北海道はカニ、ウニ、ホタテなどの美味しい魚介類が沢山ありますよね。
その中でも、一番人気があるのは、カニではないでしょうか。
カニは、そのままでも、焼いても、お鍋の具にしても非常に美味しいですよね。
カニの購入方法は、現地のスーパーや市場、ネット注文など色々あります。
今回は、北海道で獲れるカニについてお話します。
北海道で獲れるカニの種類
カニは、北海道のみならず、全国のスーパーでも売られていますよね。
北海道で獲れるカニの種類についてご紹介します。
☆毛ガニ
北海道を代表する毛ガニ。
体全体が細い毛で覆われていて、その見た目は、ちょっと怖いです。
カニの中でも身やカニ味噌など、食べられるところが一番多くて、味も美味しいです。
北海道のオホーツク海に面する枝幸港は、毛ガニの水揚げ量が日本一です。
☆タラバガニ
オホーツク海や、知床半島の沖合いに生息しているタラバガニ。
中には、両脚を広げると1mを超える大きなものもいます。
大きな足の身を、一気にパクッと豪快に食べることができます。
北海道の稚内港は、タラバガニの水揚げ量が日本一です。
北海道のスーパーなどで購入できるタラバガニのほとんどは、稚内港で水揚げされたものです。
☆ズワイガニ
松葉ガニや越前がになど、産地により名前が変わる、脚がすらっと長いズワイガニ。
オホーツク海沿岸から沖合に、広く生息しています。
美味しい時期は5、6月ごろです。
紋別港は、ズワイガニの水揚げ量が日本一です。
身は弾力があり、ほんのり甘いのが特徴です。
珍しい!?こんなカニも北海道では獲れる!
北海道の市場やスーパーで売られているカニは、まだまだあります。
聞いたことも、食べたこともないようなカニの名前が出てきますよ。
☆花咲ガニ
花咲港では、国産の花咲ガニのうち、およそ8割が水揚げされています。
沢山獲れるのは、6月末~9月にかけてです。
この時期のメスは卵を持っているので、からすみ状態の「内子」や、「粒子卵」にも人気が集まります。
花咲ガニは、他のカニと比較しても大きくて、体に大きなトゲを持っています。
濃厚で弾力性あるプリッとした身と、エビみたいな風味がします。
☆クリガニ
クリガニは、毛ガニの仲間です。
春先~初夏にかけてが旬です。
北海道の根室より、北の海域に生息しています。
クリガニの名前の由来は、見た目そのままの「甲羅が栗の形をしている」からです。
毛ガニと比べると、大きさは小さめです。
☆アブラガニ
アブラガニが獲れるのは、1月~6月です。
タラバガニよりは小さくて、爪が少し長くて、脚の裏に色素はありません。
体の色は、タラバガニよりも青みを帯びています。
タラバガニと比較すると、価格も安いです。
北海道のカニを購入する方法。スーパーのメリット・デメリット
冬が近づいて、風が冷たくなると、お鍋が食べたくなりますよね。
同時に、お鍋の具としても最高なカニを食べたくなる方も多いと思います。
ここでは、北海道の美味しいカニを購入する方法について、色々な角度から見ていきます。
スーパー・市場・通販で購入するメリットやデメリットとは、どんなことなのでしょうか。
まずは、スーパーの場合です。
主婦のみなさんが、毎日のように利用するスーパーは、食材を購入するお店ですよね。
スーパーは全国各地にあるので、とっても便利で利用されている方も多いでしょう。
野菜やお肉や魚の他に、冬場になるとカニが、ところ狭しと並んで売られています。
スーパーでカニを買うことができると、毎日の食材の買い物のついでに一緒に買えるので、余計な時間や体力も必要ありません。
今夜の夕食は、カニ鍋と決めたら、スーパーで全ての食材を揃えることができるので、便利ですよね。
カニをスーパーで購入すると考えられるデメリットは、どんなことでしょうか。
スーパーで購入するカニは、スーパーに仕入れられるまで、中間業者などを仲介しているので、そのぶん価格も高くなってしまいます。
それだけ時間もかかってしまうので、どうしても新鮮さに欠けてしまいます。
北海道のカニを購入する方法。市場、通販のメリット・デメリット
次に、市場や通販で北海道のカニを購入する際の、メリットとデメリットについてお話します。
港の市場や卸売市場などが近くにある方は、直接市場に行って、カニを購入することもできますよね。
市場は、漁港から直接カニを持ち込んできているところもあるので、業者を通していないぶん、スーパーよりも安く購入できる可能性があります。
直送で市場に入ってきているのならば、生きたままのカニに出会えることもあります。
つまり、鮮度がピカイチなのです。
しかしながら、全ての市場が直接漁港から持ち込まれるカニばかりではなく、業者を通しているところもあったり、お店で冷凍していたものの可能性もあります。
日常的に市場を利用している人は、鮮度の違いに気づくかもしれませんが、カニを購入するときのみ利用する人には、よくわからないことがデメリットと言えるでしょう。
そして、カニを通販で購入している方も多いですよね。
カニのシーズンになると、テレビなどでも取り上げられることも多いので、通販は人気がありますよね。
その理由は、市場やスーパーで購入するよりも、おそらく最も安く新鮮なカニを購入できるからです。
通販は、業者を通していないことが多く、産地から直送されて手元に届きます。
昨今では、インターネットからクリックひとつで、24時間いつでも注文できて、翌日には届けてもらえることが多いです。
時間と労力をかけないで、簡単に手に入れることができるなんて、とても便利ですよね。
また、訳ありの激安商品も売られているので、そういったものを見つけるのも楽しいですよね。
しかし、通販の一番のデメリットは、商品が実際に手元に届いてみないと、どんな品質のものか不明なことです。
テレビなどの広告で見ていたものとは全然違う、という苦い経験をすることもあるので、当たり外れがあるのは間違いないでしょう。
北海道のスーパーで売られている美味しいカニの選び方
北海道のスーパーには、カニのほかにも、魚介類が沢山売られています。
価格も安くて、鮮度も質もハイレベルなのです。
良い仕入れをしている地元のスーパーで、最高に美味しい魚介類が手に入るなんて、海なし県に住んでいる方からしたら、羨ましい限りですよね。
ではここで、美味しいカニの選び方を覚えておきましょう。
まずは、カニの足の付け根を押してみましょう。
身がしっかりつまっているものは、甲羅の中がギュウギュウで凹みが少なため、押してみて凹まないものを選びましょう。
また、甲羅が硬く、爪の大きなものも、良いカニを選ぶ目安になります。
ぜひ、チェックしてみてください。
カニは、「活ガニ」と「ゆでガニ」がありますが、購入するにはどちらが良いのでしょうか。
活ガニのほうが新鮮だから・・・と、なんとなく選んでいる方も多いのでは。
実は、料理法や食べるタイミングによって、「活ガニ」と「ゆでガニ」を使い分けると、さらに美味しく食べることが可能なのです。
例えば、お刺身にしたり、鮮度の良いものをすぐに食べる場合は「活ガニ」がおすすめです。
お土産用や、購入してからすぐに食べない時は、「ゆでガニ」が良いでしょう。
スーパーで購入した毛ガニを美味しく調理しよう
北海道の枝幸港は、毛ガニの水揚げ量が日本一で有名です。
地元のスーパーで選んだ美味しい毛ガニを、さらに、美味しい料理に変身させてみましょう。
おじやにすることで胃にも優しいので、ちょっと調子が良くないなと思う時にもおすすめです。
☆毛ガニのおじや
【材料 1人分】
・冷やご飯 1カップ
・だし汁(昆布) 1カップ
・毛ガニのほぐし身 大さじ2
・長ネギ(みじん切り) 大さじ1
・塩 ひとつまみ
【作り方】
①毛ガニの脚の身を、ほぐしておきましょう。
②冷やご飯とだし汁を、お鍋でじっくりと煮ます。
だしは、市販されているものを使っても大丈夫ですが、ひと手間加えて昆布だしをとるのがおすすめです。
※鍋に、だし昆布と水を入れて約1時間後、沸騰させてから弱火で30分ほど煮たら火を止めて、1時間常温で放置します。
③とろみが出てきたら、カニ・ネギを加え入れて、混ぜ合わせましょう。
④仕上げに、塩加減で味を調整しましょう。
⑤器に盛って、ほぐしておいたカニの身をトッピングしたら出来上がりです。
目的に合わせたカニの購入方法を
北海道は、カニの水揚げ量が日本一が多くて、カニを美味しく食べられる魅力的な場所ですよね。
北海道のスーパーは、魚介類の種類も豊富で安いです。
スーパーでなくても、市場やネットでも購入できますが、安さ・鮮度・量のどれを優先するのかをよく考えて、決めましょう。