離乳食も順調に進み、最終段階にステップアップすると1日の離乳食は3回食になります。
1日に大人と同じ回数の食事を摂るようになりますが、3回食を始める目安はいつ頃なのでしょうか?
また3回食へ移行した際、朝・昼・夜の離乳食を食べさせるタイミングはいつがベストなのでしょうか。
合わせて忙しい朝にピッタリな離乳食メニューも紹介します。
離乳食の3回食って?3回食で得られることとは
離乳食は最初のころは1日に1回だと思います。
そしてしばらくすると回数を増やして1日に2回となり、最終的には1日に3回となります。それが3回食というものです。
また3回食という言葉は時期を指すことがあり、離乳食中期が終わって後期に入るころを指します。
3回食へ進むと、授乳回数が減って、赤ちゃんの生活リズムも整ってきます。
3回食のメリットは何といっても栄養バランスです。
1回食や2回食では赤ちゃんに必要な栄養素をすべて補うのは難しいです。
しかし3回食になれば十分に栄養バランスの取れた食事を摂れるでしょうし、栄養バランスを整えることができます。
そして徐々に母乳やミルクを飲む回数が減って、いずれは卒乳ということになり、ママの負担が少し減ります。
また、離乳食というのは食べる練習の意味合いが強いのですが、3回食というと食事は楽しくて美味しいものだという意識になり、つまり食事の楽しみを知るようになります。
それに3回食によって生活のリズムが整うので、朝起きて、出かけてから昼寝、そして夜は決まった時間に寝るというようにスケジュールを立てやすくなるのもメリットでしょう。
離乳食の3回食を始める目安は生後9、10か月~!その後の完了期への移行の目安は?
3回食を始める目安は、丸飲みするのではなく口の中でモグモグできるようになって、ご飯が食べられるようになってからにしましょう。
進め方としては最初は手づかみさせても良いでしょう。
自分で食べることで、食べることに意欲的になります。
またベビー用のウエハースをおやつにと入れても良いと思います。
回数は3回食というくらいなので大人と同じ朝昼晩の3回です。
そしてできるだけ一緒に食べましょう。
ママが食べているのを見ることで食欲が湧いてくることがよくあるからです。
食べ物の硬さは中期と同じで指で潰せるくらいの柔らかさがオススメです。
しかし歯茎で潰すことを考えて、少し固めでも良いでしょう。
目安は熟れたバナナ程度です。
ご飯であれば、大人が食べるおかゆがちょうど良いでしょう。
完了期に進める目安は生後12か月から1歳半となります。
離乳食も落ち着いて、大人の食事になる時期で、ここまでくればママもだいぶ楽になります。
完了期を始める目安は食材を噛んでいることです。
完了期の食事内容は大人のものとほとんど同じで構いません。
それでも味の濃いものでは子供向けではありません。
料理を子供の分だけ取り分けて、それは薄味にして、残りは大人の味付けにすると良いでしょう。
子供に食べムラがある場合は体調不良がない限りは食事を楽しませることを優先することをオススメします。
離乳食の3回食のスケジュールは?朝は何時に食べさせるのがベスト?
3回食のスケジュールとしては朝昼夕方の3回です。
食事の間は3時間から4時間空けましょう。
たとえば、朝6時は母乳だけ、午前10時は離乳食と母乳、午後2時に離乳食と母乳、午後6時は離乳食と母乳、午後10時に母乳だけというのがいかがでしょうか。
母乳はミルクでも構いません。
また赤ちゃんが欲しがるだけあげましょう。
離乳食と母乳を与える場合離乳食を先にして母乳は後にしましょう。
完了期であるなら、午前7時に朝食、正午に昼食、午後6時に夕食というように大人とほぼ同じで良いです。
足りない分はおやつで補給しましょう。
そして夕食は生活リズムを崩さないためにも午後8時までに食べさせるようにしましょう。
また日によって大きく食事の時間帯が変わってしまうのも避けましょう。
パパの帰りが遅い場合は、先に食べてしまうことを考えてください。
以上のスケジュールは一例です。
それでもなるべく寝るのが遅くならないようにスケジュールを立ててください。
またスケジュールを決めてもその通りいかない日もあると思います。
それはそれで構いません。
お腹が空いていないときに食べることはできないので、今日は仕方ないと割り切ってしまうのが1番です。
離乳食の3回食、忙しい朝にオススメのレシピは?
3回食をしているのに朝が忙しいという場合は、おかゆがオススメです。
バナナミルクパン粥はいかがでしょうか。
材料は、食パン1枚(6枚切りのもの)、牛乳(もしくはフォローアップミルク)80mL、バナナ適量です。
食パンの耳を取って刻んでください。
そして牛乳と切ったパンを混ぜてレンジで20秒加熱しましょう。
そこにバナナは刻んで乗せたら完成です。
バナナは栄養満点ですし、ミルクパン粥は簡単に作れるので、パパッと離乳食を作りたいときにオススメです。
それから柔らかさはミルクの量で加減できますし、小食の子供なら半分の量で作って、足りなかったらおかわりを作ってあげましょう。
魚お茶漬け風粥も簡単に作れます。
材料は、軟飯80g、しらす(もしくは鮭)10g、小松菜適量、和風だし適量です。
お湯にしらすを入れて塩抜きましょう。
茹でた小松菜は細かく刻んで、ご飯に白子と一緒に乗せましょう。
そこに和風だしをお湯で割ったものを少量注いで完成です。
予め小松菜を茹でておき、冷凍しておけばさらに早く作れます。
小松菜がないなら刻んだ海苔でもOKです。
手づかみできる朝にオススメの離乳食レシピ!
離乳食をはじめると子供は手づかみで食べたがるものです。
それは3回食になっても残っているでしょう。
そこでオススメなのがおにぎりです。
卵おにぎりを作りましょう。
材料は、ご飯60gくらい、卵1個、しらすやほうれん草など入れたいものは好きなだけ、かつお節適量です。
卵をボウルで溶いて、しらすやほうれん草、そしてご飯とかつお節を混ぜてしまいましょう。
ただし、しらすを使うならお湯に入れて塩抜きしておいてください。
耐熱容器に入れたら、上からトントンして空気を抜いて平らにします。
ラップをふんわりとかけて600Wなら1分40秒程度加熱し、荒熱を取って一口大に切ったら完成です。
手順に難しいところはなく、混ぜてレンジで温めて切るだけなので忙しい朝にもオススメです。
小松菜と海苔の焼きおにぎりも美味しいです。
材料は、軟飯80g、水に戻したひじき10g、白ゴマ小さじ1、醤油ごく少々です。
軟飯に、刻んだひじきと醤油と白ゴマを入れて混ぜます。
そして食べやすい大きさに握って、フライパンでこんがりするまで焼いたら完成です。
ひじきで鉄分補給できるもメニューです。
朝にオススメの離乳食用スープのレシピ!
3回食の離乳食にはスープもオススメです。
スープならあまり食欲のない朝でも食べてくれるでしょう。
まずは鶏ミンチの肉団子スープを紹介します。
数回分の材料は、鶏ひき肉150g、にんじん4分の1個、玉ねぎ4分の1個、白菜1枚、片栗粉小さじ、塩ごく少々です。
にんじん、玉ねぎ、白菜はみじん切りにして軽く水分を取りましょう。
そしてそれら野菜を鶏ひき肉に混ぜて玉にします。
熱湯に入れて火を通します。
それから少しの塩を入れて、片栗粉でとろみをつけたら完成です。
野菜は冷蔵庫にあるものでも良いですし、肉団子は冷凍しておくことでより簡単に作れます。
そしてコンソメスープもオススメです。
5杯分の材料は、ミックスベジタブル80g、水300mL、コンソメ少々です。
ミックスベジタブルはレンジで解凍しましょう。
そして軽く刻みます。
水にコンソメ、刻んだミックスベジタブルを入れて煮込めば完成です。
野菜の下ごしらえがいらないメニューです。
またミックスベジタブルはスープの具材以外にも色々と使えて便利なのでオススメです。
もうすぐ大人と同じ食事!3回食は大切なステップです
いかがでしたか。
1日3回の食事を用意するのはとても大変ですよね。
でも、3回食になると、赤ちゃんの食べられる食材も増えてくるので色々な食材を摂り入れましょう。
仕事をしているお母さんは朝は忙しいはずです。
しかし、朝の離乳食もしっかりあげたいものです。
でも時間に余裕がないときは簡単な離乳食でも良いので食べさせてあげましょう。
もう少しで大人と同じ料理を食べれるようになります。
1日3回の食事のリズムをなるべく身に付けてあげましょう。