生きていくうえで、水分補給は欠かせません。
しかし、水分と言えど、お水・お茶・ジュース・ビール・カクテルなど。
補給以外にも、嗜好品という目的で摂取することがありますよね。
そんな何気なく摂取しているジュースやビールなどの糖分(=糖質)は、一体どのくらいあるのでしょうか?
健康や肥満が気になる人は、最後まで読んでみてください。
ビールとジュースの糖分の表示
まず、糖分という言葉あいまいな意味を持っていますが、ここでは「糖分=糖質」としながら、話を進めていきます。
ビールとジュースの糖分には、違いはありません。
しかし、ビールのアルミ缶の表記には「糖質」と表記がありますが、ジュースのペットボトルやアルミ缶などには、糖質の表記がありません。
そのため、飲料メーカーの栄養成分の基本表示は、エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物となっています。
ですが、炭水化物=糖分(=糖質)+食物繊維です。
なので、炭水化物としか表示されていない場合、ジュース類の糖分の量は、正確にはわからないということになります。
一方、ビールの糖分ですが、ビールは食物繊維が、ほとんど入っていません。
原料の大麦には、食物繊維が多く含まれていますが、ビールの雑味になるため、ろ過して取り除いています。
そのため、ビールの糖分は表記されている数字のままになります。
いろいろなジュースの糖分(=糖質)量
ビールの糖分量は、種類にもよりますが、350mlで約3gです。
一方のジュースは、350mlで10gから、多いもので40gと、含まれる糖分に差があります。
ジュースは飲むと、どれも甘いですが、これだけの糖分が入っているのであれば、納得いきますね。
例えば、100%のオレンジジュースでも、350mlで約30gの糖分が含まれます。
普段飲んでいるジュースは、意外と糖分が多いのに驚かされます。
驚くのは、これだけでは、ありません。
スポーツドリンクや、体に良いと言われる野菜ジュースも糖分が多いのです。
運動の後の水分補給として、スポーツドリンクを飲むのは良いのですが、日常的な飲料とし飲むのは、あまりにも糖分が多すぎます。
スポーツドリンクの糖分量は350mlで、20g近い糖分が入っています。
そして、野菜ジュースですが、野菜ジュースのイメージは健康に良く、低カロリーで糖分も少ないと思っている方も多いと思います。
しかし、実は野菜ジュースの糖分の量は意外に多く、350mlに約10gの糖分が入っています。
水分補給などで、たくさん飲む場合は、糖分の摂りすぎに注意しましょう。
ビールやジュースの糖分(=糖質)ゼロは本当なのか
ビールやジュースには、糖分ゼロと書いてあるものがありますよね。
本当に、糖分はゼロなのでしょうか。
実は、ゼロと書いてあっても、微量に糖質が含まれている可能性があります。
商品パッケージの表示には、いくつかの規則があり、100mlあたり0.5g未満の糖分の場合は、ゼロと表示することができます。
ですので、糖分が0.4g入っていても、糖分ゼロと表示することができるのです。
糖分が0.4gなら、少ないと思われるかもしれませんが、飲む量にもよります。
ジュースはたくさん飲むことができなくても、アルコールが入っているビールの場合は、たくさん飲めてしまいますよね。
なので、糖分ゼロと表示されていても、飲み過ぎには注意が必要です。
また、糖分(=糖質)がゼロだとしても、甘味料や添加物が入っていて、糖分が入っている可能性もあります。
甘味料の有無や添加物が入っているのか、いないのか。
ダイエットしている方だけではなく、普段からパッケージの表記を見ることは、大切ですよ。
糖分を摂取しすぎないようにお水を飲む
ビールやジュースは液体ですよね。
同じ量の糖分を摂取するにしても、食べ物から摂取するのと飲料水から摂取するのとでは、吸収スピードが違います。
液体である、ビールやジュースの方が早く吸収されます。
栄養であれば、吸収率が良いほうが良いですが、糖分の吸収率が良いのは、体にとっては大きなマイナスです。
ジュースの糖分は多いもので、500ml中40g以上ある飲み物もあります。
1日で摂取しても問題のない糖分量は、成人男性で300gほど、女性では250gほどです。
もちろん、仕事や運動量にもよりますが、糖分を必要以上に摂取してしまうのはよくありません。
しかし、飲み物を飲まないわけにはいきません。
人間の体は、成人で約60%が水分でできているように、水分は生命維持の上でも欠かせません。
そのため、一番良いのはお水です。
もし、ダイエットをするのであれば、普段の飲料水は、糖分の含ないお水にするべきです。
ビール以外のアルコールの糖分
アルコールは糖分がほとんど入っていないものと、糖分が多いものに分類されます。
糖分ゼロのビールや、糖分ゼロのカクテル商品もありますが、食品添加物や甘味料が使われているため、あまりオススメできません。
糖分を気にするのであれば、蒸留酒と言われている、ウイスキー・ジン・ウォッカ・焼酎を飲むと良いでしょう。
ウイスキー・ジン・ウォッカは、糖分が含まれていません。
焼酎を飲む場合は、乙類と言われる、本格焼酎を選んでください。
混和焼酎には、糖分が含まれている焼酎もあります。
本格焼酎は、原料が芋やお米でも、糖分はほとんどありません。
アルコール飲料で言えば、ビールは糖質が多いお酒になります。
そして、日本酒もお米から作られているので、糖質がたっぷりと入っています。
日本酒1合に対して、8gほどの糖分が含まれています。
最後にワインですが、甘口や辛口により糖分の量も違ってきますが、アルコールの中では糖質が少ないと言われています。
グラス1杯に対して、1.5gほどの糖質の量です。
商品によって、多少のバラつきがあるので、アルコールを選ぶときは、成分表示を確かめてから購入しましょう。
ジュースやビール以上にカクテルは厄介
ジュース以上に糖分(=糖質)の差が激しいのが、カクテルです。
糖分が少数点以下のものもあれば、カルーアミルクなど、20gを超えるようなカクテルがあります。
もちろん、ビールとジュースを割ったカクテルなどは、糖分が非常に多くなってしまうため、少量だけにするか、極力避けるべきです。
ジュースのジンジャーエールとビールを合わせたシャンディガフの糖分(=糖質)は、グラス1杯30gオーバーと言われています。
度数が低く、飲みやすいカクテルですが、とても糖分が高いですね。
ですが、ウォッカやジンベースのカクテルなら、糖分がビールに比べて、少ないものはあります。
度数は高いですが、ギムレットやジンライムなどがおすすめです。
糖分の気になる人は、スッキリとした味わいのものや、炭酸水で割っているものを飲むようにしましょう。
また、アルコールには食欲促進効果があるので、おつまみなどを食べ過ぎてしまいやすいです。
糖分を抑えても、ハイカロリーになってしまってはいけません。
飲み過ぎ、おつまみの食べ過ぎには注意し、美味しいお酒を楽しみましょう。
糖分量の表記を見て購入しよう
ビールはジュースに比べると、アルコールが入っている分、どうしても飲み過ぎてしまいます。
飲み過ぎてしまうと、糖分も比例して、摂りすぎてしまう恐れがあります。
また、ジュースも多くの糖分が入っています。
これからは、商品を購入する際には、表記に目を向けるようにしましょう。