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トランス脂肪酸とは?トランス脂肪酸フリーの油はある?

      2018/08/04

トランス脂肪酸とは?トランス脂肪酸フリーの油はある?

みなさんはトランス脂肪酸と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

「体に悪い」「危険な食べ物」というイメージがありますよね。

しかし、具体的にどんなものなのかわからない人も多いでしょう。

今回は、トランス脂肪酸とはどんな油なのかを解説していきます。

トランス脂肪酸フリーの食品や油の見分け方も解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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トランス脂肪酸とは?

トランス脂肪酸とは、油脂に含まれる栄養素のひとつです。

油脂を加工したり精製する際にできるものです。

牛肉や羊肉などの天然の食品中にも微量ですが、トランス脂肪酸が含まれています。

油脂なかにある不純物を取り除いたり、脱臭する際にトランス脂肪酸が精製されてしまいます。

有名なところだと、トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングに多く含まれていますよ。

つまり、マーガリンやショートニングを使ったパンやケーキなどの食べ物にはトランス脂肪酸が多く含まれているとの見かたができます。

天然のトランス脂肪酸もありますが、基本的には使いやすく日持ちしやすい「人工的に作った油脂」がトランス脂肪酸です。

トランス脂肪酸は、長期的に摂り続けると体にはあまり良くありません。

海外では含有量の規制や食品への表示義務などがはじまっていますが、日本では表示義務もなく遅れています。

消費者は、自分でトランス脂肪酸フリーの食品や油を選んでいかなければいけないのです。

トランス脂肪酸の害は?

人間は栄養素を余分に摂取すると、タンパク質や炭水化物よりも脂質を優先的に蓄えると考えられています。

脂質と聞くと身構えてしまいますが、実は人間の体を構成する重要な成分です。

脂質は人間にとって重要なエネルギー源になり、ビタミンの吸収を促す働きもあります。

しかし、その脂質がトランス脂肪酸だと健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

トランス脂肪酸は、摂りすぎると血中に悪玉コレステロールが増えてしまいます。

そして、逆に血中の余分なコレステロールを肝臓に運んでくれる善玉コレステロールが減ってしまうのです。

つまり、トランス脂肪酸を摂りすぎるとメタボリックシンドロームなどにつながり、悪玉コレステロールが増加します。

動脈硬化が進んでいくと、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしてしまいます。

トランス脂肪酸をゼロにするのは難しいですが、なるべくトランス脂肪酸フリーの食品や油を摂取するように心がけましょう。

トランス脂肪酸は人工の油

体を作る三大栄養素といえば、糖質・タンパク質・脂質です。

トランス脂肪酸は脂質にあたりますが、実は脂質の摂取源である油脂には体にいい油と悪い油があります。

油は大きく分けると、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

飽和脂肪酸は融点が高いため、常温ではほとんどが固体です。

バターや牛脂、ラードなどが飽和脂肪酸で、摂りすぎると悪玉コレステロールが増えて動脈硬化の原因になります。

不飽和脂肪酸は常温でもほとんどが液体です。

米油や魚の油などが不飽和脂肪酸で、善玉コレステロールを増やして血液をサラサラにしてくれます。

トランス脂肪酸は意外かもしれませんが、もとは不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸は不安定で酸化しやすいため、人工的に固体にしたり高温処理をして安定させ、長期保存が可能な油にしています。

つまりトランス脂肪酸は一部を除いて人工的に作られた油ということです。

代表的なものはサラダ油やマーガリンです。

もとは体にいいといわれる不飽和脂肪酸ですが、人工的に作られたトランス脂肪酸の摂りすぎは体に悪影響を及ぼします。

できる限り、トランス脂肪酸フリーの油や食品を摂取するように気をつけましょう。

海外はトランス脂肪酸フリーの油が基本

トランス脂肪酸は、海外では規制の対象になっている場合があります。

アメリカやスイス、EU、中国、韓国など多くの国でトランス脂肪酸の規制があります。

内容はトランス脂肪酸の含有量規制や含有量の表示義務、自主的な低減を推進などです。

実際海外の食品には、トランス脂肪酸フリーの表示がされている食品が非常に多いです。

しかし、日本ではとくに規制などはありません。

食の欧米化が進んでいるとはいえ、日本人は油の使用量が少ない和食をメインに食べている人が多くいます。

海外と比べると日本人はトランス脂肪酸の摂取量は少ないです。

農林水産省が2005年~2008年に調査した結果、日本人はトランス脂肪酸を1日平均0.92~0.96グラム摂取していると推定しています。

トランス脂肪酸の摂取は1日2g未満に抑えるように推奨されているので、平均の数字は2g未満をクリアしています。

ただし、規制がないことと、欧米化した食生活と和食離れが進んでいることもあり、トランス脂肪酸の摂取量は今後増えると予想されているのです。

トランス脂肪酸フリーの油も加熱と酸化には注意!

注意したいのが、トランス脂肪酸フリーの表示があっても全く入っていないわけではありません。

トランス脂肪酸フリーの油で代表的なのが、なたね油やオリーブオイル、米油、ごま油などです。

高温に加熱せずに使えば、トランス脂肪酸を気にする必要はないでしょう。

揚げ物などで高温に加熱した場合は微量ですが、トランス脂肪酸が発生します。

トランス脂肪酸が発生しやすいのは、180~220℃といわれています。

揚げ物を調理する際は180℃以下の低温から中温の油で調理すると、トランス脂肪酸は発生しにくいです。

新しい油を一度の使用でしたくらいでは、微量なのでとくに気にするほどではないでしょう。

ただし、揚げ物などで何度も油を再利用する際は長時間空気に晒されるため、酸化によってトランス脂肪酸が発生してしまいます。

トランス脂肪酸フリーだから安心というわけではなく、使い方や調理方法に気をつける必要があるのです。

トランス脂肪酸フリーの食品の見分け方

食品のトランス脂肪酸の含有量は、日本では表示義務がありません。

成分表を見ても「トランス脂肪酸」という表示はしていないので、注意しましょう。

トランス脂肪酸は代表的なところだと「、水素化油脂」「ファットスプレッド」「ショートニング」「植物油」「植物油脂」と成分表に表示されます。

商品としては、マーガリンやケーキやクッキー、揚げ物などにはとくに注意しましょう。

トランス脂肪酸は食品を長期保存可能にしてくれるので、一見すると油を含んでいないような食品にも入っていることがあります。

パッケージ裏の成分表示を確認する癖を付けて、なるべくトランス脂肪酸を摂取しない食生活を心がけましょう。

表示義務はないものの、企業によってはトランス脂肪酸の低減対策を行っている企業もあります。

また、ファストフード店はトランス脂肪酸フリーの油で調理を行うなど、トランス脂肪酸を減らすお店も増えてきているそうですよ。

トランス脂肪酸と上手く付き合おう

トランス脂肪酸はさまざまな食品に含まれ、全く摂らない生活はできません。

危険や不健康といったイメージが先行していますが、食品の長期保存など食生活を便利にしているのも事実です。

どのような食品に入っているかを知り、上手く摂取量をコントロールすることはできます。

まずは、いつも口にしている食品にトランス脂肪酸が含まれているかを確認してみましょう。

意識することで食生活は徐々に変わっていきますよ。

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