カロリー不足で眠くなる?ダイエット中の眠気の正体とは?

みなさんは、ダイエット中に眠くなったことありませんか?

実は、カロリーを制限しているときに眠くなるのには、きちんと理由があるのです。

今回は、カロリー不足と眠気の関係性、そして改善方法をご紹介します。

今日から実践できる、眠りの質を上げる方法も併せてご覧ください。。

カロリー不足は眠気の原因?

眠気が起きてしま原因は、カロリーが不足しているからというよりも、血糖値が下がったことによって眠気が起きているのです。

人が眠くなるときは、血糖値が高い状態から下がったときにあらわれます。

ダイエット中、とくに糖質制限ダイエットをしていると低血糖の状態になりやすいため、眠気が起きやすくなるのです。

これまで糖質制限をしていなかった人は、糖質制限で急激に血糖値が変動し、眠くなってしまうことが多いのではないでしょうか。

ビタミン類や食物繊維などの栄養素をしっかりと摂取し、糖質制限を続けていくと数週間で体が慣れるため、眠気は起きにくくなります。

それでも眠気が起きてしまうのであれば、別に原因があるのかもしれません。

この場合、食事の栄養バランスの見直しと睡眠時間の確保、睡眠の質の向上が必要でしょう。

糖質制限は体質的な部分も大きいので、無理をせずに続けることが大切です。

ダイエット中に眠気を起こさないための方法

糖質制限ダイエットをすると、どうしても眠気が起きてしまいます。

その原因は、カロリー不足ではなく、急な血糖値の低下です。

改善する方法は、今まで糖質をメインのエネルギーにしていた体を脂質メインの体に変化させる必要があります。

しかし、すぐに変化していくものではないため、時間をかけて体を低糖質に慣らしていくしかありません。

すぐにできる対応策としては、空腹になる前に食事をとり、血糖値の急激な変動を避けるのが効果的です。

一日三食ではなく、五食など、細かく分けることで血糖値の急上昇や急低下を避けられます。

もちろん、1回の食事量は抑えて、一日の総カロリーで考えるようにしましょう。

また、栄養のバランスも重要です。

糖質は疲労を軽減したり、回復してくれる効果があるため、ダイエット中には不足して疲労をためてしまうことがあります。

その結果、疲れから眠気につながります。

糖質制限を続けるなら、しっかりと栄養バランスを考え、野菜などからビタミン、ミネラル、食物繊維などを摂取するようにしましょう。

食事から摂るのが難しい場合は、サプリメントも有効です。

ダイエット中こそしっかりカロリー摂取しよう

ダイエット中はカロリーを気にして、あまり食べないという人が多いですが、実は逆効果となってしまう場合もあるのです。

まず、無理な食事制限によるダイエットは、筋肉量が落ちやすいです。

筋肉量が落ちると、基礎代謝量が落ちてしまいます。

すると、カロリーを消費しにくい体になってしまいますし、リバウンドもしやすくなるのです。

次に、ストレスが溜まってしまことが原因のひとつに挙げられます。

普段の食事量から一気に減らしてしまうと、どうしても体はストレスを感じてしまいます。

ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌され、同時にインスリンも分泌されます。

インスリンは中性脂肪を細胞に取り込む働きがあるため、体脂肪を増やしてしまうことになります。

その結果、食べる量は減らしているのに、なかなか体重が落ちないということが起きてしまうのです。

もちろん、ストレスによる反動で一気に食べてしまう場合もあるでしょう。

栄養の不足は眠気の原因にもなりますから、ダイエット中こそしっかりとバランス良く食べるのがいいでしょう。

長い時間をかけて徐々に健康的に体重を減らしていくのが1番です。

眠気以外も!カロリー不足で起きる体の不調

カロリーが不足して栄養素が偏ると、眠気だけではなく、さまざまな体の不調が起きる場合があります。

体温の低下や基礎代謝の低下によって疲れやすくなり、体力もなくなっていきます。

体温は1度上がると、体の免疫力が5倍になるといわれており、病気やウイルスから身を守る上では非常に重要です。

逆に体温が低下すれば、免疫力も落ちてしまいます。

また、カロリー不足だと筋肉量が落ちて、基礎代謝が低下します。

基礎代謝が低下すると消費カロリーが減ってしまい、痩せにくく、疲れやすい体になってしまうのです。

ほかにも肌荒れや抜け毛、集中力の低下などカロリー、栄養不足はさまざまな体の不調を引き起こすのです。

とくにダイエットなどで運動を取り入れている人はしっかりとカロリーを摂取しないと、筋肉もつきませんし、逆に筋肉量が減ってしまいます。

このように、眠気以外にも影響があるため、栄養バランスを考えた上でしっかりとカロリーを摂取したほうがいいでしょう。

カロリー不足による眠気の原因である低血糖症の改善法

カロリー不足による眠気の原因は低血糖です。

低血糖を改善すれば、眠気も解消されます。

改善方法としては、糖質の量を増やすことがもっとも早く解消できる方法でしょう。

しかし、糖質を摂取すると血糖値が上昇し、結果的には眠くなってしまいます。

そこで、おすすめなのは、食事の際はサラダや肉など糖質の少ない食べ物から食べるという方法です。

サラダや肉を最初に食べると、そのあと糖質を摂取しても血糖値の急激な上昇を抑えられます。

血糖値が安定すると眠気が起きにくくなり、さらに中性脂肪を細胞に取り込む働きがあるインスリンの分泌も抑えられ、ダイエット効果もあります。

糖質は最後に食べるということを覚えておきましょう。

また、長時間の空腹を避けることもポイントです。

少しお腹が減ったと感じたら、間食を摂るようにすると血糖値を安定させることができます。

血糖値を安定させるためには食べる間食は甘いおやつではなく、ビタミンやミネラルが豊富に含まれるナッツ類がおすすめです。

今日からできる!睡眠の質を上げる方法で眠気を吹き飛ばそう!

カロリー不足や栄養素の偏りでも眠気が起きますが、そもそもしっかりと睡眠をとっていないと当然、日中は眠くなってしまいます。

睡眠時間の確保と睡眠の質の向上で改善できます。

睡眠時間に関してはいろいろな意見がありますが、最低6時間は必要といわれています。

しかし、なかなか眠りにつけなかったり、眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまう人も多いでしょう。

そこで必要なのが、睡眠の質の向上です。

睡眠の質を上げるためには、寝る前に脳や体に強い刺激を与えないことが重要です。

スマホやテレビ、パソコンなどは、寝る1時間前から使わないようにしましょう。

液晶画面はブルーライトという強い光を放っているため、睡眠には悪影響を及ぼします。

寝る前はスマホなどの液晶画面ではなく、本を読むなど、脳への刺激が少ないものにしましょう。

また、ベッドに入る前の行動を決めることで、睡眠に入りやすくなるともいわれています。

トイレに行き、水を1杯飲むなど、ご自身のなかで寝る前にする行動を決めておくのもいいですね。

しっかりカロリーを摂取して眠気を飛ばそう!

カロリー不足から起きる眠気は血糖値の低下で起きています。

しっかりと栄養バランスを考えてカロリーを摂取すれば、眠気が起きるのを防げます。

また、睡眠時間の確保と眠りの質の向上も重要です。

つまり、単純なことですが、よく食べてよく眠ることが大切なのです。

カロリーを敵とするダイエットが多いですが、味方につけて健康的なダイエットをしましょう。