トランス脂肪酸入りの無添加マーガリンにモヤモヤする理由

みなさんは、「トランス脂肪酸入りの無添加マーガリン」と聞いて、どのようなイメージがありますか?

無添加と聞くと、多くの方が「健康のために、できれば避けたい添加物を含んでいない食品」と思われるのではないでしょうか。

今回は、無添加マーガリンにもトランス脂肪酸が入っている理由について、納得のできる答えを探してみましょう。

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そもそも無添加マーガリンにトランス脂肪酸は入っているの?

CMでよく見るマーガリンよりも、素材にこだわった、少し贅沢品にも思える「無添加マーガリン」があります。

無添加マーガリンと聞けば、健康への配慮もされているように感じますよね。

CMでもおなじみのマーガリンにはトランス脂肪酸が多く入っていると、消費者にかなり前から問題視されてきました。

ところがトランス脂肪酸は、おなじみのマーガリンだけではなく、無添加マーガリンにも含まれています。

マーガリンを作る際には植物性油脂を使い、マーガリンを製造する工程で固めるため、水素添加がされることになります。

その際にトランス脂肪酸が発生しますが、この水素添加は添加物ではなく、「化学処理」をすることをいっています。

そのため、無添加のものであっても植物性油脂を材料にして製造しているので、トランス脂肪酸は含まれていることになるのです。

マーガリンに対する消費者の不安は製造企業にも伝わっているようで、低減する努力はされています。

それでも、全くトランス脂肪酸が含まれていない無添加マーガリンは、残念ながら見当たりませんでした。

「トランス脂肪酸入りの無添加マーガリン」はおかしい?

「無添加」と聞いたときのイメージは様々で、こだわる方もいればそうでない方もいるでしょう。

これから成長する子供を持つ親としては、「無添加」と聞くと我が子に食べさせたい食品と思いますよね。

しかし、健康情報に詳しい方達は、「無添加マーガリン」という言葉に敏感に反応されるのではないかと感じます。

なぜなら健康志向の方は、マーガリンにトランス脂肪酸が入っていることをご存じだからです。

また、トランス脂肪酸は健康にとても影響する物質であり、その詳細についても知っていらっしゃるのではないでしょうか。

市販されている無添加マーガリンの製品には、乳化剤、着色料をはじめとする食品添加物が入っていないと書かれています。

そもそも食品添加物は食品を製造する過程で、保存性や風味や見栄えを良くするために加えるものになります。

一方、トランス脂肪酸は植物性油脂を原料としてマーガリンなどの製品を作る工程で、「発生してしまう物質」になるのです。

そのため、「健康に気になる物質」ではあっても、「添加物とは関係のない」ものなので、「無添加でありながらトランス脂肪酸は含む」ということになります。

トランス脂肪酸と無添加ではないことの問題の大きさ

食品添加物というのは、健康志向の方達には、あまり好まれないものではないでしょうか。

商品の見た目、風味、保存性を良くする場合、食品添加物を加える方がよいこともあるでしょう。

そう考えると、安価でおいしいものを食べようとすれば、仕方がない面もあるのではないでしょうか。

しかし、トランス脂肪酸に関しては、植物性油脂からマーガリンを作るときに、製造工程において発生してしまう物質になります。

正直なところ身体に良いものではないため、消費者の希望に合わせた身体に良い商品を作りたい企業は、対応策を考えられたようです。

その結果として、トランス脂肪酸が多く含まれる部分水素添加油脂をマーガリンの材料として使わない、大手の製造企業がみられるようになりました。

こうなると、食品を魅力のあるものにするための添加物と、受け入れるしか仕方がない物質では、捉え方も違ってくるのではないでしょうか。

トランス脂肪酸と無添加ではないことでは、トランス脂肪酸の方が体内に摂り込みたくない意味で、問題は大きいと感じます。

トランス脂肪酸の入っていない無添加マーガリンを知りたい!

無添加マーガリンは、需要の多い家庭用マーガリンに比べて、値段は少し高めのようです。

それでも、無添加マーガリンを使う方は、おそらく健康管理に関心の高い方ですよね。

それならば、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸にも興味を持たれていることでしょう。

そうなると残念なのですが、無添加マーガリンであってもトランス脂肪酸は製造工程の中で発生してしまう物質になります。

無添加として国内で売り出しているマーガリンでも、「トランス脂肪酸低減」という表現に留まっています。

マーガリンは植物性油脂を使うことになるため、トランス脂肪酸が全く含まれないマーガリンは、無添加の商品の中にも見当たりません。

ただし、2018年の春以降に発売された、「部分水素添加油脂を不使用のマーガリン」よりも少量ですが、含有量は少ない商品を見かけました。

「部分水素添加油脂を不使用」のマーガリンは、トランス脂肪酸低減のための大きな改革をしたということで、注目の商品として発売されています。

トランス脂肪酸の量がさらに少ない無添加マーガリンがあるのは、喜ばしいことなのかもしれません。

バターと無添加マーガリンはどちらを選ぶべき?

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が問題にされがちですが、バターにも無添加マーガリンにも、トランス脂肪酸は含まれています。

そうであれば、バターと無添加マーガリンのどちらの商品が健康にとってよいのか、またどちらを選択をすればいいのか迷ってしまいますよね。

まず、バターには元々添加物は含まれてません。

トランス脂肪酸は天然の不飽和脂肪酸になり、牛の胃の中の微生物の働きで作られているものです。

植物性マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は危険で、バターに含まれる天然のものは安全とは、以前ほどはっきりとはいえないようです。

それでも、世間で問題視されている、植物性マーガリンに含まれる人工的にできたトランス脂肪酸とは、性質が異なってきます。

そのため、一番の大きな違いである、天然の成分でできたものか、人工的に作られたもののどちらを選択するかになってくるのです。

部分水素添加油脂不使用のマーガリンと無添加マーガリンどちらが身体にいいの?

タイトルの疑問の答えを考えるならば、部分水素添加油脂不使用、または無添加のどちらを選ぶか、ということではないでしょうか。

まず、部分水素添加油脂不使用のマーガリンは、2018年の春以降に大手のマーガリン製造企業から発売された商品になります。

従来のマーガリンに含まれるトランス脂肪酸が、人の身体に悪影響を与えることが問題となっていました。

そこで、マーガリン製造企業が低減策を考え、生まれた商品が部分水素添加油脂不使用のマーガリンなのです。

この場合は、2つのマーガリンの大きな違いを見ることが必要で、「トランス脂肪酸」「無添加」が注目するキーワードになります。

トランス脂肪酸はどちらも植物性油脂からできているため、バターに含まれる天然ものと違い、同じ種類のトランス脂肪酸です。

マーガリンの中にはべに花油を使った製品として、「コレステロール0」や「脂肪分としてはオレイン酸が多く含まれている」商品があります。

このオレイン酸はオメガ9系脂肪酸になり、善玉コレステロールは変わらず、悪玉コレステロールの血中濃度を下げる油といわれているものです。

また、べに花油はビタミンEを豊富に含んでおり、この栄養素には抗酸化作用があるため、悪玉コレステロールにも良い作用が働くことになります。

トランス脂肪酸が「悪玉コレステロールを増やす」といわれているため、その点はべに花油の良い点が生かされるのではないでしょうか。

また、無添加に関係する面では、部分水素添加油脂不使用マーガリンには、添加物の乳化剤、香料、酸化防止剤、着色料などが含まれます。

このようなことから、身体にいい一つの選び方として、べに花油入りのマーガリンか、無添加マーガリンのどちらに魅力を感じるかで、選択するのはいかがでしょうか。

無添加でもトランス脂肪酸ゼロは難しい

無添加商品は、一般の商品よりも少し価格が高めだと感じるので、健康に良いと期待する所もありますよね。

そのため、健康志向の無添加商品にも、身体に大敵のトランス脂肪酸が含まれるのは残念に感じる方は多いと思います。

しかし、素材にこだわり健康に良いものを作りたい無添加商品を製造する企業でさえ、トランス脂肪酸を排除はできません。

そのため、抗酸化作用のある栄養素を取り入れ、マイナス点を補うことも大切なことなのです。