果物は甘くてヘルシーで、健康にも良くて、毎日食べたいですね。
しかし、毎日食べるには、気になることがたくさんあります。
値段、カロリー、栄養などなど。
そんな果物の気になる「高い」ランキングを調査しました。
どの果物がいちばん「高い」のか一緒に勉強していきましょう。
日本は高級果物の宝庫!値段ランキング
「高い」果物というと、まず頭に浮かぶのが、「値段が高い」果物でしょう。
世界中でいろいろな果物が売られていますが、もしかしたら、日本が世界でいちばん「値段が高い」果物が手に入る国かもしれません。
それでは、日本の果物の値段ランキングを発表します。
◎5位 クイーンストロベリー イチゴ 12個7,000円
香川県の限られた生産グループでのみ栽培されているイチゴです。
1個あたり580円という驚きの値段ですが、1つ食べれば納得するはずです。
大きさ・香り・色・糖度を厳選しており、その見た目から、世界で最も美しいイチゴとも言われています。
◎4位 太陽のたまご マンゴー 20万
宮崎県産のこのマンゴーは、厳しい規格をクリアしたものだけが、太陽のたまごと名乗ることができます。
2玉で20万という値段が付いたこともあるそうです。
しかし、等級やサイズにこだわりがないのであれば、1玉5,000円~6,000円程度でも手に入るようですよ。
◎3位 ルビーロマン ぶどう 1房55万
石川県が独自に品種改良した高級ぶどうです。
1粒でも2万円するそうです。
粒が大きく、ゴルフボールくらいの大きさがあります。
甘みも強く、色もルビーのように赤く美しいぶどうです。
◎2位 でんすけすいか 1玉65万円
北海道産のスイカです。
その大きさと黒い色が特徴です。
1玉65万円の値段がつけられたこともあります。
5キロサイズでしたら、5,000円くらいで購入できるようです。
◎1位 夕張メロン 2玉300万
北海道夕張市で栽培されている、果肉がオレンジ色のメロンです。
高級メロンとして有名ですね。
2玉300万円という値段がついたこともあります。
2017年の初セリでは、2玉150万の値がつきました。
糖度が高い果物ランキング
果物の食味で一番大切なのは、「甘さ」ですよね。
続いては、果物の「糖度が高い」ランキングです。
◎5位 梨・キウイフルーツ 糖度16%
100g中の糖質は、梨が10g、キウイフルーツが12.5gです。
◎4位 りんご 糖度17%
甘いりんごがお好きであれば、紅玉よりもフジを選ぶとより甘いです。
◎3位 柿・メロン 糖度18%
柿もメロンも、果汁が手に付くとベタベタしますよね。
糖度が高いことがわかると思います。
◎2位 あけび 糖度20%
スーパーなどでは、あまり目にしない果物かもしれません。
庭の木になっているという人もいるかもしれませんね。
主に山形で生産され、小さな黒い種がたくさん詰まっており、果実は乳白色のゼリー状の果物です。
100g中の糖質は20.9g。
なんと角砂糖7個分の糖質です。
これは糖度が高いですよね。
◎1位 ぶどう 糖度21%
予想外かもしれませんが、ぶどうが糖度1位の果物です。
秋の果物の王様ですね。
房の茎に近い部分がいちばん甘くなっているので、房の先端から食べ始めると、より長く甘みを楽しめますよ。
果物のカロリーは実は高い?!
果物の糖度のお話をしましたが、それでは、果物のカロリーはどれくらいあるのでしょう。
カロリーが高い果物ランキングはこちらです。
(数字は可食部100gあたりのカロリーです)
◎10位 ライチ 63kcal
◎9位 マンゴー 64kcal
◎8位 マンゴスチン 67kcal
◎7位 すだち 68kcal
◎6位 きんかん 71kcal
◎5位 ホワイトサポテ 74kcal
◎4位 チェリモヤ 78kcal
◎3位 バナナ 86kcal
◎2位 ドリアン 133kcal
◎1位 アボカド 187kcal
1位のアボカドが、ダントツでカロリーが高いですね。
アボカド1個の可食部が140g程度ですので、1個丸ごと食べると250kcalということになります。
森のバターと呼ばれるだけあって、しっかりカロリーがありますね。
しかし、アボカドに含まれている脂肪分は不飽和脂肪酸ですし、栄養も豊富であるため、ダイエット中にも食べたい果物です。
食前に食べるのがおすすめですよ。
ビタミンCの含有量が高いランキング
果物を食べれば、ビタミンCが摂取できると思いますよね。
ビタミンCの含有量が高いランキングはこちらです。
(数字は可食部100g中のビタミンC含有量です)
◎5位 キウイフルーツ 140mg
ビタミンCも豊富ですが、ビタミンEや食物繊維、カリウムなども豊富です。
◎4位 ゆず(果皮) 160mg
柑橘系の中では、レモンを抜いていちばんビタミンCの含有量が多いのがゆずです。
◎3位 グァバ 220mg
グァバは熱帯地域で採れる果物で、ビタミンやミネラルを多く含んでいます。
生のグァバを見ることは、あまりないかもしれませんが、ジュースなどでは、よく売っていますね。
◎2位 アセロラ(甘味種) 800mg
◎1位 アセロラ(酸味種) 1700mg
ビタミンCの代名詞と言っても良いくらい有名な果物ですね。
甘味種と酸味種では、ビタミンCの含有量が倍以上違うのは驚きですね。
アセロラは、ジュースやゼリーなどでよく見ると思いますが、生で食べる機会はほとんどありません。
実は、アセロラは、とても傷みやすい果物で、輸送に向かない果物なのです。
日本では、沖縄などの地域で栽培されています。
果物は生で食べるのが、いちばんビタミンCを壊さずに摂取できる方法なのですが、難しければ、ジュースなどで手軽に摂取するのが良いですよ。
果物の栄養素はビタミンCだけじゃない
果物のビタミンCランキングを発表しましたが、果物に含まれている栄養素はビタミンCだけではありません。
他の栄養素も見ていきましょう。
☆ビタミンAの含有量が高いランキング☆
◎5位 マンゴー 50μg
◎4位 スイカ 70μg
◎3位 ミカン 90μg
◎2位 プルーン 100μg
◎1位 メロン 300μg
ビタミンAは皮膚や粘膜の強化や、感染症の予防に役立ちます。
☆カルシウムの含有量が高いランキング☆
◎5位 キウイ 30mg
◎4位 プルーン 35mg
◎3位 ゆず 40mg
◎2位 レモン 70mg
◎1位 きんかん 80mg
果物にもカルシウムは含まれています。
丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素ですし、骨粗しょう症予防にも必要な成分です。
柑橘系に多く含まれていますね。
☆食物繊維の含有量が高いランキング☆
食物繊維は、不溶性と水溶性の2種類あります。
それぞれ見ていきましょう。
<不溶性食物繊維>
◎5位 レモン 2.9g
◎4位 ゆず 3.5g
◎3位 アボガド 3.6g
◎2位 プルーン 3.8g
◎1位 ラズベリー 4.0g
<水溶性食物繊維>
◎5位 アボガド 1.7g
◎4位 レモン 2.0g
◎3位 きんかん 2.3g
◎2位 ゆず 3.3g
◎1位 プルーン 3.4g
それぞれの食物繊維の機能は異なっているため、いろいろな果物から種類の違う食物繊維を摂取すると良いですよ。
☆カリウムの含有量が高いランキング☆
◎5位 キウイ 290mg
◎4位 メロン 350mg
◎3位 バナナ 360mg
◎2位 プルーン 480mg
◎1位 アボカド 720mg
余分なナトリウムを排出して、血圧を下げてくれます。
むくみにも効果的なので、ぜひ夏などには多く摂りたい栄養素です。
水分量が高い果物ランキング
果物のほとんどは、水分です。
果物は、火を通さずに生で食べられる食べ物ですので、その水分も摂取できることになります。
大体の食べ物は、加熱して食べますので、その際に水分が飛んでしまったり、栄養素が壊れてしまいますよね。
しかし、果物は生で食べることができるため、含まれている水分や栄養素を壊さずに摂取することができる、優れた食べ物なんです。
果物はできるだけ生で食べたいですね。
それでは、果物の水分量が高いランキングです。
(数字は可食部100g中の水分量です)
◎10位 河内晩柑 90.0g
◎9位 梅 90.4g
◎8位 レモン 90.5g
◎7位 日向夏・かぼす 90.7g
◎6位 まくわうり 90.8g
◎5位 シークワサー 90.9g
◎4位 だいだい 91.2g
◎3位 スターフルーツ 91.4g
◎2位 ゆず 92.0g
◎1位 すだち 92.5g
100g中の水分量が90g以上となると、ほぼ水分と言っても良いくらいですね。
柑橘系が多いのですが、なかなか柑橘系の果物を生で、そのままかぶりつく人はいないでしょう。
おすすめは、10位の河内晩柑です。
和製グレープフルーツとも呼ばれ、ジューシーで食べやすいオレンジといった感じです。
柑橘系の酸味が苦手な人も、食べやすいと思います。
ランキングで果物の魅力を再確認
ランキングを調査する中で気になったのは、柑橘系とアボカドでした。
柑橘系は多くのランキングに名前を連ねており、栄養面に優れているということがわかりましたね。
アボカドもランキングの常連でした。
そのままの栄養が摂れる、生の果物をもっと食べようと、再確認できたランキング発表でした。