甘い飲み物は、心と体を癒してくれますね。
暑い季節には、冷たい飲み物に甘いシロップを入れて飲みたいですね。
この甘いシロップ、自宅で作ってみませんか。
自宅で作れば何が入っているかの心配もありませんし、砂糖+材料で簡単に作ることができるんです。
自分で材料が選べるので、安心・安全です。
いろいろなシロップの作り方、集めました。
砂糖だけ!簡単ガムシロップの作り方
暑い季節には、アイスコーヒーが飲みたいですね。
アイスコーヒーのお供といえば、ガムシロップですね。
しかし、わざわざコーヒーのためだけに、ガムシロップを買うのはもったいないですね。
何が入っているのかわからない甘味料を使うのはいやだ、という人もいると思います。
そんなときは、ガムシロップを自宅で作ってしまいましょう。
砂糖があれば簡単です。
<作り方>
砂糖と水を1:1の分量で用意します。
まず、小鍋に水と砂糖を入れます。
中火にかけ、砂糖を溶かします。
少しとろみが出てきたら、火を止めます。
冷やします。
これで完成です。
簡単ですので、来客時にガムシロップがないときでも、すぐに作れますね。
砂糖は、中ザラ糖を使用することをおすすめします。
グラニュー糖や上白糖よりも上品な甘みとコクが出て、アイスコーヒーやコーヒーゼリーにも相性ピッタリです。
砂糖+レモン!さわやかレモンシロップの作り方
自宅で作れるシロップは、まだほかにも、いろいろあります。
続いては、レモンシロップの作り方をご説明します。
<作り方>
レモンは、無農薬の国産がおすすめです。
レモンと砂糖を1:1で用意します。
レモン1キロだとすると、砂糖1キロです。
砂糖の部分は、砂糖+ハチミツにしてもOKです。
砂糖とハチミツの割合は8:2がおすすめですよ。
合計1キロになるように用意してください。
レモンと砂糖が入る密閉瓶を用意します。
瓶は消毒しておいてください。
レモンの皮をむきます。
レモンの皮が付いたままでもよいのですが、皮が入ると苦みが出ますので、お子様でも飲めるように皮をむいて作ります。
皮をむいたレモンの実を、3mm幅くらいに輪切りにしていきます。
このとき、種を取り除きます。
瓶に、レモンと砂糖を交互に入れます。
ハチミツを加える場合は、最後にハチミツを入れます。
シロップにコクが出ます。
もちろん、砂糖だけでも十分おいしいシロップになりますよ。
甘めのシロップがお好きであれば、ハチミツが多めの配合にしてみてもよいですね。
詰め終わったら、ふたをして冷暗所で保管します。
1日1回、かき混ぜます。
かき混ぜる菜箸などは、きれいに洗ったものを使用してください。
1週間ほどで飲み頃です。
自宅でおいしいレモンスカッシュが飲めますね。
砂糖+梅で梅シロップ
自宅で作れるシロップとして、梅シロップを作られたことがある人は、多いのではないでしょうか。
梅酒も同様の方法で作れるので、自家製梅酒を作る人もいますよね。
梅シロップも、レモンシロップと同じような作り方で作れます。
青梅と氷砂糖を1:1で用意します。
1キロずつ用意するとしたら、瓶は4リットル瓶を用意してください。
瓶を消毒します。
青梅の下準備をします。
丁寧に洗い、たっぷりの水に漬けて、あく抜きします。
2時間ほど漬けてください。
漬け終わったら、青梅の水気をしっかりとふき取ります。
次に、青梅のヘタを竹串で取ります。
青梅を1晩、冷凍庫で冷凍します。
青梅と氷砂糖を、瓶に交互に詰めていきます。
あとは冷暗所で保存するだけです。
10日程度で出来上がりです。
毎日瓶をゆすると、氷砂糖が溶けやすくなりますよ。
シロップが出来上がったら、梅の実は取り除いてください。
シロップは、小さな瓶に移し替えれば、使いやすいですよ。
水で薄めて飲むのもシンプルでおいしいですが、炭酸水で割ると爽やかで、さらにおいしいです。
変わったところで牛乳割りも、意外といけますよ。
砂糖+果物で健康に気を遣う人に酵素シロップ
酵素シロップとは刻んだ果物や野菜、ハーブに砂糖を加えて、常温で発酵させて作る液体のことです。
余った果物・野菜で作れますし、お好きな果物・野菜を選んで作って良いのでシロップ作りを楽しむことができます。
基本の作り方は、このようになっています。
・果物・野菜 合計1キロ
・黒砂糖もしくは、きび砂糖 600グラム
ガラスの密閉容器は4リットルくらいの大き目のものを用意してください。
容器は消毒しておきます。
果物・野菜を洗います。
無農薬のものがおすすめですが、手に入らなかったら、重曹などでよく洗いましょう。
砂糖と果物・野菜を交互に瓶に入れます。
1番上に、砂糖が乗る状態にして、表面を平らにしてふたをします。
これで完了です。
発酵を均一にするため、1日おきにかき混ぜてください。
夏場などの暖かい季節ですと、作り始めたその日に発酵が始まります。
ふたを開けたときに、「プシュッ」という缶を開けたときのような音がすれば、発酵が始まっている証拠です。
常温保存で、5日くらいで発酵が盛んになります。
寒い季節は、もう少しかかるかもしれません。
1~2週間で完成します。
ふたを開けたときにツンとした匂いがしたら、失敗ですので食べないでください。
あきらめて作り直すしかありません。
このシロップは無添加で安心ですし、なかなか摂れない酵素を摂ることができます。
ヨーグルトに入れてもいいですし、夏場にはかき氷のシロップに使ってみるというのもよいですね。
健康面に気を使っている人にはおすすめですよ。
夏こそ体を温めよう!しょうがシロップの作り方
しょうがは生で食べると体を冷やしてしまうのですが、加熱すると体を温める効果に変わります。
ですので、体を冷やしやすい夏は、しょうがをシロップにしてしまいましょう。
<作り方>
・しょうが 300g
・三温糖(グラニュー糖) 300g
・水 450ml
・種を除いた唐辛子 1本
・黒コショウ 5粒程
・ローリエ 2枚
・レモン 1/4個
しょうがは皮をむいて、繊維に沿って2mm幅に切ります。
砂糖をまぶし、2時間ほどおきます。
しょうがから水分が出ます。
鍋に、水450ml・唐辛子・黒コショウ・ローリエを入れ、加熱します。
アクを取りながら、沸騰して中火で30分煮ます。
火を止めて、レモンを入れます。
冷めてからザルでこして、瓶に詰めたら完成です。
瓶は消毒しておいたものを使ってください。
このシロップは、料理にも使えます。
しょうが焼きなど、このシロップを使えば簡単に味付けできますし、夏は炭酸水で割ってジンジャーエールにしたら最高ですね。
希少甘味料のメープルシロップはどのように作られる?
ホットケーキにかけるシロップといえば、メープルシロップです。
メープルシロップは、自宅で作るのは簡単ではありません。
メープルシロップは、カエデの樹液を煮詰めたシロップなのです。
本物のメープルシロップは、希少性が高く、添加物が含まれていない自然の甘味料です。
カナダが最大の生産地で、他にアメリカの一部で採れます。
カナダの国旗には、メープルの葉が描かれているように、メープルはカナダの名産品として有名ですね。
メープルシロップが希少なのは、以下の理由からきています。
・樹液が取れる地域が限られている
・2週間程度しか収穫時期がない
・1本のカエデの木からの採取量が決まっている
・40リットルの樹液から1リットルしか作れない
とても貴重な甘味料だということが、分かっていただけたと思います。
砂糖やはちみつに比べて、カロリーが低いので、健康面やダイエットでも注目されています。
メープルシロップの作り方は、このようになっています。
始めに、採取された樹液は透明な色をしています。
さらりとしていて、甘みもあまりありません。
この樹液を、ぐつぐつと煮詰めていくことによって、あのきれいな琥珀色のシロップが完成します。
煮詰めるという作業が入るので、40リットルの樹液から1リットルしかシロップが作れないのですね。
こしてタンクに入れられ、2週間寝かせると、さらに味わいが変化します。
このようにして、メープルシロップは作られます。
スーパーで売っているカナダ産のメープルシロップが高いのは、こういった理由があったのですね。
シロップ作りで季節を楽しむ
お好みのシロップは見つかりましたか?
自家製のジンジャーエールは1度作ってしまうと、あまりのおいしさにクセになりますよ。
シロップは全体的に作り方も簡単です。
何でできているか分かっている食べ物は、お子様にも安心ですよね。
まずは、季節の果物や野菜でシロップを作ってみませんか。