野菜ジュースはいつ飲むのがおすすめ?健康に良い摂り方とは

健康のために野菜を摂る事は大事ですが、野菜嫌いな方にとっては辛い事です。

野菜ジュースなら飲みやすいものも多くあるので、毎日飲んでる方も多いと思いますが、どのタイミングで飲んでいますか?

せっかく健康のために飲んでいるのに、あまり効果がない飲み方をしている方もいます。

今回は、栄養を効率よく摂るために、飲むタイミングやおすすめの野菜の組み合わせをご紹介します。

生野菜と野菜ジュースはどちらが健康に良い?

健康のためには野菜を食べる必要がありますが、生野菜は苦手という方も多いと思います。

野菜が苦手なため、野菜ジュースで栄養を補っている方もいますが、栄養価に違いはあるのでしょうか?

野菜ジュースのメリットやデメリットを見てみましょう。

野菜ジュースにするメリットは、ミキサーやジューサーなどを使うため、カサを減らす事が出来ます。

生野菜100グラム食べるとなると、お皿いっぱいの量を食べないといけませんが、ジュースにするとコップ1杯で済みます。

ただし、ミキサーなどを使うと、摩擦熱が発生するため、熱に弱いビタミンや酵素は壊れてしまいます。

しかし、代わりに食物繊維を壊すため、体の中で吸収しやすくなります。

生野菜と野菜ジュースには、それぞれのメリット・デメリットがあるため、うまく使い分けて下さい。

ジュースにすると、相性の良い栄養素を組み合わせることが出来て、コップ1杯で手軽に摂る事が出来るため、忙しい朝の時間にはおすすめです。

野菜ジュースを飲むおすすめの時間

野菜ジュースは、飲む時間によって少し効果が違うのをご存知ですか?

健康のため、ダイエット・栄養価を補うためなど、いろいろな理由で野菜ジュースを飲むかと思います。

時間帯によってどのように効果が変わるのかご説明します。

☆朝

ダイエットや美容目的の場合は、朝飲むのがおすすめです。

1日の始まりに飲む事で、栄養が体に吸収されやすく、普通の朝食に比べると摂取カロリーも抑える事が出来ます。

☆昼

お昼に飲む時は、食前や3時のおやつの時間がおすすめです。

食前に飲む事で、血糖値の上昇を抑える事が出来ます。

3時前後は、脂肪がつきにくい時間に加え、小腹が空く時間のため、一緒に集中力も上げる事が出来て効率が良いです。

☆夜

寝てる間は、胃や腸も休むため、夜遅くに野菜ジュースを飲んでしまうと、体が消化に集中して寝不足や、栄養が消化しきれず、肥満の原因になります。

夕食の代わりに野菜ジュースを飲むなら良いのですが、就寝2時間以上の間隔を空けて飲むことをおすすめします。

どの時間帯にも言えることですが、食前に野菜ジュースを飲む事で、血糖値の上昇を抑える事が出来ます。

これは、サラダを食べた時も同じ効果があります。

野菜ジュースとグリーンスムージーは違う?

最近よくグリーンスムージーという言葉を聞きますが、野菜ジュースとどう違うのでしょうか?

2つの違いについてご説明します。

☆野菜ジュース

・アクの強い野菜以外なら、ほとんどの野菜を組み合わせる事が出来ます。

・食物繊維を取り除き、サラサラしているため、消化に時間がかからず胃に負担がかかりにくいです。

☆グリーンスムージー

・名前の通り、緑黄色野菜と果物を合わせたものです。

・食材を丸ごとと飲む事が出来るため、野菜ジュースよりも食物繊維を多く摂る事が出来ます。

でんぷん質を含む野菜を中心に使うため、栄養や満腹感があるので、食事の代わりにしても良いです。

体調が悪い時は、胃に負担をかけずに栄養を摂取した方が良いので、食物繊維をあまり含んでいない野菜ジュースがおすすめです。

逆に、ダイエットや食事制限をしてる方は、満腹感があるスムージーがおすすめです。

食物繊維も豊富でとろみがついてるため、腹持ちが良いです。

どちらのジュースも健康には良いですが、栄養価や効果が違いますので、用途に合わせて飲むと良いです。

健康に良いおすすめの野菜

野菜ジュースといっても、いろいろな種類の野菜がありますが、手作りで作るときはどの野菜を使えば良いのでしょうか?

おすすめの野菜を、健康に良い理由と一緒にご紹介します。

☆小松菜

クセがなく、どんな野菜とも組み合わせがよく、特にりんごやバナナと合わせると飲みやすいです。

ビタミン・ミネラル・カルシウム・鉄分が豊富で、野菜の中でも栄養価が高いです。

☆人参

人参と言えばカロテンというほど、カロテンが豊富です。

見た目も色鮮やかなオレンジのため、子どもにも人気です。

オレンジと合わせる事で、人参の独特の香りを消す事が出来ます。

☆トマト

トマトには、リコピンという抗酸化作用のある栄養素が含まれています。

トマトは好きだけど、トマトジュースは苦手という方も多いと思いますが、オレンジと組み合わせると飲みやすくなるので、試してみて下さい。

☆アボカド

アボカドは、森のバターと呼ばれるほど栄養価が高いのに、コレステロールが0です。

バナナと組み合わせることで、コクのあるジュースに仕上がります。

市販の野菜ジュースは健康に良いの?

毎日手作りの野菜ジュースを飲むのが理想ですが、忙しい時は市販の野菜ジュースを買うこともあるかと思います。

市販の野菜ジュースのパッケージには、1日の栄養を補えるなど書いていますが、本当でしょうか?

市販の野菜ジュースは、様々な味や種類のものが、各メーカーから販売されています。

添加物や砂糖を加えているものもあるため、健康に気を遣う方はなるべく無添加のものを選び、濃縮還元よりも100%ストレートタイプを選びましょう。

濃縮還元とは、食材を加熱して体積を減らしペースト状にしたものに、水分を加えるジュースのことを言います。

加熱をしているため、熱に弱いビタミンやミネラルなどの栄養素は、ほとんどありません。

また、濃縮還元のジュースの野菜は、どこで生産されたものかがわかりません。

ペースト状の食材が外国産だったとしても、日本で水分を加えて加工すれば、国産扱いになります。

市販の野菜ジュース買う時は、目の前で作ってくれるお店のものなら信用できますが、スーパーにある特売品などでは、あまり効果が期待できませんので、栄養価を考えるなら、手作りがおすすめです。

健康に良いおすすめ野菜ジュースレシピ

野菜ジュースは組み合わせ次第でいろいろな味を楽しめますが、作り慣れていないとなにを混ぜたら良いか悩んでしまいます。

健康に良い野菜ジュースのおすすめレシピをご紹介するので、自宅で作ってみませんか?

『赤い野菜ジュース』

【材料】
・人参 1/2本
・スイカ 30グラム
・りんご 1/2個
・トマト 30グラム
・レモン汁 小さじ1杯

【作り方】

①野菜はジューサーの投入口に入る大きさに皮をむかずに切ります。

②ジューサーに入れて、混ぜ合わせたら出来上がりです。

『緑の野菜ジュース』

【材料】

・アボカド 1/2個
・グレープフルーツ 1個
・水 30グラム
・はちみつ 大さじ1杯

【作り方】

①アボカドだけ皮と種をとり、グレープフルーツは、ジューサーの投入口に入る大きさに切ります。

②ジューサーに入れてすべての材料を混ぜ合わせれば、出来上がりです。

作り慣れていない方は、野菜ジュース用に材料を買わず、料理用に買った野菜の余りを使うと、作るハードルを下げることが出来ます。

まずは、時間に余裕のある時だけ作ってみましょう。

健康への第一歩に野菜ジュース

今は手軽にいろいろな食事を摂ることが出来ます。

肉・魚は好きだけど、野菜は苦手という方も多いと思いますが、栄養のバランスを考えると、野菜は不可欠です。

苦手な野菜を食べるのは辛いと思いますが、果物を混ぜてジュースにする事で、美味しく野菜を摂ることが出来ます。

是非、野菜嫌いを克服して、バランスの良い食事を目指して下さい。