味噌汁に入れる長ネギで健康維持!味の違いや切り方にも注目!

毎朝食べているご家庭も多い味噌汁。

味噌汁に入れる具の中で代表的なものといえば、長ネギがありますね。

長ネギは味噌汁に合うだけでなく、身体に良い効果が得られます。

それでは、これから長ネギの特徴や切り方の違いをご紹介していきます。

長ネギの使う部分によって味の違いが!

味噌汁に使う長ネギですが、使う部分によって味の違いがあります。

まず、長ネギは4つの部分に分けることができます。

1.根っこに近い白い部分
2.真ん中の白い部分
3.白と緑が混ざった部分
4.緑の部分

1.根っこに近い白い部分

こちらの白い部分の特徴は、まず甘みが強いことが挙げられます。

そして、身が厚く繊維がしっかりしているので、食べると十分満足できます。

加熱することによって、全体にとろみが出て、甘みが増します。

2.真ん中の白い部分

長ネギの甘さと辛さが調度よく合わさっており、香りも良いです。

根っこに近い白い部分よりも繊維が細いため、柔らかい食感になります。

3.白と緑が混ざった部分

白い部分の甘さと緑の部分の辛さが混ざっています。

内側に白いワタが多くあり、加熱することによってとろみが出ます。

4.緑の部分

他の部分と比べて、最も辛さが強いです。

辛さが強いため、薬味として使われることをお勧めします。

今までお伝えしてきたことにより、長ネギの部位による味の違いは分かっていただけましたね。

次は、ネギの切り方の違いをご紹介していきます。

料理に合わせて長ネギの切り方を変えよう!

今回は、長ネギの切り方について詳しくご説明していきます。

1.小口切り

小口切りとは、ネギを細かく切っていく切り方になります。

厚さは、1~2ミリくらい、輪切りにするような形にします。

味噌汁にそのまま入れることができます。

また、薬味としても使用される小口切りですが、水にさらして辛さを飛ばしておくと良いです。

辛さが抜けて、食べやすくなりますよ。

2.斜め切り

斜め切りは、切り口が斜めになるよう細く切ります。

こちらの切り方は、様々な用途に使うことができるため、味噌汁に限らず、鍋、炒め物にも使うことができます。

3.みじん切り

みじん切りは、長ネギを縦に数本切込みを入れたら、横に数ミリの幅で切ります。

こちらの切り方は、炒め物によく使われます。

味噌汁の仕上げに浮かべても長ネギの風味を味わうことができますね。

4.ぶつ切り

ぶつ切りは、2~5センチくらいの厚さに輪切りに切ることです。

身が厚いので、加熱して食べると良いです。

味噌汁に入れる場合は、2センチくらい、鍋に入れる場合は5センチくらいが食べ応えがあってお勧めです。

5.白髪ネギ

白髪ネギは、5センチ幅に切り、それを縦に切って、中の緑の部分を出します。

白い部分を広げたら、なるべく細く切ります。

白髪ネギは、ラーメンに入れることが多いですね。

長ネギの健康への効果は?

ここまで、長ネギの使う部分による違いと切り方についてお伝えしてきました。

ここからは、具体的に長ネギの健康への効果をご紹介していきます。

まず、長ネギに多く含まれる「ビタミンC」の効果です。

ビタミンCは免疫力を高めたり、抗酸化作用を持ち合わせています。

そのため、生活習慣病の予防に役立ち、風邪などの病気にもかかりにくなります。

また、コラーゲンの生成を助けるため、美肌を保つことができます。

そして、長ネギには「ビタミン」や「カルシウム」も含まれています。

これらは、骨を作るうえで重要な成分で、骨粗しょう症にも効果があります。

ほかに長ネギに含まれる成分として大事なものに、「アリシン」があります。

このアリシンは、身体の免疫力をアップさせる効果があります。

代謝を助けるので、疲れた身体を回復させ、胃腸を正常な状態に戻す力もあります。

また、血液の流れを良くしますので、血行を良くし、高血圧を改善させることもできます。

さて、良いことばかりの長ネギですが、生で沢山食べ過ぎないようにしてください。

アリシンは刺激が強く、生で沢山食べると胃の粘膜を痛めてしまうからです。

あと、長ネギは、白い部分よりも緑の部分のほうがより栄養素が高くなっています。

味噌汁に長ネギを入れる時は、白い部分だけでなく青い部分も入れるとより良いですね。

お勧め味噌汁レシピ 長ネギの切り方【小口切り】

これからは長ネギが入った味噌汁のお勧めレシピをご紹介していきます。

今から、ご紹介する味噌汁レシピの長ネギの切り方は、小口切りです。

小口切りは、繊維を断ちながら切るので、長ネギの香りを十分感じることができますよ。

「豆腐となめこのシンプル味噌汁」

【材料】(2人分)
・絹ごし豆腐 1/4丁
・なめこ 1/2袋
・長ネギ 5センチ
・水 400cc
・ほんだし 適量
・味噌 大さじ2

【作り方】

①なめこを水でさっと洗い、ザルに上げておきます。

②絹ごし豆腐をさいの目に切り、長ネギを小口切りにします。

③水にほんだしを入れ、沸々してきたらなめこを入れます。

④次に絹ごし豆腐と長ネギを入れ、沸騰しない火加減にします。

⑤なめこに火が通ったら、最後に味噌を入れて、出来上がりです。

味噌汁としては、とても基本的でシンプルです。

ポイントは、長ネギの効果を活かすために「汁を煮過ぎない」ことです。

あと、味噌の成分を失わないよう、「味噌は最後に入れる」ことも重要なポイントです。

この二つを守っていただければ、誰でも簡単に美味しい味噌汁が出来上がります。

お勧め味噌汁レシピ 長ネギの切り方【斜め切り】

次にお勧めする味噌汁レシピは、「長ネギたっぷり豚汁」です。

長ネギの切り方は、斜め切りです。

斜め切りは、繊維が短く切られるので、口当たりがよく、汁物によく合いますよ。

「長ネギたっぷり豚汁」

【材料】(2人分)
・豚バラスライス肉 50g
・長ネギ 1/2本
・水 400cc
・ほんだし 適量
・味噌 大さじ2
・油 適量

①豚バラ肉を2センチ位の幅で切ります。

②長ネギは1センチ位の幅で斜め切りにしてください。

③鍋に油を入れ、豚バラ肉を炒めます。

④豚バラ肉に火が通ったら、長ネギの青い部分を入れて、一緒に炒め合わせます。

⑤長ネギに軽く火を通したら、水を入れて沸騰させます。

⑥沸騰したら、白ネギとほんだしを入れます。

⑦蓋をして長ネギの火の通り具合を確認しながら煮ます。

アクがある場合は、お玉ですくい取ってくださいね。

⑧最後に火を止め、味噌を入れたら、出来上がりです。

長ネギの青い部分は、熱に強い栄養素が含まれているので、豚バラ肉と一緒に油で炒めると良いですよ。

長ネギの栄養素を沢山取り入れることのできるこのレシピ、一度お試しください。

お勧め味噌汁レシピ 切り方【ぶつ切り】

最後にご紹介するのは、、冬寒い時期に特におすすめの味噌汁レシピになっています。

長ネギの切り方は、ぶつ切りです。

ぶつ切りは、長ネギの美味しさを贅沢に感じることができる切り方です。

火を入れると、外側には長ネギ特有のシャキッとした歯ごたえが残り、内側がとろりと甘みが引き立ちます。

そのぶつ切りにした長ネギを美味しく食べるお勧め味噌汁レシピをご紹介します。

「焼きネギたっぷり味噌汁」 

【材料】(2人分)
・長ネギ(白い部分) 1/2本
・油揚げ 1/2枚
・水 400cc
・ほんだし 適量
・味噌 大さじ2

【作り方】

①長ネギを2センチ位に切ります。

②油揚げを四角くお好みの大きさに切ります。

③フライパンを熱し、長ネギを焼きます。

表裏に焼き目が付くように焼いてください。

④水にほんだしを入れて、沸騰させます。

⑤焼きあがった長ネギを入れ、油揚げも入れます。

⑥火を止め、味噌を入れたら出来上がりです。

このレシピは、長ネギをフライパンで焼くというひと手間が必要です。

少し手間ですが、こうすることによって長ネギの焼いた香ばしさと甘みがさらに強まり、長ネギの美味しさを丸ごと味わうことができますよ。

長ネギが好きな方にも、長ネギがちょっと苦手な方にもお試しいただきたいレシピです。

健康に良い長ネギを料理にどんどん取り入れよう!

長ネギは、食べるたけで健康になる「万能野菜」だということが分っていただけましたね。

また、使う部分によって味が違ったり、切り方の違い、お勧めの調理方法も分かりました。

ご紹介した味噌汁レシピで、健康な毎日をお送りください。