ラーメン屋のチャーハンのスープは、何故に美味しいのでしょうか?
自宅でチャーハンを作ってもスープまで手の込んだものを作るのは大変です。
何となく家でチャーハンのスープを作ってはみたりはしますが、しっくりとこなくありませんか?
やはり、ラーメン屋で食べるチャーハンについてくるスープだから美味しいですし、あのお店の雰囲気とマッチしているからラーメン屋のチャーハンのスープは美味しいのでしょうか?
そんな疑問が湧いてきます。
そして、ラーメン屋のチャーハンのスープが美味しければ、そのラーメン屋は良いお店だと言いたくなります。
大体が何を食べても美味しいと決め込んで、そんなラーメン屋のチャーハンのスープの謎に迫っていきます。
ラーメン屋でチャーハンを頼むとなぜスープがついてくるのか問題
ラーメン屋でチャーハンを頼むと、必ずと言って良いほどスープがついて来ます。
お店によってはラーメン屋でチャーハンを頼んでもスープがつかないお店もありますが、忘れているのでしょうか?
日本ではご飯にお味噌汁という、一汁の考え方があります。
定食には味噌汁、おにぎりに味噌汁のような感じです。
ラーメン屋のチャーハンを食べると喉が渇きスープが欲しくなるから。
味の変化をつけるためにスープをかけながら食べたいから。
チャーハンを食べ終わったあとにスープを飲んで締めたいから。
と言った色々な意見がありますね。
しかし諸説ありますが、お味噌汁替わりにチャーハンを頼むとスープがついてくるということが有力です。
それから半チャーハンとラーメンなどのセットを頼む場合は、スープがついてこないラーメン屋がほとんどだと思います。
しかし、たまにラーメン屋でチャーハンとラーメンを頼んだときにチャーハンには、スープがつくからとスープをつけてくれるお店があります。
そのようなお店はチャーハンの量も大盛りで学生などに人気なお店が大半です。
お店によってはスープがおかわり自由なラーメン屋もあるようです。
そのようなお店はスープにも自信があるでしょうし、サービスも良くて、親切丁寧な良いラーメン屋さんです。
ラーメン屋のチャーハンのスープは何故美味しいのか
ラーメン屋のチャーハンのスープは美味しいと皆さん感じると思います。
ラーメン屋なのでもちろん出汁をちゃんととっているでしょう。
鶏ガラ、豚、牛、魚介類とさまざまな工夫を凝らしてスープで作るのですから、不味い訳がありません。
今、日本のラーメン屋は多種多様なので色々なジャンルのラーメンがあり、ラーメン屋と一口に言っても、サイドメニューも豊富でチャーハンがある場合にはほとんどスープがついて来ます。
つまりスープが不味ければ、そこのラーメンも不味いと言うことに繋がりかねません。
私の近所のラーメン屋さんは下町の中華屋ですが、チャーハンにお味噌汁がつきます。
そのお味噌汁もラーメンの出汁を使って作るお味噌汁なので美味しいですし、そのラーメン屋のカラーが一番出るのがスープです。
このことからラーメン屋の定食の味噌汁が不味ければ、ラーメンも不味いということになりませんか?
つまりラーメン屋でラーメンではなくチャーハンを頼みスープを飲めば、そのラーメン屋のレベルがどんなものなのか分かってしまうのです。
チャーハンにつくスープに手を抜かないことがそのラーメン屋の評価に繋がり、チャーハンのスープが美味しいお店はかなり信用できると言っても間違いがありません。
ラーメン屋のチャーハンについてくるスープの広がりと種類
ラーメン屋のチャーハンについてくるスープはそのラーメン屋の味で決まります。
醤油ラーメンならお椀に特製醤油ダレをいれてから鶏ガラなどの出汁で割る 塩ラーメンなら塩味の透明なスープという感じです。
しかし、ラーメン屋によりお店のラーメンの味とチャーハンのスープの味が違うお店もあります。
醤油ラーメンのお店で卵スープだったり、とんこつラーメン屋で醤油ベースのスープといったように、チャーハンにつくスープは変えてくるお店もあります。
チャーハンに合う特別なスープを作っているのでしょう。
変わったラーメン屋を挙げますと、博多ラーメン屋のチャーハンのスープに水炊きのスープ。
イタリアンラーメン屋のチャーハンのスープにポタージュスープ、トマトラーメン屋のチャーハンのスープにトマトスープキリがありません。
本当にラーメン屋のチャーハンのスープといっても色々なスープにジャンルがあり、決まりごとがないのがチャーハンのスープの良いところです。
ひと手間でラーメン屋のチャーハンのスープになる隠し味
家庭でチャーハンを作る時にラーメン屋さんのようなスープがあれば良いと思っている人は多いと思います。
中華スープと考えると家庭では粉末の鶏ガラスープの元を、お湯で溶かす位でそのスープに溶き卵や野菜などを入れてみたり、またインスタントのラーメンスープの元を溶かして作るのが一般的ではないでしょうか?
やはり、ラーメン屋のスープのような感じを出すには、やはりお味噌汁と同じで出汁をとる必要があります。
出汁といっても本格的なものではなく、鶏ガラスープの粉末を入れる前に、少ない鶏ガラをお肉屋さんで買ってきて煮て、鶏ガラを出したあと粉末スープの元を入れること。
また、鶏ガラを煮るのに抵抗がある場合は、手羽先を鍋に入れて出汁をとってみるのもオススメです。
インスタントの粉末スープを使うよりも、CMなどで流れているペースト状の中華調味料も本格的で、かなり家庭で本格的スープに近づけます。
ここでポイントなのは家庭でカレーを作る時と一緒で、沸騰してから溶かさないということです。
中華風味が飛んでしまうからです。
また、隠し味にウスターソースやオイスターソースを少し入れることで味に広がりができますし、刻んだネギを入れて熱した油をかけるとさらに専門店の味になりますので是非に試してください。
ラーメン屋のチャーハンをスープリゾットに
チャーハンについてくるスープにも妥協しない店側の姿勢に頭が下がります。
そんな美味しいチャーハンとスープを混ぜたら2倍美味しくなるはずです。
スープチャーハンという食べ方もあるぐらいです。
ラーメン屋の出汁は定食の炒めものの味付けにスープを入れたり、とろみをつけるのにもスープを使っています。
そんな美味しいスープをあんかけにしてチャーハンにかけるのがスープチャーハンです。そんなスープチャーハンを提供しているラーメン屋は少ないかもしれません。
ですから、ご自身で作ってみるといいですね。
スープチャーハンが美味しいと言うことで、できたレシピがあります。
それは家庭で残ったチャーハンや冷や飯をスープでリゾットにアレンジするレシピです。残り飯のチャーハンがスープを吸ってとても美味しく、お好みでチーズを入れると本格的なリゾットにもなります。
チャーハンのスープリゾットは手軽で、とても美味しくオススメです。
チャーハンにつくスープは主役になれる
チャーハンのスープは決して脇役ではありません。
ですから、手抜きで作るようなことはしてはいけません。
どちらもしっかりと作り込むことで、食べ合わせたときに何倍にもその美味しさが膨らむのです。
その作り方は様々ですが、ラーメンのようにしっかりと出汁をとって作るとプロ顔負けのスープが出来上がるのではないでしょうか。