高タンパク質でヘルシー、やわらかくてお肉の旨味もある鶏肉と、火を通す前の辛味が特徴的でいろいろな料理と馴染みやすい食材のひとつである玉ねぎ。
この両方を使った、簡単で美味しい手料理を電子レンジで作ってみましょう!
この記事では、鶏肉や玉ねぎの効能から、両方を使う電子レンジ調理のレシピまでご紹介していきます。
鶏肉の効能とは?
鶏肉と玉ねぎを材料とする電子レンジ調理のレシピについてお話しする前に、それぞれの効能について考えてみましょう。
まずは、鶏肉の効能についてです。
鶏肉の栄養成分として1番最初に思い浮かぶのはタンパク質ではないですか?
鶏肉には、良質なタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は、丈夫な身体を作り怪我の予防をしたり、筋肉の発達や筋肉量の維持などに重要な役割を果たす栄養成分です。
また、タンパク質を摂取することで肌の健康状態を保ってくれる効果も期待できます。
次に、鶏肉は身体で作り上げることが不可能な栄養素で必須アミノ酸であるメチオニンを含みます。
それは、肝臓の働きを高めたり、アレルギー症状を引き起こす原因ともなり得るヒスタミンの作用を制御したりする効果が期待できます。
そして、鶏肉といえばコラーゲンも多い印象ですよね。
鶏肉に含まれるコラーゲンは、潤いに満ちた弾力性のある肌にしてくれる効果も期待でき、女性には嬉しい美容効果ですよね。
玉ねぎの効能とは?
鶏肉の次は、玉ねぎの効能について考えてみましょう。
まず、玉ねぎといえば、血液をさらさらにするものというイメージが強いですよね。
これは、硫化アリルと呼ばれる栄養成分が深く関わっています。
硫化アリルの働きによって血栓や血中のコレステロールの代謝を高めてくれるので、高血圧や糖尿病の予防にもなると考えられています。
さらに、むくみや肩こり、冷え性の対策にも効果的なので、それらにお悩みの方には玉ねぎの摂取をおすすめします。
玉ねぎの血液さらさら効果を存分に実感したいという方は、硫化アリルは熱に弱いので電子レンジなどで加熱調理をするよりも生の玉ねぎを摂取したほうが良いです。
また、玉ねぎには、便通を改善したり中性脂肪の量を軽減させる効果を持ち合わせるメラノイジンも含まれています。
ですから、ダイエットに最適な食べ物だともいわれていますね。
他にも、玉ねぎを摂取することは弱ったり疲れたりした身体を癒すことにもつながります。
先ほどお話しした硫化アリルには、ビタミンB1を体内によく吸収してくれる働きもあるので、それがこの効果に影響しています。
電子レンジで加熱調理レシピ①鶏肉と玉ねぎのさっぱりポン酢かけ
ここからは、鶏肉と玉ねぎを電子レンジで加熱調理するレシピについてお話ししていきます。
【鶏肉と玉ねぎのさっぱりポン酢かけレシピ】
まずは、何かもう一品作りたいというときに簡単に調理できるレシピです。
ポン酢と生姜でさっぱりとした味わいになります。
夏バテなどであっさりした味付けのものが食べたいときにも最適です。
【材料 1人分】
・鶏肉 250g
・玉ねぎ 1/4個
・ポン酢 お好み
・生姜 お好み
・ネギ お好み
【作り方】
①鶏肉は、皮を剥いでお好みのサイズにカットしておきます。
玉ねぎは、よく洗ってから薄切りにしてください。
②耐熱性のある容器に鶏肉、玉ねぎの順番で入れて、ラップで覆います。
③電子レンジで温めていきます。
目安は600Wで3分間ほどですが、様子を見て時間を調節する必要があります。
④火傷に注意しながら電子レンジから取り出して、余分な水分が発生したら取り除きます。
⑤仕上げに、生姜、ポン酢で味を整えて、細かく刻んだネギをまぶしたら出来上がりとなります。
電子レンジで加熱調理レシピ②チキンライス
引き続き、鶏肉、玉ねぎを使うレシピのご紹介です。
【チキンライスレシピ】
フライパンを使用しなくても、チキンライスが作れるのは忙しい人にとって嬉しいですよね。
【材料 1人分】
・鶏肉 50g
・玉ねぎ 1/4個
・炊いたご飯 お茶碗1杯分の量
・塩 お好み
・胡椒 お好み
・ケチャップ 大さじ3
・油 大さじ1
・グリーンピース 大さじ1
・マッシュルーム お好み
【作り方】
①鶏肉は皮を剥いで、玉ねぎはよく洗い食べやすい小さめの大きさにカットします。(1cm角切りがおすすめ)
②耐熱性のある器に切った鶏肉と玉ねぎ、グリーンピース、マッシュルームを投入して、塩、胡椒、ケチャップ、油を加えて全体が赤っぽくなるまで混ぜ合わせます。
③ドーナツの形を作って、真ん中にはスペースができるようにしましょう。
④真ん中にできたスペースに、炊いたご飯をセットします。
⑤ラップで覆い電子レンジで温めます。
目安は600Wで3分間ほどですが、具材の様子を見て時間を調節しましょう。
⑥火傷に注意しながら、電子レンジから取り出して全体をしっかりとかき混ぜたら、盛り付けて出来上がりです。
電子レンジで加熱調理レシピ③鶏肉と卵が主役の親子丼
他のレシピもご紹介していきます。
【鶏肉と卵が主役の親子丼レシピ】
ジューシーな鶏肉ととろみのある卵が絶妙な親子丼。
子供から大人まで人気のある定番レシピですよね。
卵の硬さを見て、電子レンジの加熱時間を調整するのが大切になります。
【材料 1人分】
・鶏肉 80g
・卵 2個
・玉ねぎ 1/8個
・醤油 小さじ2
・味醂 小さじ2
・だし汁 60cc
・砂糖 小さじ1/2(お好みで甘さを調節)
・炊いたご飯 お好きな量
【作り方】
①鶏肉は皮を剥ぎ、水気があるようなら取り除いて食べやすい大きさにカットしましょう。
玉ねぎはよく洗ってからくし切りにカットしておきます。
②醤油、味醂、だし汁、砂糖を予めよく混ぜ合わせておきます。
③耐熱性のある器を用意して切った鶏肉と玉ねぎ、②の合わせ調味料を投入して混ぜます。
④ラップで軽く覆い、電子レンジで温めます。
目安は600Wで2分半ほどですが、様子を見て調整しましょう。
⑤火傷に注意し、電子レンジから出してサッと溶いた卵の2/3の分量を入れて、全体を混ぜて再び熱を通します。
ラップで覆い目安は600Wで50秒間です。
⑥軽めにかき混ぜてから、残った卵を全て回し入れてラップで覆い熱を通します。
目安は600Wで30秒間ほどですが、卵の硬さを見て追加で加熱するなど調整してください。
⑦丼ぶりに炊いたご飯を入れて、その上に⑥をおいて出来上がりです。
玉ねぎの食べ過ぎは注意しよう!
前項までは鶏肉と玉ねぎを材料とした電子レンジで加熱調理するレシピをご紹介してきましたがいかがでしたか?
鶏肉も玉ねぎも嬉しい健康・美容効果が期待できるので、積極的に食事に取り入れたいと思った方もいるはずです。
ですが、ここで挙げたいのは玉ねぎの摂取量についてです。
「玉ねぎには副作用がある」と聞いたことがある方はいませんか?
それは、ケルセチンと呼ばれる玉ねぎに内包されている成分が関係しています。
ケルセチンは一気に約700mg以上の量を体内に入れてしまうと、腎臓に悪影響を及ぼし腎臓障害の原因ともなり得る可能性があるのです。
玉ねぎ1kgに含まれるケルセチンの分量は、約80~150mgといわれています。
そのため、約4.5kg~9kg弱の玉ねぎを一度に摂取するのは避けた方が賢明です。
なかなか現実的には考えにくい分量ですが、覚えておいて損はないですね。
また、あまりにも玉ねぎを食べ過ぎてしまうと胃腸の働きが弱まってしまい不調を引き起こすケースもあるようですから、注意しましょう。
時間をかけずに簡単調理で美味しく食べる!
この記事では鶏肉や玉ねぎの効能から、それらを使ったレシピまでご紹介してきました。
一見手の込んでいそうな料理も電子レンジを使えば、時間をかけずに簡単に作ることができます。
鶏肉と玉ねぎの良さを存分に生かして、美味しい手料理を作ってみてはいかがでしょうか?