醤油は冷蔵庫での保存が基本、ドア裏がスッキリする収納も。

かつては台所のコンロ下に置いていた醤油は、今では冷蔵庫保存が定番です。

なぜ、そしていつから冷蔵庫に置くようになったのでしょうか?

これは、近年の醤油の消費量やパッケージ変更が関係しているのです。

醤油のトレンド変化とともに、冷蔵庫での醤油の保存方法を見ていきましょう。

そして、冷蔵庫がスッキリするアイデアもご紹介します。

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醤油を冷蔵庫に入れるようになった理由

近年、醤油をドレッシングのように気軽に使う人が多くなっています。

実際に、ドレッシングに近いサイズの300mlの醤油を冷蔵庫のドアポケットに収納するご家庭が多いのです。

これは、醤油の販売量やトレンドが関係しています。

かつては、醤油は料理の味付けとして定番の調味料でした。

どのご家庭も1Lサイズの醤油を台所のコンロ下に常備していました。

しかし近年、1970年のピーク時よりも半分近くに販売量が減少しています。

減少した理由として、当時に比べて、今は醤油を使う和食を食べる機会が減っていることが挙げられます。

また、家事負担を減らすため、味付けが簡単な醤油風味の調理出汁が人気になったからでもあります。

メーカーは醤油の販売減少に歯止めをかけるために、小型の密閉容器の醤油を販売しはじめました。

そして、醤油は鮮度が大事という、セールストークも展開しました。

その後、鮮度というアイデアは消費者に浸透して、冷蔵庫に入れてなるべく早く使い切る人が増えました。

ここから、醤油は冷蔵庫に入れるという習慣が定着したのです。

醤油を冷蔵庫に入れた方がよい理由

それでは、醤油の鮮度を守るために、どうして冷蔵庫に入れた方がよいのでしょうか?

まず、醤油の賞味期限です。

醤油自体は、保存がきく食品です。

醤油作りの熟成の過程で、微生物が作用して品質を安定させています。

未開封であれば、1年以上は保存が可能です。

ただし、開封後は、湿度が低い冷暗所に保存して1ヶ月以内に使い切らなくてはいけません。

かつては台所のコンロ下が定位置でした。

冷暗所という保管条件にも合っていて、調理中に鍋に入れるのにも近かったからです。

開けてから1か月で使い切るのであれば、台所でもよいでしょう。

もう1ヶ所、冷暗所を挙げると、それは冷蔵庫です。

先程の通り、最近の醤油は小さいサイズが売れ筋です。

ドレッシングを使いきるのと同じ感覚で、短い消費サイクルで使う傾向にあります。

ドレッシングに入っている酢の酸味は、開封後時間が経つにつれて減ってしまいます。

醤油も開封後に、鮮度は落ちてしまいます。

すべての調味料を目に行き届くようにするために、醤油も冷蔵庫に入れるのもひとつの手ですね。

冷蔵庫の中で醤油の鮮度を守る

醤油メーカーは、鮮度の大切さを改めて伝えるべく、密閉容器で小型の醤油を販売しはじめました。

そして商品はヒットして、冷蔵庫に醤油を保管するご家庭は増えました。

では、醤油の鮮度といいますが、どのような状態が新しいのでしょうか?

また、醤油の冷蔵庫の保管と鮮度はどのような関係があるのでしょうか?

濃口醤油であれば、澄んだ明るい黒色です。

逆に、黒ずんでいて、皿の底が見えていなければ、鮮度は落ちています。

これは、酸化という状態です。

酸化は、醤油が空気に触れて、醤油の成分中の微生物が死滅している状態です。

酸化が進むにつれて、醤油の色は褐変して味も劣化します。

逆に言うと、空気になるべく触れさせないようにすればよいのです。

そうすれば、酸化も緩やかになって、鮮度も保たれます。

冷蔵庫の中は、温度が一定で、扉を閉めれば密閉状態になります。

空気がなるべく触れないようにする環境が整っています。

もちろん、台所のコンロ下に保管してもよいです。

しかし、以上のことから冷蔵庫での保存はベストな保存方法なのです。

冷蔵庫に入れなくてもよい密閉容器の醤油

醤油の鮮度に注目するようになり、冷蔵庫に入れた方がよい、という考えは広まりました。

実際、1ヶ月で使い切れる小さな密閉容器の醤油が人気です。

この小さな醤油はさらに、メーカーによる密閉容器の開発へとつながりました。

密閉容器とは、醤油を極力空気に触れさせない構造の容器です。

注ぎ口を小さくして、空気が触れる面積を小さくしています。

また、容器を二重構造にして、内側の袋を真空に近い状態にしています。

常温で3ヶ月は使用できる商品が一般的です。

「常温で、鮮度を保てる」ということが画期的なのです。

冷蔵庫に入れなくてもよいと、使う場面が広がるからです。

キッチンに置いてすぐに手に取れたら、調理が捗ります。

最近ではあまり見なくなりましたが、ダイニングテーブルに常に置いておけます。

弁当を食べるときに使うために、会社の引き出しにも入れておけます。

醤油を使う機会を増やすのがメーカーのねらいですが、使う人にとっても、よいことが多いのです。

冷蔵庫に入れて鮮度を管理しなくてはいけない、という負担をなくしたのがヒットにつながったのですね。

醤油を冷蔵庫にスッキリと収納する

醤油は冷蔵庫に入れたほうがよいということはわかっているのですが、多くの人が抱えるのが収納の悩みです。

大きな冷蔵庫でも、調味料を入れるスペースは限られています。

そもそも冷蔵庫は、調味料を入れることを第一に考えて作られてはいません。

多くのご家庭では、ドレッシングを2~3本常備して、ソースやケチャップ、白だし、ポン酢とドリンクスペースまで目いっぱい使って調味料を入れているのが現状です。

サラダやそうめんを食べる夏は、さらに場所をとります。

そこでおすすめするのは、1本で2役を兼ねる醤油を使うことです。

濃口醤油は2役どころか万能です。

他の種類を1本だけ持っているよりは、使う量を調整することで代用できます。

薄口醤油の代わりに、塩を多く使えば代用できます。

溜まり醤油はざらめとみりんを濃口醤油に足して作れます。

醤油ベースのドレッシングを手作りして、ドレッシングを1本減らすこともできます。

あまり使わない調味料を冷蔵庫に入れるよりは、1本の醤油をフル活用してみましょう。

冷蔵庫に醤油を収納するその他の方法

冷蔵庫の省スペース化は、他にもあります。

先程も紹介した、密閉容器の醤油を常温で使うことです。

市販の密閉容器の醤油をつかってもよいですし、自分で密閉型の醤油を用意してみるのはいかがでしょうか?

従来のダイニングテーブルに置く醤油差しはあまり使われなくなりました。

しかし、密閉型の新しいタイプが続々と登場しています。

例えば、ワンプッシュ型の醤油は、注ぎ口が小さく、蓋もパッキンがついているので密閉性が高いのです。

おしゃれな容器がネットショップなどでたくさん販売されています。

手に取りやすいデザインを買って、冷蔵庫はもちろん、ダイニングテーブルなどいろいろな場所で使ってみてください。

最後は、手作りのかえし醤油の紹介です。

かえし醤油は、みりんと醤油を煮立てた、知る人ぞ知る昔ながらの調味料です。

もともとは、出汁で割ってそばつゆを作る素です。

保存がきくのと、アレンジできるので、一般のご家庭でもストックとして使われています。

これ1本で、調味タレとして使えます。

出汁で割れば、麺つゆや天だしも作れます。

いろいろな調味料の素になるので、冷蔵庫の調味料の数を減らせます。

しかも水を使っていないので、冷蔵庫で2ヶ月は保存できるのも魅力的です。

冷蔵庫の中身をチェックしていつでもおいしい醤油を使う

このように、醤油を冷蔵庫に入れれば、便利なことばかりです。

これからも新しい調味料は次々と発売されるでしょう。

いろいろと使う楽しみがありますが、それと同時に管理も必要です。

残量や品質、賞味期限、持っている本数など、一目でパッとわかること。

これが調味料を使いこなすカギです。

いつでもおいしい醤油を使えるように、今いちど冷蔵庫の中を見直してみませんか?