牛肉を使った味噌炒めを作ろう!簡単なコツやレシピもご紹介

「今日はガッツリと牛肉が食べたいな」なんて思う日もあると思います。

牛肉を使う調理法は沢山ありますが、中でもおすすめなのが味噌炒めです。

牛肉は濃厚な味噌ダレと相性抜群で美味しいですよ。

この記事では、牛肉と味噌の効能、炒め物のコツ、特製味噌ダレや牛肉を使用した味噌炒めの作り方をご紹介します。

牛肉の効能

まずは、牛肉の効能についてご紹介します。

1つ目は、免疫力の向上が期待できます。

牛肉にはタンパク質が含まれており、内臓や皮膚、血液、髪などを形成する作用があり、身体を作るのには大事な栄養素です。

タンパク質は、免疫力を高めて病気を予防したり、皮膚が弱くなるのを防ぐことにつながります。

さらに、牛肉に含まれるタンパク質には、体内で作ることができない栄養素である必須アミノ酸がバランス良く入っています。

牛肉に含まれているタンパク質は熱に耐性があるので、炒め物や煮物などの調理法でも大丈夫です。

2つ目は、貧血予防の効果が期待できます。

牛肉には、ヘム鉄と呼ばれる貧血予防が期待できる成分が豊富です。

これも、必須アミノ酸と同様に、体内で作り出すことは不可能な栄養素です。

さらに、ヘム鉄は、冷え性予防にもつながります。

3つ目は、ダイエット効果が期待できます。

牛肉には、過剰な脂肪のエネルギー生産を促すカルニチンが多く含まれています。

脂質を燃焼する作用やコレステロール値の低下を促す作用があるので、ダイエット中の人には向いている食材です。

4つ目は、精神状態を安定させる効果が期待できます。

牛肉には、興奮状態を抑止する役割を持つセロトニンが含まれています。

セロトニンは、自律神経や脳神経に影響を与えて、精神状態を落ち着かせる助けになります。

気分が落ち込んでいる日には、牛肉を摂取してみると良いでしょう。

次項では味噌の効能についてお伝えします。

味噌の効能

こちらでは、味噌の効能についてふれていきます。

1つ目は、高血圧の予防効果が期待できます。

味噌に含まれているタンパク質や抗酸化作用を持つメラノイジンにより、血圧の上昇を抑止するのにつながります。

さらに、大豆イソフラボン、大豆サポニン、大豆レシチンは、悪玉コレステロール値を低下させることを手助けします。

これらの働きが、高血圧の予防に寄与します。

2つ目は、老化の防止効果が期待できます。

味噌の原料である大豆の抗酸化作用と発酵後にできる成分が、アンチエイジング効果につながります。

3つ目は、乳癌や胃癌予防に効果が期待できます。

上述しましたが、味噌にはメラノイジンという成分が含まれており、これは乳癌や胃癌の予防にも役立てることができます。

他にも、味噌に含まれている大豆イソフラボンは、乳癌や前立腺癌の予防を手助けする成分です。

4つ目は、更年期障害対策の効果が期待できます。

大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと類似した作用があり、エストロゲンの分泌量を調節することができるといわれています。

さらに、大豆イソフラボンは、更年期障害の症状の緩和だけではなく、PMSの症状の改善にもつながります。

5つ目は、腸の健康状態の向上の効果が期待できます。

味噌に含まれているオリゴ糖が、大腸菌を抑止したり、ビフィズス菌や善玉菌の数を増加させることを助けます。

それによって、腸内の動きが活性化されて、免疫力も上がるといわれています。

次項は、牛肉と野菜を炒めるときに気を付けるポイントについて考えていきましょう。

簡単にできる!炒め物を作るときのちょっとしたコツ

炒め物は簡単にさっと作れて便利ですよね。

では、美味しい炒め物を作るときにはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。

牛肉、豚肉、鶏肉はどの部位でも炒め物には適しているといわれています。

肉の種類を選ぶときは、そこまで悩まなくても良いのかもしれません。

炒め方のコツは以下の通りです。

・弱火のときは2回に分ける

炒め物を作る際は、短い時間で全体に火を通すことが肝心です。

炒める具材があまりにも多いと均一に加熱できず、水気がでる要因になってしまいますので、予め分量を調整しましょう。

・強火でさっと炒める

肉類は強火でさっと炒めることで、本来の持ち味が外に出てしまうのを予防できます。

表面に焦げ目がつくくらいを目安にして炒めましょう。

・肉を先に炒める

野菜は長い間加熱すると水っぽい仕上がりになってしまいます。

ですので、肉類と野菜を炒めるときは、肉に火が通り始めたら野菜を投入しましょう。

・味付けは素早く行う

調味料は予めよく混ぜ合わせておき、具材を炒めたら時間をあけないように素早くかけます。

合わせ調味料をかけるときは、回し入れるように加えましょう。

・完成後はすぐに盛り付ける

余熱で具材がよれてしまうのを防ぐことが目的です。

次項では炒め物などで使える味噌ダレについてご紹介します。

自宅で簡単に作ろう!特製味噌ダレについて

味噌ダレは、炒め物、肉や魚の味噌焼き、味噌田楽などさまざまな料理に活用できます。

市販の味噌ダレも良いですが、ご自宅にある材料で簡単に作れますので、覚えておくと良いですね。

調味料の比率は以下の通りです。

味噌3:みりん1:砂糖1:料理酒1

これが黄金比といわれています。

これらの調味料をよく混ぜ合わせるだけなので、作るのは簡単です。

温める際には、弱火で20分間を目安にし、焦げないように混ぜましょう。

さらに、この味噌ダレに胡麻油やニンニクを加えることで、餃子などにも合うタレが出来上がります。

また、合わせ調味料は予め多く作っておき、冷蔵庫で保存しておくのがおすすめです。

味付けが手早くでき、手間が省けるので、忙しい朝などにも活用できるのではないでしょうか。

ご紹介した味噌ダレは、みりんや酒が入っているので、アルコールを飛ばす必要があり、ひと煮立ちした後保存しましょう。

この記事で着目している牛肉にも合うので、是非使ってみてください。

レシピのご紹介!①サツマイモと牛肉の甘辛味噌炒め

こちらからは、牛肉と味噌を使用する炒め物のレシピをご紹介します。

最初のレシピは、「サツマイモと牛肉の甘辛味噌炒め」です。

こちらは、サツマイモと牛肉を濃厚な味噌ダレで美味しくいただける料理です。

【材料 4人分】

・サツマイモ   500gほど
・牛肉   350gほど
・タマネギ   1と1/2個
・ニンジン   1/2本
☆味噌   大さじ2
☆料理酒   大さじ2
☆砂糖   大さじ2
・黒胡麻   大さじ2
・胡麻油   大さじ1
・塩   お好み
・胡椒   お好み

【作り方】

①具材の下準備からです。

サツマイモは洗い、皮つきのままお好みの大きさに切り、水につけておきます。

タマネギは、よく洗い、皮をむいて一度縦半分に切った後に薄切りにします。

ニンジンは、よく洗い、皮をむいて2~3cmほどの長さに乱切りにしておきます。

牛肉はお好みの大きさにカットして、下味に塩胡椒を使います。

②①のサツマイモは、ザルで水切りした後、耐熱容器に移してラップをかけ電子レンジに入れます。

600Wで4分30秒~5分ほど温めて、竹串が通るか確認します。

③①のニンジンも耐熱容器に移してラップをし、電子レンジに入れます。

600Wで1分間ほど温めます。

タレの材料である☆は、よく混ぜておきましょう。

④フライパンに、胡麻油をひき、火をつけます。

牛肉を入れ、軽く炒めたらタマネギも投入しましょう。。

タマネギがしんなりとしてきたら、③のニンジンも炒めていきます。

⑤炒めたら、蓋をして弱火に変え、4~5分ほど蒸します。

全体に火が通たら、②のサツマイモと☆、黒胡麻を投入して混ぜたら出来上がりです。

レシピのご紹介!②牛肉とししとうのピリ辛味噌炒め

次のレシピは、「牛肉とししとうのピリ辛味噌炒め」です。

こちらは、ししとうの辛味と牛肉の旨味が味わえて美味しい一品です。

いつもより辛めの味噌炒めにしたい場合には、ししとうを具材にした味噌炒めを作ってみましょう。

【材料 2人分】

・牛肉   180g
・ししとう   10本
・油   大さじ1
・白胡麻   お好み
☆味噌   大さじ2
☆料理酒   大さじ2
☆みりん   大さじ2
☆砂糖   小さじ2
☆醤油   小さじ4

【作り方】

①ししとうは、よく洗い、ヘタを取ります。

牛肉は食べやすい大きさにカットしておきましょう。

味噌ダレの調味料である☆はよくかき混ぜておきます。

②フライパンに油をひいて火をつけ、牛肉を炒め、火が通ってきたらししとうも加えます。

③全体に火が通ったら☆を回し入れて、絡ませるように混ぜていきます。

④皿に盛り付け、白胡麻を散らしたら出来上がりです。

牛肉と味噌は合います!

この記事では、牛肉の効能、味噌の効能、炒め物のコツ、特製味噌ダレ、牛肉を使用した味噌炒めのレシピなどをご紹介しましたがいかがでしたか?

牛肉も味噌も高い栄養価を持ち、さらに相性も抜群です。

炒め物を作る際のコツについては、弱火のときは2回に分けること、強火でさっと炒めること、肉を先に炒めること、味付けは素早く行うこと、完成後はすぐに盛り付けることを挙げました。

是非、記事で述べたことを参考にして味噌炒めを作ってみてくださいね。