皆さんは、ジャガイモは好きですか?
ジャガイモは、春と秋の2回植えつけが可能な野菜です。
品種も豊富で、お子さんと一緒に土の中を掘って、芋掘りの収穫作業も楽しめるので、家庭菜園にはもってこいの野菜です。
植えてから3カ月程度で収穫ができ、手入れもそれほど必要ないのです。
上手にジャガイモを育てるコツをマスターして、是非、美味しいジャガイモの収穫に挑戦してみましょう!
家庭菜園でジャガイモを上手に育てるコツと土の選び方
ジャガイモはたくさんの栄養素が含まれていてとても優秀な野菜です。
とくにジャガイモのビタミンCは、熱に強くて壊れにくいものです。
ジャガイモに含まれる栄養素は、ガン・高血圧・心筋梗塞などの成人病の予防や美容に良い働きをしてくれます。
ぜひ、家庭菜園でもジャガイモを育てて収穫してみましょう。
ジャガイモの発芽の適温は、18~20℃で生育の適温は15~30℃です。
30℃以上ではイモはできませんから、北海道など夏場でも涼しい場所が適しているのですね。
ジャガイモはウイルス病など、もともと病気にかかっているものもありますので、検査をして問題のない専用の種イモを使うようにしなければなりません。
お店で売られている普通のジャガイモでも育てられますが、病気が怖いので、やはり種イモは購入する方が良いと思います。
ジャガイモを上手に育てるコツは土寄せにあります。
ジャガイモに太陽が当たると緑色に変色してしまうので、常に土に隠れている必要があります。
また酸性土壌ではうまく育ちませんから、pH調整も都度行ってください。
プランターでジャガイモの家庭菜園!プランターサイズと土づくりの方法
ジャガイモの家庭菜園を考えている方は、プランターでも気軽に行うことができます。
まずはジャガイモ栽培に適したプランターのサイズと土壌づくりを考える必要があります。
あまりに浅いプランターは向いていませんし、植えつける2週間前には土壌作りは終了している必要があります。
土壌は赤玉土5に砂2、バーミキュライト3、さらに石灰と化学肥料を混ぜていきます。
露地栽培を考えている方は、植えつけ2週間前には苦土石灰を全体に撒いて耕しておきましょう。
肥料は、植えつけ時に与えるので、前もっては必要ないです。
もし土壌が酸性に傾いていたら、石灰などを混ぜて調整してください。
pHメーターがあるのなら、pH値6.0以上にしておくのが良いです。
土を入れる時は6割程度を入れるにとどめ、後から増し土などができるように残しておいてください。
こうやって、ベランダのプランターでもジャガイモを育てていくことができます。
うまく収穫までこぎつけると良いですね。
ジャガイモの種イモの扱い方と水やりの頻度と与える量について
家庭菜園をする時のジャガイモの種イモを植える時の注意事項と、水やりの頻度などを説明いたします。
ジャガイモを植えるのに適した時期は春と秋があり、それぞれ2月下旬~3月上旬、8月下旬〜9月上旬となります。
春に種イモを植える場合は芽が集中している部分を切り落とし、芽の数が均等になるように考慮しながら半分に切ります。
秋に種イモを植える場合は、35g前後の小さなジャガイモを切らずにそのまま植えます。
植える時は、切った部分が下になるように植え、また植えた種イモと種イモの間隔は20~30cmほど空けて植えます。
これは、育ったあとの茎がからまったり、切れてしまってジャガイモが土の中に残ってしまうのを防ぐためです。
この種イモを植える時にやっと堆肥の登場ですが、種イモと種イモの間に元肥を撒いておきます。
また、植えてすぐはたっぷりの水を与えますが、その後の水やりはほとんど必要がなく、雨だけで十分です。
ただ、プランターの場合は、土が乾いていたら水を与えるようにしますが、収穫近くなりましたら、また乾燥気味に育てます。
家庭菜園でジャガイモを沢山収穫する為に必要な作業
家庭菜園で上手にジャガイモを育て、数多くのイモを収穫する為にはコツが必要です。
まず芽かき作業は忘れてはなりません。
ジャガイモの種イモを植え付けてから1か月ほどしますと茎は10cmほどにも成長します。
その時に元気の良い芽を1~2本だけ残し、後は抜粋する作業です。
ジャガイモの苗は根がすでに張りはじめていて力がいりますが、根元を抑えると上手に抜くことができるでしょう。
芽かきをしないと、1つ1つのジャガイモが小さくなってしまいます。
また、ジャガイモの成長状況によって、肥料を追加していきます。
タイミングとしては、種イモ植えつけから1か月ほどで、芽かきをした時に肥料も追加しましょう。
ジャガイモは発芽してから20日ほどするとだんだんと実が大きくなってきますので、化成肥料10gを株周辺に撒きます。
また2回目の肥料の追加は、苗に蕾がついたころに1回目と同量ほどの肥料を同じく株周辺に与えます。
そして、増し土もしっかり行ってください。
増し土が少ないと、病気になったり、太陽の光で緑色に変色してしまったりするので、注意が必要です。
ジャガイモの収穫時期&保存方法
家庭菜園で育てるジャガイモの収穫時期と保存方法を紹介いたします。
ジャガイモの収穫時期は大体100日と言われています。
例えば2/15に植えつけを行った場合、収穫は5/25頃となります。
ただ、これは目安ですから、発芽が遅かったり、雨が続いたりした時などは収穫もおのずと遅くなります。
収穫のタイミングの目安は花が完全に枯れて葉も黄色く変わっており、さらには茎も倒れ出した時などです。
このようなサインを見逃さず、しっかりと収穫のタイミングを目で確認するようにしてください。
収穫当日にもし雨が降っている場合は、ジャガイモが濡れてしまい保存するのに支障がでてきますので、天気の良い日に収穫するようにしましょう。
また太陽がかんかんに照っている時もジャガイモが変色してしまいますから、曇りの日を選んで収穫するようにするのがベストと言えます。
収穫した直後は日の当たらないところに広げて2週間ほど乾燥させてください。
傷んでいるジャガイモがあれば、保存にはてきしませんから、取り除きます。
このように乾燥し終わったジャガイモは2~3か月は保存ができます。
家庭菜園で収穫したジャガイモと玄米を使ったパンケーキのレシピ
家庭菜園で収穫したジャガイモを使ってさっそくクッキングしていきましょう。
ジャガイモと玄米を使ったパンケーキの作り方を紹介いたします。
玄米を使うと独特の食感が出て、美味しいですよ。
まず以下の材料をご用意ください。
直径10センチ程度のパンケーキ 約8枚分
玄米(米粒のままでOK) 1カップ
豆乳(または牛乳) 1カップ
ジャガイモ 100g前後
ベーキングパウダー 小さじ2
卵 1個
ハチミツか甘酒 大さじ2
薄力粉 1カップ
玄米はあらかじめ水に浸したりせず、そのままブレンダーに入れます。
このブレンダーというのは、一般的なブレンダーではなく、バイタミックスなどの強力パワーのブレンダーを指します。
一般的なプレンダーの場合は、もう少し多めに時間をとってください。
回す時間は大体60~90秒ほどでOKです。
そしてさらに豆乳、生のジャガイモを入れて60秒ほど回します。
出来上がったものを15分ほど放置し、米粉が吸水されるのを待ちます。
その後、卵、ベーキングパウダー、ハチミツを挿入して少し回します。
最後に薄力粉も入れてパルスボタンを5~10回程度押したら生地の出来上がりです。
あとは、この生地をフライパンなどで焼くだけです。
これは、主にブレンダーを使って生地を作るので、洗いものも少なくてありがたいですね。
家庭菜園で珍しい品種にもチャレンジしてみよう
家庭菜園で愛情込めて育てたジャガイモの収穫は、本当に嬉しいしワクワクしますよね。
採れたてのジャガイモはホクホクしていて、甘みが強いのです。
このジャガイモの味を堪能できるのは、農家さんか家庭菜園で栽培している方だけの特権でしょう。
日頃通っているスーパーなどでは手に入りにくい品種の栽培が可能になるのも、家庭菜園ならではの楽しみといえるので、是非チャレンジしてみましょう。