人参ジュースなどの野菜ジュースは、野菜不足と感じると、積極的に摂取したくなりますよね!
人参ジュースは、とても栄養価が高いのでオススメです。
そして今回は人参ジュースの効果についてお話したいと思います。
また、ジュースを作るとき、ミキサーとジューサーどちらをお使いになっていますか?
その2つは効果に違いがあるの?と思う方もいらっしゃると思いますので、合わせてお話していきたいと思います。
人参ジュースの効果について
野菜には多くの栄養が含まれていますが、中でも人参はジュースにして飲むことが出来るので、手軽に栄養を摂取できる野菜として知られています。
人参ジュースは、コンビニエンスストアやスーパーなどで手軽に購入できますが、家庭にジューサーやミキサーがあれば、自分で作ることが出来ます。
それでは人参に含まれている栄養とその効果について解説していきましょう。
まず人参に含まれる栄養素で特に注目されているのがβ-カロテンです。
β-カロテンには、次のような効果があると言われています。
・免疫を増強し、皮膚や粘膜を強くする働き
・肝臓がんのリスクを低下させる効果
・アトピー性皮膚炎を軽減する効果
人参に含まれるβ-カロテンは食材や調理法により体内への吸収率が変わりますが、ジュースにすると生野菜で食べる時より吸収率が1.5倍に高まると言われています。
人参にはβ-カロテンの他に免疫力を高めるビタミンCや、歯や骨を丈夫にするカルシウムなどの栄養も含まれています。
人参ジュースで注意する点は?
家庭でミキサーやジューサーを使って手軽に作ることが出来る人参ジュースですが、大量に飲みすぎると体に異常が起きることもあるので注意が必要です。
そんな気になる人参ジュースを大量に飲みすぎた場合の注意点を紹介します。
前項でも解説しましたが、人参にはβ-カロテンが豊富に含まれています。
人参ジュースを飲みすぎると柑皮症になると言われています。
柑皮症とは、手のひらや足の裏などの皮膚が黄色に染まる病気で、体内に摂り込まれたβ-カロテンが使用されずに皮膚の角質層に蓄積されることで起こります。
よく黄疸と間違えられますが、黄疸は白目の部分が黄色になるのに対し、柑皮症は手のひらと足の裏が黄色になるだけなのですぐに見分けられるかと思われます。
柑皮症はβ-カロテンの過剰摂取によって起きる病気なので、摂取を控えれば自然と治癒します。
特に高脂血症の場合は、β-カロテンが吸収されやすいので、柑皮症になりやすいと言われます。
何事も適量が大事なので、身体に良いからと言って飲みすぎには注意が必要です。
ジュースにする時に使うミキサーとジューサーの違いについて
人参をジュースにする際にはジューサーかミキサーを使いますが、ジューサーとミキサーはどう違うのでしょうか。
ジューサーとミキサーの用途についての違いを解説します。
ミキサーは野菜や果物に水や牛乳などの水分を加えて、高速回転する刃で粉砕して液状にする機械です。
そのため、出来上がったものには繊維質が多く含まれています。
しかし、機械が高速回転するため、摩擦熱によって酵素やビタミンなどの栄養が損なわれるという欠点があります。
対してジューサーは野菜や果物から水分を絞り出す機械です。
そのため、生の野菜や果物に含まれている酵素をそのまま摂ることができ、素材本来の味がする滑らかなジュースが出来ます。
しかし、出来上がったジュースの食物繊維が分離してしまうという欠点があります。
ジューサーの中でもスロージューサーは、刃を使わずゆっくりと野菜や果物を圧縮して水分を絞り出すコールドプレス製法でジュースを作ることが出来るため、細胞壁から抽出されたファイトケミカルも効率よく摂取できます。
ファイトケミカルは植物に含まれる健康成分で、抗酸化作用のある物質として注目されています。
従って、食物繊維を多く摂りたいときはミキサー、酵素を多く摂りたいときはジューサーを使用すると良いと思います。
ミキサーとジューサーはどうやって使い分ければいいの?
人参をジュースにするにはミキサーとジューサーを使い分ける必要がありますが、その違いについてもう少し詳しく説明します。
ジューサーでもミキサーでも果物や野菜から酵素を摂ることが出来ますが、ミキサーは刃が高速で回転するので、摩擦熱により一部の酵素が破壊されると説明しました。
そのためダイエットを目的として酵素をたくさん摂りたいときはジューサーの方がオススメです。
対してジューサーは食物繊維を分離するため、出来上がりのジュースには繊維がほとんど含まれていません。
便秘解消を目的として食物繊維を摂りたい場合はミキサーでスムージーを作って飲むのがオススメです。
ただし、繊維質を摂りすぎるとかえって便秘が悪化する場合もあります。
美味しいからと言って飲み過ぎないようにしてくださいね。
果物や野菜をまるごと混ぜ合わせるミキサーの方が栄養価が高そうですが、栄養素の吸収という面では、ジューサーを使って繊維質を分離したジュースの方が栄養を吸収しやすいです。
ジューサーは水分の少ない野菜はジュースにしにくいので、いろいろな野菜を入れたいという場合はミキサーを使ってスムージーを作ることをオススメします。
このように違いを正しく理解して、使い分けられるといいですね。
満腹感・手軽さはミキサーを選ぶべき?
人参ジュースだけである程度満腹感、満足感を得たいと思いますか?
同じ材料を使って出来上がった量を比べると、ジューサーで作ったジュースよりも圧倒的にミキサーで作ったスムージーの方が多くなります。
ミキサーは繊維質を分離しないので、スムージーを作った場合、たとえコップ1杯でもしっかりとした満腹感を得られます。
ダイエット目的の場合は、他に何も食べなくてよいという点からすればミキサーを使ったスムージーの方が優れていると言えます。
ジューサーの場合、性能が低いと出来上がったジュースの量がさらに少なくなるので、高価でもスロージューサーを使った方が良いでしょう。
またミキサーはジューサーに比べ手入れがしやすいという長所があります。
ジューサーは部品数が多く、洗浄などの手間はミキサーよりもかかります。
ジュースが出来上がるまでの時間を比較してみると、スイッチを入れるだけのミキサーの方が早いです。
ジューサーは材料を少しずつ押し込む手間がかかります。
人参ジュースに混ぜると良い野菜・フルーツについて
人参ジュースをミキサーやジューサーを使って作る場合、一緒に混ぜるとよい野菜や果物を紹介します。
・トマト
がん予防、老化防止、疲労回復に効果があります。
トマトジュースとニンジンジュースのミックスは栄養満点ですが、トマトジュースが苦手な人は好まれないかもしれません。
・リンゴ
風邪の予防、便秘の予防に効果があります。
また、リンゴに含まれているオリゴ糖は整腸作用が期待できます。
風味が良くなり、人参の臭みを消してくれます。
・レモン
風邪の予防、美白効果、美肌効果があります。
柑橘類を加えると人参ジュースが際立ちます。
すだちやカボスもオススメですが、一番のオススメは、ゆずです。
はちみつを加えれば子どもも積極的に飲んでくれるはずです。
レタスや小松菜を混ぜても良いですが、少量にしないと臭みが出てしまいます。
冬はミカンやオレンジなどの柑橘類、秋は柿を入れても美味しいです。
冷え性の方は、人参ジュースにしょうがのしぼり汁を加えれば体が温まります。
このようにより自分の体調に合わせて、そして味覚に合わせて、混ぜ合わせができるといいですね。
人参ジュースで健康維持をしましょう!
いかがでしたか。
人参ジュースには、たくさんの栄養と効果があるのはお分かりいただけたでしょう。
コンビニなどでも手軽に買えますが、出来れば自分で作った人参ジュースを飲むようにしたいですよね。
ミキサーとジューサーだとそれぞれに効果が変わるようなので、自分の身体に合った方法を試してみましょう。