離乳食完了期からスプーンを使う練習を始める。その方法は?

離乳食に慣れてくると、赤ちゃんが自分でご飯を食べたい!と思うようになってきますよね。

しかし、赤ちゃんがスプーンやフォークに興味を示しても、どのように練習をすれば良いかイマイチ分からない・・というママも多いのではないでしょうか?

今回は、赤ちゃんのスプーンやフォークの練習について、どのように進めていけばよいかなどお話していきます。

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離乳食が順調に進んでいる赤ちゃんのスプーンやフォークの練習はいつから?

離乳食完了期の1歳から1歳半ごろになると、奥歯が生え始め、噛んだり飲み込んだりする力もついてきます。
大人がスプーンで口元に運んだものを上手に食べたり、目の前にある食べ物を手づかみで口に運んだりするようになります。

個人差はありますが、このころからだんだんとスプーンやフォークを持つことに興味を覚え始めます。
1人で上手にスプーン・フォークを使えるようになるのはおよそ2歳前後からですが、興味を示すようになってきたら、少しずつ練習を始めてみましょう。

赤ちゃんの「ものを食べる練習」には、いくつかステップがあります。

1)大人がスプーンやフォークを使って赤ちゃんに食べさせてあげる。

2)大人がスプーン・フォークで食べさせてあげながら、赤ちゃんは手づかみ食べをする。
3)大人がスプーン・フォークの使い方を促し、赤ちゃんは手づかみ食べとスプーン・フォークを併用する。

4)1人でスプーンやフォークを使えるようになる。

このように段階を経て、徐々に自分の力で食事ができるようになっていくのです。

なかでも「手づかみ食べ」は、後から詳しく述べますが、発達において欠かせない重要なステップです。
遊び食べでなかなか食事が進まなかったり、あちこち汚したりしてもあまり神経質にならずに、まずは赤ちゃんのペースで「楽しく食べる」ことを大切にしてあげてくださいね。

離乳食を手づかみ食べることはスプーンの練習に必要

赤ちゃんの手づかみ食べは、生後9か月頃、そろそろ離乳食に慣れてきたくらいの時期に始まります。
もちろんこれも個人差があり、1歳頃からという場合も珍しくありません。

離乳食完了期を迎え、スプーンやフォークの練習を始めるとやめる場合がほとんどですので、無理にやめさせたりしないで、あせらずゆったりと見守ってあげましょう。

先ほども述べたように、手づかみ食べは発達段階において重要なステップです。
スプーンやフォークを使って上手に食べられるようになるための、いわば「基礎固め」。手で直接さわってみることで食べ物の形や感触、硬さ、温度などを確かめたり、食べたいものを選んで自分のペースで口に運ぶことで、「自分で食べたい!」という欲求をさらに高めることができます。

また、たくさんの量を一度に口に入れようとしたり、熱いものをさわってしまったりという失敗を繰り返しながら、徐々に自分にとっての「適量」や「適切なペース」を覚えていきます。

手づかみ食べが始まったら、赤ちゃんが持ちやすい大きさ・形状の離乳食を用意してあげましょう。
おにぎりやサンドイッチ、野菜スティック、玉子焼きなどがオススメです。

また、スプーンやフォークの練習をする時でも、手づかみ食を一緒に用意しておくと良いでしょう。
スプーン・フォークが上手に使えなくても、ストレスを溜めることなく楽しく食事ができると思います。

赤ちゃんのスプーンの練習の仕方は?

手づかみ食べをたくさん経験させてあげたら、次はいよいよスプーン・フォークの練習です。
ママも赤ちゃんも楽しく快適に、思う存分練習ができるように、まずは環境を整えましょう。

赤ちゃん用のお食事エプロンは、腕まで覆ってくれる長袖タイプのものを用意すると良いでしょう。
後かたづけが楽になるよう床にはレジャーシートや新聞紙を敷き、液体をこぼしても広がらないようにおぼんを使います。
タオルも少し余分に用意しておくと良いかもしれませんね。

それでは、準備ができたら始めましょう!
…と言っても、いきなりスプーンやフォークを持たせても、最初から上手に扱うことはできませんよね。
初めはいつもと同じように、大人がスプーンやフォークで食べさせてあげましょう。

次に、スプーンやフォークに食べ物を少量のせた状態で赤ちゃんに手渡してください。
大人の手は添えたままで、口に運ぶ練習を繰り返します。

慣れてきたら途中から大人は手を離し、赤ちゃん1人でスプーン・フォークを持たせてみましょう。

この繰り返しで、だんだん上手にスプーンやフォークが使えるようになってきます。

離乳食後期の赤ちゃんはイヤイヤ期の子も多く、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。
しかし、何事も失敗を重ねることで学習していくものですから、親はじっくり気長に見守ることが大切です。

離乳食で使用するスプーン選びも大切

離乳食を食べさせるスプーンの素材や大きさも、赤ちゃんの好みや成長に合わせて上手に選んであげたいものです。

プラスチック製は軽くて扱いやすく、口当たりが優しいので赤ちゃんの口の中を傷つける心配がありません。
消毒できるものだと衛生面も安心ですね。
食材の色がつきやすいので、気になる人は注意が必要です。

ステンレス製は変形・変質しにくく、長期間の使用に向きます。
汚れが落ちやすく色移りの心配もありません。
ただし、歯に当たった時の感触や唇との温度差、金属の味を嫌がる子もいます。

木製は、軽さと柔らかい口当たり、優しい風合いが特徴です。
変形・変色しやすく耐久性に欠けるため、長期使用には向きません。
汚れが染み込みやすいのでつけおきは避け、使用後はすぐに洗いましょう。

スプーンの大きさは、離乳食の段階によって使い分けましょう。
初期(5~6か月頃)は食べ物がドロドロの状態なので、スプーンの先の方ですくって与えます。
赤ちゃんの口に無理なく入る、ヘッドの小さいスプーンを選びましょう。

中期(7~8か月頃)は一口の量が増えるので、初期よりも一回り大きめのものがオススメです。

後期(9~11か月頃)は、スプーンの練習を始めることも視野に入れ、「赤ちゃんが使いやすい」という観点から選ぶと良いでしょう。

自分でやりたいという意欲を最大限サポートできるよう、持ちやすい・すくいやすい・食べやすい形状のものを見つけてあげてください。

スプーンやフォークの練習をするときのポイント

スプーンやフォークの練習をする際に気をつけたいポイントは、主に次の3つです。

1)食べ物の大きさ・硬さ
食べ物は一口で食べられる大きさにしてスプーンにのせてあげましょう。
フォークを使う場合は、刺しやすいように硬さにも気をつけてください。

2)食べる姿勢
スプーンやフォークを上手に使うためには、良い姿勢も大切です。
ベビーチェアに座った状態で、足がぶらぶらと浮いていないか、テーブルの高さは合っているか確認しましょう。

3)集中できる環境
赤ちゃんにスプーンを持たせると、そのままかぶりついてみたり振り回したりすることも。
まずは「スプーン・フォーク=ご飯を食べるための道具」という認識を持たせるために、おもちゃを片付けたりテレビを消すなど、食事に集中できる環境を整えてあげましょう。
また、最初のうちは練習に適した離乳食メニューを用意してあげることも大事です。

スプーンで食べる場合は、お粥や豆腐、ヨーグルトなどがオススメです。
汁物はそのままだとこぼれ落ちてしまいますので、少しとろみをつけてあげましょう。

フォークで食べる場合は、玉子焼きや煮物、煮豆、はんぺんなど、簡単に刺せて崩れないものをオススメします。

フォークの練習は、スプーンの練習と同時進行で行うのが良いでしょう。
手づかみ食べをするようになったら、「スプーン・フォークデビュー」はもうすぐです。

スプーンやフォークの練習にピッタリな離乳食メニュー

スプーン編

●とろーりゼリー
1)粉ゼラチン約5gを水でふやかし、そこへ80℃以下に冷ましたお湯50ccを入れて混ぜ、ゼラチンを溶かす。

2)100%果汁のジュースを400ccほど加え、泡立てないように混ぜる。

3)容器に小分けにして、冷蔵庫でとろりとするまで冷やして出来上がり。
※1歳前後の赤ちゃんにオススメ。

●マカロニの野菜スープ煮
1)マカロニは柔らかく茹で、食べやすい大きさに切る。

2)鍋にだし汁100ccと水50ccを入れて温め、汁気を切ったツナと小さく刻んだ野菜をそれぞれ適量入れて煮る。

3)野菜が柔らかくなったら1を加え、醤油少々で味を調えたら完成。
※1歳から1歳半ぐらいの赤ちゃんにオススメ。
※野菜はお家にあるものでOK!

フォーク編

●簡単ライスボール
1)ごはん1膳分と離乳食用のふりかけ・卵黄1個・醤油少々をよく混ぜ、食べよい大きさに丸める。

2)フライパンに少量の油を熱し1の表面をカリッと焼いたら出来上がり。
※ごはんの硬さを調節すれば離乳食中期ぐらいからOK。
手づかみ食べにもフォークの練習にもオススメです。

●いももち
1)じゃがいも大2個を茹でてつぶす。

2)ほうれん草1株を茹でて細かく刻む。

3)1の中に2と鮭フレーク適量・牛乳大さじ1・片栗粉少々を入れてよく混ぜる。

4)3を食べやすい大きさに丸め、薄く油をひいたフライパンでこんがり焼いたら完成。
※タネがゆるいと丸めにくいので、片栗粉の量で固さを調整してください。

焦らず自分で食べる楽しさを教えてあげましょう

いかがでしたか。

離乳食も順調に進み、自分でスプーンやフォークを使えるようになると、とても楽になりますよね。
しかし、いざ練習をさせてみると想像以上に難しいものです。

スプーンやフォークの練習は、焦らずに赤ちゃんの成長のペースに合わせて慣らしていきましょう。

自分で食べる楽しさを学ぶことで、上達していくと良いですね。