ラーメンには、味噌ラーメン、醤油ラーメン、豚骨ラーメンなど、味の種類がいくつかありますね。
ラーメンが好きな方も多く、日本人とラーメンは切っても切れない関係です。
中でも味噌ラーメンは「好きなラーメンの味ランキング」でも、醤油に次ぐ人気があります。
そこで今回は、野菜をはじめとした、具だくさん味噌ラーメンの作り方をご紹介します。
大好きなラーメンだからこそ、ヘルシーに食べましょう。
味噌ラーメンの具で栄養バランスを整える
世界中で愛されているラーメンは、麺やスープの種類なども色々とありますよね。
日本においては、伝統調味料を使った醤油ラーメンや味噌ラーメンの人気が高いです。
しかしいくら美味しいからといって、ラーメンばかりを食べていては、健康を害する可能性があります。
ラーメンには炭水化物が多く含まれているだけでなく、栄養のバランスがあまりよくありません。
そんな時はラーメンに具を追加して、栄養バランスを整えましょう。
健康的で、おすすめなトッピングをご紹介します。
☆野菜
例えば、もやしには食物繊維、ビタミンC、カリウムが、キャベツにはビタミンC、カルシウム、カロチンが含まれています。
ねぎにはビタミンA、ビタミンC、βカロチン、カルシウムなどが入っています。
☆海藻類
海苔にはビタミンA、B1、B2、鉄、カルシウムが含まれています。
ラーメンにのせるだけで手軽に食べられ、栄養価も高いです。
ワカメには食物繊維、ビタミン、ミネラルが沢山含まれています。
その他にも、ヘルシーなラーメンにするには、にんにく、ゴマ、高菜などの具を入れるのがおすすめです。
以上のように、具をトッピングすることによって、バランスの良い栄養を摂取する事ができます。
また、満腹感が得られたり、胃を保護できる食べ方もあります。
理想的な食べる順番は①野菜②たんぱく質③炭水化物となります。
具だくさん!定番の野菜味噌ラーメン
栄養バランス良く、健康的にラーメンを食べるには、具をトッピングすることと、食べる順番が大事なのがお分かりいただけたと思います。
ここからは、色々な具を使った、味噌ラーメンのレシピをどんどんご紹介していきますね。
まずは、定番の野菜を沢山使った、味噌ラーメンの作り方です。
【もやしとコーンの味噌ラーメン】
【材料 1人分】
・味噌味の袋ラーメン 1袋
・コーン缶 1/2
・もやし 1/2袋
・玉ねぎ 1/2個
・七味唐辛子 少々
【作り方】
①玉ねぎは筋に沿って、薄切りにしましょう。
②お鍋にお湯を沸かします。
お湯が沸いたら、麺、玉ねぎ、コーンを入れて湯がきましょう。
③別のお鍋で、もやしを湯引きします。
④麺が好みの硬さになったら、付属のスープの粉を入れて、よく混ぜてください。
⑤粉末スープが溶けたら、器に移します。
⑥そこに、水切りしたもやしを乗せます。
⑦お好みで七味唐辛子をふりかけたら、出来上がりです。
野菜ときのこが具の味噌ラーメン
味噌ラーメンにも、きのこは合います。
きのこは栄養豊富で、体に良いといわれていますね。
特に、しいたけ、しめじ、エリンギ、えのきなどの主要なきのこには、どれも食物繊維が沢山含まれています。
また、ビタミンB類(ビタミンB1、B2、葉酸など8種類)、ビタミンD2、ミネラルも豊富です。
野菜、きのこ、鶏ひき肉の、美味しいあんかけラーメンを作ってみましょう。
とろみ具合は、お好みで調整してくださいね。
【材料】
・味噌味の袋ラーメン 1袋
・鶏ひき肉 50g
・人参 20g
・キャベツ 90g
・いんげん 15g
・玉ねぎ 小1/4
・きくらげ 少々
・しいたけ 中2個
・しめじ 5、6本
・ゆで卵 1個
・水溶き片栗粉 小さじ1/100cc
・ゴマ油 少々
【作り方】
①ゴマ油をフライパンにひき、鶏ひき肉を炒めます。
②次に、野菜、きのこ全てを炒め、水溶き片栗粉を回し入れましょう。
③お鍋で水500ml(分量外)を沸騰させます。
沸騰したら麺を入れて、ほぐしながら3分くらいゆでます。
④火を止めてスープを入れましょう。
⑤器に移し、野菜のあんかけの具をのせ、ゆで卵をトッピングしたら出来上がりです。
具に野菜とスペアリブを使った豚骨味噌ラーメン
こちらは一風変わった、具に野菜とスペアリブを使った、豚骨味噌ラーメンの作り方をご紹介します。
普通の味噌ラーメンに飽きてしまった方におすすめです。
スペアリブで作った豚骨スープに、味噌と牛乳がマッチします。
柔らかいスペアリブを、具としても味わえて美味しいですよ。
【材料 2杯分】
・中華麺 2袋
・麺茹で用の沸騰したお湯 たっぷりの量
・スペアリブ 350g
・片栗粉 大さじ1杯と1/2
・サラダ油 大さじ2
・水(下茹で用) スペアリブがひたひたにつかる量
・昆布だし(顆粒) 10g
・塩 小さじ1
・味噌 大さじ2くらい
・牛乳 300㏄
☆水 1400cc
☆酒 大さじ2
☆すりおろしたしょうが 小さじ1
☆青い部分のねぎ 2本分
◎お好みの具
・茹でもやし 適量
・コーン 適量
・メンマ 適量
・青ねぎ(小口切り) 適量
【作り方】
①スペアリブの骨に、垂直に1箇所ずつ切り込みを入れます。
そして片栗粉をまぶします。
②サラダ油をひいて、中火で熱したフライパンに①を加え、多少焦げ目がつくまで炒めます。
③お鍋に②と、ひたひたに浸かるくらいの水を入れて、強火でゆでます。
この時に丁寧にアクを取ることが、臭みを出さないためのポイントです。
④アクがほとんど出てこなくなったら、ザルにスペアリブをあけます。
そして、スペアリブをよく洗いましょう。
⑤圧力鍋にスペアリブと☆を入れます。
ねぎはねじっておきましょう。
⑥蓋をして強火で熱し、加圧状態になったら弱火で30分加熱します。
時間になったら火を止めて、圧が抜けるのを待ちましょう。
⑦ねぎを取ったら、塩と昆布だしを加えて強火で煮詰めます。
⑧スープの量が半分くらいになるまで煮詰めたら、一旦、スペアリブだけザルに取り出します。
⑨スープを煮詰めて500ccくらいにして、牛乳を加え、弱火をキープしながら煮ましょう。
⑩そこに味噌を加えて、よくかき混ぜます。
スペアリブも加えて、弱火で少し煮ましょう。
⑪ゆでた中華麺を丼に入れ、⑩を注いでください。
スペアリブと、お好みの具をトッピングしたら出来上がりです。
味噌汁の残りをアレンジ!冷たい味噌ラーメン
味噌ラーメンは温かいスープが一般的ですが、暑い季節には冷たい味噌ラーメンもいかがですか。
前回の食事で残った味噌汁をアレンジして、作ることができます。
今回は、味噌汁の具にしじみを使っているので、しじみのダシがしっかりと効いています。
しじみには肝臓に効果があるオルニチンが含まれているので、お酒好きの方にもおすすめですよ。
【材料 1人分】
・しじみの味噌汁 200cc
・しじみ(残っていれば) 適量
・お好みの具(ねぎ、もやしなどの野菜、豚肉、味玉など)
☆味噌 大さじ1/2
☆味覇(ウェイパァー) 小さじ1
☆生姜(チューブ) 5㎝
☆ニンニク(チューブ) 5㎝
☆豆板醤(なくても可) 小さじ1/2~
・中華麺 1玉
【作り方】
①味噌汁からしじみを取り出します。
軽く洗い流したら、貝から身を取りましょう。
②お鍋に味噌汁と☆を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止めてよく混ぜ合わせます。
あら熱がとれたら、冷蔵庫で冷やしましょう。
③お鍋にお湯を沸かし、沸騰したら麺を表示時間どおりにゆでます。
もやしは、麺がゆであがる約1分前に入れて、一緒にゆでてください。
④ゆであがったら、もやしも一緒にザルにあげて流水で冷やしましょう。
その後に、氷水で少し冷やすと、より麺が冷えるのでおすすめです。
⑤丼に②のスープと殻から取ったしじみと麺を入れ、具を盛りつけたら出来上がりです。
カップラーメンを健康的に食べるなら具に野菜を
お湯を注いで数分待つだけで、手軽に食べることができるカップラーメン。
安い時に買いだめして、山のようにストックしている方もいらっしゃいますね。
売られているカップラーメンは、人気のラーメン店の味を再現しているものもあるほど、どれも美味しいですね。
カップラーメンにも、お店で食べる時と同様に「味噌ラーメン」「醤油ラーメン」などの種類があります。
「早い、安い、美味しい」の3拍子が揃ったカップラーメンに、ついつい手が伸びてしまうのも、多忙極める現代社会においては仕方のないことなのかもしれません。
そんな便利なカップラーメンですが、お店で食べるラーメンよりも体に良くないといわれています。
その理由としては、揚げ麺の酸化した油、脂質とカロリーが高い、栄養素が少ないことが挙げられます。
そんなカップラーメンを、可能な限り体に優しく、ヘルシーに食べる方法をお伝えします。
☆お湯を1回湯切りする
お湯を入れて30秒くらい待ちます。
そして1回、お湯を湯切りしてください。
揚げ麺の油を多少でも除去することで、体への負担を減らすことができます。
☆カップラーメンの具に野菜をトッピング
袋ラーメンと同じ様に、カップラーメンにも野菜やきのこ、海藻類などをたっぷり入れて、足りない栄養素を補いましょう。
☆スープを全部飲まない
カップラーメンのスープにも多くの塩分が含まれています。
スープは飲まないようにするか、または半分は残すように意識しましょう。
以上の様に、カップラーメンに少し工夫するだけで、ヘルシーに食べる事ができるのです。
カップラーメンを食べてはいけない!とは言いません。
しかし、カップラーメンを食べる頻度が多い人は、健康を損なわないためにも、ぜひ試してみてください。
ラーメンを食べる時は健康的な食べ方を
ラーメンの「高カロリー」「塩分高め」「炭水化物」が体に悪いイメージがありますね。
ラーメンが好きでよく食べる方は、ラーメンを食べる前に、野菜から食べ始めたりして体への負担を減らしましょう。
また、ラーメンのスープは塩分が非常に高いので、余ったスープはできるだけ飲まないようにしましょう。
全ての食生活で言える事は、主食、主菜、副菜を基本にして、食事のバランスを取ることが大切ということです。