みなさんは普段の手料理に「わけぎ」を使う機会がありますか?
わけぎを使うレシピはどんなものがあるのでしょうか?
そこでおすすめなのが、味噌と合わせた料理です。
この記事では、わけぎの特徴や新鮮なわけぎを見抜くポイント、おすすめのレシピまで、幅広く解説していきます。
わけぎの形姿と味わいの特徴
わけぎという野菜をご存知でしょうか?
なかにはあまり馴染がないという方もいますよね。
わけぎはタマネギとネギの合いの子で、ネギにそっくりな形姿をしているのが印象的な野菜です。
形姿がそっくりだといっても、ネギとわけぎを簡単に区別する方法はあります。
それは「球根」に着目して見るという方法です。
わけぎの球根は、ネギと比較するとぷっくりと膨張しているという特徴があります。
一方で、ネギの球根はそんなことはありません。
ネギは葉の部分から球根までのラインがまっすぐに伸びているので、両者の違いはここにでているのです。
もし、わけぎなのかネギなのか判断に迷った場合には、この方法で判断すると良いでしょう。
そして、わけぎの味わいについても気になるところですよね。
タマネギとネギの合いの子なのがわけぎですから、辛味がありそうだと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際にはそんなことはありません。
加熱前のタマネギ、ネギは独特の辛味が感じられますが、わけぎはそこまで強い辛味はないといわれています。
この記事では、後ほどわけぎと味噌を使ったレシピをご紹介していきますから、ぜひわけぎを食卓に並べてみてくださいね。
より美味しい手料理にするために!新鮮なわけぎを見抜くポイント
わけぎの形姿と味わいの特徴はお分かりいただけましたね。
見た目がそっくりなネギとも簡単に区別できます。
この記事ではわけぎと味噌を使ったレシピについてスポットを当てていましたね。
わけぎを購入するときには、できるだけ新鮮で美味しいものを見抜きたいというのが本音でしょう。
せっかくわけぎの料理を作るのならば、旬の時期や新鮮なわけぎを見抜くポイントを知っておきましょう。
わけぎの栽培は一年を通して行われていますが、一番わけぎが美味しい状態でいただけるのは2月~4月頃の春先です。
新鮮なわけぎを見抜くポイントとしては以下のことが挙げられます。
・キレイな緑色をしているものが良い
・張りのあるものをセレクトする
・極端に細いものや太いものは避ける
購入時には以上のことを意識してみてくださいね。
2~4月の旬の時期に新鮮なわけぎを選べれば、より美味しいわけぎ料理が出来上がるでしょう。
わけぎを使うレシピはどんなものがある?
わけぎはどのようなレシピに使用できるのでしょうか?
まず、最初に挙げたいレシピは「ぬた」です。
ぬたとは、食材を酢味噌であえたものをそう呼びます。
わげぎレシピと聞いて、一番はじめに思い浮かぶのが「わけぎのぬた」だという人もいらっしゃるくらい、定番で人気の高い料理ですよね。
わけぎを酢や味噌、砂糖などとあえて、甘味が感じられるように仕上げるのが一般的でしょう。
からし酢味噌を使うのも、からしが効いていて美味しいと評判が高いです。
作り方も、茹でてわけぎを加熱してから調味料であえるだけですので、複雑な工程がないのも嬉しいですよね。
追加する具材もさまざまで、イカやタコ、海藻類、油揚げ、ニンジンなどをよく見かけます。
ご自分や家族の好みに合わせて、具材を足してみましょう。
次に、わけぎをネギの代用として薬味にする方法もおすすめです。
ネギには独特の辛味があるので、苦手意識がある方もいらっしゃるかと思います。
そういう方は、そこまで辛味を感じないわけぎを代用してみましょう。
他にも、わけぎは加熱するレシピに最適な野菜だといわれていますので、味噌汁の具材にしたり、炒め物にするものおすすめです。
わけぎと味噌を使うレシピ①定番のぬた
ここからはわけぎと味噌を使用するレシピのご紹介に移ります。
気になるものがあったら試してみてくださいね。
【定番のわけぎのぬたレシピ】
今回は、先ほどおすすめしたからし酢味噌であえていきます。
からし酢味噌の分量はお好みで調整してくださいね。
【材料 2人分】
・わけぎ 100gほど
☆味噌 大さじ1
☆からし お好みで調整
☆酢 大さじ1ほど
☆砂糖 小さじ1
【作り方】
①わけぎを流水でよく洗い、食べやすい大きさにカットしましょう。
②鍋に水を入れて点火し沸騰させ、わけぎを投入します。
③わけぎがしんなりとしてきたら、ザルなどに移して、水に浸し冷やします。
④しばらくしたら水気をとって、絞ってください。
⑤予め☆の調味料をしっかりとかき混ぜて、タレを作っておきましょう。
味見をしながら、分量は調整してください。
⑥④のわけぎに⑤のからし酢味噌をしっかりあえて、出来上がりです。
わけぎと味噌を使うレシピ②万能!わけぎの肉味噌タレ
【万能のわけぎの肉味噌タレレシピ】
次は、わけぎに濃厚でジューシーな肉味噌をかけていただく料理のご紹介です。
わけぎと肉味噌はベストマッチし、食欲をそそります。
そのままでも冷ややっこなどの上にのせて食べても美味しくいただけるので、万能です。
こちらのレシピは電子レンジを使ってサッと作れるものとなっていますから、時短&手軽に作れますね。
忙しい生活を送っているという方や、料理に苦手意識をお持ちの方にもピッタリなのではないでしょうか。
【材料 2人分】
・わけぎ 200g
☆味噌 小さじ1
☆豚挽き肉 100g
・水 50ml
・片栗粉 大さじ1
☆味醂 大さじ1
☆豆板醬 小さじ1
☆醤油 大さじ1
☆胡麻油 大さじ1
☆料理酒 大さじ1
・生姜 1/2片
・ニンニク 1片
・糸唐辛子 お好み
【作り方】
①わけぎは流水でよく洗い、食べやすく3cmほどの大きさにカットします。
水には片栗粉を混ぜて、水溶き片栗粉を作っておきましょう。
生姜とニンニクは細かく刻んでおきます。
②刻んだ生姜・ニンニク・☆を全て合わせて、肉味噌を作ります。
③耐熱性のある容器にわけぎを投入して、その上に肉味噌を置き、ラップで包みます。
④電子レンジで温めます。
目安は500Wで6分間ほどです。
⑤サッとかき混ぜたら、水溶き片栗粉も加えて、再度ラップで包み電子レンジで温めます。
目安は500Wで1分10秒ほどですが、様子を見て調整する必要性があります。
⑥火傷に注意して電子レンジから取り出し、皿に盛り付けて、仕上げに糸唐辛子をまぶして出来上がりです。
わけぎと味噌を使うレシピ③味噌汁
【味噌汁レシピ】
普段の生活に欠かせない味噌汁。
そんな味噌汁の具材にわけぎを使ってみませんか?
鮮やかな緑色が目を引く味噌汁に仕上がります。
【材料 2人分】
・わけぎ 適量
・味噌 大さじ2
・和風だし(顆粒タイプ) 小さじ1/2
・なめこ 適量
・水 200ml
【作り方】
①具材を流水でよく洗い、わけぎは食べやすい大きさにカットしておきましょう。
②鍋に水となめこを投入して、点火します。
③沸騰してきたら、和風だしと切ったわけぎも追加し、わけぎがしんなりとしてくるまで煮ます。
④わけぎがやわらかくなったのを確認したら、火をとめて鍋を落ち着かせ、味噌を溶いていきます。
味噌を溶く際には、ダイレクトに鍋で溶かないように要注意です。
鍋の中の煮汁をお玉などにとって、そこで味噌を完全に溶いたら鍋に戻し入れてください。
⑤再度点火し、沸騰する直前で火を止めて、味噌の香りや味を逃がさないようにします。
⑥器によそって出来上がりです。
わけぎと味噌は名コンビ!
わけぎはネギとそっくりな形姿ですが、ネギほど強い辛味はないという特徴がありましたね。
そんなわけぎですが、味噌との相性がとても良い野菜です。
一般的な料理である「ぬた」の他にも、「ネギの代用としての薬味」「汁物」「炒め物」などいろいろな使い道ができます。
ぜひ、わけぎと味噌を活用したレシピを試してみてはいかがでしょうか。