オーガニックフルーツというと、身体に良さそうというイメージが強いのではないでしょうか。
ですが、近所では手に入らないこともあります。
生のものですと、なおさら、あまり目にする機会がありません。
そこで、冷凍のものでしたら、手に入りやすいのでおすすめです。
生ではなく、あえて冷凍ものを買うときに、どんな利点があるのかをご説明します。
また、冷凍のオーガニックフルーツを使ったレシピも、併せてご紹介します。
オーガニックフルーツは冷凍ものは品質が落ちる?
フルーツを買うときに、みなさんはフレッシュ(生)のものを買いますか?
それとも、冷凍されたものを買いますか?
冷凍のフルーツは、フレッシュ(生)のフルーツよりも健康的ではないと思われがちです。
しかし、実はそうでもないのです。
生のフルーツは収穫したあと、長い時間をかけて、卸や配送などの流通を経ていきます。
しかも、店頭に並んでから実際に口にするまで、どんどん栄養価が失われているのです。
しかし、冷凍のフルーツは、収穫仕立てを急速に冷却します。
そして、現在では、卸や配送の流通システムの温度管理は、しっかりしています。
それらを利用しているので、栄養面では損失が少なく済んでいるのです。
生のオーガニックフルーツは、通信販売以外で買おうとすると、オーガニックスーパーマーケットや、たまに開催されるマルシェくらいでしか売っていません。
上記の理由から、オーガニックフルーツを買うときは、フレッシュ(生)のものに、こだわる必要がありません。
そういうときは、あえて栄養価の損失が少なくて済む、冷凍のオーガニックフルーツを買うという選択肢もあるのです。
珍しいオーガニックフルーツはあえて冷凍で
有機栽培のため、化学農薬・化学肥料が使われていないオーガニックフルーツ。
環境にもやさしく、身体にも良いということはわかっていても、近所でなかなか買えないものです。
しかし、前述したように、冷凍でも買うことができます。
そこで、普段買えないような珍しい品種のフルーツを、冷凍されているものを買って
、楽しむのがおすすめです。
例を挙げてみます。
◇カシス
ポーランドが最大の生産地で、アントシアニンが豊富です。
◇ダークスイートチェリー
トルコが最大の生産地で、とても甘くて美味しいのが特徴です。
◇アセロラ
ブラジルが最大の生産地で、ビタミンCが豊富です。
これらのフルーツは、生のものが手に入ることは少ないです。
近年では、食マーケットのIT化と流通システムが発達してきています。
味覚センサーでの精査や、冷凍食品を運ぶのに、最適な温度帯での運送が可能になっています。
冷凍でしたら、栄養価の損失も少なく済み、身体に良い珍しいオーガニックフルーツを、自宅にいながら楽しむことができるのです。
冷凍フルーツをアイスクリームの代わりに!
冷凍のオーガニックフルーツには、メリットがたくさんあることが、お分かりいただけたでしょうか。
ところで、体型の気になる夏場、ダイエットをする人も多いと思います。
また、夏場でなくても、体型維持のために甘いものを控える人もいるでしょう。
しかし、冷たくひんやりとした口当たりのいいアイスクリームは、ダイエット中でも食べたくなるものです。
そこで気になるのが、アイスクリームのカロリー・脂肪・糖分です。
それらを気にしないようにするため、アイスクリームの代わりに、冷凍されたオーガニックフルーツを食べるのもおすすめです。
フルーツは、アイスクリームよりもカロリーが低くて健康的です。
夏場でしたら、アイスを食べたいという欲求を、冷たくて美味しい冷凍フルーツが満たしてくれるはずです。
しばらく室温に出しておいて、半解凍したフルーツをサクサクと食べると、ほど良い食べ応えがあって、少量でも満足感があります。
フルーツに含まれている果糖は、砂糖の主成分・ショ糖と違い、ゆっくりと血糖値をあげます。
そのため、太りにくいと言われています。
しかし、糖分が多いことに違いはないので、食欲に任せてたくさん食べるのは、よくありません。
冷凍オーガニックフルーツをアレンジ!スムージーレシピ
収穫仕立てを急速冷却した、鮮度の高い冷凍フルーツは、そのまま食べても美味しいものです。
しかし、毎日冷凍フルーツでは、飽きてしまいますよね。
また、おもてなしで使いたいときもあるでしょう。
そんなときは、アレンジをしてみましょう。
ひと工夫して、オーガニックならではの、栄養価を活かすのがポイントです。
冷凍ものの鮮度を活かしたアレンジにして、味覚も視覚も、いつもとは少し違ったものに変化させましょう。
ここからは、冷凍オーガニックフルーツを利用したレシピをご紹介します。
【材料】
・オーガニック冷凍ストロベリー 75g
・オーガニック冷凍ブルーベリー 75g
・オーガニックりんごジュース 100ml~150ml
・ミントの葉 数枚
【作り方】
①冷凍のストロベリー、ブルーベリーをミキサーに入れ、ピューレ状になるまでミックスします。
②りんごジュースをミキサーに入れ、さらに混ぜます。
途中、様子を見て、滑らかさを調整してください。
②グラスに注ぎ入れて、ミントの葉をのせます。
冷凍のフルーツを利用することで、氷を入れなくても、冷たく仕上がります。
冷凍フルーツならではの、水っぽくならないスムージーが楽しめます。
オーガニックフルーツのジャムレシピ
オーガニックでしたら、皮ごと食べられますので、ジャムにするのもおすすめです。
【材料】
・オーガニック冷凍ブルーベリー 500g
・オーガニックはちみつ 70g
・オーガニックレモン汁 小さじ1
【作り方】
①冷凍のブルーベリーを鍋に入れて、弱火~中火にかけます。
②ブルーベリーの形が崩れてきたら、はちみつを入れます。
そして、焦がさないように注意しながら、木ベラでよく混ぜます。
③ ②の鍋にレモン汁を入れ、お好きな固さになる、少し手前で火を止めます。
④あら熱を取り、煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫で保存します。
ジャムを保存する瓶は、煮沸消毒でなくとも、アルコールで丁寧に消毒する方法でも構いません。
添加物を使っていないジャムなので、長期保存を避け、早めに食べ切ってください。
ここでは、ブルーベリーを使ったレシピですが、ミックスベリーを使っても美味しく出来上がります。
市販のものだと、高価なオーガニックフルーツのジャムを、手作りしてみるのはおすすめです。
彩りが綺麗なフルーツサンド
せっかくフルーツを使うのですから、フルーツならではの、綺麗な彩りを楽しみたいですね。
【材料】
・サンドイッチ用パン 8枚
・クリームチーズ 100g
・生クリーム 30~50cc
・砂糖 小さじ2
・レモン汁 小さじ1
・オーガニック冷凍ミックスベリー 300~400gくらい
【作り方】
①ミックスベリーは凍ったまま使用するので、直前に冷凍庫から出します。
②クリームチーズは、常温で柔らかくしておきます。
または、600ワットの電子レンジで、20秒温める方法でも大丈夫です。
③柔らかくしておいたクリームチーズに、生クリーム・砂糖・レモン汁を加えます。
生クリームは、チーズクリームの固さを見ながら、加える量を調節します。
④なめらかになるまで混ぜます。
⑤食パンに④のチーズクリームを塗り、ミックスベリーをのせます。
⑥さらにチーズクリームのせて、パンをのせやすいように平らにします。
⑦食パンをのせて、包丁で切ります。
出来上がったものを切ってみると、フルーツとチーズクリームの色の対比が綺麗になっているのが分かると思います。
フルーツを使用するので、可愛く仕上がります。
休日のちょっと贅沢なブランチや、急なおもてなしに、冷凍のオーガニックフルーツを使って作ってみてはいかがでしょうか。
鮮度・栄養価に心配ない冷凍フルーツ
現在では、冷凍技術や流通が発達しています。
そのため、冷凍のオーガニックフルーツは、鮮度・栄養価が損なわれません。
世界中の珍しいオーガニックフルーツを収穫して、そのままの鮮度・栄養価で楽しむこともできます。
レシピを確認して、ぜひ作ってみてください。