醤油は古くから伝わる調味料ですが、香ばしいおいしさだけでなく、ギャバや大豆ペプチドなどが含まれており人々の健康を守っています。
そんな醤油を使ったおかきですが、お茶菓子として人気が高いです。
それを手作りにすれば、市販のものとはまた違ったおいしさが楽しめるのではないでしょうか。
そこで今回は、餅を使った醤油おかきの様々な作り方についてご説明していきます。
餅を使った醤油おかきの作り方は手間もお金もかからない!?
醤油おかきは、「作るのに手間がかかる」というイメージがあります。
そのため、「醤油おかきが食べたい」と思っても、手作りではなく市販のものを買って食べるという方も多いのではないでしょうか。
そのような方には、餅を使った醤油おかきの作り方がおすすめです。
餅は、正月などの祝いの際にもらう機会が多く、またスーパーなどでも手に入りやすい食材ですよね。
保存が効くという利点がある一方で「食べるのを忘れていて腐らせてしまった」などという声も聞きます。
また、餅は腹持ちも良いため、一度に多くの量を食べるのも難しいでしょう。
これらを考えると、餅を使った醤油おかきの作り方であれば、手間だけなくお金もかけずに済むと言えます。
次項からは、様々な醤油おかきの作り方をご説明していきます。
じゅわっと口の中で広がる!油で揚げる醤油おかきの作り方
まずは、一般的な餅を油で揚げる醤油おかきの作り方です。
〈材料〉
・餅 2枚
・揚げ油 適量
・醤油 大さじ1
〈作り方〉
①餅を乾かす
一口サイズに切った餅を、ざるなどに並べて乾かします。
3日~7日ほど乾かして、餅の水分をしっかりと抜きましょう。
餅にひびが入るくらい乾かすのが良いです。
また、カビの発生などを防ぐためにも、湿気の少ない場所で乾かすようにしてください。
②油で餅を揚げる
180℃に熱した油で、きつね色になるまで揚げましょう。
両面に火が通るよう、時々裏返しながら揚げてください。
③醤油を絡ませる
餅が冷めないうちに、醤油を絡ませて味つけします。
ビニール袋などに餅と醤油を入れて振っても、均等に味が絡みやすくなるためおすすめです。
少しの油でも食べ応え十分!オーブンを使った醤油おかきの作り方
醤油おかきは、オーブンを使った作り方もあります。
焦げつかないよう、時々様子を見ながら作ってください。
〈材料〉
・餅 3枚
・醤油 30cc
・みりん 40cc
・砂糖 小さじ1
・サラダ油 少々
〈作り方〉
①餅を乾かす
1cmくらいに切った餅を、ざるなどに並べて乾かします。
寒い冬は、ストーブの前に置いておくと乾きやすくなりおすすめです。
前項の「油で揚げて作る醤油おかき」とは違い、少し水分が残った状態でも大丈夫です。
②オーブンで焼く
230℃のオーブンで、きつね色になるまで焼きましょう。
③調味料を合わせる
餅を焼いている間に、醤油・みりん・砂糖・サラダ油を合わせておきます。
よく混ぜておくことで、味のばらつきを防ぐことができます。
④餅と調味料と絡ませる
餅が焼けたら、ボウルの中にそれを移してください。
冷めないうちに、調味料を良く絡ませましょう。
あまりいっきに調味料を入れてしまうと、味が絡みすぎている部分と絡まない部分ができてしまうので注意してください。
みりんや砂糖を材料に使っているため、食べ応えのある醤油おかきが楽しめます。
油を使わずヘルシーに!フライパンを使った醤油おかきの作り方
フライパン1つで醤油おかきが作れたら、洗い物なども楽ですよね。
そこで、ここではフライパンを使った醤油おかきの作り方をご紹介します。
この作り方は、身体のことを考えて油の摂取を控えている方にもおすすめです。
注意点として、餅がくっついてしまうことを防ぐため、フッ素加工のものを使うようにしてください。
〈材料〉
・餅 100g
・醤油 適量
・砂糖 適量
〈作り方〉
①餅を乾かす
フライパンの中でコロコロと転がしながら作れるよう、餅をサイコロ状に切って乾かします。
7日ほど乾かしてください。
②熱したフライパンの中に餅を入れ、弱火~中火で焼く
餅の状態に合わせて火力を調節しましょう。
初めは餅の表面がしっとりとしますが、段々とカリカリとした香ばしさが出てきます。
③餅と調味料を絡ませる
きつね色になるまで焼いたらボウルなどに移し、冷めないうちに調味料と絡ませましょう。
子供の食育にも!電子レンジを使った醤油おかきの作り方
醤油おかきは、電子レンジを使った作り方もあります。
電子レンジであればやけどの心配も少ないため、小さな子供も一緒に作れるでしょう。
子供と一緒に醤油おかきを作ることで、食育にも繋がるかもしれません。
餅が電子レンジの中で膨らむ様子は、子供からしても楽しいものですよね。
また、電子レンジを使った醤油おかきの作り方は、初めに餅を乾かす工程がいらないことが多いため手軽です。
〈材料〉
・切り餅 1枚
・きび砂糖 小さじ1
・醤油 小さじ2
〈作り方〉
①餅を切る
子供が食べやすいように、1cmくらいの大きさに切りましょう。
②餅を天板に並べる
天板にくっつかないよう、クッキングシートを敷いてから餅を並べます。
餅が膨らむことを考え、少し間隔を空けて並べるようにしてください。
③餅を電子レンジで温める
600Wで3分くらいを目安に餅を温めます。
電子レンジは火の通りにムラができやすいため、サクサクになったものから順に取り出しましょう。
様子を見ながら、こまめに温めるのがポイントです。
④調味料を合わせる
餅を電子レンジで温めている合間に、調味料を合わせて混ぜておきましょう。
⑤餅と調味料を絡ませる
すべての餅がサクサクになったら、先ほど調味料を合わせておいたボウルにそれを入れます。
⑥餅を冷ます
調味料を絡ませた餅を、キッキングシートに並べ乾かします。
時間をかけて冷ますことで、味がより餅に染みて美味しくなります。
甘じょっぱさがおいしい!醤油おかきのアレンジレシピ
醤油おかきを大量に作りすぎてしまった際などは、いくらおいしくても最後まで食べきるのが難しいこともあります。
そこで、ここでは残った醤油おかきを使った「チョコおかき」の作り方をご紹介しましょう。
〈材料〉
・醤油おかき 4~6つ(大きめのものの場合)
・チョコレート 70g
・皮つきのアーモンド 8個
〈作り方〉
①醤油おかきを麺棒で叩く
大きめの醤油おかきの場合は、食べやすくするため麺棒で叩いて小さくします。
②アーモンドをフライパンで煎る
アーモンドの香ばしさを引き立たせるために、油を使わずフライパンで煎ってください。
③チョコレートを切る
適当な大きさで大丈夫です。
④チョコレートを電子レンジで温める
600Wで2~3分、ラップをかけずにチョコレートを温めます。
火の通りにムラが出るのを防ぐため、途中で混ぜるようにしてください。
⑤チョコレートと醤油おかきを絡ませる
チョコレートがトロトロになるまで温まったら、ボウルに入れた醤油おかきと絡ませます。
全体的にチョコレートが絡んだら、スプーンを使ってクッキングシートに一口大にして置きましょう。
⑥アーモンドをトッピングする
チョコレートが冷めないうちに、アーモンドを上に1つトッピングします。
冷めてからだとアーモンドがつきにくくなってしまうため、手早く行いましょう。
手作りの醤油おかきはもちろん、市販のものでも作れますのでぜひチャレンジしてみてください。
醤油おかきで餅の消費を!他の味もおいしくておすすめ
醤油おかきは市販のものも売られていますが、餅が大量に余っている際などには手作りするのがおすすめです。
餅は、きちんと保存しておかないとカビなどが生える心配もあるため、醤油おかきを作って消費しましょう。
また、おかきは醤油のイメージもありますが、塩やカレー粉などを使ってもおいしく食べられます。
醤油おかきの作り方をマスターしたら、様々な味にチャレンジしてみても良いですね。