。
まずは氷の付き具合を見てみましょう。

鶏肉の周りに氷が厚く張っていたら、その鶏肉は食べることができません。
このような場合は、鶏肉が冷凍焼けを起こしている可能性があり、食べても有害ではありませんが美味しくは頂けません。
また、灰色よりも濃い色をしていたら、冷凍であっても処分するべき鶏肉ですので、注意しましょう。

冷凍した鶏肉の解凍方法

凍った状態の鶏肉を冷蔵庫で解凍するためには、凍った状態の鶏肉を冷凍庫から出して冷蔵庫に入れます。
鶏肉が包装されていない場合は、液体がたれないようにしましょう。

また、冷蔵庫での解凍をする場合は、時間に気を付けなければいけません。
通常、鶏肉は約450gあたり5時間の解凍時間がかかります。

そのため調理の予定をきちんと立てる必要があります。
解凍ができたら、冷蔵庫から速やかに取り出してください。

解凍後の鶏肉は、1~2日間ほどの賞味期限があります。
ただし、一度解凍した鶏肉は再冷凍できないため、注意しましょう。

シンクで鶏肉を解凍する場合は、保存袋に入れ、冷水を張ったボウルに鶏肉の上部までしっかりと浸かるように入れます。
この方法を用いると約450gの鶏肉はおよそ1時間で解凍出来ます。

急いでいるときは、レンジでの解凍もできます。
お肉のラップを取り、キッチンペーパーの上にのせて電子レンジで加熱させます。
電子レンジに搭載されている解凍モード、なければ出来るだけ低いワット数で、様子を見ながら加熱すると、解凍しすぎを防ぐことができるでしょう。

鶏肉を上手に保存しよう

鶏肉などの食材は上手に保存して、美味しく食べたいですね。

下味をつけるなどの工夫をすれば、冷凍しても美味しいままで食べることが出来ますよ。
下味があれば、すぐに料理にも使えて時短にもなりますね。
家計の味方である鶏肉を、もっと活用しましょう。