きゅうりと味噌を使いたい!人気レシピのご紹介

「さっぱりとした味わいのきゅうりと濃厚で栄養満点な味噌を使った料理が知りたい!」という人もいると思います。

きゅうりと味噌を使用したレシピは、どのようなものがあるのでしょうか。

この記事では、きゅうりと味噌の栄養価や効力、それらを使った人気レシピについてお伝えします。

きゅうりの栄養価と効力

まずは、きゅうりについて考えていきましょう。

せっかくきゅうりを使用した人気レシピを作るなら、きゅうりに含まれている栄養素や効力について知っておいて損はないはずです。

きゅうりといったら、ほとんどが水分で栄養価があまりないという印象を持つ人もいるかと思います。

実際に、きゅうりの90%は水分なので、他の野菜よりも栄養素は少ないです。

しかし、きゅうりは100gあたり16kcalと低カロリーで、空腹感を抑えるのには最適なので、ダイエットをしたい人には向いている食材ですよ。

きゅうりの主な栄養素とその効力については、以下の通りです。

・ビタミンC

活性酵素を抑制する、疲労回復させる、免疫力を向上させる

・ビタミンK

出血を抑制する、骨を丈夫にする

・Bカロテン

粘膜や皮膚を保守する、癌を予防する

・カリウム

余分な塩分を取り除く、利尿作用がある

きゅうりに含まれるカリウムによって、過剰な水分が体外へ排出されるので、むくみ解消につながります。

利尿作用もありますので、こちらも効果があるといえます。

また、高血圧や腎臓病の対策ができるといわれています。

理由は、きゅうりには、血圧を低下させたり、毒素を取り除く効力があるからです。

さらに、体温を下げる効果があります。

きゅうりには多くの水分が含まれていることから、体温を下げることにつながります。

火傷や日焼け、夏バテをした際の応急処置にも利用できます。

このように、きゅうりにはさまざまな効力があります。

次項では味噌の栄養価や効力についてふれます。

味噌の栄養価と効力

次は、味噌について考えていきましょう。

味噌の栄養価や効力を頭の中に入れておけば、料理をする際も参考になるのではないでしょうか。

「味噌は医者いらず」という言い伝えを聞いたことはありませんか?

実は、味噌には豊富な栄養素がバランス良く含まれています。

味噌の主な栄養素と効力については以下の通りです。

・大豆イソフラボン

更年期症状を軽減させる、骨吸収を抑制させる

・大豆たんぱく質

たんぱく質を取り込めやすくする

・大豆レシチン

アンチエイジング効果、コレステロールの吸収量をセーブする、心筋梗塞や動脈硬化などの対策

・リノール酸

シミ対策、美白効果がある

・カルシウム

筋肉の収縮などに関与する、ホルモンを分泌させる

・サポニン

脂肪の代謝を助ける、血流をよくする

・食物繊維

腸内環境を調節する

さらに、味噌は、骨粗しょう症の対策、胃癌対策や乳癌対策、糖尿病対策、メタボ対策などの効果が期待されています。

他にも味噌にはさまざまな栄養素が含まれており、健康的な食材といえますね。

健康効果を高める味噌の摂取方法もいくつかあります。

まず、健康面を考えて、味噌に含まれる塩分が気になる方は、カリウムを多く含む野菜を一緒に食べるとよいです。

理由は、カリウムには、余分な塩分を取り除く働きがあるからです。

さらに、味噌を2種類以上混ぜ合わせて使用するのがおすすめです。

なぜなら、味噌は熟成期間や種類により、成分や効果に違いがみられるからです。

次項からは、きゅうりと味噌を使用した人気のレシピについてお伝えします。

きゅうりと味噌の人気レシピ!①薬味味噌

ここからは、きゅうりと味噌を使った人気のレシピをご紹介していきます。

今回は万能タレである「薬味味噌のレシピ」です。

こちらは、味噌をベースとしたタレやソース、調味料として使用できます。

きゅうりとなすを炒めたものを加えることで、歯ごたえが得られます。

保存方法としては、作り終えた薬味味噌を容器に移して、冷蔵庫で保管しましょう。

1週間ほど保存が可能となっています。

【材料 おおよそ370g】
・味噌 100~120g
・サラダ油 大さじ1
・きゅうり 1本
・なす 2個
・生姜 1片
・みょうが 1個
・青じそ 5枚

①まず、具材の下準備をします。

きゅうりは、縦半分に切り、種を取り除きましょう。

その後に水気を取り、5mmの角切りにします。

なすは、縦半分に切り、切り口を下にして水につけてアクを取り除きましょう。

こちらも水気を取り、5mmの角切りにします。

②フライパンにサラダ油を引いて火をつけます。

最初になすを炒めていきましょう。

なすがしんなりとしてきたら、きゅうりも投入して混ぜます。

全体的に火が通たら、火を止め、バットなどの器に移動させて冷まします。

③次に、薬味のベースとなる具材の下準備をします。

生姜はみじん切りにし、みょうがは半月切り、青じそは千切りにしましょう。

④ボールなどの器に、味噌と②のなすときゅうりを投入してよく混ぜます。

それから、③で切った具材を入れてよく混ぜれば出来上がりです。

保管している間に水分が出てきたら、その度に除去しましょう。

きゅうりと味噌の人気レシピ!②きゅうりの濃厚肉味噌がけ

続いての人気レシピは「きゅうりの濃厚肉味噌がけのレシピ」です。

さっぱりとしたきゅうりとジューシーで甘辛な肉味噌が、食欲をそそる一品です。

肉味噌だけでもご飯に合って、とても美味しいですよ。

お酒のつまみにするのも良いですね。

【材料 2~3人分】
・豚挽き肉 200g
・きゅうり 3本
・生姜(みじん切り) 小さじ1
・長ネギ 1/4本分
☆味噌 大さじ2
☆水 70mℓ
☆料理酒 大さじ1
☆醤油 小さじ1
☆砂糖 小さじ2
・水溶き片栗粉(水:小さじ1、片栗粉:小さじ1/2)
・油 お好み

①まず、具材の下準備をします。

きゅうりは、最初に長さ4cmの斜め薄切りにし、その後に細切りにして皿に移して盛り付けます。

長ネギと生姜は、みじん切りにしておきます。

②フライパンに油を引き、火をつけます。

まず、刻んだ長ネギと生姜を投入してしんなりとするまで炒めます。

それから、そこに豚挽き肉を入れて、強火で炒めます。

豚挽き肉全体に火が通って、ポロポロとしてくるまで混ぜながら炒めます。

③☆をよく混ぜて、②のフライパンに投入します。

グツグツと煮立ってきたら、水溶き片栗粉を加えて、とろみがつくまで煮込みます。

そして、火を止めて、熱いうちに①の皿に盛り付けたきゅうりにかけて出来上がりです。

きゅうりと味噌の人気レシピ!③なめこときゅうりの冷やし味噌汁

続いての人気レシピは「なめこときゅうりの冷やし味噌汁レシピ」です。

「きゅうりと味噌は合うの?」と思っている方もいると思いますが、意外と相性が良く爽やかな味わいですよ。

特に暑い日が続く夏には、冷やして食べると、火照った体を冷ましてくれそうです。

余ってしまったきゅうりの消費にもおすすめです。

【材料 2~3人分】
・なめこ 1袋
・きゅうり 1本
・乾燥ワカメ 小さじ1
・豆腐 1/3丁
・味噌 大さじ2
・水 500cc
・白胡麻 お好み
・青しそ お好み

①まず、具材の下準備をします。

なめこは、水で軽く洗って水気を取りましょう。

きゅうりは、水で軽く洗い、薄い小口切りにします。

豆腐は、水気を取り、1cm角のさいの目切りにしましょう。

仕上げで使う青じそは、千切りにしておきます。

②鍋に水と乾燥ワカメを投入して火にかけます。

そして、沸騰したらきゅうりを加えて少しの間煮込んでいきます。

ここで、アクが出たら取り除いてください。

③煮込み終えたら、一度火を消します。

鍋の中の少量のお湯を器に取り、計量スプーンなどに取った味噌をその器の中に入れて箸で溶いていきましょう。

④③で溶いた味噌を②の鍋に戻し入れます。

その後、なめこや豆腐を加えて弱火で火にかけます。

ここでは、沸騰しないように時々かき混ぜてください。

⑤味噌汁が温まったら火を止め、器に移して粗熱をとります。

そして、器ごと冷蔵庫で十分に冷やします。

⑥冷えたら、仕上げに刻んだ青しそをのせて、白胡麻を散らせば出来上がりです。

きゅうりと味噌の人気レシピ!④簡単にできるきゅうりの味噌漬け

最後にご紹介する人気レシピは「きゅうりの味噌漬け」です。

きゅうりのシャキシャキとした食感が楽しめて、ご飯も進みます。

こちらは簡単に漬物ができるので、ぜひ作ってみてくださいね。

【材料 タッパー中 1個分】
・きゅうり 4本
・塩 (きゅうり1本あたり小さじ1)
・ニンニク 1片
・生姜 1片
・赤味噌 大さじ2

①具材の下準備をします。

ここでは、きゅうりを板ずりしていきます。

まず、きゅうりを水でよく洗ってから、水気を取ってまな板に置きます。

それから、塩をかけて、塩をすり込ませるため、まな板の上で両手の手の平で前後にきゅうりを転がします。

終わったら、きゅうりをキッチンペーパーで包んで20分間放置した後、水で塩を洗い流しましょう。

②きゅうりを放置する間、ニンニクと生姜は、細切りにして、器に入れます。

そこに赤味噌を加えて混ぜてから、ポリ袋に移します。

③きゅうりを7~8mmほどの斜め切りにして、②のポリ袋に加えて数分間揉み合わせます。

その後、中身を保存容器に移して冷蔵庫で保管しましょう。

半日ほどおいてちょうど良く漬かれば、出来上がりです。

きゅうりと味噌は相性抜群!

きゅうりと味噌の栄養価や効力、それらを使った人気レシピをご紹介しましたがいかがでしたか?

きゅうりはほとんどが水分ですが、低カロリーでかつさまざまな効力があります。

味噌は豊富な栄養素がバランス良く含まれていて健康的です。

また、きゅうりと味噌を使った料理は他にもたくさんあります。

ぜひ、この記事で紹介したレシピも作ってみてくださいね。