ダイエット中だけれど甘いものが食べたい、と思うことはよくあるかと思います。
しかしせっかく甘いものを食べても、罪悪感に駆られてしまってはせっかくのおいしさも満足感も半減してしまいます。
そんなとき、カロリーオフのレシピならダイエット中でもチョコレート味のデザートを満喫できます。
リラックスタイムのお供に、お試しされてみてはいかがですか?
チョコレートってどんなものでしょう?
チョコレートの原料になるのは、カカオ豆ですが、どのようにしてカカオ豆からチョコレートになるのかご存知でしょうか?
簡単に解説しますね。
カカオ豆は、カカオの木のいわゆる種子の部分に当たります。
カカオの木の実は、硬い殻で覆われたラグビーボールのような形をしており、その長さは20cmにも及びます。
その殻を割ると、中には甘みのある白い綿状のパルプと呼ばれる果肉が入っています。
カカオの種子であるカカオ豆は、30~40粒ほどがその果肉に包まれるようにして育ちます。
カカオの実からパルプごとカカオ豆を取り出した後、そのままそれを発酵させます。
発酵が終わると、カカオの豆のみを取り出し、ローストしていきます。
産地や収穫時期によって微妙に変わってくる特徴に合わせて、ローストの方法も変化させることで、カカオ豆のおいしさを最大限に引き出します。
産地やロースト方法によって、違った特長を引き出された豆をブレンドすることで、チョコレートのベースの味が決まっていきます。
カカオ豆からチョコレートを作るためにはたくさんの工程が必要なんですね。
このように手間暇がかかっているチョコレートですから、おいしくいただきたいものです。
太ってしまいそう、と、ダイエット中には敬遠されがちなチョコレートですが、カロリーオフのレシピを利用することで、ダイエットの妨げにならずにおいしいチョコレートを楽しむこともできますよ。
チョコレートを食べるとハッピーな気分になれるって本当?
チョコレートには、さまざまな健康促進作用のある物質が含まれています。
その中でも今回注目したいのは、俗に幸せホルモンと呼ばれる、セロトニンやエンドルフィンなどの脳内物質を活性化させる成分です。
チョコレートを食べるとセロトニンが増え、イライラや気持ちの落ち込み、不眠などが解消するといわれているのです。
さらにチョコレートにはポリフェノールという物質が多く含まれるのですが、ポリフェノールには老化を防ぐ効果があり、ストレスへの耐性を高める力もあるということで注目されています。
カカオの香り自体にも健康効果があり、香りを受容することで、脳内にリラックス効果や幸福感をもたらす体内ホルモンが生成・放出されます。
また、チョコレートに含まれる糖分も、体内で気持ちを和らげてくれる物質の生成を促す役割を果たします。
イライラした時や、疲れを感じた時にチョコレートを食べたくなる時があるかと思いますが、それは体の作りとして、理にかなったことなのです。
上手にカロリーオフのレシピを利用して、ダイエット中でもチョコレートでハッピーな気分になりましょう。
カロリーオフのチョコブラウニーレシピ
ブラウニーとは、チョコレート味のクッキーとケーキの中間のような、どっしりとしたお菓子です。
甘いブラウニーですが、お豆腐を使ったカロリーオフのレシピで、罪悪感なくスイーツを楽しむことができます。
【材料】
・製菓用チョコレート 100g
・絹ごし豆腐 200g
・小麦粉 100g
・ベイキングパウダー 小さじ1
・砂糖 20g
・卵 1個
【作り方】
①製菓用チョコレートを細かく刻み、湯煎にかけるか、電子レンジの弱の設定で溶かしておきます。
②大きめのボウルに絹ごし豆腐を入れ、スティック型のブレンダーでよく攪拌して、クリーム状にします。
③もう一つボウルを用意して、そこに卵と砂糖を入れ、もったりと重たい感じになるまで泡立てます。
泡立ったら、豆腐、溶かしたチョコレートの順で加え、混ぜ合わせます。
④小麦粉とベイキングパウダーをふるい合わせ、③に加えてさっくりと切るように混ぜ合わせます。
⑤クッキングシートを敷き詰めたパウンドケーキ型に④を流し込み、180℃に予熱しておいたオーブンで30分焼きます。
焼きあがったら、中央部分に竹串を刺してみて、串に何もついてこなければできあがりです。
もし焼きが足りなかった場合は、焦げに気をつけながら少しずつ焼き時間を追加してみてください。
カロリーオフのチョコムースレシピ
ふんわりと柔らかい口溶けのチョコムースは、空気をたくさん含んでいるのが特徴です。
たっぷり含まれた空気のおかげで、ボリューム感がある割にカロリー控えめのチョコムースですが、こちらもお豆腐を使うことで更にカロリーオフができるレシピです。
【材料】
・製菓用チョコレート 100g
・絹ごし豆腐 200g
・マシュマロ 100g
・卵白 1個分
【作り方】
①ボールに絹ごし豆腐を入れ、スティック型のブレンダーでよく攪拌して、クリーム状にしておきます。
②卵白は8分立てになるくらいまで、よく泡立てておきます。
③製菓用チョコレートを細かく刻み、マシュマロを加えて湯煎にかけるか、電子レンジの弱の設定で溶かし、全体を混ぜ合わせます。
④準備した材料全てを混ぜ合わせます。
泡を潰さないように注意しながら、まんべんなく全体を混ぜ合わせてください。
⑤全体がしっかり混ざったら、ガラスか陶器の入れ物に流し込んで、冷蔵庫で冷やし固めたら出来上がりです。
お好みで、仕上げにココアパウダーを茶こしで振りかけても、キリっとした味になっておいしいですよ。
カロリーオフのチョコトリュフもどきレシピ
とってもカロリーの高そうなチョコトリュフですが、意外な材料でカロリーオフのチョコトリュフもどきを作ることができます。
【材料】
・サツマイモ 大きいもの1本
・牛乳 適量
・クリームチーズ 50g
・オレンジピール 適量
・製菓用ココアパウダー 適量
【作り方】
①サツマイモは蒸かすか電子レンジで加熱して柔らかくし、牛乳で適度な柔らかさに伸ばしながら、なめらかになるように潰しておきます。
②室温に戻したクリームチーズに細かく刻んだオレンジピールを加え、全体をよく練り混ぜます。
③潰したサツマイモを手のひらに広げ、中央にクリームチーズを適量乗せたら、サツマイモでクリームチーズを包むようにして丸めます。
④材料を全て丸め終わったら、ふるったココアパウダーの中で転がして、満遍なくココアパウダーをまぶしつけます。
全体にココアパウダーをまぶしつけてから少し時間を置くと、サツマイモに含まれる水分を吸収して、表面がしっとりしてきます。
その状態になったら再度ココアパウダーを絡めて、しっかり厚めにコーティングしてください。
表面に厚めにコーティングしたココアパウダーの苦みとサツマイモの自然な甘みが相まって、まるでチョコトリュフの味わいになる、変わり種レシピです。
大豆チョコレートのおつまみレシピ
ヘルシーな素材にチョコレートを絡めて固めた、カロリーオフのおやつレシピです。
【材料】
・煎り大豆 100g
・製菓用チョコレート 100g
・粗塩 少々
・粗挽きコショウ 少々
【作り方】
①製菓用チョコレートは細かく刻んで、湯煎にかけて溶かしておきます。
(テンパリング)
一旦チョコレートを50℃になるまで温め、その後32℃まで冷ますテンパリングという作業をするとツヤツヤのチョコレートになります。
見た目にこだわらなければ、その作業は省いても大丈夫です。
②チョコレートの準備ができたら、煎り大豆を加えて、まんべんなく大豆の表面にチョコレートがコーティングされるように絡めます。
③クッキングシートの上に、大さじ1杯くらいずつのチョコ大豆を落とし、上から粗塩、もしくは粗挽きコショウをほんの少々、パラパラと振りかけます。
しばらくそのまま冷まし、チョコレートが固まればできあがりです。
カロリーオフのチョコデザートを試してみませんか
ダイエットを試みている時でも、ほんの一口ホッとできる甘さが欲しくなる時がありますよね。
そういった時は無理やり我慢したりせず、カローリーオフのチョコレートレシピで、甘さへの欲求を満足させてみませんか?
その方がきっとダイエットの挫折を防いでくれますよ。