玄米、醗酵食などで美と健康を目指す、正しい食の情報メディア

健康人口倍増計画

オリーブオイルのトランス脂肪酸含有量はどれくらいあるの?

      2018/04/26

オリーブオイルのトランス脂肪酸含有量はどれくらいあるの?

マーガリンに入っているトランス脂肪酸は、健康に影響を与えるといわれています。

そのトランス脂肪酸が、体に良いとされるオリーブオイルにも入っているというのですが、含有量はどれくらいでしょう?

健康への影響も気になりますね。

今回は、トランス脂肪酸とオリーブオイルについてお話します。

スポンサーリンク

  こんな記事もよく読まれています

豚肉は高カロリーそうだが、ダイエットに向いているのか

豚肉のダイエットが注目されているそうです。 しかし、豚...

外で食べるカロリーが高いご飯メニューとメリットデメリット

一食で最もカロリーが高いご飯と聞かれたら、それはビュッフ...

若人こそ一食のカロリーが大切!おかずだけで500kcal以上を

1日に必要なカロリーを推定必要エネルギー量と言います。 ...

栄養満点の味噌汁の作り方!ほうれん草の下茹での必要性は?

ほうれん草は、お野菜の中でも特に栄養価が高いと言われてい...

味噌汁の具にもやしを使うとこんなに良いことがあります

暑かったり寒かったり、天候の関係で価格の変動が激しくなっ...

冬が旬のぶり!ぶりの風味豊かな味噌汁のレシピとは?

お料理のメインになるぶりですが、味噌汁の具材にしてもとっ...

納豆に味噌や砂糖を加えると美味しい?!色々な納豆の食べ方

食卓に加えると、食べ応えも栄養も十分に発揮してくれる納豆...

牡丹鍋は味噌味が最強!その歴史と分布・作り方をご紹介

近年はジビエが流行したりと、ちょっと変わったお肉を食べるの...

離乳食の味噌汁はいつからOK?作り方と注意すべきポイント

生後5ヶ月頃から始まる離乳食、赤ちゃんが食べる練習をする...

実はおでんに味噌をつけるのが密かな人気!実際に食べてみた

肌寒くなってくると恋しくなってくるのがおでん。 近年、コ...

ふきのとうで作る「ばっけ味噌」が美味しい!保存のコツとは

山菜がスーパーに出回り始めると「春」を感じますね。 春...

文明開化の味?牛鍋のレシピ!醤油味も味噌味も簡単に!

牛鍋を食べられるお店は、現在減りつつあるようです。 そん...

自然薯はとろろ以外にもレシピが豊富!味噌汁にしても美味!

自然薯は、一般的にはとろろにして食べることが多いですよね...

トランス脂肪酸は危険?マーガリンに多いって本当?

近年、マーガリンはトランス脂肪酸が多いから体に悪いという...

トランス脂肪酸を含まない油を選んで健康生活を送りましょう

心血管系疾患リスクや、その他の健康被害に影響を及ぼすこと...

電子レンジ料理のレシピ!料理に不慣れな男性でも簡単に!

料理を始めたくても器具が無かったり、どこから始めたら良い...

電子レンジのオーブン機能で焼き魚が簡単ジューシーに出来る

電子レンジで焼き魚が出来ることをご存知でしょうか。 お...

電子レンジでカンタンおいしいトーストや食パン料理の作り方

電子レンジで食パンを上手にトーストできますか。 多機能...

電子レンジで作る!簡単おいしい手作りパイのアイデアレシピ

ご家庭にある電子レンジを使い、難しいといわれるパイを作っ...

電子レンジで目玉焼きができちゃう?ラップを利用して作ろう

ちいさな子どもがいる家庭や、コンロが足りない時などに便利...

スポンサーリンク


トランス脂肪酸って何?どうして体に良くないの?

トランス脂肪酸とは脂質のもとになる脂肪酸の一種で、天然由来のものと人工的に作られたものの2種類があります。

天然由来のほうは、牛や羊といった反芻(はんすう)動物に含まれているため、牛肉や羊肉、乳製品にはトランス脂肪酸が含まれています。

しかし、含有量が非常に少ないため、とくに問題はありません。

一方、人工的に作られたものは、油脂類を工業的に生産する過程で作られます。

液体の植物油を固形化する際に行われる「水素添加」という工程で、トランス脂肪酸が生成されるのです。

その代表が、マーガリンとショートニングです。

どちらも元々は植物油ですが、使いやすく長持ちさせるために水素添加して固形化させます。

その結果、多量のトランス脂肪酸を生み出し、それが健康に影響を及ぼすことがわかったのです。

トランス脂肪酸を大量に摂取すると悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすため、心疾患を招く恐れがあります。

そのため、1日に摂るトランス脂肪酸の量を、全エネルギー量の1%未満に抑えるべきとされてます。

しかし、毎日パンにマーガリンを塗っていたら1%を超えてします。

そこで、トランス脂肪酸が含まれていない、含有量の低いものを選びましょう。

その候補に挙げられるのが、オリーブオイルです。

オリーブオイルが体に良いといわれる理由とは?

マーガリンの代わりに、オリーブオイルをパンにつけて食べる習慣は日本人はあまりないですが、オリーブオイルの本場イタリアでは、パンにつけて食べています。

日本でもオリーブオイルは人気で、さまざまな料理に使われています。

おいしいのはもちろん、体にとても良い油とされているからです。

その特徴は、なんといってもオレイン酸の含有量が高いこと。

約70%と、全ての油の中でナンバーワンです。

オレイン酸とは、オメガ9に分類される脂肪酸のひとつで植物油の主成分です。

悪玉コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化を抑制します。

また、ポリフェノールやβカロチンも含まれています。

βカロチンは、油類では唯一オリーブオイルにしか入っていません。

そのため、抗酸化作用が高く、ガンの発生リスクを抑えます。

こんなに優れた健康効果のあるオリーブオイルに、本当にトランス脂肪酸が入っているのでしょうか。

オリーブオイルはトランス脂肪酸が入ってるの?

人工的にトランス脂肪酸が生成されるには、水素添加のほかにもうひとつ、高熱処理があります。

植物油や魚油の臭いを消すために、高熱で精製する過程でトランス脂肪酸が生まれるのです。

サラダ油など、精製された食用油の全てにトランス脂肪酸が含まれています。

では、オリーブオイルはどうでしょうか。

オリーブオイルは主に次の3つの種類に分けられています。

・エクストラバージンオイル ただ絞っただけのオイル
・精製オリーブオイル 高熱処理したオイル
・ピュアオリーブオイル エクストラバージンオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたオイル

エクストラバージンオイル以外は精製されているため、トランス脂肪酸が含まれているのです。

しかし、高熱処理した場合の含有量は、下記を見てもおわかりのように水素添加した場合と比べて非常に少ないです。

・水素添加でできたトランス脂肪酸の含有量(g/100g) マーガリン 7g
・高熱処理でできたトランス脂肪酸の含有量(g/100g) 食用植物油 0.85g

そのため、オリーブオイルにトランス脂肪酸が含まれているといっても、健康に影響するレベルではありません。

加熱するとトランス脂肪酸含有量が増える?

オリーブオイルでも、加熱処理されたものはトランス脂肪酸が含まれていることがわかりました。

べに花油、キャノーラ油(なたね油)など、ほとんどの食用油は精製の過程で高熱処理されているため、トランス脂肪酸が微量とはいえ含まれています。

では、家庭でも加熱調理すれば、トランス脂肪酸の含有量が増えてしまうのではないでしょうか。

生のジャガイモを揚げ、フライドポテトにしてトランス脂肪酸の含有量を調べた実験があります。

その結果、ポテトには0.1g程度のトランス脂肪酸が含まれ、油は含有量の増加がほとんど見られなかったのです。

家庭で油を加熱する場合、温度は160~200℃ほどです。

この程度の温度では、仮に同じ油を何度繰り返し加熱したとしても、トランス脂肪酸はごくわずかしか生成されず、影響がありません。

そのため、家庭で加熱調理する際のトランス脂肪酸の生成については、神経質になる必要はないといえます。

とくにオリーブオイルは加熱調理に向いている油です。

大量に含まれているオレイン酸が熱に強く、酸化しにくいからです。

揚げ物もオリーブオイルでおいしくできますよ。

オリーブオイルはトランス脂肪酸含有量ゼロを選ぼう

オリーブオイルのトランス脂肪酸含有量はごくわずかなため、健康に影響はありません。

しかし、気になるのなら、オリーブオイルの中でも「エクストラバージンオイル」を選ぶことをおすすめします。

加熱処理されていないため、トランス脂肪酸の含有量はゼロだからです。

食用植物油はたいてい種子から作られますが、唯一オリーブオイルは果実から作られます。

オリーブの実は取ってから鮮度の低下がはじまるため、できるだけ早く搾油するのがポイントです。

もいですぐ絞っただけの、フレッシュな油がエクストラバージンオイルなのです。

風味がとても良く、フルーティなのでそのまま生でいただくのが最もおいしいといわれますが、発煙点(加熱して煙が出る温度)が200℃以上と非常に高いため、加熱調理にも向きます。

ただし、独特な風味に好き嫌いが分かれる可能性があります。

また、エクストラバージンオイルは値段も安くはなく、揚げ物に使うとあっという間になくなります。

大量に油を使うなら比較的安いエクストラバージンオイルと、「表記されていない」オリーブオイルのほうが経済的です。

大きめな透明ボトルに入っていることが多く、サラダ油感覚で遠慮なく使えます。

トランス脂肪酸含有量ゼロのエクストラバージンオイルは本当に安全?

エクストラバージンオイルはトランス脂肪酸含有量がゼロです。

ということは、人工的に作られたものではないということでもあります。

そもそもトランス脂肪酸が生成されるのは、天然の植物油の劣化を防ぎ、長持ちさせるために使われている技術の副産物ともいえます。

そのトランス脂肪酸がないということは、すぐに傷んでしまうことにつながります。

つまり、エクストラバージンオイルはその名の通り、オリーブオイルの中でも特別で、生ものだというわけです。

まぐろをツナ缶でいただくか、お刺身でいただくかで鮮度に大きな違いがあるように、オリーブオイルもエクストラバージンオイルかそのほかのオリーブオイルかで扱いが変わります。

お刺身であるエクストラバージンオイルは、とくに鮮度の保持に気を配らなくてはなりません。

ほかのオリーブオイルの容器と異なり、深緑色の瓶詰になっているのは酸化が進まないようにするためです。

家庭でも冷暗所に保存し、開封したらできるだけ早く使い切るようにしましょう。

オリーブオイルのトランス脂肪酸は気にしなくても大丈夫

トランス脂肪酸を避けるかたの中には、マーガリンの代わりにパンにつけて食べる人がいるほどオリーブオイルは健康に良いとされています。

そのオリーブオイルにさえ、残念ながらトランス脂肪酸が含まれていることがわかりました。

しかし、その量はごくわずかで、健康に影響あるレベルではありません。

どうしても気になるなら含有量ゼロのエクストラバージンオイルをおすすめします。

トランス脂肪酸の弊害よりもオレイン酸の健康価値のほうがずっと高いオリーブオイルで、これからも健康生活を続けましょう。

 - 健康管理