味噌漬けにされている豚肉などを目にしたことがありますか?
ご家庭で焼くだけで立派なおかずになる上に、日持ちもするのでとても簡単で便利ですよね。
味噌漬けは、一見難しそうに見えますが、実は簡単に作ることが出来ます。
時間のあるときにでも、是非挑戦して頂きたい調理法です。
今回は、そんな豚肉の味噌漬けについて詳しくお話しをしましょう。
豚肉の味噌漬けで健康に!
味噌は、昔から親しまれている日本を代表する調味料のひとつです。
味噌を使用した料理は、数えきれないほどありますね。
基本的に常温でも保存が可能という点からも、長きに渡って愛されているのでしょう。
味噌には、コレステロールを下げる効果や脳の活性化、老化防止、美肌効果があると言われています。
そこで今回は、味噌を使った「味噌漬け」について詳しくお話しをしていきます。
味噌漬けとは、肉や野菜を味噌に漬けたもののことです。
中でも、なかなか疲労が解消されない方や、女性の方には豚肉の味噌漬けがおすすめです。
豚肉には、ビタミンB1が豊富に含まれており、疲労回復に効果があると言われています。
その他にも、ビタミンB2やビタミンA、カリウムも豊富に含まれているので、味噌と合わせることでさらに健康に良い影響を与えてくれるのです。
また、「味噌漬けは日持ちする」と言った話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
実際のところは、どうなのか、どのくらい日持ちするのかを解説していきましょう。
豚肉の味噌漬けはどれくらい日持ちするの?
では、実際に豚肉の味噌漬けの日持ちについてお話しをしていきます。
もちろん日持ちする期間は、保存環境によって大きく変わってくるので、しっかりとした保存方法で保存を行った場合のお話しです。
まず、豚肉の味噌漬けを冷蔵庫で保存した場合、味の質は3日程度は保つと言われています。
もし、味噌漬けをしても、すぐに食べないというときは冷凍保存をしましょう。
冷凍保存の場合は、2週間程度は日持ちするようです。
「数日忙しくなるから、調理をしてから保存をしたい」という方もいますよね。
そんな方は、殺菌効果が期待される「ショウガ」と焼くと良いでしょう。
調理をした後は、しっかりと冷まして冷蔵庫や冷凍庫で保存します。
冷蔵庫で保存した場合は、3~4日の保存が可能です。
冷凍庫で保存した場合は、2週間程度日持ちするでしょう。
しかし、先ほどお話ししたように、あくまでしっかりとした保存方法によって保たれるものです。
次は、その正しい保存方法について解説しましょう。
豚肉の味噌漬けを日持ちさせる正しい保存方法は?
では、さっそく豚肉の味噌漬けを日持ちさせるための正しい保存方法をご紹介します。
まず、ご家庭にある食用ラップを広げます。
その上に味噌床を塗り、豚肉を置きましょう。
そして、豚肉にも味噌床を塗ります。
分厚い豚肉の場合は、ラップでピッタリと包みます。
もし、重ねられる程度の豚肉であれば、何枚か重ねて味噌床を塗るを繰り返し、分厚い肉同様ピッタリとラップで包みましょう。
このとき、空気が入らないようにしっかりと包むことがポイントです。
そして、フリーザーバックに入れ、保存します。
冷凍する場合は、味をなじませるために、冷蔵庫で数日保存してから冷凍庫で保存しましょう。
冷蔵保存や冷凍保存する際は、温度がしっかりと保たれる場所、環境が必須です。
温度が変わりやすい扉の近くや、モノが入り過ぎている冷凍庫などでは良い保存環境とは言えないので注意しましょう。
食べるときは、冷蔵庫で保存しているものは、味噌床を拭ってから焼けばOKです。
冷凍しているものは冷蔵庫で解凍し、同じように味噌床を拭って焼きましょう。
豚肉の味噌漬けは、空気に触れさせない、温度を一定に保つということが日持ちを左右する大きな要因と言えるでしょう。
豚肉を日持ちさせる味噌床を作ろう!
先ほどお話しした豚肉の味噌漬けの正しい保存方法ですが、その中に「味噌床」という言葉が出てきました。
「味噌漬け」と聞くと、味噌だけで漬けていると思っている方も多いかもしれませんが、実際はそうではありません。
味噌漬けをする「味噌床」は、味噌の他にみりんや酒を混ぜていたり、各ご家庭ごとに違ったりもします。
みりんや酒など、混ぜるものを変えるのはもちろん、味噌の種類を変えることでもまったく違った風味を味わうことが出来るのです。
そして、本格的にさまざまな食材を味噌漬けしたいという方は、味噌床専用の容器を用意するのも良いでしょう。
先ほどご説明した、ジップロックを使用した方法ではなく、ぬか床のように食材を漬ける方法です。
形が崩れやすい魚などは、この方法が良いでしょう。
この場合、冷蔵保存しか出来ませんが臭いなどが移っていない場合は、同じ味噌床で2回程度漬けることが出来る上に、余った味噌は味噌炒めなどに使用することが可能なので、無駄にもなりません。
注意する点としては、漬けた後に生で食べるものと、火を通してから食べるものは違う味噌床を使用しましょう。
豚肉だけでなく、その他の食材も味噌漬けすれば、本来よりも日持ちが期待出来ます。
次では、豚肉以外の味噌漬けにおすすめな食材をご紹介しましょう。
さまざまな食材の味噌漬けに挑戦しよう!
味噌は、どんな食材を味噌汁に入れても合うように、基本的に味噌漬けもさまざまな食材にマッチすると言われています。
ここからは、味噌漬けにおすすめの食材をご紹介します。
●ゆで卵
卵が賞味期限ぎりぎりでたくさん余っている、なんてことはありませんか?
そんなときは、ゆで卵にして味噌漬けにすれば日持ちを良くすることが出来ます。
ウズラの卵などにすれば、お手軽に食べられておつまみにも良いですね。
●豆腐
「豆腐は水分がいっぱいだから、漬けるのなんて無理では?」と思うかもしれませんね。
しかし、水切りをしっかりと行えば、味噌漬けにすることが出来るのです。
味噌漬けをした豆腐は、まるでチーズのようなしっとりとした食感になると大好評です。
●卵黄
先ほどは、ゆで卵の味噌漬けを挙げましたが、これは卵黄の味噌漬けです。
新鮮な卵があるといった場合は、ぜひ卵黄の味噌漬けを作りましょう。
1日程度漬ければ、ご飯のお供になり、数日漬けるとおつまみに大変身です。
豚肉だけでなく、さまざまな食材の味噌漬けに挑戦してみましょう。
味噌漬けする際の注意点は?
味噌漬けは、さまざまな味噌で漬けることが出来ます。
しかし、味噌の種類によって、漬ける時間が変わってくるということを覚えておきましょう。
合わせ味噌の場合、塩分が高いので、漬けるものにもよりますが、2時間~半日程度で取り出した方が良いです。
白味噌の場合は、合わせ味噌と比べ半分の塩分なので2日~3日漬けると味噌の風味がしっかり出るでしょう。
どちらも、日持ちするからと言って長い時間漬けていると、塩辛くてとても食べられるものではなくなっていまうことがあるので注意しましょう。
また、豚肉などのお肉を漬ける場合は合わせ味噌、魚を漬ける場合は、白味噌がおすすめです。
野菜は、どちらの味噌でも相性が良いので、両方試してみても良いですね。
そのとき、合わせ味噌の場合は出来るだけ切らずに、白味噌に付ける場合は、切っても構いません。
大根などの漬かりにくい野菜は、小さめに切った方が早く漬かるでしょう。
もちろん、味噌となるとどちらもも塩分は高めなので、食べ過ぎることがないように注意しましょう。
味噌漬けで食材を日持ちさせよう!
今回は、豚肉の味噌漬けの日持ち、保存方法などについて詳しくお話ししました。
正しい知識を持ち、食材を味噌漬けにすれば、保存期間を長く出来るということがわかったでしょうか。
これを機に、豚肉だけでなく、さまざまな食材の味噌漬けに挑戦してみましょう!