ダイエットではカロリーの高いメニューに特に気をつけよう!

自分の体重を減らすために、または生活習慣病の予防のためにダイエットを考えている方も多いでしょう。

ダイエットの基本は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。

そのため、摂取カロリーを意識した食生活をおこなうことが大事になってきます。

コンビニやスーパーでは、カロリー表示が普通になってます。

ところが外食では、カロリーを計算することは大変なもの。

そこで今回は、カロリーの高いメニューについてご紹介します。

ダイエットには毎日のカロリー計算が必要です!

ダイエットに関する悩みは昔から多く、これまでもいろいろなダイエット方法が考案されてきました。

運動を主体にしたものや、断食に代表される食事を制限するもの、あるいは汗を強制的に流すことで体重を減らすものなど、様々なダイエット方法が現在も試みられています。

雑誌やテレビの影響で、目新しいダイエット方法につい飛びつきたくなるものですが、ここらでダイエットの基本についておさらいをすることも大事です。

ダイエットの基本は、体内に取り入れた摂取カロリーと、日常生活で消費するカロリーのバランスです。

消費するカロリーの方が多ければ痩せますし、摂取カロリーが多ければ太ります。

この単純な理屈をもう一度確認して、生活に生かすことが基本になります。

毎日の食生活がどうなっているのか、毎食ごとにカロリー計算をしてみましょう。

幸い、スーパーやコンビニで扱う食品には、カロリーが表示されているものが多いので、それを参考に献立を考えることができます。

しかし外食するとなると、メニューのカロリーが表示されていないお店がまだまだあります。

では、カロリーの高いメニューとはどんなメニューなのでしょうか。

カロリーについてさらに詳しく知ろう!

カロリーの高いメニューを見分けるためには、カロリーについて詳しく知ることが必要になります。

なんとなくカロリーのことを雰囲気で覚えているのでは、なかなか応用がきかず、適当なダイエットになってしまいます。

そこでカロリーについて、その意味するところを再確認してみましょう。

カロリーとは熱量のことで、熱量というと一般的にはエネルギーという言葉を使いますね。

エネルギーとして考えた方が、熱量としてイメージしやすい方もいるかもしれません。

食品の熱量に関しては、カロリーという単位を使うことが通例です。

人間は活動する熱量を食物から得ています。

その熱量のもとになるのが、炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素と呼ばれるものです。

つまり、カロリーを知るにはこれらの栄養素に含まれる熱量を知ることが、大事になってくるわけです。

スーパーで売られている食品の栄養表示を、ただ見るだけでなく、その成分を確認する習慣をつけましょう。

そうすることで、カロリー表示のない食品や、どのメニューのカロリーが高いのか、判断をすることが可能になります。

三大栄養素のカロリーについては、次のコーナーでご説明します。

カロリーが高くなるメニューの条件とは?

カロリーが高くなるメニューには、カロリーの高い食材が含まれているわけです。

では、カロリーを押し上げる要因となっているのは、三大栄養素の中ではどれなんでしょうか。

三大栄養素の1gあたりのカロリーは次のようになっています。

炭水化物  4kcal

脂質    9kcal

タンパク質 4kcal

これを見てもわかるように、カロリー的には脂質が問題になってきます。

最近話題の炭水化物ダイエットでは、炭水化物を意識的に減らした分をタンパク質と脂質で補います。

ところが、タンパク質を調理するときに脂質をかなり使用していたりすると、カロリー的にはかなりのオーバーになってしまいます。

ご飯を抜いて、お肉をガンガン食べるという人も増えていますが、それがカツだったりするとかなりのカロリーになります。

脂質はいろいろなものに含まれているので、ここで主なものを見てみましょう。

牛バラ肉 生クリーム ドレッシング ベーコン レバーペースト たまご 油揚げ
 
あいがも サバ ウインナー フライドポテト プロセスチーズ マーガリン バター

マヨネーズ ナッツ

マーガリンやバターは調理にも使われますし、フライドポテトは炭水化物と脂質のかたまりなわけです。

外食のメニューを選ぶときには、これらが含まれているのか、いないのかにも注目をしましょう。

カロリーの高い具体的なメニューはこれ!

ではいよいよ、カロリーの高いメニューを具体的に見ていきましょう。

ただし、お店によってかなり違いが生じるものなので、あくまで参考程度に考えてくださいね。

まずカツ丼です。

見ただけでもカロリーが高そうですが、実際には想像以上のカロリーになっています。

まず炭水化物としてのご飯がどんぶりにたっぷり入っています。

そしてカツですが、豚肉ロース自体もカロリーが高く、そこに衣と揚げるための油も入ります。

また、たまごも使われているためさらにカロリーが増えてしまうわけです。

美味しいカツ丼は、カロリー的には要注意ですね。

次に、こちらも人気のカツカレーです。

炭水化物のご飯と、揚げ物のカツは同じですが、そこにカレーのルーが加わります。

また、カレーの具材にも注意が必要です。

大きなジャガイモは魅力的ですが、カロリー的には避けたい具材になりますね。

また、ピザも生地と具材の組み合わせ次第で、とても高カロリーになります。

もし生地を選ぶことができるお店なら、クリスピータイプの生地を選ぶのが無難です。

これらのメニューはいかにも高カロリーなメニューですが、次のコーナーでは隠れた高カロリーメニューについて見てみます。

実は隠れたカロリーの高いメニューもあるんです!

先ほどは、見ただけでも高カロリーとわかるメニューを取り上げました。

ところが、こういった見た目でわかる高カロリーなメニュー以外にも、カロリーの高いメニューがあるものです。

では、どのようなメニューが、隠れ高カロリーメニューなんでしょうか。

ステーキと天ぷらそばのどちらかを選ばなければいけない場合、天ぷらそばの方がヘルシーに感じる人も多いかと思います。

ところが、200gのステーキと天ぷらそばでは、天ぷらそばの方が2倍くらいカロリーが高くなるんですね。

ステーキの付け合わせにライスを頼んだとしても、お茶碗1杯ぐらいならステーキの方がカロリー的には低くなります。

また、お酒のおつまみにナッツ類を頼むこともありますが、ナッツもかなりの高カロリー食品です。

特にマカデミアナッツには注意が必要です。

また、ドーナツもコーヒーのお供に人気ですが、1つだけでも高カロリーな食品なので、食べやすいからといって、沢山食べるのは控えた方が良いでしょう。

カロリーの高そうなフライドチキンよりも、ドーナツの方がカロリー的には高いことも多いものです。

最後に取り上げるのはピーナッツバターです。

トーストにとても良くあうピーナッツバターは、100gで500kcal以上という高カロリー食品です。

これは要注意ですね。

どうしてもカロリーの高いメニューを頼むのならこの方法で!

ここまで、高カロリーなメニューについて見てきました。

ところが取り上げたメニューは、どのメニューも美味しくて人気のあるメニューですよね。

ダイエットは大事ですが、ストレスを感じてまで食べたいものを我慢するは精神的に良くないものです。

そこで、これらの高カロリーメニューを味わいながら、カロリー的なバランスを取る方法を考えてみましょう。

まず、1日の総カロリーで計算するやり方があります。

ご自分の年齢と目標体重から、1日に必要な総カロリーを計算をすることができます。

その総カロリーを考えて、昼ごはんに外食でカロリーの高いメニューを選んだ分を、朝食か夕食から減らせば良いというわけです。

また、ステーキの付け合わせをある程度残すとか、カツカレーなら他の具材はチョイスしないとか、工夫次第でカロリーを抑えることは可能です。

また、お酒に含まれるアルコールも高カロリーなので、お酒の量を減らすのも良いでしょう。

ここまで見てきたカロリーの高い食材を覚えておいて、それらの含まれていないピザを頼むというのもひとつのアイデアですね。

カロリーの高いメニューを知ることがダイエットの基本です

日常生活にダイエットを取り入れて、頑張って体重を減らしていても、外食の機会についつい食べ過ぎてしまって、せっかくのダイエットが台無しになることも多いものです。

食べたいメニューを選んでから、高いカロリーを気にして残すようなら、最初からあまりカロリーの高くないメニューを選んだ方が精神衛生上的にも良いものです。

どの食材が高カロリーの引き金になるのか、覚えておいて損はないですよね。