人参をミキサーを使って、飲みやすいジュースにしてみよう!

人参・・・好きな方も、苦手な方もいますよね。

人参は、用途が広いので、色々なお料理に使えて大変便利な野菜です。

昨今、栄養が豊富で、色々な健康効果が期待できる、人参ジュースが注目されています。
スーパーやコンビニでも手軽に手に入る人参ジュースですが、ご家庭でも簡単に作ることができます。

今回は、毎日飲みたい人参ジュースの、ミキサーを使った作り方などについてお話します。

人参ってどんな野菜?

健康に良く免疫力を高める食べ物として人参があります。

この人参には、西洋種と東洋種があり、一般的に流通しているのは西洋種の方です。
基本的に、1年を通して流通していますが、秋から冬にかけてが最もいい味になります。

買うときのポイントとしては、色が鮮やかで、首の部分に青みや黒ずみのないものを選ぶと良いでしょう。
また、先端が割れているようなものも避けるようにしましょう。

人参はありとあらゆる料理に利用できる便利な食材です。
生で食べてもジュースにして飲んでも、煮ても、妙めても、漬けても、美味しく食べられる、万能さがあります。
とくに油との相性が良いため、てんぶらやきんぴらなどもいいですね。

保存する際は、水気をよくふいて、冷蔵庫で保管します。
冬であれば、室温であっても、長期間保存することが可能です。

余談ですが、人参は食べる以外に美顔にも使えます。
人参とかぶを1個ずつ、ミキサーにかけてつぶしたもので顔をパックし、約20分後に水で洗い流すというものです。
これは昔からハンガリーに伝わるもので肌につやを与えてくれます。

 

人参の栄養成分と効能

人参の主な栄養成分としては、カロテン、ビタミンA、カリウム、食物繊維などがあります。

カロテンに抗ガン作用や若返り作用があります。
とくに皮の部分に多く含まれていますので、なるべく皮は捨てずに使うようにしてください。

ビタミンAは、夜盲症を改善し、視力の強化に役立ちます。
また、肌をなめらかにする効果があるので、お肌の調子が気になる人は、ミキサーなどで作った人参ジュースを飲むのもオススメです。

カリウムは余分な塩分を排出して、血管の内と外の浸透圧を調節することで血圧を安定させます。

食物繊維には便通を良くして、腸内の発ガン物質など有害物を体外へ出す働きがあります。

根っこだけでなく、葉の部分にも栄養が豊富に含まれています。
たんぱく質は根の3倍、カルシウムは根の5倍ほどです。

スーパーなどでは葉つきのものは中々手に入りませんが、有機野菜を売るお店などでは手に入ることもあります。
その際はぜひ捨てずに食べたいものです。

食べ方としては、刻んで醤油で煮たり、漬物にしたり、柔らかい若葉であれば、さっと茹でておひたしにしてもいいでしょう。

 

人参ジュースにする人参の選び方&洗い方は?

人参を選ぶ際は、オレンジ色が濃いもの、傷やひび割れのないもの、先端が細くなっていないもの、茶色くなっていないものなどがポイントとなってきます。

ここで気を付けたいのが、大抵の人参には残留農薬があるということです。
体に健康被害が出てしまうほどの量が残っている事はほとんどないですが、やはり気になるものですよね。

ミキサーなどでジュースを作る前に、少しでも残留農薬を減らすように流水で洗い流してしまいましょう。

具体的な洗い方としては、野菜や果物用のスポンジを使って、最低でも30秒間、流水で人参をこすりながら洗い流します。
あまりきつくこすって傷をつけないように注意をしてください。
傷をつけてしまうと、その傷から残留農薬が中に入りやすくなるからです。

残留農薬を水で洗い流す時には、食器用洗剤(野菜や果物でもOKなもの)や野菜専用を使うこともできるのですが、その後は流水でしっかりと1分以上かけてその洗剤を洗い落とすようにしましょう。

 

人参ジュースを作る!摂取できる栄養はミキサーとジューサーでどう違う?

人参ジュースを作る際に使うのが、ミキサーやジューサーですね。
この2つの違いを説明していきます。

ミキサーは、野菜や果物に水や豆乳などの水分を加えて、刃で粉砕して液状にするものです。
このやり方だと、食物繊維を余すところなく摂取できます。

一方ジューサーは、野菜や果物から液体を絞りだすものです。
酵素を壊すことなくそのまま摂取することができますし、なめらかなジュースとして素材本来の味を楽しむことができます。

さらにスロージューサーは、刃を使わず、ゆっくりと野菜や果物を圧縮して液体を絞り出すものです。
熱に弱い酵素やビタミンなどの栄養素が変性しにくく、細胞壁から抽出されたファイトケミカルも効率よく摂取できます。

お腹の調子を整えるため食物繊維を多く摂取したい場合はミキサーを使用してください。
効率よく野菜や果物の酵素を摂取して美容や健康に役立てたい場合、あるいは体力を回復させたい場合にはジューサーを使用してください。

 

ミキサーやジューサーで人参をジュースにする時・飲む時などの注意点

ミキサーやジューサーでジュースにする過程で、人参に多く含まれるビタミンCが上手に摂取できなくなる場合もあります。
人参の酵素の中には、アスコルビナーゼというビタミンCを破壊してしまう成分が含まれているからです。

しかし、アスコルビナーゼは酸に弱いという特性を持つので、柑橘類をプラスするとその働きを抑制することになり、ビタミンCを上手に摂取できることになります。

柑橘類としては、オレンジ、レモン、グレープフルーツなどが飲みやすくなるのでオススメです。
甘みがあり人参と相性がよいリンゴや、ほどよい酸味のトマトなどを加えても美味しくなります。

1つ注意点として、ジュースは消化が早いため、食後すぐには飲まないでください。
先に食べたものを押し流し、腐敗させてしまう作用があります。

こうなると、せっかくの栄養素も有害物質に変化し、健康被害が起こってしまう恐れがあります。
なので、なるべく食前の空腹時に飲みましょう。
体内の老廃物を排出してくれます。

 

ミキサーを使って人参ジュースの作ろう!レシピの紹介

人参ジュースにするときは西洋人参を使います。

皮の部分には、内部の約2.5倍ものβ-カロテンが含まれているので、人参ジュースを作る際には是非皮も一緒に入れてください。
繰り返しになりますが、相性の良いりんごを入れると飲みやすくなります。

【材料】
人参:1/2個〜1個
りんご:1/2個〜1個
水:75ml〜150ml

【作り方】
①人参とりんごのどちらとも、皮がついたまま使うので必ずしっかりと洗います。
洗った人参とりんごを切ります。
りんごについては種の部分を取り除いて使います。

②小さく切った人参とりんごと水をミキサーに入れミキサーを回します。

甘さが足らない時には蜂蜜やシロップを入れてください。
飲みやすくなると思います。

毎日の習慣とする場合は人参1/2個、肌荒れや体調等の不調がある場合は人参1個など、その時の体調にあわせて調整してください。
ただ、1日人参を1個以上摂取してしまうと、皮膚が黄色くなってしまうこともあるので、摂りすぎには注意をしてください。

 

人参ジュースにはミキサーがオススメ!

人参に含まれている非常に高い栄養素・・・。

健康を維持する為にも、優れた栄養素を、あますことなく摂取したいですよね。

人参ジュースを作るには、食物繊維も含まれているので、食物繊維もしっかり摂れる「ミキサー」がオススメです。

是非、今日から手作り人参ジュース生活を始めてみましょう。