ご自身で何かを感じ、ダイエットを決意することが多いですが、きっかけはどのようなときでしょうか。
「健診で指摘された」「○○のような体形になりたい」「昔の服が入らない」と、ダイエットを決意するのは様々なシチュエーションです。
しかし、間違ったダイエットをすると、健康改善どころか不健康になります。
コンプレックスも改善できませんし、ダイエットできなかったことに対して罪悪感しか残りません。
ダイエット方法を今一度見直し、そして心身共に改善していきましょう。
ダイエットからはじめる健康と食生活改善
ダイエットとは、何も減量することばかりではありません。
dietとは、英単語です。
意味は日常の(飲)食物、(治療や体重調節などのための)規定食、特別食、ダイエット、食事療法、食事制限を意味します。
日本でのdietは、もっぱら「減量」の意味で使われ、『on diet』で減量中とされているのが現状です。
そして、基本的には、食習慣、食生活を意味します。
ダイエットしているということは何も減量中ではなく、食生活全般を差しているのです。
good healty dietで「良い健康的な食生活」。
poor unhealthy dietで「悪い不健康な食生活」という意味になります。
つまり、ダイエットを行うことは良い食生活を送り、健康改善に繋げていくことが重要となるのです。
食生活に関しては、どこかに自信がない。
または同時に飲酒・喫煙などの生活習慣を指摘され、今までしてきたことに対して後悔やコンプレックスや劣等感を感じることでしょう。
そこを、今のままではだめと感じれば、ダイエットのはじめ時です。
on dietでgood healthy dietをはじめるきっかけにしましょう。
ダイエットと健康改善のスタートは体重測定から
ダイエットを決意したり、ダイエットせざるを得ない状態に追い込まれるときは、いつが多いのでしょうか。
大抵、検診などでコレステロールや糖尿病など生活習慣病を指摘されたり、予備軍になっていたりしていることを指摘されたことがきっかけになるのではないでしょうか。
「若いときより10kg太った」「お酒で肝臓の数値が悪くなっている」「糖尿病の気があるらしい」と、指摘事項は生活の見直しの指摘に匹敵するくらい、食事内容を反省しはじめます。
健康改善は、口に入り、消化吸収して血や身になる食事の見直しからはじまります。
体重が増えたとコンプレックスを感じていると、体重計を乗ることから遠ざかってしまいますよね。
しかし減量には、まずは現実を知るちゃめにも、ご自身の体重を確認することが大切です。
食事制限の有無に、限らず、まずは同じ時間に体重を乗ることをはじめてみてください。。
体重を測り知ることが、自然と食事量の見直しや、食べる内容を注意するきっかけになります。
コンプレックスとイケナイ体重減少
「脚が太いから痩せたい」「お腹周りを何とかしたい」と、特にコンプレックスを感じている体の部分痩せの願望をお持ちのかたもいらっしゃることでしょう。
しかし、ある一部分だけ、集中的に食事だけで減量するのは、ほぼ不可能です。
極端な食事制限をしたら、一時的に体重は落ちます。
ただし、それは脂肪の燃焼もありますが、筋肉の減少にも一役買っているのです。
筋肉は骨などを支え、姿勢や動くことを支えたり、無意識な呼吸や心臓を動かす、食べ物を消化する等無意識に体内で行われているものも、筋肉によって支えられています。
極端なたとえですが、脚が太いというコンプレックスで無理な食事制限だけで痩せても、想像した脚にはなりません。
それどころか、急激なダイエットは脚だけでなく、顔や上半身なども急に痩せ、しわやたるみの原因になります。
健康改善には程遠く、不健康な状態となってしまいます。
体重を落とすということは健康的に、そして計画的に減量をしないと余計コンプレックスが増えてしまう可能性もあるのです。
健康改善は新たなコンプレックスの原因も取り除く
食事を見直したダイエットの時に気を付けていただきたいのは、カロリーを抑えるだけではダメということです。
また、ある一定の食材のみの摂取でのダイエットは長く続けないことです。
人間の体が必要としている栄養素は、太っていても痩せていても変わりません。
3大栄養素といわれる糖質、タンパク質、脂質はもちろん、それらを体内で有効活用する歯車といえるビタミン・ミネラル類は必要不可欠です。
体を動かすためのエネルギーとしてはもちろん、皮膚や筋肉、血や分泌されるホルモンや肌の潤い、元気な髪の毛や爪の状態など、体の細部にまで必要になります。
健康改善のための食事は、不要な分の体重減量と共に、新たなコンプレックスを作らないことにも繋がります。
偏った食事を続けていくと3大栄養素はもちろん、ビタミン・ミネラル類が不足して栄養素が体の中でうまく回らなくなってしまいますよね。
置き換えダイエットも、毎食すべてを差し替えるのではなく、1~2食の置き換えを掲示しています。
これらの理由は、栄養が偏り、せっかくとった栄養素うまく回らなくなるため、健康改善どころか健康を害することに繋がりかねないからです。
健康改善のためが、新たな健康被害やコンプレックス増大にならないように注意が必要ですよ。
ダイエットとコンプレックス
健康改善や部分やせは、ダイエットだけではできません。
脚痩せやお腹周りを減らすには、食事内容を整えるのに加えて、その部分を使う、刺激を与えるために運動を加えないと贅肉は減りません。
ダイエットのためのプログラムでいえば、食事制限とともに、全身運動が必ず組み込まれています。
痩せたい部分に対しては浮腫んでいる場合もありますので、マッサージやストレッチを行い、体に対して正しい循環を促します。
食事を整えるということは食べ過ぎを整える、つまりむくみの原因にもなる塩分の取りすぎを是正することにも繋がっていきますよ。
塩分は調味料に主に含まれますが、食べる食事量が多ければ味付けしたものが多くなり、使用する調味料が味付けを一定にするために多くなります。
おかずを多く食べるということは、結果的に塩分を多くとることになりますし、塩辛い食事はご飯がすすみ、必要以上に主食の摂りすぎ、つまりカロリーオーバーになります。
また、塩分を摂りすぎていると体の中では濃度を薄めようと水分をたくさん飲み、むくみの原因になります。
食生活を見直すことが、やはりコンプレックスの一つの原因検索にもなりますね。
ダイエットは健康改善とコンプレックス改善で終わらない
ダイエットは減量を促すだけでなく、食生活改善、good healthy dietを指します。
生活改善は乱れた食事を整え、運動習慣をつけて本来の運動量=食事量の均衡を保つための改善といえます。
減量して、数値の改善が見られれば、その先の健康改善に繋がりますよね。
減量の過程で、贅肉がついている部分が痩せていくということは、人によってはコンプレックス改善です。
体が重いと動くのも億劫になったり、今まで出来ていたことが出来なくなっているのではないでしょうか。
例えば、膝が痛くなって観光地でも長く歩けない、昔着ていたサイズの服が今は着ることができない等、心当たりがあると思います。
健康的に痩せれば体重が減り、膝への負担が軽くなり歩けるようになりますが、極端な食事のみで痩せると筋肉が失われ、体を支えることができません。
また、服を着ることが出来ても、疲れやすくなっていたら外へお披露目にもいけませんよね。
ダイエットは減量して健康になる、コンプレックスの解消だけではないのです。
スッキリと体がリフレッシュでき、心身共に余分な肉を減らすという意味を含んでいるのです。
心身ともにhealthyに!
きっかけは健康改善、コンプレックス改善のダイエットでよいですが、方法や考え方を間違えると逆に不健康へ体が傾き、新たなコンプレックスが生まれます。
栄養素が不足しないように、気持ちも快適に過ごせ、体も心も負担ないダイエットを進めていきましょう。
体が不健康であると、その後の自分自身も不安ですし、周りの人々にも心配をかけてしまいます。
コンプレックス解消も健康改善も、ご自身が長生きして幸せな生活が送れるように、食事だけでなく考えも心も偏らないように過ごしてみてくださいね。