アメリカ人に多い肥満!玄米と野菜で健康的に肥満解消しよう

旅行やテレビで見かけるアメリカ人って、どんなイメージを持ちますか?

「アメリカ人は太っている方が多い」という意見が多いのではないでしょうか。

アメリカで暮らす人に多い傾向の肥満問題は、健康不安とともに、社会問題に発展しています。

肥満が多くなってしまうのは、アメリカでの食生活で何がいけないのでしょうか?

今回は、野菜不足がもたらす影響と、肥満解消にオススメな玄米についてお話します。

アメリカ米について

アメリカでは、日本以上に農業が盛んでお米や野菜が日本と同じ方法で栽培されています。

一言でお米と言っても、いろいろな種類がありそれぞれ特徴や味、調理方法なども変わってきます。

アメリカでは主に3種類のお米を栽培されているのはご存じですか?

短粒種と呼ばれるお米で、ほぼ円形に近く粒が非常に小さくて短いのが特徴です。
カリフォルニア産の「コシヒカリ」や「あきたこまち」などのものは、このタイプです。
このお米はアメリカ国内では流通しておらず、100%日本市場向けに栽培されているのは驚きです。

次に中粒種と呼ばれるお米も栽培されています。
この種類のお米は短粒種よりは大きくて長さもあります。
カリフォルニア州では最も多く栽培されているお米になります。

このお米はアメリカ国内の和食レストランをはじめ、アジア系住民に愛されているお米です。

最後は長粒種と呼ばれているお米です。
この種類のお米はインディカ系と呼ばれる水分の少ないお米です。

調理してみると、パラパラになっているのが分かります。
日本ではあまりみかけませんが、アメリカ国内では良くみるお米です。
日本人が好んで食べるもっちりさや弾力性などがあまりないので、ソースと絡めたり、チャーハンなどにして食べると美味しく食べられます。

 

アメリカの主食って?

日本で主食といえばお米となりますが、アメリカではそういう主食という食文化がありません。
これは、ヨーロッパにも言えることですが、あまり主食に頼ったりしない傾向があります。

アメリカではパンも食べられますが、イモ類も好んで食べられます。

パンは、サンドイッチなどにして食べたりするので、ステーキなどのメインと一緒にパンを食べることはあまりありません。
ですから、アメリカでパンの位置づけは日本のお米のような位置づけではないのです。

アメリカでの主食は何かとあえて問うと、イモが主食だと答える人が多いでしょうね。
イモはフライにされ、ハンバーガーやサンドイッチのサイドメニューとして定着しています。

また、マッシュポテトという、じゃがいもを茹で、形がなくなるまでつぶし、塩やシーズニング、また生クリームなどを加えて作る肉料理などのサイドメニューもポピュラーです。

それからスイートポテトと呼ばれる、日本のさつまいもとは少し違った甘い味のイモも好んで食べられています。

他には、コーンやビーンズなどの野菜もサイドメニューとして人気です。

 

アメリカの食事は野菜不足?食事の特徴

アメリカの食事の特徴として、野菜不足というのが挙げられます。

ビッグサイズのステーキやハンバーガーなどのメインメニューに対して、サイドメニューはとても少ないですし、みんなデザートまでしっかり食べたりします。

食事の中で使用されている野菜をみたところで、下手するとハンバーガーに入っていたピクルスが唯一の野菜だったりするのです。

また食後のデザートとして人気のあるマフィンやドーナツは、使用されている砂糖の量も半端ありません。
さらに、それだけでもとても甘いアイスクリームにさらに甘いシロップをかけたりして食べるのです。

はっきり言って、アメリカの食事は糖分の摂り過ぎですし、あきらかに野菜不足です。

彼らはこの野菜不足をサプリメントなどで補おうとするようです。
また、彼らはあまり料理に時間をかけたりせず、なんでもかんでも冷凍食品に頼ってしまったりします。
3度の食事がすべて冷凍食品だなんていう人もいるのです。

お米にはたくさんの栄養が含まれているというのに、主食がお米ではないアメリカ人は
深刻な栄養不足に陥る可能性が高いのです。

 

アメリカではピザは野菜なの?野菜不足は身体にどんな影響が?

アメリカでは一見野菜がたくさんットッピングされているピザがありますが、これは野菜たくさんとはたして言える量なのでしょうか?

しかし、アメリカではピザは野菜であるというれっきとした認識があります。

それはオバマ政権が取り組んだ学校給食の改善運動が背景にあるのです。
というのも、アメリカの子供の実に3割が肥満と認定されるような状況を懸念されたのです。

オバマ政権になり給食に野菜とフルーツを増やすように取り組みが行われました。
しかし、食品業界と共和党から反発があり、大さじ2杯のトマトペーストは野菜と認定されたのです。

野菜不足が続くと、様々な病気や体の不調をもたらすことになります。

身体の健康維持に欠かすことのできないビタミン類やミネラル、食物繊維が不足するのはとても気面な状態です。

乳製品やレバーにはカルシウムや鉄が多く含まれていますが、同時に脂質も多く含まれているので、たくさん摂取するとすぐにカロリーオーバーとなってしまうのです。

また、生活習慣病である動脈硬化や高血圧などをもたらす危険性もあります。
できれば、肉類やイモ類だけでなく、米や野菜などバランス良く摂る必要がありますね。

 

肥満解消の為には玄米ダイエットが効果的?

巷では今肥満解消の為に玄米ダイエットが話題となっています。
というのも、玄米は低GI値食品に該当するからです。

低GI値であればあるほど、食事をした時に脂肪が付きにくい食べ物なのです。

この数値は食事をした後の血糖値の上昇の速さを参考にします。

私たちは食事をし、血糖値が上がるのを抑えるためにインシュリンと呼ばれる成分が分泌されます。
しかしそれと同時に脂肪も体内で作りだしてしまうため、血糖値が上がれば上がるほど、脂肪も体内に蓄積していってしまうというものです。

ですから、低GI値食品は、脂肪が付きにくい食品だと言われているのですね。

通常GI値が70以上になると高GI値食品、55以下であれば低GI値食品と言われます。
白米と玄米を同じ量食べた場合、カロリーに違いはほとんどありませんが、GI値が大きく変わってきます。

さらに効果を出す為に、硬い玄米をよく噛んで食べることで、食事の満足感が増し、少ない量で満腹感を得ることができます。

アメリカでも、野菜と同様に玄米の大切さも広まるといいなと思います。

 

玄米と野菜を使ったヘルシーレシピのご紹介

玄米と野菜を使ったヘルシーレシピを紹介いたします。

今回は玄米で酢飯を作り、恵方巻きを作りたいと思います。

まず、以下の材料をご用意ください。

玄米2合
★酢大さじ2
★きび砂糖 大さじ2
★白ごま適量
かんぴょう適量
アボカド1個
たくあん1本
ホウレン草1束
卵2個

最初に卵2個を使って卵焼きを作ってください。

そうしたらかんぴょう、卵焼き、アボカド、たくあんを細長く切ります。
ホウレン草はさっと茹でておきます。

炊いたばかりの玄米に酢、砂糖、白ゴマを混ぜて酢飯を作っていきます。

玄米酢飯ができたら、平く伸ばし、その上に具材をのせて太巻きの要領で巻いていきます。

太巻きは切る時に、包丁を濡らすとうまく切れますよ。

これで恵方巻きの完成です。

また、玄米サラダも作ってみましょう。

以下の材料を使います。

炊いた1/4合の玄米、
きゅうり1本
トマト1/2個
大豆(缶詰)140g
★醤油大さじ1
★お酢大さじ1
★蜂蜜 小さじ1

トマト、きゅうりは角切りにし、それに玄米ごはんと大豆をボウルの中で混ぜます。
★印の調味料をまわし入れ、全体に味がまわったらできあがりです。
さわやかな味で、おいしいですよ。

私たちはアメリカ人ではなく日本人ですから、こういった食事を摂ることが体にとって必要なのです。

 

バランスの良い健康的な食事をしよう

いかがでしたか。

高カロリー、高たんぱくな食事を日常的に摂り続けることで、肥満になってしまいます。
アメリカだけでなく、現代の日本人の食生活においても、野菜不足とは逆に、肉類や油ものの摂取がとても増えています。

健康的に肥満解消や予防をする為にも、日本古来の玄米や野菜中心の食事を摂るようにしていきましょう。