ピーナッツバターと味噌。
一緒に使うことは普段なかなかありませんね。
しかし、ピーナッツバターと味噌は合わせて使うと、意外にもなんとも言えないコクのある美味しさになります。
そして、それぞれ健康効果があり、一緒に摂ると便秘予防や温活にもなります。
こちらではピーナッツバターと味噌を合わせて使う時の利点や、またそれぞれを一緒に使うお料理やスイーツの作り方をご紹介します。
皆さんも是非参考にしてみてください。
夏も冬も便秘予防と温活を
便秘はつらいものですよね。
冬は寒さからくる血行不良で、内臓の活動がよくなくなり便秘気味になってしまいがちです。
外に出る機会も少なくなり、運動不足も便秘に拍車をかけます。
逆に夏の暑い時期は大量の汗をかき、身体の水分不足から便秘になることがあります。
また長時間、クーラーが効いた部屋にいてお腹が冷えて、便秘気味になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に女性は毎月のPMS(月経前症候群)から便秘になることもあり、通年、便秘対策で悩むかたもいらっしゃいますよね。
「便秘薬には頼りたくないけど、何か対策はしたい」
そんな時には手軽に手に入る調味料で作る、ピーナッツバター味噌はいかがでしょうか。
ピーナッツにはビタミンEが豊富に含まれ、血行促進作用があります。
血行がよくなれば、内臓の動きもよくなります。
また食物繊維も豊富で、便秘予防効果があります。
また味噌は発酵食品ですから、身体を温める効果があります。
特に味噌の中でも麦味噌は食物繊維が豊富で、便秘解消効果があります。
そこで、この「ピーナッツ」と「味噌」の組み合わせで便秘予防・温活をしてみるのはいかがでしょうか。
次の項からは実際にピーナッツと味噌を使ったお料理やスイーツの作り方をご紹介します。
皆さん、是非参考にしてみてください。
ピーナッツバターと味噌の焼きおにぎり
こちらでは、ピーナッツバター味噌のこうばしい香りがたまらない焼きおにぎりの作り方をご紹介します。
たいていのご家庭にある材料なので思い立った時にすぐ作れます。
【材料】
・ごはん 500g
・ごま油 小さじ1/2
<ピーナッツバター味噌>
◎味噌 大さじ1
◎ピーナッツバター(チャンク) 大さじ1
◎砂糖 小さじ1
◎みりん 小さじ2~大さじ1
◎粉唐辛子 小さじ1/4
【作り方】
①オーブントースターを予熱し、◎の材料を混ぜ合わせておきます。
みりんはピーナッツバター味噌の固さを見ながら量を加減して入れてください。
②天板の上にアルミホイルを敷き、薄くごま油を塗っておきます。
③ラップを使い、丸みのある円柱形のおむすびを6個作ります。
あらかじめ作っておいた①のピーナッツバター味噌をおにぎりに塗ります。
ごま油を塗った②のアルミホイルにおにぎりを並べます。
小さじ1弱くらいから、お好みの量のピーナッツバター味噌をおにぎりに塗ります。
④予熱したオーブントースターに③のおにぎりを入れます。
15~20分くらい焼き、こうばしい焼き色が付いたら完成です。
変わり種ソースの棒棒鶏の作り方
棒棒鶏というと練りごまのソースが一般的です。
しかしこちらでは、練りごまのかわりにピーナツバターと味噌を使用します。
ピーナッツバターは粒入り(チャンクタイプ)を使っても美味しくなります。
鶏肉を蒸し汁につけたまま冷ますことで、しっとりとした食感に仕上がりますよ。
【材料】
・鶏むね肉 1枚
・酒 大さじ1
・長ねぎの青い部分 1/2本分
・しょうが薄切り 1片分
・塩 適量
・きゅうり 1本
・もやし 1/2袋
<ピーナッツバター味噌>
◎ピーナツバター 大さじ2
◎味噌 大さじ1
◎砂糖 小さじ2
◎酢 小さじ2
◎豆板醤 小さじ1/4
【作り方】
①鶏肉は皮を除き、分厚い部分は身が離れないように切り、厚さを均一にします。
塩小さじ1/4と酒、長ねぎ、しょうがの薄切りを鶏肉にまぶして、10分ほどおきます。
②きゅうりは千切りにし、水に放してシャキッとさせ、水気を切ります。
③もやしはよく洗い、塩少々をふります。
ラップをかけ、しんなりするまで電子レンジ600ワットで2分ほど加熱し、粗熱をとります。
④下処理をしておいた①の鶏肉を耐熱容器に入れてラップをかけます。
電子レンジ600ワットで3分加熱します。
⑤鶏肉が冷めるまでラップをしたままおき、余熱で火を通します。
冷めたら鶏肉を手で細く裂きます。
⑥棒棒鶏のソースの◎の材料を合わせて、なめらかになるまでよく混ぜておきます。
⑦器に水気をよく切ったきゅうりともやしを器に盛り、その上に裂いておいた鶏肉を盛ります。
あらかじめ作っておいた⑥のピーナッツバター味噌を、食べる直前に鶏肉にかけて完成です。
コクが美味しい焼きさばの作り方
いつもは塩を振っただけの焼きさばも、ピーナッツバター味噌で少しアレンジしてみましょう。
ピーナッツバター+味噌が意外な美味しさです。
【材料】
・さば(切り身) 2切れ(約260g)
・塩 適量
<ピーナッツバター味噌>
◎ピーナッツバター 大さじ2
◎味噌 小さじ1
◎酒 大さじ1
◎みりん 大さじ1
【作り方】
①さばは軽く塩をふります。
熱した魚焼きグリルで皮目を下にして焼きます。
②ピーナッツバター味噌の材料である◎を合わせ、ペースト状になるようによく混ぜます。
③さばは片面がこんがりと焼き色がついてきたら、裏返します。
皮目のほうも同様にこんがりと焼き、ピーナッツバター味噌をのせます。
ピーナッツバター味噌に焼き色がつくまでさらに焼きます。
④焼き色がついたら皿に盛り、完成です。
定番ハンバーグにピーナッツバター味噌
定番のハンバーグもピーナッツバター味噌で、和風の献立にも洋風にもあるお料理にしてみましょう。
いつものたねで作ったクラシックなハンバーグの味に濃厚ソースがマッチします。
【材料】
<ハンバーグだね>
◇合いびき肉 200g
◇卵 1個
◇にんにくすりおろし 少々
◇パセリのみじん切り 少々
◇玉ねぎすりおろし 1/3個分
◇にんじんすりおろし 2~3cm分
◇パン粉 大さじ4
◇塩こしょう 少々
<ピーナッツバター味噌>
◎ピーナッツバター 大さじ1
◎酒 大さじ1
◎味噌 小さじ1
・サラダ油 適量
【作り方】
①ボウルにハンバーグだねの◇を入れ、白っぽくなるまでよく練ります。
練ったハンバーグだねを2等分します。
両手のひらに軽く打ちつけるようにして空気を抜き、小判形にまとめます。
②フライパンにサラダ油を熱し、①でまとめたハンバーグだねを入れます。
片面を約2分焼いて返し、両面を焼きます。
両面に焼き色がついたら分量外の酒大さじ2を加えます。
フライパンにふたをして、弱めの中火で5~6分蒸し焼きにします。
③ハンバーグに火が通ったら、そのままふたをして3~4分蒸らします。
蒸らし終わったら、皿に盛っておきます。
④フライパンの余分な油をペーパータオルでふき取ります。
中火にして◎のピーナッツバター味噌の材料を、フライパンに入れて混ぜます。
ピーナッツバター味噌のソースの水分が減ったら皿に盛っておいた③にかけて完成です。
ピーナッツバター味噌天板ケーキの作り方
ここでは少し変わった、ピーナッツバターと味噌を使ったケーキのご紹介です。
味噌のほんのりとした塩気がコクになって美味しいケーキです。
焼き型も天板を使用し短時間の焼き時間で省エネ・エコになります。
でき上がった時の量も多く、日持ちするので、忙しい平日用のおやつに作っておくと便利です。
【材料】
・バター 140g
・砂糖 150g
・溶き卵 2個
・アーモンドプードル 100g
・味噌 大さじ1
・ピーナッツバター 大さじ1
◇薄力粉 120g
◇ベーキングパウダー 小さじ2
<クランブル>
◎ピーナッツバター 小さじ4
◎味噌 小さじ2
◎砂糖 大さじ4
◎薄力粉 大さじ4
【作り方】
①オーブンを180度に余熱しておきます。
②粉類の◇の材料を合わせてふるっておきます。
別のボウルでクランブル用の材料の◎を合わせ、よく混ぜておきます。
③常温に戻したバターを白っぽくなるまで混ぜます。
2~3回に分けて砂糖を入れ、よく混ぜます。
④バターと砂糖を混ぜた③のボウルにピーナッツバターと味噌を入れて混ぜます。
溶き卵を少しずつ入れ、よく混ぜます。
⑤ふるっておいた②の粉類、アーモンドプードルを入れ、切るように混ぜます。
⑥クッキングシートを敷いた天板に、⑤の生地を流し入れます。
生地の上に、あらかじめ作っておいたクランブルをポロポロと乗せ、オーブンで25~30分焼きます。
⑦焼き色がつき、竹串を刺してみて何もついてこなければ、焼き上がりです。
粗熱をとり、好みの大きさにカットしたら完成です。
通年の便秘予防、温活に
こちらではピーナッツバターと味噌を一緒に使うことの利点と、それぞれを一緒に使うお料理、スイーツの作り方をご紹介しました。
皆さんいかがでしたか?
ピーナッツバターと味噌は一緒に摂ると、それぞれの効果・効能から、便秘予防、体の冷え対策になります。
しかもコクのある美味しさなので、夏、冬を問わず皆さんで是非試してみてください。