食事改善とはダイエットの生活バランスづくりのタイミング

ダイエットをはじめようと考えたときに、何から手を付けるのかというと、まずは食事という方がほとんどだと思います。

食事改善をするための生活改善は、ダイエットの基本です。

今までの生活を見直して食事改善をするということは、結果ダイエットを成功させるポイントになります。

運動も取り入れるためには、現在の生活パターンで、どこに入れることができるのかを考えるきっかけです。

ダイエットの意味は、「日常の飲食物」「(治療・体重調節などのための)規定食、特別食、食事、食事療法、食事制限」とされています。

日常の食事を見直して、生活と食事のバランスを整えましょう。

食事改善はイコールダイエットになる

ダイエットは、日常の飲食物です。

食事制限の意味が先行して、減量という意味でとられていますが、基本的には日常の食事を整えるという意味です。

今まで気にしていなかった人にとっては、食事改善を行い、食生活に注意することは継続的にダイエットをすることになります。

まずは、ご自身の食事を見直してみましょう。

食事バランスは偏っていないか、量は適正なのか、食べる時間は規則的かを考えます。

ご飯やパンの糖質や、肉や油を使用した料理ばかりになっていないか、野菜は取れているかを考えて、一つでも心当たりがあれば、それは改善のポイントです。

栄養バランスは、糖質・タンパク質・脂質の3大栄養素と、ビタミン・ミネラルをそろえてはじめて整います。

好きなもの、食べたいものばかりになると、糖質・タンパク質・脂質はたくさん摂れますが、ビタミン・ミネラルが含まれる野菜は心がけないとなかなか摂れません。

また、野菜はよく噛まないと飲み込めないため、早食いで食事量が多い方は避ける傾向です。

咀嚼は満腹感を感じる手助けになります。

軟らかいものが多い現代の食事は顎を使わなかったり、そもそも咀嚼が少なく、満腹を感じる前に食事を詰め込んでしまいます。

その、食生活を見直すことが、もはやダイエットの1歩になるのです。

食事改善は生活バランスを整えることから

食事を見直すとき、切っても切り離せないのは生活の中に取り入れることです。

普段野菜を摂らなかったり、食事を摂る時間がなく簡単になってしまいやすかったり、時間が遅くなってしまって食事そのものを抜いてしまったりしていないでしょうか。

整った食事をしていない人に、ダイエットをすぐに行ってくださいといっても無理な話です。

まずは、生活を見直してみてください。

食事習慣というのは、生活習慣と切っても切り離せないものです。

しかし、外食が多かったり、仕事が忙しくて食べなかったり等、食事内容を変えることができない人も多いでしょう。

このように、生活を変えることができないのなら、食事を少し変えてみてください。

生活とのバランスをとることも、食事改善になります。

運動不足であれば、生活のどこかに運動の時間を入れることを考えますが、食事も少し考えてください。

困難な中でも、運動習慣や食事改善の一歩が見つかります。

ダイエットと「バランス」とは

「バランス」は、食事だけ指しているのではありません。

言葉の意味としては、「釣り合い」や「均衡」を指します。

または、「調和」を意味します。

生活を見直していく中で、今の生活との釣り合いや調和が取れないと、食事改善どころか減量なども叶えることができません。

ダイエット、そして減量のために仕事や学校をやめるわけにはいきませんよね。

今の生活を尊重しつつ、少しずつ改善や取り入れていくことが大切です。

生活の中で何ができるかは、自分次第なのです。

不規則な生活を送らざるを得ない方は、その中で改善できることがあるはずです。

過去、ダイエットに失敗続きの方は、かなり無理をしていたと想像ができます。

食生活や運動習慣を生活との均衡を保ちながら、今一度見直してみてください。

食事改善は内容と生活を見直す

まず、ダイエットで取りかかりが良いのは、食事内容の見直しです。

先出ですが、栄養バランスの見直しをしてみます。

以下の事柄に、心当たりは、あるでしょうか。

①食事は簡単におにぎりやパンのみで済ませてしまうことがある

②野菜が苦手で、野菜を食べることが少ない

③お酒を飲み、つまみだけで済ませてしまう

④食べたら、すぐ寝ないといけない

⑤生活が不規則で、1食抜くことが良くある

パッと思いつく、良くない食事習慣です。

人間は、基本的に3食で一日の栄養を補います。

①や②だと、必要な栄養素をバランスよく取れていないため、補給できません。

③では、お酒が中心となり、簡単なつまみのみでも同じです。

④は、体を動かすためのエネルギー補給です。

しかし、寝ている間のエネルギー消費は日中に比べて格段に少ないため、体を休める直前に満腹であると蓄積されてしまい、体重増の素になります。

⑤では、3食分けて栄養を吸収する体が2食で栄養を吸収しきらないといけないため、より吸収が良くなり、食事量はいったん減りますが太ります。

このように、食事改善は今の食生活を見直すことからなのです。

ダイエットと生活のバランスから運動を見直す

ダイエットのために生活を見直したときに、「運動を取り入れる時間がない」と感じる方は多いです。

若いころのように、運動へ時間の大半を割くことは困難ですし、生活のバランスも狂います。

運動がもたらす消費カロリーも、思った以上に少ないのも現実です。

消費カロリーは体重によって異なりますが、一般的な数値を示します。

体重1kg原料のために約7200kcalを消費しないといけないので、1か月で1kg原料には約240kcal(ご飯150g=お茶碗1膳)分を消費しないといけません。

体重60kgの場合で示します。

ウォーキングは1時間半、ジョギングだと1時間、ランニングだと30分、水泳30分、自転車(ママチャリ)で買い物などだと1時間という具合になります。

体重減量の目的で運動をするとなると、時間がかなり必要なことがわかりますね。

しかし、運動は減量という結果だけではありません。

体を動かすことは、体の代謝を良くすることに繋がります。

日常的な運動量を上げることは、結果、食事でとった栄養素を上手く回せることに繋がり、食事改善(量の見直し)を一緒にすれば、減量しやすい体質を作ります。

ダイエットは食事改善と生活の両方の実行を!

体に必要な栄養は、毎日摂らないといけません。

食べ過ぎたからと次の食事を抜くことは、その次の食事のときに食べ過ぎたり、また栄養の吸収が良くなりすぎて逆に太ります。

食事改善は栄養を整えた食事を摂り、量を見直しが必要であり、生活の中で代謝を上げ、摂った栄養素を効率よく使うことがダイエットの基本になります。

無理なダイエットでそのときは減量できたとしても、リバウンドがしやすく、結果は失敗となります。

無理のない範囲で開始して、少しずつ運動の量を増やす、食事内容をより注意すると意識してみてください。

1か月で1~2kg、最大3~4kgの減量が目安です。

体重が極端に多い方だと、それくらいすぐ達成できてしまいますが、少しぽっちゃり体型であると、無理な減量は体や生活に負担がかかりますし、無理をしているということになりかねません。

食事で早食い、大食いを自覚されている方は、ぜひ野菜を摂り入れて、食事バランスを整えて野菜からよく噛んで食事をしましょう。

噛むことは、ゆっくり食べることを促しますし、満腹感が追い付いてきます。

食習慣を見直すということは、食べるスピードや咀嚼を見直すことも食事改善です。

運動を取り入れながら、体を減量しやすい体質に方向転換をしましょう。

ダイエットは生活を見直すきっかけ

ダイエットは減量目的ではなく、生活を見直す目的です

糖尿病や高血圧は生活習慣病といわれますが、まさに生活習慣の見直しが治療の一環になります。

生活習慣の中で食事を減らしすぎたり、運動だけで食事改善を気にしなかったりしても、生活習慣病は改善しませんし、減量もできません。

今の自分自身が送っている生活を見直すことは、このままの生活が自分の体調を左右するのではないかと考えるきっかけになります。

ぜひ、ご自身の体のためにも、生活のバランスを見直して、できることからスタートさせてみてください。