特に和食を作る際には、材料として梅も味噌も必要不可欠だと思う人も多いかと思います。
梅や味噌はさまざまな料理に使用でき、とても便利でなおかつ美味しいですよね。
この記事では、梅と味噌の効能や、それらを使用したおすすめのレシピについてお伝えします。
梅の効能
梅は薬として使われていたということを聞いたことはありませんか?
実際、梅には栄養素が豊富に含まれています。
では、どのような効能があるのかみていきましょう。
1つ目は、食欲増進の効果が期待できます。
梅といえば、あのすっぱい味をイメージする人が多いのではないでしょうか。
実は、梅には有機酸が多く含まれていることで酸味が強く感じられます。
有機酸は、消化液の分泌を手助けし、胃腸が活発になるので食欲増進に効果が期待できます。
食欲が湧かない時には、梅を摂取すると良いですね。
2つ目に、血行の改善が期待できます。
梅に含まれるムメフラールという成分が、血行を良くするのを手助けします。
ムメフラールとは、長時間煮込むことで抽出される梅肉エキスに含まれる要素です。
3つ目に、免疫力の向上に効果が期待できます。
梅干しに含まれるいろいろな梅果実成分によって、免疫細胞の1種のマクロファージの数を増加させる役割があるので、免疫が高められると考えられています。
4つ目に、食中毒の予防に効果が期待できます。
梅干しには、さまざまな菌に対して抗菌作用が働きますので、食中毒対策にも役立ちます。
例えば、コレラ菌・病原性大腸菌0-157・サルモネラ菌などに殺菌効果があるといわれています。
他にも、梅にはさまざまな効能があります。
このような梅の効能をふまえた上で梅を使用するレシピを試してみてくださいね。
次項では味噌の効能についてみていきましょう。
味噌の効能
続いては味噌の効能についてふれていきます。
味噌は毎日の食事に欠かせないという人も多いと思います。
実際に、味噌には豊富な栄養素がバランス良く含まれています。
味噌を使用した手料理を作るときは、味噌の効能を知っておいて損はないはずです。
1つ目は、癌の予防が期待できることです。
胃癌については、味噌汁をあまり飲まない人と比較して、飲む人のほうが死亡率が5割も低い傾向にあります。
心筋梗塞や肝硬変にも同じような効果が期待できるとの報告がされています。
乳癌については、味噌に含まれるフイト・エストロゲンという成分によって、乳癌の発生率を抑えることを助けます。
肝臓癌については、味噌を体内に摂取することで、腫瘍の肥大化を少しでも抑えられることにつながります。
2つ目は、胃の病気の発生率の低下が期待できることです。
味噌には、胃の粘膜を保守する成分がありますので、胃の病気対策もできるといわれています。
3つ目は、アンチエイジング効果が期待できることです。
老化の代表的な原因は、細胞の酸化なので、味噌に含まれる抗酸化物質が老化の防止に寄与することにつながります。
4つ目は、コレステロール値の低下を促すことが期待できます。
味噌に含まれるサポニン・レシチン・食物繊維などの成分が、コレステロール値の低下に有効といわれています。
他にも味噌には、さまざまな効能があり、健康的な食品といえますね。
次項からは、梅と味噌を使用したレシピについてご紹介していきます。
梅と味噌を使ったレシピ!①梅味噌ドレッシング
こちらからは、梅と味噌を使用したレシピのご紹介です。
まずは、いろいろな料理に合う「梅味噌ドレッシング」です。
1つ作っておけば、サラダ・炒め料理・煮物料理・マリネ液などの調味料として使用できて便利です。
【材料】
・青梅 1kg
・味噌 1kg
・氷砂糖 700gほど
味噌は出し入りではないものを使用しましょう。
また、作ったドレッシングを保管するための瓶など、入れ物を準備します。
甘めの味付けにしたい人は、お好みで氷砂糖の分量を調整してみると良いです。
普段、調味料として使用する場合は、青梅は瓶から取らずに入れたままで大丈夫です。
煮物を作る場合には、青梅を瓶から取り出して一緒に使用すると美味しいのでおすすめです。
①まず、材料の下準備です。
青梅を水でよく洗います。
その後にボールばどの器に入れ、水をたっぷりと加え2時間以上水に浸しておきます。
アクが出たら取り除きましょう。
②青梅の水気をとり、ヘタの部分を竹串などを使用して除去します。
③瓶などのドレッシングを保存する容器を、熱湯で消毒して乾かします。
④保存容器に材料を投入していきます。
味噌、青梅、氷砂糖の順になるように投入していきましょう。
その後、冷暗な場所で8ヶ月以上保管し、ドレッシングになったら出来上がりです。
梅と味噌を使ったレシピ!②梅味噌の和風パスタ
続いての梅と味噌を使用したレシピは「梅味噌の和風パスタ」です。
こちらのパスタは、たくさんの野菜とお肉をあっさりとした梅と味噌の風味で和風に仕上げます。
【材料 3~4人分】
・パスタ 3束
・梅干し 人数分
・ナス 3本
・ニンジン 1本
・しめじ 1パック
・豚肉 150g
・味噌 大さじ1
・醤油 大さじ3
・みりん 大さじ3
・胡麻油 お好み
①材料の下準備をします。
ナスは皮をむいて、1cmの厚さで半月切りにしましょう。
その後水に浸して、水気をふきとります。
ニンジンは千切りにします。
しめじは、石づきを除去し、手でさきます。
豚肉はお好みの大きさにカットします。
梅干しは種を除去し、細かく刻んでおきます。
②フライパンに胡麻油をひき、火をつけてニンジン・しめじを炒めましょう。
③ニンジンが軟らかくなったら、ナスを投入し火を通します。
この間に、鍋でパスタを茹で始めましょう。
④パスタが茹で上がる直前で豚肉を鍋に投入し、色が変化したらフライパンに移動させます。
⑤味噌、醤油大さじ1、みりん、①の刻んだ梅干しをよく混ぜ、フライパンの野菜と豚肉に味をつけます。
⑥茹で上がったパスタをフライパンに加えて、全体的によく混ぜたら、残っている醤油大さじ2をかけてよく絡めまたら出来上がりです。
梅と味噌を使ったレシピ!③豚肉とオクラの梅味噌天ぷら
続いての梅と味噌を使用したレシピは「豚肉とオクラの梅味噌天ぷら」です。
こちらは、オクラを豚肉でロール状にして揚げます。
豚肉とオクラはよく合い、美味しいのでご飯のおかずにぴったりです。
梅のさっぱりとした風味と味噌の濃厚さで美味しい味付けになっていますよ。
【材料 2人分】
・豚肉 6枚
・オクラ 6本
・青じそ 6枚
☆梅干し 2個
☆味噌 大さじ2
☆白すり胡麻 大さじ1
☆ハチミツ 小さじ1
・小麦粉 お好み
・てんぷら粉 お好み
・油 お好み
①材料の下準備をします。
豚肉は食べやすい大きさにカットします。
オクラは水でよく洗い、場合によってはお好みでカットします。
☆はよく混ぜ合わせておきましょう。
②豚肉を広げて上に青じそを載せていき、①の☆を1/6ほど塗ってオクラを手前から巻いていきましょう。
③②に小麦粉、天ぷら粉の順にまぶします。
その後、フライパンに油を少量ひいて、火をつけ、揚げ焼きをしましょう。
こんがりと焼けたら出来上がりです。
梅と味噌を使ったレシピ!④じゃがバター 梅味噌風味
最後の梅と味噌を使用したレシピは「じゃがバター 梅味噌風味」です。
こちらは、一般的なじゃがバターに梅味噌を使用したアレンジ品です。
それに、フライパンなども使わずに電子レンジだけで作れるので気軽に挑戦できますよ。
ホクホクのじゃがいもと溶けたバターに梅味噌が加わることで、いつもとは一風違った味になりますので、料理のレパートリーを増やしたい人や、味付けに変化を出したい人にはおすすめです。
ご飯のおかずやお酒のつまみにも合いますので作ってみてくださいね。
【材料 4人分】
・ジャガイモ 4個
・バター お好み
☆梅干し 2個
☆味噌 大さじ2
☆ハチミツ 小さじ2
①材料の下準備をします。
ジャガイモは水でよく洗い、食べやすい大きさにカットします。
そして、耐熱容器に少量の水を投入して、電子レンジで8分間温めます。
ジャガイモの大きさによっては、やわらかくなるまで多少時間がかかる場合があるので調整してください。
②☆をよく混ぜておきます。
③ジャガイモが十分やわらかくなったら、ジャガイモに包丁で十字に切り目を入れましょう。
仕上げに、梅味噌をかけてバターを載せれば出来上がりです。
梅と味噌は美味しくて栄養価も高い!
この記事では、梅と味噌の効能とそれらを使ったおすすめのレシピについてご紹介しましたがいかがでしたか?
梅は、食欲増進・血行の改善・免疫力の向上・食中毒の予防などの効果が期待できます。
味噌は、癌対策・胃の病気の発生率の低下・アンチエイジング・コレステロール値の低下などの効果が期待できます。
また、梅と味噌を使用したおすすめレシピとして、4つご紹介しました。
是非、この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。