バナナは、とっても栄養が豊富に含まれている果物です。
一時期は「朝バナナダイエット」で、世間にブームを巻き起こしました。
朝にバナナを食べると良いという話を、聞いたことがある人は多いでしょう。
なぜ、そう言われているのか、この疑問を解消してみました。
栄養豊富で低カロリーのバナナ
バナナには、体に嬉しい栄養がたっぷりと含まれています。
栄養バランスが優れていて、さらに低カロリーなため、朝バナナダイエットというブームも起こりました。
栄養価が高いバナナは、カロリーも高いと思われがちです。
しかし、「中くらいのバナナ1本」は、86kcal程度です。
このエネルギーは、「お茶碗1/2のご飯」に相当します。
また、「食パン1/2」のエネルギーにも相当するのです。
バナナ1本で、このエネルギーを摂ることができるのです。
そして、バナナには朝に欠かせないブドウ糖が含まれています。
私たちが寝ている間でさえ、ブドウ糖は消費されています。
ブドウ糖には、集中力を高めて、脳を活性化させる働きがあります。
そのため、朝起きた時にはブドウ糖が足りなくて、血糖値が下がっています。
バナナを食べることで、ブドウ糖を補うことができるのです。
バナナは、こういった栄養バランスも抜群なのです。
さらに、手軽に食べることができるので、時間がない朝にぴったりの食べ物と言えます。
朝にバナナがおすすめ〈栄養その①〉
バナナには、非常に多くの栄養が含まれています。
朝食を食べないという人も、朝にバナナを食べるだけで、栄養が豊富に摂れるのです。
ここでは、バナナに含まれている栄養を細かく見ていきましょう。
●ビタミンB類が豊富
バナナには、美容に嬉しい効果を与えてくれる、ビタミンB類が豊富に含まれています。
ビタミンB2は、肌や髪の毛を健康的に作る働きがあります。
また、肌荒れの予防・新陳代謝アップなどの働きも持っています。
そして、苦手だからと捨ててしまっている人もいるであろう、バナナのスジです。
このバナナのスジには、ポリフェノールがいっぱい含まれているのです。
●カリウムが豊富
カリウムには、利尿作用があります。
尿量を増やし、排尿を促してくれるため、むくみの改善に繋がるのです。
さらに、バナナには食物繊維も含まれています。
食物繊維は、腸の調子を整えてくれるため、便秘予防にも効果があります。
また、ビタミンB2も含まれているので、代謝を上げて脂質の燃焼をサポートしてくれます。
朝にバナナがおすすめ〈栄養その②〉
朝にバナナを食べるだけで、様々な栄養を摂ることができます。
先ほどの続きで、バナナに含まれている栄養を、詳しく見ていきましょう。
●子供に不足している栄養が豊富
ビタミンB2・マグネシウム・ビタミンB6などが含まれています。
この栄養素は、子供に不足しがちな栄養でもあります。
ビタミンB2は、子供の発育のサポートをしてくれる効果を持っています。
また、マグネシウムは、骨を作る働きのサポートをしてくれます。
そして、ビタミンB6ですが、血液や筋肉を作る働きをサポートしてくれる効果を持っているのです。
●様々な糖類が豊富
バナナには、カリウム・ビタミンB1・ビタミンB6といった栄養素もあります。
また、バナナには様々な糖類が含まれています。
そのため、糖類を素早くエネルギーとして変えることができます。
糖類などのエネルギー源は、1日を過ごすために欠かせません。
さらに、このバナナの糖類から作られたエネルギーは持続性があります。
バナナを食べることで、スタミナアップに繋がるのです。
朝にバナナがおすすめ〈栄養その③〉
バナナに含まれている栄養は、まだ他にもあります。
●トリプトファンが豊富
バナナにはリラックス効果のあるマグネシウム、イライラしにくくなるセロトニンなど、心に良い影響を与えてくれる栄養素が含まれています。
セロトニンとは、高いリラックス効果を持つホルモンです。
バナナに含まれるトリプトファンは、体内でこのセロトニンというホルモンに変わります。
バナナに含まれるビタミンB6は、このセロトニンを作るサポートをしてくれるのです。
●アルコールを分解してくれる
バナナに含まれるナイアシンという栄養素は、アルコールを分解してくれる働きを持っています。
また、血行を良くし、頭痛などを改善してくれる効果もあります。
そして、ビタミンB1もバナナには含まれています。
このビタミンB1は、疲労回復にも効果的です。
これだけの栄養が、バナナに含まれていることを知っていましたか?
食欲のない朝でも、バナナなら食べやすいですよね。
朝食を摂らない人は、朝にバナナを食べて栄養を補給してみてはどうでしょうか?
朝食にバナナを~バナナトースト~
バナナを朝に食べると、様々な栄養を摂り入れることができるのは分かりましたよね?
バナナを使った、簡単にできる朝食をご紹介します。
まずご紹介するのは、バナナトーストです。
時間がない朝はできるだけ、ささっと作ることができるご飯を食べたいものです。
そんな人におすすめなレシピが、このバナナトーストです。
〈材料〉
・食パン 1枚
・バナナ 1本
・バター
・シナモンシュガー
1)バナナを、フォークやマッシャーなどの道具でつぶします。
バナナの食感をできるだけ残したいという人は、粗くつぶしてください。
人によって好みが違うので、お好みです。
2)食パンにバターを塗って、1でつぶしたバナナをのせます。
均等に平らになるよう、食パンへとのせましょう。
3)シナモンシュガーを、お好みでふりかけます。
4)3分ほどトースターで焼き上げたら完成です。
お好みですが、はちみつなどをかけても美味しく食べることができます。
小さなお子様がいる場合であれば、食パンを4等分に切り分けてから作ると食べやすいです。
朝食にバナナを~バナナのソテー~
先ほどは、時間のない朝にも作れる簡単なレシピをご紹介しました。
次は、休日などの余裕のある朝に作るのにおすすめなバナナを使ったレシピです。
余裕のある朝とは言いましたが、作るのはとっても簡単です。
時間もかからないので、ササッと作ることができますが、フライパンなどの洗い物が出てしまいます。
〈材料〉
・バナナ1本
・バター
1)バナナを縦と横に半分にカットします。
大きさは好みですが、縦半分に切った方が火が通りやすいので、時間がないときなどにおすすめです。
2)熱したフライパンにバターを入れます。
バターが溶けたら、そこへ1のバナナを入れてください。
3)弱火から中火程度で、片面を2分ほど焼きます。
焼き目がついていたら、ひっくりかえして1分ほど焼いてください。
お好みでシナモンパウダーを振っても、美味しく食べることができます。
焼くことで食感も甘さも、全く変わります。
いつもと違った食べ方で、飽きてしまったバナナも美味しく食べることができるでしょう。
バナナの栄養を上手に美味しく、体に摂り入れてみてはどうでしょうか?
朝食で食べたいバナナ
バナナには、こんなにも栄養があることを知っていましたか?
朝食には、栄養抜群のバナナを摂り入れたいですよね。
ダイエット中などでも、小腹がすいたらお菓子の代わりとして、バナナを食べるのも良いかもしれませんね。