カレーは食卓に上がる頻度が高いため、盛り付けもなかなかアレンジができず、マンネリ化してしまいがちですね。
そんなときは思い切って、カレー用の入れ物を用意してみるというのはいかがですか?
お店でできるようなカレーの入れ物にルーを入れてみると、普通のカレーがゴージャスに!
今回は、カレーの入れ物について調べてみましたので、参考にしてみてください。
不思議なカレールーの入れ物の名前は?
洋食屋さんでカレーを注文すると、アラジンの魔法のランプのような銀色の入れ物にカレーが入れられて出てくることがありますね。
あの銀色の食器の名前をご存知ですか。
カレーのルーを入れる、あの入れ物の名前は、グレイビーボートといいます。
グレイビー(Gravy)は「肉汁」という意味です。
「ソースポット」という名前で売られていることもあるようです。
銀色のもののほかに、陶器でできた白いグレイビーボートもあるようですが、やはりカレーの定番は銀色のものですね。
業務用として売られているものがほとんどなので、お値段も手ごろです。
さらに、ステンレス製ですので、丈夫です。
必ず必要なものというわけではありませんが、カレールーをグレイビーボートに入れて食卓に出せば、一気に本格派!
レトルトカレーも高級感漂うカレーになります。
カレーを入れるというだけでなく、他の使い道もできます。
スープボウル代わりにしても良いですし、和食にも意外に合うかもしれません。
サラダのドレッシング入れにしたり、ラーメンのつけ麺スープを盛ってみるというのはいかがでしょうか?
何を盛ってもインパクト大なので、写真に撮ってSNSに投稿してみてはいかがでしょうか。
なぜカレールーとご飯は別々の入れ物で出てくる?
洋食屋さんで出てくるカレーは、ルーとライスが別々の入れ物で出てくるのはどうしてでしょうか。
カレーはイギリスから日本に伝わりました。
カレーはもちろんインド料理なのですが、イギリスの海軍がインド料理をもとに、現在のカレーの原型を考案したといわれています。
もともとシチューという料理がありましたので、それを日持ちするスパイス入りにしてできたのが、イギリス流のカレーです。
そのイギリス流のカレーが日本に伝わり、現在のカレーとなりました。
イギリス流のカレーは、ご飯と一緒には食べません。
カレールーのみをボウルなどのお皿に盛っていました。
日本ではご飯が主食ですので、カレーは日本流にアレンジされ、ご飯と一緒に食べやすいように、小麦粉でとろみをつけて、ご飯と一緒のお皿に盛るというスタイルになったようです。
しかし、別々に盛るスタイルもあるのはどうしてでしょう?
その理由は、食べる人の好みでルーの量を調節できる、という気配りからきているようですよ。
それから、別々の入れ物で出すと、洋食らしい雰囲気になるという理由もあるようです。
カレールーが入れ物に入っている場合のきれいな食べ方
カレーとルーが別々の入れ物に入って出てきた場合、どのように食べるのが正しい食べ方なのでしょう。
カレーの食べ方は人それぞれ、ソースをかける人や福神漬けたっぷりの人など千差万別です。
しかし、レストランで食べるときは、せめて同席者を不快にさせない食べ方をしたいですよね。
できれば、きれいな食べ方だと思われたいものです。
そんなときのために、カレーのきれいな食べ方をご紹介します。
まず、1皿にルーとライスが両方盛られている場合です。
決して、ルーとライスを混ぜてはいけません。
見た目も悪いですし、せっかくのカレーの風味も飛んでしまいます。
手前から、ライスにルーを少しずつ載せながら食べ進めていきましょう。
ルーとライスが別々の入れ物の場合も、一気にルーをライスの上にかけてはいけません。
少しずつ、ライスの上にルーをかけ、食べたらまた少しかけるを繰り返します。
ルーをかける位置は、手前の端です。
ライスの真ん中にルーをかけてしまうと、そこを食べるとライスに穴が開いたようになってしまい、きれいではありません。
ルーとライスをきれいに食べるコツは、スプーンを一方向に運ぶことです。
絶対にしてはいけないマナー違反は、スプーンにライスを乗せ、そのスプーンをグレイビーボートに浸して食べることです。
きちんとレードルを使いましょう。
いろいろと書きましたが、大切なのは食べ終わった後、お皿が見苦しく散らかっていないことです。
誰に見られても恥ずかしくないよう、心掛けて食べることが大切ですよ。
カレールーの入れ物といえば鍋
ここまでは、カレーのルーが完成されて出てくる場合のことをお話してきましたが、今度は作る過程での入れ物についてお話したいと思います。
カレーを作るとき大鍋で作りますか?
大鍋で作った方がおいしいといいますが、家族の人数によって、食べきれないこともありますよね。
そんなときに役立つのが片手鍋です。
デザインがおしゃれなものも増えているので、そのまま食卓に出すこともできるんですよ。
おすすめの片手鍋はこちらです。
○ジオ・プロダクト
実用的な美しさを追求しています。
お手入れもしやすいのが特徴です。
○ビタクラフト
アップルシリーズという名前が付いています。
名前の通り、独特の丸いフォルムがとってもかわいいんです。
かわいいだけでなく、球体にすることで効率的に加熱できるようになっており、時短調理が可能です。
○柳宗理
パッと見て、特徴がある鍋ではないのですが、使いやすさを追求して作られており、使ってみて初めてその魅力が分かるようになっています。
○ダンスク
流行りの北欧デンマーク製です。
ホーローでできた鍋は、鮮やかな色彩が特徴的ですね。
鮮やかな色と、ふたが鍋敷きになっているという工夫があるので、そのまま食卓に並べても、とにかくかわいいんです。
プレゼントにしても喜ばれると思いますよ。
こういった鍋はカレーだけでなく、ほかの料理にも活躍してくれますので、1つといわず、2つ3つ持っていても困るものではないですよね。
ぜひ、好みに合ったものを見つけてみてくださいね。
カレーを保存するための入れ物
次に、カレーの保存に適した入れ物についてお話します。
カレーは多めに作る人が多いですが、保存に困っている人も多いと思います。
鍋ごと冷蔵庫に入れるのは大変だし、タッパーに入れるとタッパーに色がついてしまったり、油がなかなか落ちなかったり。
そんなときに役立つ、おすすめの入れ物をご紹介します。
○イワキ
イワキのガラス保存容器は、耐熱ガラスです。
冷凍からレンジまで、ひとつの容器でできるんですよ。
しかも、ふたを外せばオーブン料理にも使えます。
冷凍保存しておいたカレーにチーズをのせて、オーブンで焼けば、カレーグラタンの完成ですね。
○野田琺瑯
ホーローは、ガラス質が表面を覆っているため、食品の味や香りを損ないにくいです。
酸や塩分にも強いため、カレーなどの匂いの強い食べ物を保存するのに適しています。
弱点は重いことと、電子レンジが使えないことでしょうか。
野田琺瑯は、「密閉蓋」を別売りしています。
残ったカレールーやシチューの残りは、これで蓋をして保存すると良いですよ。
洗いやすく衛生的なので、1つ持っていても良いかと思います。
○無印良品
無印良品のラインナップは、バラエティーにあふれています。
ガラスや磁器、アクリルなど様々な商品が販売されています。
ホーロー用品も扱っています。
カレーにおすすめなのは、やはりホーローです。
無印良品のおすすめポイントは、サイズ感です。
スタッキングできるように工夫されているので、揃えれば冷蔵庫の中がすっきりします。
冷蔵庫の整理が苦手な方におすすめします。
カレールーの盛り付けテクニック
ご自宅でできるカレールーの盛り付けテクニックをご紹介したいと思います。
○ドーナツの土手
ご飯をドーナツ型にして、ドーナツの土手の中にカレーを盛ります。
ご飯の土手を崩しながら食べるのは楽しいですね。
○カフェ風
細長いお皿に、カレールー・ご飯・トッピングを分けて盛り付けます。
小さなボウルにカレーを盛り、型抜きごはんと彩り野菜のトッピングをお皿に並べると、一気におしゃれなカフェ風カレーです。
○型抜きごはん
ご飯を型に入れて盛り付ければ、レストラン風の盛り付けになります。
おすすめなのは、定番のライス型メロンです。
メロンといってもレモンのような形をしているのですが、チキンライスにも使えて、料理がレストラン風になります。
ご自宅でお子様ランチ風ご飯が作れますよ。
他には、富士山のライス型や、最初に出てきたドーナツ型、菊型などあります。
お子さんがいるご家庭でしたら、ウサギ型もおすすめですよ。
○一皿でサラダもカレーも
深さのある細長いお皿の真ん中にご飯を盛ります。
ご飯の左側にカレー、右側にサラダを盛ります。
一皿の中にサラダが入ると、彩りがきれいですね。
こだわり派は、サラダではなくて2種類のカレーを盛りつけてみてはいかがですか。
カレーの入れ物を変えるだけで、いろいろなアレンジができますね。
盛り付けもバリエーションを楽しむ
カレーは国民食ですので、毎日食べたいという人もいますね。
飽きてしまわないように、いろいろなバリエーションの盛り付け方法を知っておくと、お友達を呼んだときにも驚いてもらえると思いますよ。
料理をする方も、盛り付けに楽しみがあると作るのも楽しみになりますね。
カレーの入れ物についてでした。